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『腸』――1日目
023.『役割と処刑方法(2)』
しおりを挟む本堂 空太
「…………あった、これだ。
…………………………、…………」
(もし……、『人狼』だったら……)
本堂 空太
「…………………………っ」
(………………『村人』?
そうか……俺は、ただの村人か……、
良かった……貧乏クジを引かずに済んだ……)
間宮 果帆
「……………………」
**(……『村人』……、
あなたは何の変鉄もないただの村人です。
力を合わせて『人狼』をあぶり出して下さい……か……)**
白百合 美海
「………………っ」
**(うそ…………これって、『人狼』……!
どうして……あたしにみんなを殺せって言うの?
これ以上……あたしに罪を重ねろと言うの……?
ねえ、どうして…………誰か、教えてよ……お兄ちゃん……)**
八木沼 由絵
「………………あっ」
**(あ……良かった、『村人』だ……。
これなら誰も殺さずに済む……勝平…………)**
千景 勝平
「………………これは」
**(『人狼』…………俺が、そうか…………)**
小日向 花菜
「………………あ……」
**(良かった……『村人』だ…………。
まあ『人狼』なんて、うちの性に合わないしね……。
サキは…………どうだったんだ?)**
和歌野 岬
「……………………。」
**(『裏切り者』……。
あなたは村人ですが反逆者です。
人狼勝利のため、村人を混乱させて下さい。
人狼は、あなたの行いを観察しています。
…………………………。)**
有栖川 直斗
「………………うそだろ」
**(『霊媒師』……まさか俺が能力持ちになるなんてな……。
アキラや朔也が能力者なら……上手く使いこなすだろうに……)**
乃木坂 朔也
「………………。」
**(『共有者』か……。
あなたは特別な能力を持ちませんが、夜の間、もう一人の共有者と電話で話すことができます。
あなたの相方は……佐倉小桃さんです。
佐倉、か…………美海や、アキラだったら…………。
いや、こんなことは考えちゃいけないな……)**
佐倉 小桃
「………………あ」
**(『共有者』……うそみたい……。
しかも相方は、乃木坂くん…………。
最後の慈悲かしらね、……神様の)**
七瀬 和華
「……………………」
**(わたしは……『用心棒』……。
みんなを人狼から守ることができる。
筒井くん……あなたはなんだったの?
村人だった? それとも…………人狼?)**
筒井 惣子郎
「………………」
**(『村人』か…………。
良かった、ウソをつかずに済むんだ……)**
竜崎 圭吾
「…………。」
**(『村人』ね。
……そりゃ、俺を人狼や能力持ちにしたって散々ボロを出すに決まってるかんなー……)**
目黒 結翔
「………………は」
**(俺は『村人』だ。良かった。
…………白百合は? 白百合も、村人だよな……?)**
小田切 冬司
「………………。」
**(『人狼』…………。
あなたは人ならざる者です。
仲間と協力し合い、夜の間に村人を襲撃して下さい。
あなたの仲間は……白百合美海さんと、千景勝平さんです……)**
道明寺 晶
「……………………」
**(俺が『占い師』……?
いったいどういうつもりなんだ?
恐らく、この状況を仕組んだ奴らはかなり用意周到に俺ら一人一人をよく調べあげている。
行動パターンまで読んでやがるんだ。計画的に、確実に実行してきている。
恐らく……全員に与えられた役割だって、打算されたものだろう。
なら……過信しているわけじゃないが、
俺を『占い師』なんて言う役職に就かせたら……村人の圧勝になる可能性が高いとは思わなかったのか?
犯人グループは村人を勝利させたいのか?
それとも…………俺を封じられる人物が人狼側にいる……?
……………………美海……)**
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