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『腸』――2日目
074.『カラオケ大会(1)』
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――――AM11:00、リビングルーム
本堂 空太
「どう? できそう?」
佐倉 小桃
「大丈夫だと思うわ。
ね、道明寺くん」
道明寺 晶
「ああ。…………えーっと、マイクは二つか。
誰が先にいく?」
有栖川 直斗
「そこは言い出しっぺの佐倉だろ」
佐倉 小桃
「え、……あたし?」
**(空気を和ませるために提案しただけなのに、こんな風になるなんて……どうしようかしら)**
八木沼 由絵
「ええ~いいじゃんいいじゃん~!
はい、佐倉さん! 好きなの歌って♪」
佐倉 小桃
「え、えっと…………でも…………」
乃木坂 朔也
「恥ずかしい?」
佐倉 小桃
「……………………(こくり)」
小日向 花菜
「あはは、無理しなくても大丈夫だよ、佐倉さん。
先に男子行ってよ、男だろ~?」
和歌野 岬
「そうよ」
竜崎 圭吾
「あちゃーそう言われちゃうと」
千景 勝平
「おい、空太、やれよ」
本堂 空太
「絶対に嫌だ。せめてみんな歌ってからにして、お願い」
間宮 果帆
「まったくもう空太は~」
白百合 美海
「うふふ」
目黒 結翔
「んじゃ、俺、いきまーす!」
小田切 冬司
「いいよ、なににする?」
目黒 結翔
「……どうすっかなぁ~、
…………白百合、なに聞きたい?」
白百合 美海
「それじゃ、盛り上がる曲がいいな。
『女々しいね』とか、どう?」
目黒 結翔
「おっけー!!」
筒井 惣子郎
「『女々しいね』っと…………入れたぞ?」
千景 勝平
「ほら、マイク」
目黒 結翔
「女々しいね女々しいね女々しいね♪
痒いよ~おおお~~~♪」
竜崎 圭吾
「ひゅーーーー!!」
八木沼 由絵
「いえーーーい!!」
小日向 花菜
「よっ、女々しいね!」
乃木坂 朔也
「………………」
**(どうしよう、抜け出せない……)**
佐倉 小桃
「………………」
**(…………やっぱり、様子がおかしいわ)**
有栖川 直斗
「おう朔也、乗ってるぅ~?」
乃木坂 朔也
「おうよ」
本堂 空太
(朔也…………確かになんか元気ないかも?)
道明寺 晶
「んだよ、疲れてんのか?」
乃木坂 朔也
「ああ、昨日あんま寝れなかったわ」
白百合 美海
「仕方ないよ。
朔也、無理、しないでね?」
乃木坂 朔也
「あ、ああ、ありがとう、美海」
【残り:16人】
本堂 空太
「どう? できそう?」
佐倉 小桃
「大丈夫だと思うわ。
ね、道明寺くん」
道明寺 晶
「ああ。…………えーっと、マイクは二つか。
誰が先にいく?」
有栖川 直斗
「そこは言い出しっぺの佐倉だろ」
佐倉 小桃
「え、……あたし?」
**(空気を和ませるために提案しただけなのに、こんな風になるなんて……どうしようかしら)**
八木沼 由絵
「ええ~いいじゃんいいじゃん~!
はい、佐倉さん! 好きなの歌って♪」
佐倉 小桃
「え、えっと…………でも…………」
乃木坂 朔也
「恥ずかしい?」
佐倉 小桃
「……………………(こくり)」
小日向 花菜
「あはは、無理しなくても大丈夫だよ、佐倉さん。
先に男子行ってよ、男だろ~?」
和歌野 岬
「そうよ」
竜崎 圭吾
「あちゃーそう言われちゃうと」
千景 勝平
「おい、空太、やれよ」
本堂 空太
「絶対に嫌だ。せめてみんな歌ってからにして、お願い」
間宮 果帆
「まったくもう空太は~」
白百合 美海
「うふふ」
目黒 結翔
「んじゃ、俺、いきまーす!」
小田切 冬司
「いいよ、なににする?」
目黒 結翔
「……どうすっかなぁ~、
…………白百合、なに聞きたい?」
白百合 美海
「それじゃ、盛り上がる曲がいいな。
『女々しいね』とか、どう?」
目黒 結翔
「おっけー!!」
筒井 惣子郎
「『女々しいね』っと…………入れたぞ?」
千景 勝平
「ほら、マイク」
目黒 結翔
「女々しいね女々しいね女々しいね♪
痒いよ~おおお~~~♪」
竜崎 圭吾
「ひゅーーーー!!」
八木沼 由絵
「いえーーーい!!」
小日向 花菜
「よっ、女々しいね!」
乃木坂 朔也
「………………」
**(どうしよう、抜け出せない……)**
佐倉 小桃
「………………」
**(…………やっぱり、様子がおかしいわ)**
有栖川 直斗
「おう朔也、乗ってるぅ~?」
乃木坂 朔也
「おうよ」
本堂 空太
(朔也…………確かになんか元気ないかも?)
道明寺 晶
「んだよ、疲れてんのか?」
乃木坂 朔也
「ああ、昨日あんま寝れなかったわ」
白百合 美海
「仕方ないよ。
朔也、無理、しないでね?」
乃木坂 朔也
「あ、ああ、ありがとう、美海」
【残り:16人】
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