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――16日目
097.『16日目の投票(4)』
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和歌野 岬
「ちょっと、待って。
わたしも占ったわ。…………美海と一緒で、昨晩だけだけど」
目黒 結翔
「お前が本物ならなんで昨晩だけなんだよ!?」
和歌野 岬
「さっき美海が言っていたことと大方同じよ」
目黒 結翔
「はあ? …………怪しいな」
小日向 花菜
「…………おい、あんまりサキに突っ掛からないでよ。
サキは体が弱いんだよ!」
目黒 結翔
「知ったことかよ!」
全員
「……………………」
小田切 冬司
「…………目黒くん、白百合さん贔屓もほどほどにね」
筒井 惣子郎
「…………そうだ。
今は、とにかく多くの情報を集めることが大切なんだ」
和歌野 岬
「とにかくわたしは、…………千景くんを占ったわ」
千景 勝平
「はあ?」
和歌野 岬
「…………村人だったけど……」
佐倉 小桃
「………………」
七瀬 和華
「………………」
間宮 果帆
「…………なんで勝平占ったの?」
和歌野 岬
「……わたしとは一番人種が遠いから。
喧嘩が強くて、非行少年で、…………彼が人狼だったら恐いもの」
小日向 花菜
「……勝平が人狼だったら、勝てる気がしないね。
…………力の意味でだけど」
和歌野 岬
「そうよ。だから占ったの。
…………もういい?」
小田切 冬司
「…………わかった。
…………みんな、今日の投票からは、白百合さんと和歌野さんは外そう。
…………占い師を名乗っている以上、処刑はしちゃダメだ、絶対に」
竜崎 圭吾
「…………けど、どっちかが嘘を言ってんじゃないのかよ」
小田切 冬司
「どちらかは確実に嘘を吐いてるだろうね。
でも、今それを判断できる? できないでしょ?」
有栖川 直斗
「…………そうだけど。
…………そうだけど、さ」
筒井 惣子郎
「待て、整理しよう。
白百合と和歌野が占い師を名乗り出たってことは…………つまり、」
小田切 冬司
「片方は本物、片方は人狼…………もしくは、裏切り者」
全員
「……………………」
筒井 惣子郎
「裏切り者か…………」
小田切 冬司
「……下手したら、片方が人狼で片方が裏切り者かもね?」
筒井 惣子郎
「そんなことあるのか」
小田切 冬司
「あるよ。例えばアキラか八木沼さんのどっちかが占い師だったら?」
全員
「……………………」
白百合 美海
「……………………」
【残り:14人】
「ちょっと、待って。
わたしも占ったわ。…………美海と一緒で、昨晩だけだけど」
目黒 結翔
「お前が本物ならなんで昨晩だけなんだよ!?」
和歌野 岬
「さっき美海が言っていたことと大方同じよ」
目黒 結翔
「はあ? …………怪しいな」
小日向 花菜
「…………おい、あんまりサキに突っ掛からないでよ。
サキは体が弱いんだよ!」
目黒 結翔
「知ったことかよ!」
全員
「……………………」
小田切 冬司
「…………目黒くん、白百合さん贔屓もほどほどにね」
筒井 惣子郎
「…………そうだ。
今は、とにかく多くの情報を集めることが大切なんだ」
和歌野 岬
「とにかくわたしは、…………千景くんを占ったわ」
千景 勝平
「はあ?」
和歌野 岬
「…………村人だったけど……」
佐倉 小桃
「………………」
七瀬 和華
「………………」
間宮 果帆
「…………なんで勝平占ったの?」
和歌野 岬
「……わたしとは一番人種が遠いから。
喧嘩が強くて、非行少年で、…………彼が人狼だったら恐いもの」
小日向 花菜
「……勝平が人狼だったら、勝てる気がしないね。
…………力の意味でだけど」
和歌野 岬
「そうよ。だから占ったの。
…………もういい?」
小田切 冬司
「…………わかった。
…………みんな、今日の投票からは、白百合さんと和歌野さんは外そう。
…………占い師を名乗っている以上、処刑はしちゃダメだ、絶対に」
竜崎 圭吾
「…………けど、どっちかが嘘を言ってんじゃないのかよ」
小田切 冬司
「どちらかは確実に嘘を吐いてるだろうね。
でも、今それを判断できる? できないでしょ?」
有栖川 直斗
「…………そうだけど。
…………そうだけど、さ」
筒井 惣子郎
「待て、整理しよう。
白百合と和歌野が占い師を名乗り出たってことは…………つまり、」
小田切 冬司
「片方は本物、片方は人狼…………もしくは、裏切り者」
全員
「……………………」
筒井 惣子郎
「裏切り者か…………」
小田切 冬司
「……下手したら、片方が人狼で片方が裏切り者かもね?」
筒井 惣子郎
「そんなことあるのか」
小田切 冬司
「あるよ。例えばアキラか八木沼さんのどっちかが占い師だったら?」
全員
「……………………」
白百合 美海
「……………………」
【残り:14人】
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