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――16日目
095.『16日目の投票(2)』
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目黒 結翔
「ちょ! 勝手なこと言うなよ!
白百合が嘘言うわけねえだろーが!」
和歌野 岬
「……あなたね、美海ご贔屓なのは結構だけど、
彼女だって人狼の可能性があるのよ?
わかってないの? どうしたの?」
目黒 結翔
「うるせえええ!
白百合は嘘なんか吐ける女の子じゃねえんだよ!」
和歌野 岬
「…………あなた、美海を神格化しすぎだわ。
…………盲目すぎて気持ち悪い」
目黒 結翔
「気持ち悪いっっ…………なんだと!」
白百合 美海
「やめてよ結翔くん! 話し合いが進まないわ!」
小田切 冬司
「…………時間もないよ」
筒井 惣子郎
「…………もう、半前になるか……」
白百合 美海
「と、とにかく、サキちゃんがなんの目的があってこんなこと言ってるかわからないけど、
本物の占い師は、あたしだからっ」
和歌野 岬
「嘘を言っているのは美海よ。
わたしが…………本物だもの」
全員
「……………………」
有栖川 直斗
「…………なんで言おうと思ったんだ?」
白百合 美海
「……あたし、やったことないからわからないけど。
…………占い師って、人狼か村人かわかるんでしょ?
…………人狼を探すのには重要な役割なんじゃないの?
なら、すぐに打ち明けて、用心棒にお願いした方が」
和歌野 岬
「白々しいわよ、美海。
…………だいたい、あなたが占い師だったら、こんなに上手い話はないわよ。
あなたみたいに人に愛される人が、占い師だなんて…………犯人、なにも考えてないのね。
ちゃんちゃらおかしいわ。…………みんな、あなたのことならすぐに信じてしまうだろうから」
白百合 美海
「…………あたしを買い被ってるの?
…………仕方ないじゃない、カードにそう書いてあったんだから」
和歌野 岬
「犯人は村人に圧倒的な勝利をしてほしいのかしら。
出来すぎた話なのよ!」
白百合 美海
「…………そんなこと、言われたって」
間宮 果帆
「…………それを言ったらサキだって出来すぎてる。
…………サキみたいに、いかにも周りに無関心で? 誰も信用しないし信用されない、
そんなあんたが占い師かよ。…………ちゃんちゃらおかしいだろ。
…………犯人は人狼に勝利させたいのかな?」
七瀬 和華
「待って、待って、不毛な争いよ」
筒井 惣子郎
「…………ああ。水掛け論だな、これじゃ」
【残り:14人】
「ちょ! 勝手なこと言うなよ!
白百合が嘘言うわけねえだろーが!」
和歌野 岬
「……あなたね、美海ご贔屓なのは結構だけど、
彼女だって人狼の可能性があるのよ?
わかってないの? どうしたの?」
目黒 結翔
「うるせえええ!
白百合は嘘なんか吐ける女の子じゃねえんだよ!」
和歌野 岬
「…………あなた、美海を神格化しすぎだわ。
…………盲目すぎて気持ち悪い」
目黒 結翔
「気持ち悪いっっ…………なんだと!」
白百合 美海
「やめてよ結翔くん! 話し合いが進まないわ!」
小田切 冬司
「…………時間もないよ」
筒井 惣子郎
「…………もう、半前になるか……」
白百合 美海
「と、とにかく、サキちゃんがなんの目的があってこんなこと言ってるかわからないけど、
本物の占い師は、あたしだからっ」
和歌野 岬
「嘘を言っているのは美海よ。
わたしが…………本物だもの」
全員
「……………………」
有栖川 直斗
「…………なんで言おうと思ったんだ?」
白百合 美海
「……あたし、やったことないからわからないけど。
…………占い師って、人狼か村人かわかるんでしょ?
…………人狼を探すのには重要な役割なんじゃないの?
なら、すぐに打ち明けて、用心棒にお願いした方が」
和歌野 岬
「白々しいわよ、美海。
…………だいたい、あなたが占い師だったら、こんなに上手い話はないわよ。
あなたみたいに人に愛される人が、占い師だなんて…………犯人、なにも考えてないのね。
ちゃんちゃらおかしいわ。…………みんな、あなたのことならすぐに信じてしまうだろうから」
白百合 美海
「…………あたしを買い被ってるの?
…………仕方ないじゃない、カードにそう書いてあったんだから」
和歌野 岬
「犯人は村人に圧倒的な勝利をしてほしいのかしら。
出来すぎた話なのよ!」
白百合 美海
「…………そんなこと、言われたって」
間宮 果帆
「…………それを言ったらサキだって出来すぎてる。
…………サキみたいに、いかにも周りに無関心で? 誰も信用しないし信用されない、
そんなあんたが占い師かよ。…………ちゃんちゃらおかしいだろ。
…………犯人は人狼に勝利させたいのかな?」
七瀬 和華
「待って、待って、不毛な争いよ」
筒井 惣子郎
「…………ああ。水掛け論だな、これじゃ」
【残り:14人】
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