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越後屋工房

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1.振動

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1.振動



「理沙、おはよう!」

キャンパスの中庭を歩いていると、
後ろから、同じ学科の真美が肩を軽くたたいてきた。

初夏のキャンパスの中庭は緑が青々と生い茂り、美しい風景を醸しだしている。


「なんか、フランス語の中澤さぁ、授業進めるの早くて、さっぱり」

「理沙は語学得意だからいいけど…」

「あれ、ヘアスタイル変えたの? そのロングソバージュ、似合うじゃん」

「それに、今日の理沙のファッション、なんかセクシー。女の私がみても、感じちゃう。押し倒しちゃおうかな~」

 背中までサラサラに伸びる亜麻色のロングヘアーは軽いソバージュがかかり、上半身は白のアウター風のキャミソール。ボトムは白のマイクロタイトミニスカート、膝上20cmとかなり丈が短い。黒のパンティーストッキングに包まれた脚線がマイクロタイトミニからすらりと伸び、白のストレッチブーツが脹脛(ふくらはぎ)を覆うようにピッタリとフィットする。

上下をホワイトで統一したファッションスタイルとはアンバランスに太ももは黒のパンティーストッキングでムチムチに包まれるために、その姿は艶かしい。

「今日はチャレンジャーだね」

真美はそういって、理沙の姿を繁々と眺めていった。

初夏とはいえ、キャンパスでこの格好は目立つ。
男子学生が好奇心を露にして、繁々と露骨にいやらしい目つきで眺め、理沙の羞恥心を駆り立てる。

「せめて、ジャケットでキャミソールの上半身を隠せたら…」

理沙は歯がゆい気持ちに唇をギュッと噛んだ。

それもそのはず、理沙が着ているアウター風キャミソールは、サイズがもともと小さく、伸縮自在なストレッチ素材が特徴である、スパンデックスでつくられている。それだけにカラダにぴったりとフィットし、乳房から腰のラインまで、全裸に近いシルエットを包み隠さずに晒してしまう。素材が薄いのに色が白であるために、キャミソールが覆うからだの肌の色は透けやすい。

 薄く、透けやすい素材で、しかも白色を着るときは、透けないようにアンダーウェアーはベージュ系統の色彩をつけるものだ。だが、理沙のブラジャーはブラックで、遠くから見ても一目でそのシルエットがはっきり浮かび上がる。あえて、下着を見せているとしか思えない。


「恥ずかしい…」

周りの視線を気にしながら、

心のなかで理沙は何度もつぶやいた


「そうだ、カフェでコーヒーでも飲もうよ!」

「朝一のコマ、授業ないんでしょ?」

真美の誘いに乗ることにして、
学内にあるカフェに向かった

周囲の視線から、
一人でいるのは不安だった

カフェはバイキングスタイルになっていて、好きなものを選び、最後に清算する。まるで、アメリカのキャンパスそのものだ。

コーヒーをオーダーし、清算を済ませて、真美の座る窓側の席に向かっている途中。理沙は腰を落として少ししゃがみ込んだ。

「うっ」

顔を苦しそうに歪める理沙
へっぴり腰のような姿勢で腰を引いて、太腿を閉じ合わせると、
徐々に腰を落とし、床にヒップが近づいていく。

「んっっっ」

苦しそうに、下腹部を押さえて両脚の膝をくっつけ、腰を落としていく。時折、不自然に腰がビクビクと痙攣したような動きを見せる。

白のマイクロタイトミニスカートは太腿を這うように、じりじりと少し、また少しとずり上がり、足の付け根に近づいていく。

太腿の付け根の股座(またぐら)には、女性の秘肉であるデルタ地帯があり、パンティーがしっかりとその表面を覆っている。理沙の正面に回り、太腿の付け合わされた内股のわずかな隙間の奥に視線を向ければ、理沙が今日着けているパンティーを見ることができるはずだ。

数人の男子学生がすばやく席を移動し、しゃがみこんだ理沙の股間を見ようと、真ん前の席に移動する。あともう少し、太腿を広げるか、深くしゃがみ込めば、下着が顔を覗かせる。男子学生達は固唾を呑んで、その瞬間を待ち構える。どんな下着が見えるのか、白か、原色系か、淡い色彩か、想像するほど興奮してくる。

理沙はデルタ地帯が露にならないように両太腿に力を入れ、内股を閉じ合わせようと必死だ。

「あん・・・」

一瞬、理沙の口からなまめかしい吐息が漏れる
コーヒーを乗せたトレーはすでに床に置かれ、左手は床に右手を下腹部にあてる理沙は、股間を中心にした体内奥深くから伝わる下半身からの振動になす術もなく身を崩す。腰はビクビクと痙攣したかと思うと、次にくねくねと妖しい動きをする。太腿、脹脛もわずかにワナワナと小刻みに震えている。

「や・・・、め・・・、て・・・」

切なく、声にならない声をつぶやく

男子学生達は、理沙の下着を瞼に収めようと血眼になったが、見えるはずのデルタ地帯の布は真っ暗でわからない。たとえ、太腿を左右に開いても、パンティーは覗けないだろう。

パンティーストッキングの透け具合の目安となるのがデニールと呼ばれる単位だ。このデニールは数値が大きくなるほど、使われている糸の太さが太くなり、逆に低くなれば、糸が細くなるので、薄く透けやすくなる。理沙が履かされているブラックのパンティーストッキングは260デニール以上ある。

通常は肌が透ける60~80デニールのものが、好まれる。260デニールのパンストでは、膝を折り曲げ、糸が引き伸ばされれば、少しは肌が透けるが、通常はパンティーストッキングが足を覆い、透けない。タイツといったほうがいい。

理沙の唇は小刻みに震えながら徐々に半開きになり、瞼は閉じたり、かすかに開いたりを繰り返す。顔は上を見上げるように顎が突き出し、苦悶の表情が滲みでている。お腹の腹筋は呼吸を深くしているせいか、膨らんだり、ひっこんだりしている。

コーヒーをトレーに載せて、窓側の席に移動して歩いていたとき、
突然、理沙の秘肉に埋め込まれた装置が振えだしたのだ。理沙の子宮には鶏卵のほどのローターががっちりと埋め込まれていた。

さらに、細長い構造をした膣にはローターと別タイプのペニス型のバイブレーターが膣の最奥部の子宮頸まで深々と挿入されていた。その先端部分はマツタケの笠のように大きく膨らんで、取り出さない限り永遠に子宮頸壁を刺激し続ける。 

この卵型ローターとペニス型バイブレーターは表面がやわらかいシリコンで覆われ、子宮壁や膣壁を傷つけることはない。また、この表面には、同じくシリコンでできた高さ5~8mm程度のヒゲのような突起物と大豆サイズの突起物が無数につけられている。

大豆サイズの突起物は、ステンレスでできていて、そこから微弱の電流や低周波を発信することができた。微弱電流と低周波によって膣壁、子宮壁の筋組織と性感を司る神経組織を刺激するのだが、微弱電流はその威力が強く、性感神経組織の感受性の許容度を極度に上回ってしまうので、主に苦痛を与える拷問に使用し、低周波は快楽を与えるために用いられる。

さらに、ペニス型バイブレーターの付け根の部分からもう1本植物の葉の形をしたアタッチメントが分離し、クリトリスを起点に左右の小陰唇に沿って膣口の上部に位置する尿道口までをフタをするように覆う。

こちらも表面は柔らかいシリコンで覆われているが、表面には突起物は植えつけられていない。尿道口付近は排泄した尿が流せるように、小さな穴が1つある。ただし、現在は尿道に金属のカテーテルが挿入され、膀胱内まで到達し先端のバルーンが膨らみ、膀胱内の尿が排尿するのを防いでいた。カテーテルはフロント部に収納されたプラグアタッチメントに接続されており、排尿時は外部プラグを接続することで排尿ができるようになっていた。理沙はカテーテルを挿入されているため、排尿の自由も奪われている。

クリトリスや尿道口を覆うこの葉型のアタいッチメントは、先端がちょうどクリトリス上に位置する。葉の内側にはシリコンでできたタコ吸盤に似たキャップがつき、それがクリトリス表皮をめくり、直にクリトリスの表面全体にかぶさって包みこむ。

この吸盤の内部には、細かいシリコン製の突起物が植えつけられ、さらにキャップの頂上部分にはボールペンの先に埋め込まれている小さな金属ボールのような突起物が埋め込まれていた。このキャップはマイクロ振動モーターと呼ばれる超小型モーターと一体化され、超微弱な振動をクリトリスに与え続けることができる。また、キャップ内側頂上部分にある金属ボールは超微弱電流を流すための電極の役割を果たす。

これらの淫具は寝ているときも、眼が覚めているときも、性器に挿入し続け、刺激を与え続けないと意味がない。理沙が自分で自由に装着・脱着ができてしまったら、せっかくの装置の効果が台無しになってしまう。そこで、理沙にはステンレス製の貞操帯が装着され、自らの意志で外すことを防止した。

貞操帯はドイツ製でフォルムは女性のパンティーのように美しくデザインされ、その製造技術の高さは想像を越えている。シルエットはショーツのフルバックスタイルと同じだ。フルバックスタイルは、ヒップ形をしたカバーが両臀部を覆い、ヒップへの刺激を遮断するようになっているが、普段の生活ではフルバックスタイルのカバーは外され、貞操帯のベルトが尻に食い込むようになっている。ウェスト部分は幅5cm厚さ2mmの金属のベルトになっていて、背中で接続する。接続部分には小型電卓に似た電子錠装置が配置され、数字キー、液晶ディスプレイ、カードリーダー、直径5mmほどのキーホールの3つがある。これらを使って施錠・開錠の操作をする。

この貞操帯の施錠装置は電子施錠システムと旧来の拘束具に使われるカギ穴にカギを指し込んで開錠する鍵穴式鍵錠が装備されている。

最新型の電子ロックシステムと鍵と鍵穴式施錠器を組み合わせたデバイスといっていいだろう。この複雑な施錠装置を解くことは難しく、これを装着された人間は自分で外すことは決してできない。 

というのも、開錠するにははまず電子施錠システムは3つのステップを踏んむことになる。ファーストステップでは数字キーを使ってパスワードを電子施錠システムに入力する。このパスワード入力が承認されると、次にディスプレーに表示された指示に従って、数字キーを入力する。それが承認されると、カードリーダーにキーカードを読み込ませ、さらにカードキーのパスワードを入力し、承認されると電子ロックシステムが開錠準備中の状態になる。この状態のまま、旧来の鍵と鍵穴式ロックシステムのカギであるキースティックをキースティックホールに挿入し、回転させてるロックがはずれ開錠されるしくみだ。

装着した女性が自分ひとりでできる作業ではない。
それに開錠操作は全て背後でするようになっている。


ウェストから鼠径部(そけいぶ)にかけてのパンティーでいう三角のフロント部分は金属製で腰全体を包み、バック部分は豊満なヒップの割れ目に沿って幅3cmほどの金属のベルトが食い込んで肛門、膣口にピッタリと密着する。

恥丘から、クリトリス、尿道口、肛門にかけての器官を覆う部分はからだの曲面に従ってしっかりとフィットするように加工されているのだから、その完成度と技術力の高さに驚くほかない。尿道口の上部の金属板は縦に幅3mm、全長3cmの細長い切れ込みの溝があり、ここから排泄された尿がしたたる構造だ。尿道口から排出された尿は葉型のアタッチメントにぶつかり、勢いを失い、さらに、貞操帯の金属板の溝から流れ出し、溝の上取り付けられた自慰防止用のメッシュのアタッチメントに衝突し、したたり落ちる。

この貞操帯では、さまざまな接触で尿の勢いはそがれ、ぴちゃぴちゃと滴るように排泄される。当然、トイレで用を足すときは、尿はメッシュ板を伝わり、貞操帯の股の部分をびしょ濡れにする。丁寧に貞操帯のデリケート部分を拭いても、拭けるのは外側のみだ。内側は身体にフィットしているだけに拭けない。膣口やクリトリスなど性器周辺には濡れた感覚が残る。不衛生と思っても貞操帯を外さない限り、排泄後の拭き取りはできないので気持ちがわるい。さらに、尿から発するアンモニアの匂いも気が気ではない。

 
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