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12章
12-5 わたしの想い~倒れたどこかの誰か、そのご家族、ご友人へ~
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脳梗塞で倒れた方、突然不自由な身体になった方、そのご家族・恋人・友人・会社の同僚や上司や部下、すべての方にとってのヒントや参考にでもなったら幸いです。
倒れた本人はもちろん大変です。
正直、めちゃくちゃ大変です。
想像もつかないほどの思いをします。
それは本人にしかわかりません。
それは仕方ありません。
でもご家族や恋人や友人といった人たちも大変です。倒れた本人に近ければ近いほど大変です。
精神的に疲弊するのは本人だけではありません。
不安を抱えるのも本人だけではありません。
だからもしかしたら離れたくなるかもしれません。
でもどうかどうかそばにいてあげてください。
ご家族や恋人や友人や周りの方の存在は本人にとってものすごくありがたい存在です。
そばに誰かがいてくれる、というそれだけで随分と支えられるものです。
そばであたたかい言葉を言ってもらえると嬉しいものです。
突然脳梗塞で倒れて、突然半身不自由になった本人は不安ばかりで精神的にも身体的にも辛い、そんな辛い時誰かがいてくれる安心感は大きなパワーになります。
「最初に運ばれた病院を訴えないの?CT検査もされなくて、半身動かせなくて体調も回復してなかったのに無理やり帰宅させられたのにその病院を訴えないの?」と、退院後よく周囲から言われました。
若年性脳梗塞は誤診が多いそうです。小脳梗塞は症状が酔っ払いと似ているそうです。
年齢や体型や血圧や症状だけで見逃される、検査もされず、回復していなくても無理矢理帰宅させられる、そんなことはあってはいけないことだと思います。
いくら症状が酔っ払いと似ているからといって「誤診は仕方ないよね」なんて言えるほどの気持ちは持ち合わせてはいません。
でも私は訴えようと思ったことはありませんでした。
なぜなら、訴えたところで私の半身は戻ってこないからです。
訴えるために時間や労力やお金を費やすよりも、身体が良くなることに時間も労力もお金も使いたかったのです。
与えられた時間は自分が笑顔になれることに使いたいと思いました。
早く良くなりたい
早く自由な身体になりたい
そう思っていました。
たしかに訴えることでもしかしたら金銭的な負担は結果的に減ることになるのかもしれません。
でも自由な身体は戻りません。
自由な身体を手に入れるには自分で頑張るしかないのです。
自分の身体は誰も代わってくれません。リハビリも誰かが代わりにやってくれるわけでもありません。
代わってほしくても代わることは無理です。
自分の身体をどうにか出来るのは自分だけです。
自分でどうにかするしかありません。
自分の身体の責任は自分以外とれません。
親もパートナーもお医者さんも誰も代わってくれません。
自分の身体を守れるのは自分だけです。
だからこそ、信頼出来るお医者さんや療法士さんとの出会いは宝物です。
退院後に何度も頼み込んだ結果病院を変えることが出来たという話をある人にした時にその人は私のことを「わがまま」と言いました。
自分の身体のために自分が良いと思う病院に行きたいと思うのは当たり前のことです。
自分の身体に自分しか責任をもてないのに、わがままなことなんてありません。
その人は他にも配慮の無いことを言う人でしたが、その人に会った日に帰宅した時の私の顔が母にはとても印象に残っていたらしく、忘れられないそうです。
「悲壮感でいっぱいの顔」だったそうです。多分その人の無配慮な言葉を浴びてそんな表情をしていたのでしょう。
自分自身を、自分の身体を、自分の心を、どうにか出来るのは自分しかいません。
そのための環境は絶対的に大事です。
身体のためには、信頼出来るお医者さんや療法士さん等々がいることはとても重要なことです。
心のためには、家族や恋人や友人等々があたたかく見守ってくれることがとても大事なことです。
心身の健康を害するような中に身を置かないことはとても大事です。
倒れた本人はもちろん大変です。
正直、めちゃくちゃ大変です。
想像もつかないほどの思いをします。
それは本人にしかわかりません。
それは仕方ありません。
でもご家族や恋人や友人といった人たちも大変です。倒れた本人に近ければ近いほど大変です。
精神的に疲弊するのは本人だけではありません。
不安を抱えるのも本人だけではありません。
だからもしかしたら離れたくなるかもしれません。
でもどうかどうかそばにいてあげてください。
ご家族や恋人や友人や周りの方の存在は本人にとってものすごくありがたい存在です。
そばに誰かがいてくれる、というそれだけで随分と支えられるものです。
そばであたたかい言葉を言ってもらえると嬉しいものです。
突然脳梗塞で倒れて、突然半身不自由になった本人は不安ばかりで精神的にも身体的にも辛い、そんな辛い時誰かがいてくれる安心感は大きなパワーになります。
「最初に運ばれた病院を訴えないの?CT検査もされなくて、半身動かせなくて体調も回復してなかったのに無理やり帰宅させられたのにその病院を訴えないの?」と、退院後よく周囲から言われました。
若年性脳梗塞は誤診が多いそうです。小脳梗塞は症状が酔っ払いと似ているそうです。
年齢や体型や血圧や症状だけで見逃される、検査もされず、回復していなくても無理矢理帰宅させられる、そんなことはあってはいけないことだと思います。
いくら症状が酔っ払いと似ているからといって「誤診は仕方ないよね」なんて言えるほどの気持ちは持ち合わせてはいません。
でも私は訴えようと思ったことはありませんでした。
なぜなら、訴えたところで私の半身は戻ってこないからです。
訴えるために時間や労力やお金を費やすよりも、身体が良くなることに時間も労力もお金も使いたかったのです。
与えられた時間は自分が笑顔になれることに使いたいと思いました。
早く良くなりたい
早く自由な身体になりたい
そう思っていました。
たしかに訴えることでもしかしたら金銭的な負担は結果的に減ることになるのかもしれません。
でも自由な身体は戻りません。
自由な身体を手に入れるには自分で頑張るしかないのです。
自分の身体は誰も代わってくれません。リハビリも誰かが代わりにやってくれるわけでもありません。
代わってほしくても代わることは無理です。
自分の身体をどうにか出来るのは自分だけです。
自分でどうにかするしかありません。
自分の身体の責任は自分以外とれません。
親もパートナーもお医者さんも誰も代わってくれません。
自分の身体を守れるのは自分だけです。
だからこそ、信頼出来るお医者さんや療法士さんとの出会いは宝物です。
退院後に何度も頼み込んだ結果病院を変えることが出来たという話をある人にした時にその人は私のことを「わがまま」と言いました。
自分の身体のために自分が良いと思う病院に行きたいと思うのは当たり前のことです。
自分の身体に自分しか責任をもてないのに、わがままなことなんてありません。
その人は他にも配慮の無いことを言う人でしたが、その人に会った日に帰宅した時の私の顔が母にはとても印象に残っていたらしく、忘れられないそうです。
「悲壮感でいっぱいの顔」だったそうです。多分その人の無配慮な言葉を浴びてそんな表情をしていたのでしょう。
自分自身を、自分の身体を、自分の心を、どうにか出来るのは自分しかいません。
そのための環境は絶対的に大事です。
身体のためには、信頼出来るお医者さんや療法士さん等々がいることはとても重要なことです。
心のためには、家族や恋人や友人等々があたたかく見守ってくれることがとても大事なことです。
心身の健康を害するような中に身を置かないことはとても大事です。
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