衣食住絶妙夫婦の絆――新しい夫婦生活のスタイル

越後屋工房

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リビングに通じる廊下を四つん這いで歩く未希よりも前をゆっくりと歩き、健太は鎖の手綱を握りしめて未希を引っ張っていく。未希は首輪のDリングに繋がった太い鎖を引っ張られ、ノロノロと健太の後ろ姿を見ながら犬のような四つん這いで歩く。太い鎖は未希の首輪に重さで負荷を与え、未希の細い首に重量感が加わる。

―― うなじに首輪が食い込むわ。跡にならなければいいけど・・・・

未希は月曜の出社時に首筋に首輪の跡が残るのを恐れた。
しかし、健太をまるで犬を散歩させるようにゆっくりと廊下を歩いて、未希を引いてゆく。
健太がゆっくりと歩くには訳があった。玄関先で膝立ち姿勢になっていた未希に手錠を嵌めたが、この手錠同士をつなぐ鎖は2つしかついていない。つまり手錠間を結ぶ鎖が短い。そのため、未希は両手首を前後に大きく開くことができない。つまり、前足役の両手は歩幅が短く、早く歩けないでいた。

―― 今日は、鎖の短い手錠をつけたのが失敗だったな。あまり早く歩いて引っ張ると、未希に余計なダメージを与えるか・・・。

健太が未希の歩けるペースを無頓着に速めれば、未希は歩く両手の前後への送りを速め、それが手錠と肌の摩擦を激しくする。当然、未希の柔肌を痛める。普段は未希の手首と足首に薄革製の革枷を嵌め、その上から手錠を嵌め肌を傷めないように工夫していた。今日は未希の卑猥な下着姿に興奮するあまり、素肌に手錠と足錠をかけてしまったのだ。健太は歩くスピードを調整しながら、未希が金属の拘束具によって肌を傷めないように配慮する。

カチャ

カチャ

両手首に嵌められた手錠の金属音が廊下に響く。そして

ジャラ

ジャラ

と足首に嵌められた足錠の鎖の音も廊下に響いていく。

この手錠や枷の鎖が床を引きずる音は予想外に大きく。


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