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『腸』――17日目
181.『17回目の会議(1)』
しおりを挟む――――PM20:00、会議室
本堂 空太
「……………………」
(カチカチカチ、と、時を刻む音が聞こえる。
和歌野と小日向以外が揃った会議室。
…………扉が開いて、小日向が入ってきた)
小日向 花菜
「……サキ、そろそろ来ると思うから」
白百合 美海
「うん……」
間宮 果帆
「……………………」
小田切 冬司
「…………先に情報を整理しない?」
有栖川 直斗
「……サキちゃんが揃ってからの方がいいだろ」
小田切 冬司
「でも、いつになるかわからないし」
千景 勝平
「……俺は小田切の意見に賛成だけどな」
佐倉 小桃
「…………そうね。
あたしもそう思うわ」
有栖川 直斗
「…………多勢に無勢、かよ」
本堂 空太
(そんなやり取りをしているところに、扉を開けて和歌野が入ってきた)
和歌野 岬
「…………遅れてごめんなさい」
小日向 花菜
「サキ……!」
有栖川 直斗
「サキちゃん……、動いて平気?」
和歌野 岬
「……平気じゃないけど、
閉じこもってるわけにいかないでしょ、話し合いをしなくちゃならないんだから」
小田切 冬司
「…………揃ったね。
それじゃあ改めて、まず、状況を整理しない?」
乃木坂 朔也
「ああ」
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