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ローレス領ダンジョン攻略
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道案内は先行調査で既にダンジョンに入ったことのあるフィリフェルノだ。見つけたギミックの場所まで案内してくれる。そして普通のダンジョン部分であれば、モンスターに遭遇するだけなので単純に倒せばいい。
突然現れるダンジョンのわりに、ダンジョン内は巨大な坑道になっていた。道幅は20mはあり、天井の高さも30mはあるのではないだろうか。外の明かりはダンジョン内には当然届かないので、魔石ランプで周囲を照らす。
魔石が少し値を張るので安全な街の家の中では油に火を灯すランプが使われる。
しかし、魔石ランプは松明と違って風の影響を受けず、ダンジョン内だけでなく野宿でも使われる一般的なものだ。
「フィリフェルノ殿の報告通り、沸いているモンスターは中級のLV100前後か。低くもなく、それほど高くもなく、素材やレアアイテムを得るにはちょうどいいダンジョンだな」
あまりLVの高いモンスターが沸いているダンジョンは、攻略許可が降りる冒険者ランクも高くなってしまい、ダンジョン攻略する者自体が少なくなってしまう。そうなれば冒険者ギルドが得る攻略料の収益も減ってしまう。
「魔鉱石も採れるようです。<アイテムボックス>のスキルを持つ者がいれば、十分な量を得ることが出来るでしょう」
壁に結晶化している魔鉱石を見つけレイは触れた。純度も悪くない。
魔鉱石は魔石の原料だ。常に市場に需要がある鉱石で、商人たちが喜んで買い取ってくれる。
「新しいダンジョンに、魔鉱石。ラドバニア帝国はまたしばらく安泰ですな」
嫌味を滲ませずに言えるアンフェルディスは大したものだろう。一歩間違えれば嫉妬か嫌味に受け取れる言葉だが、アンフェルディスから感じるのは純粋に感嘆の感情だ。
とはいえ、アンフェルディスは冒険者ギルド所属だ。帝国とダンジョン攻略料を折半で得ることができる。これか他所の国の者ならレベルの低い冗談だ。
帝国側であるギィリ、レースウィック、ディルグラートは、アンフェルディスの賞賛に無言で笑みを返すだけだが、アンフェルディスがわざわざ言葉にして言う別の意図を察して、3人に申し訳なくなった。
(これなら、尻尾を出さずに黙ったままでいればよかったな……)
表情には出さず俺は溜息をついた。
ダンジョンに入る前にアンフェルディスとの誤解を解いておいた方がいいと思ってのことだったが、相手が好奇心の塊:冒険者だったことが頭から抜けていた。
『そうやって俺を試すの、止めてもらえませんかね?』
『ほう。伝心のスキルを持っていたのか。ラドバニアか他所の国の間諜か、どちら側か気になってな。俺より強いとだけ言って他を黙られたら興味が沸いても仕方ない』
『これが終われば、好きなだけお相手しますよ。約束します』
『言ったな?その約、違えるなよ』
これでしばらく黙っていてくれるといいのだが、ダンジョンに入ったばかりで先が思いやられるのも事実である。
ダンジョンを奥へと進み、遭遇したモンスターは中レベルのモンスターだったが、このPTでは相手にならない。特に魔導士のギィリとレースウィックが遠隔魔法でモンスターを殲滅してしまい、近接であるその他が戦う余地を与えない。
レースウィックが氷系の魔法が得意なら、ギィリは火炎系の魔法を得意としている。しかも炎の使い方が多彩で、俺自身目を見張るものがあった。今もヘルウルフを難なく消炭にしてしまった。
「すごいです!火炎魔法ってそんなに幅広い応用が効くものなんですね!初めてみました!」
火炎魔法の基礎である火の玉を投げるものから、前方にに炎の壁を作り出してヘルウルフの突撃を防いだり、火の柱をつくるのは火炎魔法のよくある魔法だ。
しかし、30個ほどの小さな火炎を作り出し散発させるのかと思えば、ヘルウルフの放った乱撃牙に、小さな火炎を一発も外すことなく当てて相殺してみせたのは、ギィリの魔法技術がどれほど高いか証明していた。
(ああいう使い方もあるのか。面白いな。あとで俺も試してみようっと。楽しそー)
さながら動く的を打ちぬくガンアクションゲームだろうか。
俺自身であればバリアを一枚張るまでもなく、ヘルウルフの攻撃など通じない。だからそんな攻撃回避の方法はやったことがなかった。
思い返せば、モンスターや誰かと戦うときはいつも俺一人で、また力も差も歴然だったので工夫して戦う必要はなかった。また冒険者ギルドでも受付業務専門だったので、冒険者との同行もしたことがなく、誰かの戦い方をこうしてじっくり見る機会もなかった。
「当たり前じゃない!ギィリ様はラドバニア帝国の魔導軍団長なのよ!?本来ならレイとはこうして近寄ることもできないくらい身分の高ぁ~い方なんだから!」
腰に手をあて、小さい胸を張って鼻高々に代弁するのはレースウィックだ。レースウィックがギィリを尊敬しているのは、皇都から出発するときの顔合わせで知っている。
「確かに俺は皇都にいたら、ほとんど冒険者ギルドで受付業務してますし、王宮にいらっしゃるギィリさんやレースウィックさんとはお会いできる機会なんてないですよね」
「レースウィック、そこまでにして頂戴ね。あまり持ち上げ過ぎると私も恥ずかしいわ。レイも気にしないで。これまで通り身分や地位に関係なく、気づいたところがあればアドバイスしてね」
ギィリに窘められてレースウィックは口を尖らせても反発はしないようで、か細い声で「はぁ~い」と従う。俺も短く「はい」と答えたけれど、
(ギィリは魔法軍団長まで上り詰めたわりに、どうも腰が低いように見えるんだが、何かあるのか?上位貴族出身のはずだし、貴族はもう少し気位高い印象なんだが)
皇都で事前にオムファロスからもらったギィリの履歴書に目を通している。本人の魔導技術や知識はもちろん、上位貴族出身という後ろ盾もあり、前任者の引退と共に魔導軍団長の就任が決まったとあった。
気位が高いからと言って、貴族がみな平民や移民を下に見下すような人格者ばかりでりではないことは俺も分かっている。まさにギィリのように身分や地位、経歴に囚われることなく、広く意見を取り入れ、誠意をもって接する者たちはいる。
(一緒に旅をすればギィリの人となりは自然と見えてくるだろうと思っていたけど、紙の報告書もらうだけじゃなく、もっと詳しく聞いておけばよかったか)
普通のダンジョンであってもフロアは広く、そして地下はどこまでも続いていく。
ダンジョン内に入ると太陽の昇り沈みがないため、時間間隔が分からくなる。そのため時間を確認するための時計と、何日目かをメモするためのメモ帳は必須用具で全員が携帯していた。
初日に地下五階まで進み、2日目は地下10階にまで進んだ。そして3日目、フィリフェルノが見つけたギミックの場所<裏ダンジョンの門>まで来たのだが、事前の共有とは異なる景色が広がっていた。
「これはどういうことかしら?裏ダンジョンに入るための扉は一つではなかったの?」
ギィリが怪訝な声で言う。この場にいる全員が思っていることだろう。
開けた部屋に扉が3つ。フィリフェルノが先行調査したときは扉は1つしかなかったとあった。
(裏ダンジョンに入る入口からギミックか。面白い)
扉が増えている。
突然現れるダンジョンのわりに、ダンジョン内は巨大な坑道になっていた。道幅は20mはあり、天井の高さも30mはあるのではないだろうか。外の明かりはダンジョン内には当然届かないので、魔石ランプで周囲を照らす。
魔石が少し値を張るので安全な街の家の中では油に火を灯すランプが使われる。
しかし、魔石ランプは松明と違って風の影響を受けず、ダンジョン内だけでなく野宿でも使われる一般的なものだ。
「フィリフェルノ殿の報告通り、沸いているモンスターは中級のLV100前後か。低くもなく、それほど高くもなく、素材やレアアイテムを得るにはちょうどいいダンジョンだな」
あまりLVの高いモンスターが沸いているダンジョンは、攻略許可が降りる冒険者ランクも高くなってしまい、ダンジョン攻略する者自体が少なくなってしまう。そうなれば冒険者ギルドが得る攻略料の収益も減ってしまう。
「魔鉱石も採れるようです。<アイテムボックス>のスキルを持つ者がいれば、十分な量を得ることが出来るでしょう」
壁に結晶化している魔鉱石を見つけレイは触れた。純度も悪くない。
魔鉱石は魔石の原料だ。常に市場に需要がある鉱石で、商人たちが喜んで買い取ってくれる。
「新しいダンジョンに、魔鉱石。ラドバニア帝国はまたしばらく安泰ですな」
嫌味を滲ませずに言えるアンフェルディスは大したものだろう。一歩間違えれば嫉妬か嫌味に受け取れる言葉だが、アンフェルディスから感じるのは純粋に感嘆の感情だ。
とはいえ、アンフェルディスは冒険者ギルド所属だ。帝国とダンジョン攻略料を折半で得ることができる。これか他所の国の者ならレベルの低い冗談だ。
帝国側であるギィリ、レースウィック、ディルグラートは、アンフェルディスの賞賛に無言で笑みを返すだけだが、アンフェルディスがわざわざ言葉にして言う別の意図を察して、3人に申し訳なくなった。
(これなら、尻尾を出さずに黙ったままでいればよかったな……)
表情には出さず俺は溜息をついた。
ダンジョンに入る前にアンフェルディスとの誤解を解いておいた方がいいと思ってのことだったが、相手が好奇心の塊:冒険者だったことが頭から抜けていた。
『そうやって俺を試すの、止めてもらえませんかね?』
『ほう。伝心のスキルを持っていたのか。ラドバニアか他所の国の間諜か、どちら側か気になってな。俺より強いとだけ言って他を黙られたら興味が沸いても仕方ない』
『これが終われば、好きなだけお相手しますよ。約束します』
『言ったな?その約、違えるなよ』
これでしばらく黙っていてくれるといいのだが、ダンジョンに入ったばかりで先が思いやられるのも事実である。
ダンジョンを奥へと進み、遭遇したモンスターは中レベルのモンスターだったが、このPTでは相手にならない。特に魔導士のギィリとレースウィックが遠隔魔法でモンスターを殲滅してしまい、近接であるその他が戦う余地を与えない。
レースウィックが氷系の魔法が得意なら、ギィリは火炎系の魔法を得意としている。しかも炎の使い方が多彩で、俺自身目を見張るものがあった。今もヘルウルフを難なく消炭にしてしまった。
「すごいです!火炎魔法ってそんなに幅広い応用が効くものなんですね!初めてみました!」
火炎魔法の基礎である火の玉を投げるものから、前方にに炎の壁を作り出してヘルウルフの突撃を防いだり、火の柱をつくるのは火炎魔法のよくある魔法だ。
しかし、30個ほどの小さな火炎を作り出し散発させるのかと思えば、ヘルウルフの放った乱撃牙に、小さな火炎を一発も外すことなく当てて相殺してみせたのは、ギィリの魔法技術がどれほど高いか証明していた。
(ああいう使い方もあるのか。面白いな。あとで俺も試してみようっと。楽しそー)
さながら動く的を打ちぬくガンアクションゲームだろうか。
俺自身であればバリアを一枚張るまでもなく、ヘルウルフの攻撃など通じない。だからそんな攻撃回避の方法はやったことがなかった。
思い返せば、モンスターや誰かと戦うときはいつも俺一人で、また力も差も歴然だったので工夫して戦う必要はなかった。また冒険者ギルドでも受付業務専門だったので、冒険者との同行もしたことがなく、誰かの戦い方をこうしてじっくり見る機会もなかった。
「当たり前じゃない!ギィリ様はラドバニア帝国の魔導軍団長なのよ!?本来ならレイとはこうして近寄ることもできないくらい身分の高ぁ~い方なんだから!」
腰に手をあて、小さい胸を張って鼻高々に代弁するのはレースウィックだ。レースウィックがギィリを尊敬しているのは、皇都から出発するときの顔合わせで知っている。
「確かに俺は皇都にいたら、ほとんど冒険者ギルドで受付業務してますし、王宮にいらっしゃるギィリさんやレースウィックさんとはお会いできる機会なんてないですよね」
「レースウィック、そこまでにして頂戴ね。あまり持ち上げ過ぎると私も恥ずかしいわ。レイも気にしないで。これまで通り身分や地位に関係なく、気づいたところがあればアドバイスしてね」
ギィリに窘められてレースウィックは口を尖らせても反発はしないようで、か細い声で「はぁ~い」と従う。俺も短く「はい」と答えたけれど、
(ギィリは魔法軍団長まで上り詰めたわりに、どうも腰が低いように見えるんだが、何かあるのか?上位貴族出身のはずだし、貴族はもう少し気位高い印象なんだが)
皇都で事前にオムファロスからもらったギィリの履歴書に目を通している。本人の魔導技術や知識はもちろん、上位貴族出身という後ろ盾もあり、前任者の引退と共に魔導軍団長の就任が決まったとあった。
気位が高いからと言って、貴族がみな平民や移民を下に見下すような人格者ばかりでりではないことは俺も分かっている。まさにギィリのように身分や地位、経歴に囚われることなく、広く意見を取り入れ、誠意をもって接する者たちはいる。
(一緒に旅をすればギィリの人となりは自然と見えてくるだろうと思っていたけど、紙の報告書もらうだけじゃなく、もっと詳しく聞いておけばよかったか)
普通のダンジョンであってもフロアは広く、そして地下はどこまでも続いていく。
ダンジョン内に入ると太陽の昇り沈みがないため、時間間隔が分からくなる。そのため時間を確認するための時計と、何日目かをメモするためのメモ帳は必須用具で全員が携帯していた。
初日に地下五階まで進み、2日目は地下10階にまで進んだ。そして3日目、フィリフェルノが見つけたギミックの場所<裏ダンジョンの門>まで来たのだが、事前の共有とは異なる景色が広がっていた。
「これはどういうことかしら?裏ダンジョンに入るための扉は一つではなかったの?」
ギィリが怪訝な声で言う。この場にいる全員が思っていることだろう。
開けた部屋に扉が3つ。フィリフェルノが先行調査したときは扉は1つしかなかったとあった。
(裏ダンジョンに入る入口からギミックか。面白い)
扉が増えている。
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