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――16日目
101.『初めての処刑(3)』
しおりを挟む全員
「…………………………」
筒井 惣子郎
「…………い、っせーの、っせ……」
全員
「……………………」
本堂 空太
(……結果は、こうだった。
目黒に、七瀬、朔也、勝平、花菜、果帆、小田切
勝平に、筒井、竜崎、目黒
和歌野に、白百合、佐倉
白百合に、和歌野
小田切に、直斗
俺はタイミングを逃して……誰にも票を入れなかった……)
筒井 惣子郎
「…………決まった、な」
小田切 冬司
「…………直斗、なんで、俺?」
有栖川 直斗
「…………楽しそうに見えるからだ」
小田切 冬司
「…………そう」
本堂 空太
(小田切に1票
白百合に1票
和歌野に2票
勝平に、3票
目黒に…………6票)
目黒 結翔
「…………っっ!」
本堂 空太
(……目黒は、絶句していた。
まさか自分にここまで票が集まると思ってなかったんだろう)
全員
「……………………」
本堂 空太
(沈黙が続いた。
…………始めに声を上げたのは、目黒だった)
目黒 結翔
「ふ、ふ、ふ、ふざけんなっ!!!
なんで、なんで俺なんだよ!!?」
<kh>果帆</kh>
「…………お前は、空気を乱す」
目黒 結翔
「はあ!?」
<nt>直斗</nt>
「…………それよ。
すぐに、大きな声を出すから…………ごめんなさい」
目黒 結翔
「なっ、なん、……なっ」
乃木坂 朔也
「……お前は美海を殴った。
わざとじゃないとしても、俺はそれが許せない」
千景 勝平
「…………話し合いにならねえやつはいらねえんだよ」
小田切 冬司
「……ごめん、俺も、同意見」
小日向 花菜
「うちは…………果帆と七瀬さんと同じ意見だよ……」
目黒 結翔
「な、なんっな、ななんだよ!
お前ら俺殺すのかよ!?」
筒井 惣子郎
「…………目黒、すまない」
目黒 結翔
「ふざけんなよぉ!!!」
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