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『腸』――17日目
195.『夜の時間(6)』
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――――PM23:10、直斗の部屋
有栖川 直斗
「っ…………くそっ!」
(俺は…………花菜に投票した。
今日処刑された花菜は、……霊媒結果によると、『村人』だったんだ……)
有栖川 直斗
「……ごめんなぁ、花菜…………ごめんなぁ……」
(…………サキちゃんが、嘘を吐いている。
…………彼女が、人狼だったんだ)
――――PM23:15、岬の部屋
和歌野 岬
「…………うぅ…………うぅ、……うぅ」
(ひとりになったわたしは…………涙が止まらなかった。
……花菜を殺した。……わたしの嘘によって、処刑された)
和歌野 岬
「……うぅぅ…………」
(わたしは美海に殴られた頬を、そっと押さえた。
…………覚悟を決めたはずなのに、花菜がいなくなってしまって寂しくて仕方がなかった。
でも…………)
和歌野 岬
「花菜……花菜ぁ…………わたし、生き残るから、
絶対に、頑張るから」
(あなたの死を…………無駄にしないためにも)
**
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