人狼ゲーム『Selfishly -エリカの礎-』

半沢柚々

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『腸』――3日目

102.『平穏な一日(4)』

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 ――――PM22:30、朔也の部屋

乃木坂 朔也
(コンコンコンと、ドアをノックする音が聞こえる。
 こんな時間に、誰だ?
 俺はドアを開けた)
「…………アキラ」

道明寺 晶
「おお」

乃木坂 朔也
「…………どうした、こんな時間に」

道明寺 晶
「話があったんだろ?」

乃木坂 朔也
「………………どうして」

道明寺 晶
「お前、お前が俺に隠し事できると思ってんのか?
 …………新聞、持ってたろ。書斎で見つけたのか?」

乃木坂 朔也
「…………ああ」

道明寺 晶
「そうか……。
 …………今日は時間が時間だからな。
 明日、そうだな、午後2時に、お前の部屋で。
 …………全部話すよ。ただ、美海には内緒な」

乃木坂 朔也
「…………わかった。……ありがとな」

道明寺 晶
「ああ、じゃあな」





 ――――PM23:00、晶の部屋

道明寺 晶
「さて、…………勝平を占うか」
(結果は…………『人狼』…………)

道明寺 晶
「…………やっぱりな」
(怪しいと思ったんだ。初日がらしくなさすぎた。
 秋尾のことがあったにしても、勝平なら探索とかも買って出そうなものなのに)

道明寺 晶
「……………………」
(しっかしたったの3日で二人も人狼当てちゃうなんてやっぱり俺って天才じゃね?
 ………………冗談はさておき、……勝平か。……あいつなら大丈夫かな。
 ……………………もうひとりは、誰なんだ)
**





――――3日目、終了





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