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17 有りや無しや?
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家令のジェフが文箱を持ってアレキサンダーの執務室へ入って来た。
危険な物が入っていないか、害を及ぼす魔法がかかっていないかを確認したのち、主人のアレキサンダーのもとに届けてくれる。
建国記念の舞踏会に出席したのち、それが終わると王都から五日がかりで領地のヘーゼルダイン領に帰って来た。
帰る前にはあのフォックス侯爵家の姫アビゲイルの手紙をくれるという約束を思い出し、ラリマールと話して自分たちから先に礼の手紙を送ろうということになり、急遽飾り気もない伝令用の便せんではあったが、ラリマールと連名で手紙を送った。
ヘーゼルダイン領に戻ってからは二週間に一度の手紙のやりとりをしているところだ。
今日もこうして日々アレキサンダー宛に送られてくる手紙の中に、アビゲイルの手紙が入っていないかが気になるようになって、そんな待ち遠しさも楽しむようになっている。
西辺境地帯は、過去に勇者レクサールが当時の魔族の王であるグエンフォール三世とともに、魔大公とよばれる魔貴族を封印した茨の塔が建つ岩石砂漠を中心に魔物が多く生息している地域だ。
ヘーゼルダイン国境騎士団は、国防の要でもあるとともに、こちらの魔物たちから国を守る役目を担っている。
その国境騎士団、通称辺境騎士団の総団長であるアレキサンダーは、領地の内政と日々の魔物狩りなどで忙しい日々を送っている。
そんな中、アビゲイルの手紙は日々の疲れを癒してくれる元となっていた。
半ば踊り出す心臓を落ちつけながら、そっと文箱を開くと、見覚えのある綺麗な女性文字で書かれた綺麗な封筒を見つける。
アビゲイルからの手紙だった。
今頃きっと、隣国のルビ・グロリオーサ魔王国にあるラリマールの邸にも同じ筆跡の手紙が届いている頃だろう。
西辺境伯アレキサンダー・ヴィンス・ヘーゼルダイン。二十五歳の現在まで、こうして令嬢と手紙のやりとりなどをしたことが無かった。
アビゲイルの手紙を他の各報告や伝令などが書かれた手紙の山から救出し、面倒なことはさっさと終わらせようと、伝令や報告書を片っ端から読み漁って判を押し次々と片付けてゆく。
小一時間もそうした作業を行って、やっと今ある書類に目通したアレキサンダーは、書類や手紙の束をトントンとそろえて脇に置くと、次の書類の束がやってくる前に一息つくことにした。
家令のジェフがそれを見計らってお茶のワゴンを押してやってくる。彼がモノクルのずれを直して香り高い紅茶を淹れるのを横目に、アレキサンダーはアビゲイルからの手紙の封を切った。
彼女の綺麗な女性文字で、季節の挨拶から始まり、アレキサンダーやヘーゼルダイン領の人々を気遣う文言、それから自分の近況などが綴られて、そちらはどうしているのかとの質問を交えて書いてある。
彼女の癖なのか、時々説明用にイラストも描いてあるのだが、これがなかなか特徴をとらえていて可愛らしい。
何通か前の手紙に、アレキサンダーのディフォルメしたイラストが描いてあったが、特徴をとらえつつも、アレキサンダーの近寄りがたい厳つい雰囲気を払拭したコミカルなイラストだったので、その時たまたま城に顔を見せにきてくれていたラリマールが爆笑していた。
ちなみにラリマール宛の手紙にも彼の似顔絵が描いてあって、そちらはニヒルなドヤ顔をしたラリマールのディフォルメイラストで、なかなか上手だった。
そんな彼女は最近母であるニーナ侯爵夫人についてフォックス侯爵家が支援する孤児院にも顔を出して、絵本の読み聞かせや子供たちのイラストを描いてあげたりしてなかなか人気者になっているようだ。
そして、以前は呼ばれもしなかった上位貴族の夫人のお茶会やサロンにも招待されるようになったという喜びも手紙に書いてあった。西辺境伯アレキサンダーと隣国の王弟ラリマールに正式な紹介でお目にかかれたことで呼ばれるようになったと感謝の言葉が書かれていた。
しかしアレキサンダーにしてみれば、それは彼女の功績によるもので、決して自分たちの肩書のお陰などではないと思っている。
放蕩娘という噂が今では一体なんだったのかと思うほどに、今の彼女しか知らないアレキサンダーは、アビゲイルのそんな謙虚さに好感を覚えていた。
手紙の中には、家令のジェフも元気かどうかとの質問も書いてあったので、それをジェフにひらりと見せてやる。
「ジェフ。アビゲイル姫が手紙にお前のことも息災かと送ってきているぞ」
「なんと。あの舞踏会で殿とラリマール殿下のお世話をしていただけの輩を覚えておいででしたとは。恐れ入りますと姫君にお伝えくださいませ」
「ああ。律儀な姫だ。放蕩娘とは一体なんだったかな」
ジェフへの息災かという質問のところに彼のモノクルをした似顔絵も描いてあったので、それを見たジェフはやや皺のある表情にシニカルな笑みを浮かべてから、アレキサンダーのデスク脇に紅茶のカップを置いた。
アレキサンダーがその紅茶のカップに口を付けるのを、そのモノクル越しにじっと見ていたジェフは、おもむろにぼそりと訪ねてきた。
「殿」
「ん?」
「かのアビゲイル姫君とのご結婚をお考えではないのですか」
「ぶふっ……!」
アレキサンダーは突拍子もないジェフの質問に、盛大に紅茶を吹いてむせ返った。
ジェフはアレキサンダーが噴き出した液体がかからぬように書類と文箱を慌てず騒がず避けてから、水浸しになったデスク周りを布巾でふき取って、何事も無かったかのようにデスクを戻す。
「な、何を言い出すのだ突然」
「突然ではございませぬ」
ジェフはそのモノクルの向こうからいつも以上に冷淡で厳しい目をしてアレキサンダーに詰め寄った。
「殿はご自分がおいくつになられたのかご存じでしょう。仮にも広大な領地を持つ貴族の領主が二十五にもなって細君を娶らないのはいかがかと存じます」
「し、仕方がないだろう。忙しくてそれどころでは」
「忙しい? その忙しさの中に最も大切なご結婚のことが入っていないのは何故でございます? 騎士団の中でも『うちの団長はいついい話を聞かせてくれるのか』と嘆く者までおるとのことですぞ。そのようにいつまでものんびり構えていて良い物ですか?」
「い、いや……わかってはいるが。貴族の女性にしてみたら、俺のような恐ろしい大男との結婚など嫌だと言うに決まっているからな」
「アビゲイル姫はそうではありますまい。王都の舞踏会では殿をラストダンスに指名し、こうして手紙も下さり、こんなじいにも気を使って下さる稀有な姫でございます。どうか、そのご縁を手放しなさいませぬよう」
「馬鹿を言うな。王都の侯爵の姫君だぞ。都会に慣れた姫君にこのような辺境地の生活ができるわけがあるまい」
「それを姫君に聞いてみたことはございますか」
「いや、無いが……」
「ならちゃんとお聞きなさいませ。独身男にこのように親密な手紙を贈られるのなら、このヘーゼルダインに嫁いでくる意志は有りや無しや? と!」
「……ジェ、ジェフ、落ち着」
「そして少しでも姫にそういう意志が有りとのことであれば!」
ジェフは興奮しながらアレキサンダーのデスクをばん、と叩いて身を乗り出した。
「……ぜっっっったいに、逃がしてはなりませぬぞ」
ぐいぐいと迫ってくるジェフに、アレキサンダーはたじろいだ。瞬きをしないジェフの目が怖かった。
確かにこんな自分を慕ってくれて、あの舞踏会ではダンスも共に踊った。そしてもっと話したいと言ってこうして手紙を送ってくれるのだから、好かれていないわけではないと思いたい。
ジェフがこう言うのだから、もし彼女がヘーゼルダインに来たとして、ヘーゼルダインの者たちは、アビゲイルの王都での放蕩娘という噂を真に受けて邪険にしたりは絶対にしないだろう。
だが、ここは辺境地帯だ。隣国との国境で交易も盛んな場所ではあるけれど、主に原材料の市が多くて、王都のような女性に人気のファッションの店があるわけでもない。
魔物も多く出る場所で、市井の女だって剣や武術の心得があるのが普通の場所。
岩石砂漠がある場所に近く、朝晩の気温差が大きく、慣れない者は体調を崩してしまうことだってある。
そんな場所に、都会育ちで自分の身すら守れないか弱い姫君がやっていけるはずもない。
いや、それよりも。
都会で貴公子に囲まれて育った美しい姫君は、熊のように厳つい自分のような辺境伯爵にはもったいないと、アレキサンダーは思ってしまうのだ。
十七歳の、八つも年下の娘に、何を期待しているのだ。
アレキサンダーは周りに美徳ともとられる謙虚さ、言い換えれば自己評価の低さに、そんなことを思ってしまう。
「……ああ。聞いてみよう」
アレキサンダーは嘘も方便と自分に言い聞かせつつ、この場をおさめるため、ジェフに力なく笑った。
危険な物が入っていないか、害を及ぼす魔法がかかっていないかを確認したのち、主人のアレキサンダーのもとに届けてくれる。
建国記念の舞踏会に出席したのち、それが終わると王都から五日がかりで領地のヘーゼルダイン領に帰って来た。
帰る前にはあのフォックス侯爵家の姫アビゲイルの手紙をくれるという約束を思い出し、ラリマールと話して自分たちから先に礼の手紙を送ろうということになり、急遽飾り気もない伝令用の便せんではあったが、ラリマールと連名で手紙を送った。
ヘーゼルダイン領に戻ってからは二週間に一度の手紙のやりとりをしているところだ。
今日もこうして日々アレキサンダー宛に送られてくる手紙の中に、アビゲイルの手紙が入っていないかが気になるようになって、そんな待ち遠しさも楽しむようになっている。
西辺境地帯は、過去に勇者レクサールが当時の魔族の王であるグエンフォール三世とともに、魔大公とよばれる魔貴族を封印した茨の塔が建つ岩石砂漠を中心に魔物が多く生息している地域だ。
ヘーゼルダイン国境騎士団は、国防の要でもあるとともに、こちらの魔物たちから国を守る役目を担っている。
その国境騎士団、通称辺境騎士団の総団長であるアレキサンダーは、領地の内政と日々の魔物狩りなどで忙しい日々を送っている。
そんな中、アビゲイルの手紙は日々の疲れを癒してくれる元となっていた。
半ば踊り出す心臓を落ちつけながら、そっと文箱を開くと、見覚えのある綺麗な女性文字で書かれた綺麗な封筒を見つける。
アビゲイルからの手紙だった。
今頃きっと、隣国のルビ・グロリオーサ魔王国にあるラリマールの邸にも同じ筆跡の手紙が届いている頃だろう。
西辺境伯アレキサンダー・ヴィンス・ヘーゼルダイン。二十五歳の現在まで、こうして令嬢と手紙のやりとりなどをしたことが無かった。
アビゲイルの手紙を他の各報告や伝令などが書かれた手紙の山から救出し、面倒なことはさっさと終わらせようと、伝令や報告書を片っ端から読み漁って判を押し次々と片付けてゆく。
小一時間もそうした作業を行って、やっと今ある書類に目通したアレキサンダーは、書類や手紙の束をトントンとそろえて脇に置くと、次の書類の束がやってくる前に一息つくことにした。
家令のジェフがそれを見計らってお茶のワゴンを押してやってくる。彼がモノクルのずれを直して香り高い紅茶を淹れるのを横目に、アレキサンダーはアビゲイルからの手紙の封を切った。
彼女の綺麗な女性文字で、季節の挨拶から始まり、アレキサンダーやヘーゼルダイン領の人々を気遣う文言、それから自分の近況などが綴られて、そちらはどうしているのかとの質問を交えて書いてある。
彼女の癖なのか、時々説明用にイラストも描いてあるのだが、これがなかなか特徴をとらえていて可愛らしい。
何通か前の手紙に、アレキサンダーのディフォルメしたイラストが描いてあったが、特徴をとらえつつも、アレキサンダーの近寄りがたい厳つい雰囲気を払拭したコミカルなイラストだったので、その時たまたま城に顔を見せにきてくれていたラリマールが爆笑していた。
ちなみにラリマール宛の手紙にも彼の似顔絵が描いてあって、そちらはニヒルなドヤ顔をしたラリマールのディフォルメイラストで、なかなか上手だった。
そんな彼女は最近母であるニーナ侯爵夫人についてフォックス侯爵家が支援する孤児院にも顔を出して、絵本の読み聞かせや子供たちのイラストを描いてあげたりしてなかなか人気者になっているようだ。
そして、以前は呼ばれもしなかった上位貴族の夫人のお茶会やサロンにも招待されるようになったという喜びも手紙に書いてあった。西辺境伯アレキサンダーと隣国の王弟ラリマールに正式な紹介でお目にかかれたことで呼ばれるようになったと感謝の言葉が書かれていた。
しかしアレキサンダーにしてみれば、それは彼女の功績によるもので、決して自分たちの肩書のお陰などではないと思っている。
放蕩娘という噂が今では一体なんだったのかと思うほどに、今の彼女しか知らないアレキサンダーは、アビゲイルのそんな謙虚さに好感を覚えていた。
手紙の中には、家令のジェフも元気かどうかとの質問も書いてあったので、それをジェフにひらりと見せてやる。
「ジェフ。アビゲイル姫が手紙にお前のことも息災かと送ってきているぞ」
「なんと。あの舞踏会で殿とラリマール殿下のお世話をしていただけの輩を覚えておいででしたとは。恐れ入りますと姫君にお伝えくださいませ」
「ああ。律儀な姫だ。放蕩娘とは一体なんだったかな」
ジェフへの息災かという質問のところに彼のモノクルをした似顔絵も描いてあったので、それを見たジェフはやや皺のある表情にシニカルな笑みを浮かべてから、アレキサンダーのデスク脇に紅茶のカップを置いた。
アレキサンダーがその紅茶のカップに口を付けるのを、そのモノクル越しにじっと見ていたジェフは、おもむろにぼそりと訪ねてきた。
「殿」
「ん?」
「かのアビゲイル姫君とのご結婚をお考えではないのですか」
「ぶふっ……!」
アレキサンダーは突拍子もないジェフの質問に、盛大に紅茶を吹いてむせ返った。
ジェフはアレキサンダーが噴き出した液体がかからぬように書類と文箱を慌てず騒がず避けてから、水浸しになったデスク周りを布巾でふき取って、何事も無かったかのようにデスクを戻す。
「な、何を言い出すのだ突然」
「突然ではございませぬ」
ジェフはそのモノクルの向こうからいつも以上に冷淡で厳しい目をしてアレキサンダーに詰め寄った。
「殿はご自分がおいくつになられたのかご存じでしょう。仮にも広大な領地を持つ貴族の領主が二十五にもなって細君を娶らないのはいかがかと存じます」
「し、仕方がないだろう。忙しくてそれどころでは」
「忙しい? その忙しさの中に最も大切なご結婚のことが入っていないのは何故でございます? 騎士団の中でも『うちの団長はいついい話を聞かせてくれるのか』と嘆く者までおるとのことですぞ。そのようにいつまでものんびり構えていて良い物ですか?」
「い、いや……わかってはいるが。貴族の女性にしてみたら、俺のような恐ろしい大男との結婚など嫌だと言うに決まっているからな」
「アビゲイル姫はそうではありますまい。王都の舞踏会では殿をラストダンスに指名し、こうして手紙も下さり、こんなじいにも気を使って下さる稀有な姫でございます。どうか、そのご縁を手放しなさいませぬよう」
「馬鹿を言うな。王都の侯爵の姫君だぞ。都会に慣れた姫君にこのような辺境地の生活ができるわけがあるまい」
「それを姫君に聞いてみたことはございますか」
「いや、無いが……」
「ならちゃんとお聞きなさいませ。独身男にこのように親密な手紙を贈られるのなら、このヘーゼルダインに嫁いでくる意志は有りや無しや? と!」
「……ジェ、ジェフ、落ち着」
「そして少しでも姫にそういう意志が有りとのことであれば!」
ジェフは興奮しながらアレキサンダーのデスクをばん、と叩いて身を乗り出した。
「……ぜっっっったいに、逃がしてはなりませぬぞ」
ぐいぐいと迫ってくるジェフに、アレキサンダーはたじろいだ。瞬きをしないジェフの目が怖かった。
確かにこんな自分を慕ってくれて、あの舞踏会ではダンスも共に踊った。そしてもっと話したいと言ってこうして手紙を送ってくれるのだから、好かれていないわけではないと思いたい。
ジェフがこう言うのだから、もし彼女がヘーゼルダインに来たとして、ヘーゼルダインの者たちは、アビゲイルの王都での放蕩娘という噂を真に受けて邪険にしたりは絶対にしないだろう。
だが、ここは辺境地帯だ。隣国との国境で交易も盛んな場所ではあるけれど、主に原材料の市が多くて、王都のような女性に人気のファッションの店があるわけでもない。
魔物も多く出る場所で、市井の女だって剣や武術の心得があるのが普通の場所。
岩石砂漠がある場所に近く、朝晩の気温差が大きく、慣れない者は体調を崩してしまうことだってある。
そんな場所に、都会育ちで自分の身すら守れないか弱い姫君がやっていけるはずもない。
いや、それよりも。
都会で貴公子に囲まれて育った美しい姫君は、熊のように厳つい自分のような辺境伯爵にはもったいないと、アレキサンダーは思ってしまうのだ。
十七歳の、八つも年下の娘に、何を期待しているのだ。
アレキサンダーは周りに美徳ともとられる謙虚さ、言い換えれば自己評価の低さに、そんなことを思ってしまう。
「……ああ。聞いてみよう」
アレキサンダーは嘘も方便と自分に言い聞かせつつ、この場をおさめるため、ジェフに力なく笑った。
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