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82 こんなところで ※R18
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ヘーゼルダイン家の馬車に千鳥足のアレキサンダーをジェフと御者二人がかりで押し込めたところで、アレキサンダーがそれまで繋いでいたアビゲイルの手を離すことなくそのまま引っ張りこんだ。
アビゲイルはつんのめるようにして、座席に座ったアレキサンダー膝の上に倒れこんでしまった。
ヘーゼルダイン家の馬車は豪華であるので、足元は毛足の長いカーペットが敷いてあり、うっかりするとハイヒールが持っていかれそうになる。
「きゃっ! ア、アレク様ったら」
「うん、アビー……」
トロンとした表情でアビゲイルを見上げるアレキサンダーに、面倒くさいと思いつつも、いつもの厳つくて強そうな彼でなく、どこか角の取れた可愛らしい感じにすっかり絆されてしまったアビゲイルは、しょうがないなと苦笑するしかない。
「あ、お父様とお母様に無断で出てきてしまったわ……」
「アビゲイルちゃん、なんなら僕が伝えてこようか?」
馬車に乗りこむまでの距離をアレキサンダーを支えてここまでついて来てくれたラリマールが、馬車の外で提案してきた。
「でも、そんな、殿下自らそんなこと」
「僕は会場に戻るついでだから別にいいよー。アレックスのこと、よろしく頼むよ」
「……何だか、色々申し訳ございません。今度何かお礼を」
「じゃあまた今度クイックステップ踊ろうよ。もっと早いテンポの曲でね」
「うっ……練習しておきます」
出発します、という御者の声に、アレキサンダーの膝の上から座りなおして、ラリマールに一礼すると、彼はにこやかに手を振ってくれた。本当にラリマールには頭が上がらない。
「ラリマール殿下は良い方ですねえ」
「ん……アビー、らりまーるが……ろうかしたのか」
「ん? いえ、殿下が良い方だなあって」
「らりまーる、が、好きらのか……?」
「お友達としてってことですよ。アレク様も殿下のことお好きでしょ?」
「うん……らりまーるは……いい男ら……」
「うふふ。でもあたしにはアレク様のほうがいい男ですけどね?」
「ああああびぃ~」
「わわ、もう~、ホントに酔っ払いなんですから……しょうがないな」
抱き着いてきたアレキサンダーが面倒くさいけど、普段の真面目で厳つい感じからかけ離れていて、申し訳ないが見ていて楽しい。動画が撮影できたらいいのになあと、前世を思い出してみたりする。
帝都の宮殿からヘーゼルダイン家のタウンハウスまではそれほどかからず到着する。とりあえずはアレキサンダーを休ませてから、またヘーゼルダイン家の馬車を借りて家に戻るつもりだ。
今日はもっとアレキサンダーとも夜会を楽しみたかったし、お開きの時間まで会場にいて、またラストダンスも踊りたかったのだが、アビゲイルもラクリマと話し込んでしまったし、アレキサンダーもこの調子では、またの機会にするしかない。
新聞に婚約発表の記事が載るまでの間、結婚の準備を着々と進めてきたけれど、ヘーゼルダインに嫁いでいくのはまだ先だ。
次にこうして帝都で会えるのはいつになるのか、帝都の夜会でアレキサンダーが出席しなければならないものを、あとでジェフにでも確認を取ってみようと思った。
そんなことをぼんやり考えながらアレキサンダーの背をあやすように撫でていると、アビゲイルの首筋に顔を寄せていたアレキサンダーがすんすんと匂いを嗅いでいるのに気付く。
「ちょ、何してるんです? アレク様……?」
「すうううう……はああああ……いい、におい」
「そ、そうでしょうか……」
「ん~……アビー、きす、したい……」
「うぅん? き、キス? ……あ、うぅむ……っ」
突然蕩けたような声での要求に思考が止まったアビゲイルであったが、アレキサンダーが返事も待たずにそのままアビゲイルの唇にちゅ、ちゅ、と触れては離れてを繰り返すキスをしてきた。それを何回か繰り返して、そのまま唇を押し付けて舌を使って無理矢理彼女の口をこじ開けにかかる。
「ん、んぅ、……っ、は、あ、あれく、様……っ、はぅ、んんっ」
「うん、何、アビー……ん、ちゅ」
アレキサンダーの舌はいとも簡単にアビゲイルの舌を絡めとって、くちゅくちゅと唾液を絡めて交わり始める。その熱さに火傷してしまいそうな錯覚を覚えたアビゲイルは、口角からこぼれ落ちていく混ざりあった唾液もそのままに、ただ流されていく自分に戸惑いを覚えていた。
「ちゅ、ふ、ん……はあ、アビー、甘い……」
「あ……お菓子を、さっき、頂いたので……」
確かにラクリマと二人でスイーツを食べていたけれど、それでもけっこう前だから、そんな甘さが残っているはずもないので、只の言い訳にすぎないのだが。
それでもそんな言い訳じみたことを言っていないと意識がぶっ飛んでしまいそうになる。
惚れた弱みに流されてちゅっちゅちゅっちゅしているけれど、ここは馬車の中である。たしか宮殿に赴くときにもヘーゼルダイン家の馬車に乗ったけれど、さすがにここまでのイチャイチャには突入しなかった。
せいぜい手を握っての口説き合いだけだったというのに、帰りの馬車でのこの行動はどうしたものか。
ふと見ると、行きのときは同じ室内の隅にひっそりと気配を消して控えていたジェフが、今この時はいない。ふと見ると御者台の方向にある窓から、御者とジェフの後ろ頭の一部が見えたので、アビゲイルは意図的にアレキサンダーと二人きりにされたことを悟った。
「んぅ、ふ……アレク様、駄目、こんなところで」
「どぉして? 誰も、いないよ」
「そうですけども……ふ、あぁ……ん」
馬車の室内に二人きりとはいえ、宮殿からヘーゼルダイン家のタウンハウスまでは大した距離じゃないので、いつ「到着しました」とジェフや使用人たちが知らせて来るかもわからないので、こんなことをしているのを見られたくないわけで。
そんなことを考えているアビゲイルの気も知らずに、アレキサンダーの大きな手がアビゲイルの豊かな胸の膨らみをまさぐり始めた。
「う、ひゃ……っ、ア、アレク様……?」
「うん……やぁらかい……かわいい……」
「あ、あぅ……アレク様……」
アビゲイルは自分でもびっくりするほど胸への愛撫に敏感なことに気付いた。
相手がアレキサンダーだからかもしれない。彼の手に余るほどのボリュームのある胸をやわやわと揉まれて、さらに指先で先端をぐりぐりと愛撫をされては「ん、ん」とくぐもった声を出すしかできない。
片手で胸をやわやわと愛撫して、もう片方の手はアビゲイルのむき出しの背中を撫で上げたりしている。
そのうち、ホルターネックのドレスの胸元から手を入れて直接触れだしたので、アビゲイルは思わず大きく息を吸い込んだ。揉みしだくその指の間に乳首を挟んでぐりぐりと刺激を与えてきた。
「あぁ……っ」
「ぅん~……アビーのおっぱい……さわる」
「も、もう触ってますけど……いえ、いいんですけど……ふぁ、ん、んん、ああ、そんなエッチな触り方しないで……は、あ……!」
アレキサンダーはアビゲイルの胸元をはだけてすっかり両方の胸を露わにしてしまうと、そのまま谷間に顔を埋めてしまった。すんすんと鼻を動かしているのがまるで動物みたいだ。
あんまり匂い嗅がれたくないんだけど。お風呂も入ってないし……。
「あ、アレク様、アレク様。あの、あたし、汗を、そのかいたので……あまりくんくんしちゃ嫌ですよ……」
「うん……? いいにおい、きもちぃ……やわらかい」
「そ、そう、ですか?」
両方の胸を愛撫しながら、深い谷間に顔を埋めて、舐めたりキスしたりしているアレキサンダーが顔を上げると、アビゲイルの片方の乳房をぐいと持ち上げてその先端に吸い付いてきたので、アビゲイルはぞわぞわとした感覚を拾って思わず仰け反ってしまい、そのまま仰向けにアレキサンダーに押し倒される形となった。
アビゲイルはつんのめるようにして、座席に座ったアレキサンダー膝の上に倒れこんでしまった。
ヘーゼルダイン家の馬車は豪華であるので、足元は毛足の長いカーペットが敷いてあり、うっかりするとハイヒールが持っていかれそうになる。
「きゃっ! ア、アレク様ったら」
「うん、アビー……」
トロンとした表情でアビゲイルを見上げるアレキサンダーに、面倒くさいと思いつつも、いつもの厳つくて強そうな彼でなく、どこか角の取れた可愛らしい感じにすっかり絆されてしまったアビゲイルは、しょうがないなと苦笑するしかない。
「あ、お父様とお母様に無断で出てきてしまったわ……」
「アビゲイルちゃん、なんなら僕が伝えてこようか?」
馬車に乗りこむまでの距離をアレキサンダーを支えてここまでついて来てくれたラリマールが、馬車の外で提案してきた。
「でも、そんな、殿下自らそんなこと」
「僕は会場に戻るついでだから別にいいよー。アレックスのこと、よろしく頼むよ」
「……何だか、色々申し訳ございません。今度何かお礼を」
「じゃあまた今度クイックステップ踊ろうよ。もっと早いテンポの曲でね」
「うっ……練習しておきます」
出発します、という御者の声に、アレキサンダーの膝の上から座りなおして、ラリマールに一礼すると、彼はにこやかに手を振ってくれた。本当にラリマールには頭が上がらない。
「ラリマール殿下は良い方ですねえ」
「ん……アビー、らりまーるが……ろうかしたのか」
「ん? いえ、殿下が良い方だなあって」
「らりまーる、が、好きらのか……?」
「お友達としてってことですよ。アレク様も殿下のことお好きでしょ?」
「うん……らりまーるは……いい男ら……」
「うふふ。でもあたしにはアレク様のほうがいい男ですけどね?」
「ああああびぃ~」
「わわ、もう~、ホントに酔っ払いなんですから……しょうがないな」
抱き着いてきたアレキサンダーが面倒くさいけど、普段の真面目で厳つい感じからかけ離れていて、申し訳ないが見ていて楽しい。動画が撮影できたらいいのになあと、前世を思い出してみたりする。
帝都の宮殿からヘーゼルダイン家のタウンハウスまではそれほどかからず到着する。とりあえずはアレキサンダーを休ませてから、またヘーゼルダイン家の馬車を借りて家に戻るつもりだ。
今日はもっとアレキサンダーとも夜会を楽しみたかったし、お開きの時間まで会場にいて、またラストダンスも踊りたかったのだが、アビゲイルもラクリマと話し込んでしまったし、アレキサンダーもこの調子では、またの機会にするしかない。
新聞に婚約発表の記事が載るまでの間、結婚の準備を着々と進めてきたけれど、ヘーゼルダインに嫁いでいくのはまだ先だ。
次にこうして帝都で会えるのはいつになるのか、帝都の夜会でアレキサンダーが出席しなければならないものを、あとでジェフにでも確認を取ってみようと思った。
そんなことをぼんやり考えながらアレキサンダーの背をあやすように撫でていると、アビゲイルの首筋に顔を寄せていたアレキサンダーがすんすんと匂いを嗅いでいるのに気付く。
「ちょ、何してるんです? アレク様……?」
「すうううう……はああああ……いい、におい」
「そ、そうでしょうか……」
「ん~……アビー、きす、したい……」
「うぅん? き、キス? ……あ、うぅむ……っ」
突然蕩けたような声での要求に思考が止まったアビゲイルであったが、アレキサンダーが返事も待たずにそのままアビゲイルの唇にちゅ、ちゅ、と触れては離れてを繰り返すキスをしてきた。それを何回か繰り返して、そのまま唇を押し付けて舌を使って無理矢理彼女の口をこじ開けにかかる。
「ん、んぅ、……っ、は、あ、あれく、様……っ、はぅ、んんっ」
「うん、何、アビー……ん、ちゅ」
アレキサンダーの舌はいとも簡単にアビゲイルの舌を絡めとって、くちゅくちゅと唾液を絡めて交わり始める。その熱さに火傷してしまいそうな錯覚を覚えたアビゲイルは、口角からこぼれ落ちていく混ざりあった唾液もそのままに、ただ流されていく自分に戸惑いを覚えていた。
「ちゅ、ふ、ん……はあ、アビー、甘い……」
「あ……お菓子を、さっき、頂いたので……」
確かにラクリマと二人でスイーツを食べていたけれど、それでもけっこう前だから、そんな甘さが残っているはずもないので、只の言い訳にすぎないのだが。
それでもそんな言い訳じみたことを言っていないと意識がぶっ飛んでしまいそうになる。
惚れた弱みに流されてちゅっちゅちゅっちゅしているけれど、ここは馬車の中である。たしか宮殿に赴くときにもヘーゼルダイン家の馬車に乗ったけれど、さすがにここまでのイチャイチャには突入しなかった。
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ふと見ると、行きのときは同じ室内の隅にひっそりと気配を消して控えていたジェフが、今この時はいない。ふと見ると御者台の方向にある窓から、御者とジェフの後ろ頭の一部が見えたので、アビゲイルは意図的にアレキサンダーと二人きりにされたことを悟った。
「んぅ、ふ……アレク様、駄目、こんなところで」
「どぉして? 誰も、いないよ」
「そうですけども……ふ、あぁ……ん」
馬車の室内に二人きりとはいえ、宮殿からヘーゼルダイン家のタウンハウスまでは大した距離じゃないので、いつ「到着しました」とジェフや使用人たちが知らせて来るかもわからないので、こんなことをしているのを見られたくないわけで。
そんなことを考えているアビゲイルの気も知らずに、アレキサンダーの大きな手がアビゲイルの豊かな胸の膨らみをまさぐり始めた。
「う、ひゃ……っ、ア、アレク様……?」
「うん……やぁらかい……かわいい……」
「あ、あぅ……アレク様……」
アビゲイルは自分でもびっくりするほど胸への愛撫に敏感なことに気付いた。
相手がアレキサンダーだからかもしれない。彼の手に余るほどのボリュームのある胸をやわやわと揉まれて、さらに指先で先端をぐりぐりと愛撫をされては「ん、ん」とくぐもった声を出すしかできない。
片手で胸をやわやわと愛撫して、もう片方の手はアビゲイルのむき出しの背中を撫で上げたりしている。
そのうち、ホルターネックのドレスの胸元から手を入れて直接触れだしたので、アビゲイルは思わず大きく息を吸い込んだ。揉みしだくその指の間に乳首を挟んでぐりぐりと刺激を与えてきた。
「あぁ……っ」
「ぅん~……アビーのおっぱい……さわる」
「も、もう触ってますけど……いえ、いいんですけど……ふぁ、ん、んん、ああ、そんなエッチな触り方しないで……は、あ……!」
アレキサンダーはアビゲイルの胸元をはだけてすっかり両方の胸を露わにしてしまうと、そのまま谷間に顔を埋めてしまった。すんすんと鼻を動かしているのがまるで動物みたいだ。
あんまり匂い嗅がれたくないんだけど。お風呂も入ってないし……。
「あ、アレク様、アレク様。あの、あたし、汗を、そのかいたので……あまりくんくんしちゃ嫌ですよ……」
「うん……? いいにおい、きもちぃ……やわらかい」
「そ、そう、ですか?」
両方の胸を愛撫しながら、深い谷間に顔を埋めて、舐めたりキスしたりしているアレキサンダーが顔を上げると、アビゲイルの片方の乳房をぐいと持ち上げてその先端に吸い付いてきたので、アビゲイルはぞわぞわとした感覚を拾って思わず仰け反ってしまい、そのまま仰向けにアレキサンダーに押し倒される形となった。
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