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――15日目
078.『アキラの死(2)』
しおりを挟む――――AM09:30、リビングルーム
本堂 空太
「……………………」
間宮 果帆
「……………………」
本堂 空太
「…………果帆」
(白百合の様子を見に行っていた果帆が戻ってきた。
……きゅっと、唇を噛み締めながら)
佐倉 小桃
「…………白百合さんは?」
間宮 果帆
「……朔也と由絵が付き添ってる。
あんまり……部屋に慰めにいくのは勘弁してやって。
だいぶ動揺してるんだ…………」
有栖川 直斗
「…………そっか。
……七瀬の提案でオムライス作ったんだ。美海好きだったろ?
…………せめてこれ、届けてあげてくれないか」
間宮 果帆
「ああ…………」
小日向 花菜
「あ。あたしと、サキが行っていい?
せめて顔くらい…………見たいんだ」
間宮 果帆
「ああ、いいよ。……会ってやって」
小日向 花菜
「ありがとう。
…………サキ、行こう」
和歌野 岬
「ええ…………」
本堂 空太
(……和歌野と小日向は、そうしてリビングを出て行った。
5人分のオムライスを持って…………)
筒井 惣子郎
「……状況を整理したいんだ。いいか?」
全員
「………………」
筒井 惣子郎
「…………なんだってアキラはあんなことになったんだ。
用心棒が守ってるはずだろ?」
小田切 冬司
「うん。それは昨日、……と言うか毎日だけど、全員で取り決めたことだったはず。
…………だからつまり、考えられることは……」
七瀬 和華
「……………………」
間宮 果帆
「…………用心棒が……裏切ったか」
目黒 結翔
「バ! 誰だよ!?
用心棒の奴、出てこいよ!」
筒井 惣子郎
「落ち着け。
高圧的になったって相手が萎縮するか反発するだけってわかるだろ?」
竜崎 圭吾
「でも許せねえよな。
今まで上手くやってたのにさ! なんで!」
七瀬 和華
「待って…………。
用心棒だって、本意じゃなかったかもしれないじゃない。
手違いがあったのかも…………」
千景 勝平
「それに、手を下したのは用心棒じゃなくて人狼だろ……」
有栖川 直斗
「…………人狼だって本意じゃなかったさ……」
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