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『腸』――2日目
072.『朝の時間(7)』
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有栖川 直斗
「夜の投票までどうする?」
間宮 果帆
「そうだよな、時間はかなりあるし」
乃木坂 朔也
「…………各自、自由に過ごすって形でいいんじゃないか?」
**(調べたいこともあるしな…………。
すこし思い出してきたが……、閖白えりか…………なんか、この名前聞いたことないか?
美海と関係があるとは思えないが…………、なんだったか…………)**
佐倉 小桃
**(…………やっぱり、どこか乃木坂くんらしくないわ。
どうしたのかしら…………)**
「…………ねえ、提案なんだけど」
七瀬 和華
「どうしたの?」
佐倉 小桃
「カラオケセットがあるんでしょ?
気晴らしに、どうかしら」
道明寺 晶
「カラオケか。まあ俺は構わないけど」
目黒 結翔
「いいんじゃね?
やろーぜ!」
小日向 花菜
「いいじゃん! やろうやろう!
ね、サキ」
和歌野 岬
「わたしは歌うより演奏する方が好きだわ」
白百合 美海
「サキちゃん、せっかくだしやらない?
声を出せば、もうすこし気が楽になるかも」
和歌野 岬
「美海は歌うの上手だものね。
…………いいわ、やりましょうか」
有栖川 直斗
「お、サキちゃんが乗ってきた」
筒井 惣子郎
「まあいいだろう。
時間はあるし、俺は賛成するよ」
七瀬 和華
「筒井くんがそう言うなら、わたしも構わないわ」
竜崎 圭吾
「ひゅー、いいねえー!
ま、今日からは何事もないだろうし、楽しもうぜ!」
本堂 空太
「えぇえ~……俺、聞く専門ならいいけど」
間宮 果帆
「バーカ、空気読め! やるぞ!」
本堂 空太
「えぇえぇ~、そんなぁ~」
千景 勝平
「とりあえず片付けるか」
有栖川 直斗
「そうだな」
千景 勝平
「じゃ、俺らに任せろ」
小田切 冬司
「そうだね。一仕事してくるよ」
竜崎 圭吾
「おーし、やるぞ~」
道明寺 晶
「空太、行くぞ」
本堂 空太
「お、おう!」
(俺も料理手伝ってないから片付けくらいはしないと)
間宮 果帆
「それじゃ、あたしらはリビングにいるな」
白百合 美海
「ふふ、よろしくね」
和歌野 岬
「わたしと花菜もリビングで待ってていいかしら?」
小日向 花菜
「あ、いや、うちは手伝うけど」
和歌野 岬
「花菜…………」
**(一緒にいて。お願い……)**
小日向 花菜
「サ、サキ…………わかったよ。
頼んでいいかな?」
筒井 惣子郎
「いいぞ。女子はリビングにいてくれ」
八木沼 由絵
「由絵は手伝う~!
勝平~、これ持ってって~」
筒井 惣子郎
「おいおい」
間宮 果帆
「由絵は言い出したら聞かないから。
コキ使ってやってよ」
道明寺 晶
「由絵、これも持ってけー」
八木沼 由絵
「アキラが自分で持ってってよーもう~」
間宮 果帆
「じゃ、あっちにいるな」
七瀬 和華
「よろしくね」
白百合 美海
「ふふ、みんな、ありがとう」
本堂 空太
「ちょちょちょ、みんな待ってよ」
(誰もいなくなってしまった…………。
ちゃんと持ってけよな、まったく……)
佐倉 小桃
「本堂くん」
本堂 空太
「わっ、さ、佐倉!
なに? どうしたの?」
佐倉 小桃
「…………あのね。
乃木坂くん、すこし様子がおかしいみたいなの。
……気を遣ってあげてくれる?」
本堂 空太
「え? そう? う、うん、わかった」
佐倉 小桃
「よろしくね」
本堂 空太
「…………どうして俺に?」
佐倉 小桃
「…………話しやすいから、かな?
心配なの。…………よろしくね」
本堂 空太
「あ、ああ。わかった」
(朔也…………? 特別、変わった様子はないと思ったけど…………、
佐倉がそういうならそうなのかな。
…………佐倉はやっぱり、まだ朔也のことが……?
いや、俺には関係ないだろ。
今は俺には、果帆がいるんだからな!
…………そこは、気にしないでおこう)
【残り:16人】
「夜の投票までどうする?」
間宮 果帆
「そうだよな、時間はかなりあるし」
乃木坂 朔也
「…………各自、自由に過ごすって形でいいんじゃないか?」
**(調べたいこともあるしな…………。
すこし思い出してきたが……、閖白えりか…………なんか、この名前聞いたことないか?
美海と関係があるとは思えないが…………、なんだったか…………)**
佐倉 小桃
**(…………やっぱり、どこか乃木坂くんらしくないわ。
どうしたのかしら…………)**
「…………ねえ、提案なんだけど」
七瀬 和華
「どうしたの?」
佐倉 小桃
「カラオケセットがあるんでしょ?
気晴らしに、どうかしら」
道明寺 晶
「カラオケか。まあ俺は構わないけど」
目黒 結翔
「いいんじゃね?
やろーぜ!」
小日向 花菜
「いいじゃん! やろうやろう!
ね、サキ」
和歌野 岬
「わたしは歌うより演奏する方が好きだわ」
白百合 美海
「サキちゃん、せっかくだしやらない?
声を出せば、もうすこし気が楽になるかも」
和歌野 岬
「美海は歌うの上手だものね。
…………いいわ、やりましょうか」
有栖川 直斗
「お、サキちゃんが乗ってきた」
筒井 惣子郎
「まあいいだろう。
時間はあるし、俺は賛成するよ」
七瀬 和華
「筒井くんがそう言うなら、わたしも構わないわ」
竜崎 圭吾
「ひゅー、いいねえー!
ま、今日からは何事もないだろうし、楽しもうぜ!」
本堂 空太
「えぇえ~……俺、聞く専門ならいいけど」
間宮 果帆
「バーカ、空気読め! やるぞ!」
本堂 空太
「えぇえぇ~、そんなぁ~」
千景 勝平
「とりあえず片付けるか」
有栖川 直斗
「そうだな」
千景 勝平
「じゃ、俺らに任せろ」
小田切 冬司
「そうだね。一仕事してくるよ」
竜崎 圭吾
「おーし、やるぞ~」
道明寺 晶
「空太、行くぞ」
本堂 空太
「お、おう!」
(俺も料理手伝ってないから片付けくらいはしないと)
間宮 果帆
「それじゃ、あたしらはリビングにいるな」
白百合 美海
「ふふ、よろしくね」
和歌野 岬
「わたしと花菜もリビングで待ってていいかしら?」
小日向 花菜
「あ、いや、うちは手伝うけど」
和歌野 岬
「花菜…………」
**(一緒にいて。お願い……)**
小日向 花菜
「サ、サキ…………わかったよ。
頼んでいいかな?」
筒井 惣子郎
「いいぞ。女子はリビングにいてくれ」
八木沼 由絵
「由絵は手伝う~!
勝平~、これ持ってって~」
筒井 惣子郎
「おいおい」
間宮 果帆
「由絵は言い出したら聞かないから。
コキ使ってやってよ」
道明寺 晶
「由絵、これも持ってけー」
八木沼 由絵
「アキラが自分で持ってってよーもう~」
間宮 果帆
「じゃ、あっちにいるな」
七瀬 和華
「よろしくね」
白百合 美海
「ふふ、みんな、ありがとう」
本堂 空太
「ちょちょちょ、みんな待ってよ」
(誰もいなくなってしまった…………。
ちゃんと持ってけよな、まったく……)
佐倉 小桃
「本堂くん」
本堂 空太
「わっ、さ、佐倉!
なに? どうしたの?」
佐倉 小桃
「…………あのね。
乃木坂くん、すこし様子がおかしいみたいなの。
……気を遣ってあげてくれる?」
本堂 空太
「え? そう? う、うん、わかった」
佐倉 小桃
「よろしくね」
本堂 空太
「…………どうして俺に?」
佐倉 小桃
「…………話しやすいから、かな?
心配なの。…………よろしくね」
本堂 空太
「あ、ああ。わかった」
(朔也…………? 特別、変わった様子はないと思ったけど…………、
佐倉がそういうならそうなのかな。
…………佐倉はやっぱり、まだ朔也のことが……?
いや、俺には関係ないだろ。
今は俺には、果帆がいるんだからな!
…………そこは、気にしないでおこう)
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