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本編
94 違和感と邂逅
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バビちゃんキャッスルは人形の制作工房のほかにデパートのようなバビちゃんの衣装を販売するエリア、バビちゃんとそのお友達のそれぞれのお家というコンセプトで作られた邸が立てられていて、それぞれ見学ができるようになっている。
十数人いるバビちゃんのお友達の邸を一日で回るのはとても無理だ。いくつかに絞って休み休み回るしかない。
大勢いる家族連れもそれぞれそのような感じで、限定スイーツなどを手にして子供たちと見学してまわっているのが見える。
シャンテルも目をキラキラさせ、途中で買った、かじると断面がハート型になる甘いチュロスを食べながらスイの手を引いて、あちらに行きたい、こちらも見たいとキャッキャウフフとはしゃぎまくっている。彼女の首からはお菓子の入った可愛らしいバケツ型ケースがぶら下げられていて、いかにもこちらに来て楽しんでますと訴えているようだった。
「夕方になったら寝てしまうかもなあ」
「ふふ、そうかもね」
スイの隣を歩いてくれているエミリオが、笑顔満面の姪っこを見ながらやれやれとため息をついていてなんだか叔父というよりパパと言った感じでなんだか可笑しい。エミリオが子供好きらしいのはなんとなくわかっているので、結婚後にどうにかして子供ができたらきっと可愛がってくれるだろうなあなんて、まだ出来てもいない子供に想いを馳せるスイ。
いや、昨日のあの庭園での行為で出来たかもしれないけども。昨日は二人とも魔力は満タンの健康そのものだったわけだし、魔力の補充に生殖エネルギーを持っていかれるってことはないはずだ。
と、そこまで考えて、ここは子供の健全な夢の国だというのにそんな大人の事情的なエロエロなことを考える自分があさましくて頭がちょっと痛くなる。
……いや、実際にちょっと頭痛のようなものがしている気がする。本当にうっすらとだけれど。
スイはバビちゃんキャッスルに入場したその一歩を踏み出した瞬間から、何やら妙な感覚を覚えていた。
足元がふわふわと浮遊するような、やたらと空気が絡みついてくるような。
そして、何故だか方向感覚が少しおかしい感じがして、後ろを振り向かなければ入口がどこだったかも忘れてしまうような、そんな不安になるような感覚。
周りの客らや隣を歩くシャンテルとエミリオ、シュクラ、クアスの様子は特におかしいところは見えなかった。自分だけがこのようなおかしな感覚を味わっているみたいでなんだか気分が良くない。
一体なんだろう。急に何?
魔法でもかかっているのか? でもそうなら魔術師であるエミリオが真っ先に気づきそうなものだし、神であるシュクラもとくに変わった様子もない。入場したばかりで突然気分が悪いなんてとても言えず、スイは元気にはしゃいでいるシャンテルを見てなんとかやり過ごそうとしていた。
潜入捜査の一環で客として一緒に入場したクアスはシュクラに呆れられながらも周囲に目を光らせているものの、とくにめぼしい物はない様子……というより、全体的にピンクとフリルとハート模様の空間に圧倒されて居心地が若干悪そうな感じだ。
メノルカ神殿から盗まれたらしい、セドル・アーチャーが大切にしていたという初代ジェイディに宿った魔力を追ってここまで来たが、今のところ収穫がなくて少々難しい顔をしているので、周りの家族連れがビックリしているのがちょっとかわいそうだからやめてほしい。
「そなたその仏頂面やめんか。その眉間の皺! 見てみよ、可哀想に周りの子供らが怯えるではないか」
「……もともとこういう顔をしています」
「そなたつまらん男じゃのう。焦ってもしょうがなかろう? まずは穏やかな気持ちで楽しむくらいの余裕がないと失敗するぞ」
「……お心遣い、いたみいります」
シュクラに指摘されて初めて眉間に皺をよせていたことに気が付いたらしいクアスは、ぐりぐりと人差し指で皺を伸ばしていた。シュクラもあんなに意地悪をしておきながら、クアスの捜査には割かし協力的みたいで、一時はどうなることかと思ったけれど心配はなさそうだったが。
メインであるバビちゃん、そのお友達の二、三人の邸を回ったところで昼休憩を挟み、次のお友達の邸を見て見ようということになり、ほかのカラフルなパステルカラーがメインの邸とは異なり、ブラウンやベージュ、ワインレッドなどのややシックで大人っぽい邸前に到着する。
邸の前の表札には、それぞれバビちゃんやお友達の名前が書かれているのだが、そこに書かれていた名前が「ジェイディ」だったことに、シャンテルは子供特有の甲高い奇声を上げて大喜びした。
「ジェイディ! ジェイディのおうちよ! いこうジェイディ!」
ゲシュタルト崩壊でも起こしそうなセリフを叫んで、シャンテルはスイの手を離してジェイディハウスの入り口に向かって駆け出してしまった。
「あっ! シャンテルちゃん! 待って! やみくもに走ったら危ないよ!」
「シャンテル!」
「やれやれ、せわしないのう」
「はあ……子供の施設ですから危なくはないでしょうが……行きましょう」
慌てて追いかけるスイ、そしてそれに急いで付いてくるエミリオ、シュクラ、クアス。
「シャンテルちゃん! ……っ!」
と。
そのとき、シャンテルを追いかけて入口に入った瞬間、スイがこのバビちゃんキャッスルに入った時からの違和感が濃厚となった気がした。ぞくりと背筋に走る物を感じたのだ。
それは、客をもてなす施設とはそぐわないような、拒絶や嫌悪の視線が流れてくるような。
まるで、あの時のような。
そう、メノルカ神殿のロビーに貼られていた、どこか小悪魔的なアルカイックスマイルであるというのに、スイにとってはこちらを睨みつけるみたいに見えていた、あのジェイディのポスターから感じた拒絶、嫌悪、憎悪の感覚。
そのようなどす黒い意思を持った視線を全方位から向けられているかのような、そんな恐ろし気な感覚に陥ってしまった。
「シャンテルちゃん……?」
モノトーンやベージュ、ブラウン、ワインレッドなどの落ち着いたお洒落な玄関、ロビー、そして各部屋に続く廊下、どこを見渡してもシャンテルの姿はなかった。
いや、シャンテルだけではない。この広いロビー内には他の客の姿も全くなかった。気配すら感じない。他の場所はあんなにも家族連れでにぎわっていたはずなのに。それに、シャンテルの前にもたくさんの客が入って行くのをこの目ではっきり見たはずだった。
だというのに、この空間には自分以外人っ子一人いないのだ。
「エミさん……シュクラ様は……? クアスさんも、まだ……来てない?」
自分が今来た方向を振り返っても、誰かが来る足音も何も聞こえなかった。確かに走り出したシャンテルを追って、自分の後をエミリオたちが追いかけてくるような声も聞いたはずなのに。
一度戻ってエミリオたちと合流するか?
いや、しかしシャンテルのことも心配だし……と思ってあたりを見回したとき、また午前中に感じた方向感覚の狂いが自分の中で生じた気がした。
来た方向がわからなくなる。薄ぼんやりと消えていくような。気が付けば目の前にあったはずの、今通ってきたはずの入口のドアがうっすらと消えていくのが見えた。焦ったのも一瞬、その焦りすらぼんやりとしてくるのを感じる。
スイは突然身体に力が入らなくなり、その場にへたり込んでしまった。床に手をついて酩酊したかのように目の前が回るのを感じて額に手をやる。そのうち床についたほうの腕にも力が入らず、そのまま倒れ込んでしまった。
一体、何が。
ここは一体。
身体から力が抜けていく。吸い取られていくようなそんな感じだった。
瞼も開けていられないほど重く、その重力に逆らえずに閉じ行く瞼の狭い視界のなか、いつの間にか廊下の向こうに立っている誰かの姿を見た。
見覚えのあるロックバンドのTシャツに細身のストレートジーンズ、色素の薄い茶色系の髪に、外国人のような彫りの深い顔立ちをした青年の姿だった。
この世界には全く有り得ないその姿は、スイの時間で約一年前に別れたはずの、まだ若かりし二十四歳だったころの元恋人、蜂谷悟の姿をしていた。
十数人いるバビちゃんのお友達の邸を一日で回るのはとても無理だ。いくつかに絞って休み休み回るしかない。
大勢いる家族連れもそれぞれそのような感じで、限定スイーツなどを手にして子供たちと見学してまわっているのが見える。
シャンテルも目をキラキラさせ、途中で買った、かじると断面がハート型になる甘いチュロスを食べながらスイの手を引いて、あちらに行きたい、こちらも見たいとキャッキャウフフとはしゃぎまくっている。彼女の首からはお菓子の入った可愛らしいバケツ型ケースがぶら下げられていて、いかにもこちらに来て楽しんでますと訴えているようだった。
「夕方になったら寝てしまうかもなあ」
「ふふ、そうかもね」
スイの隣を歩いてくれているエミリオが、笑顔満面の姪っこを見ながらやれやれとため息をついていてなんだか叔父というよりパパと言った感じでなんだか可笑しい。エミリオが子供好きらしいのはなんとなくわかっているので、結婚後にどうにかして子供ができたらきっと可愛がってくれるだろうなあなんて、まだ出来てもいない子供に想いを馳せるスイ。
いや、昨日のあの庭園での行為で出来たかもしれないけども。昨日は二人とも魔力は満タンの健康そのものだったわけだし、魔力の補充に生殖エネルギーを持っていかれるってことはないはずだ。
と、そこまで考えて、ここは子供の健全な夢の国だというのにそんな大人の事情的なエロエロなことを考える自分があさましくて頭がちょっと痛くなる。
……いや、実際にちょっと頭痛のようなものがしている気がする。本当にうっすらとだけれど。
スイはバビちゃんキャッスルに入場したその一歩を踏み出した瞬間から、何やら妙な感覚を覚えていた。
足元がふわふわと浮遊するような、やたらと空気が絡みついてくるような。
そして、何故だか方向感覚が少しおかしい感じがして、後ろを振り向かなければ入口がどこだったかも忘れてしまうような、そんな不安になるような感覚。
周りの客らや隣を歩くシャンテルとエミリオ、シュクラ、クアスの様子は特におかしいところは見えなかった。自分だけがこのようなおかしな感覚を味わっているみたいでなんだか気分が良くない。
一体なんだろう。急に何?
魔法でもかかっているのか? でもそうなら魔術師であるエミリオが真っ先に気づきそうなものだし、神であるシュクラもとくに変わった様子もない。入場したばかりで突然気分が悪いなんてとても言えず、スイは元気にはしゃいでいるシャンテルを見てなんとかやり過ごそうとしていた。
潜入捜査の一環で客として一緒に入場したクアスはシュクラに呆れられながらも周囲に目を光らせているものの、とくにめぼしい物はない様子……というより、全体的にピンクとフリルとハート模様の空間に圧倒されて居心地が若干悪そうな感じだ。
メノルカ神殿から盗まれたらしい、セドル・アーチャーが大切にしていたという初代ジェイディに宿った魔力を追ってここまで来たが、今のところ収穫がなくて少々難しい顔をしているので、周りの家族連れがビックリしているのがちょっとかわいそうだからやめてほしい。
「そなたその仏頂面やめんか。その眉間の皺! 見てみよ、可哀想に周りの子供らが怯えるではないか」
「……もともとこういう顔をしています」
「そなたつまらん男じゃのう。焦ってもしょうがなかろう? まずは穏やかな気持ちで楽しむくらいの余裕がないと失敗するぞ」
「……お心遣い、いたみいります」
シュクラに指摘されて初めて眉間に皺をよせていたことに気が付いたらしいクアスは、ぐりぐりと人差し指で皺を伸ばしていた。シュクラもあんなに意地悪をしておきながら、クアスの捜査には割かし協力的みたいで、一時はどうなることかと思ったけれど心配はなさそうだったが。
メインであるバビちゃん、そのお友達の二、三人の邸を回ったところで昼休憩を挟み、次のお友達の邸を見て見ようということになり、ほかのカラフルなパステルカラーがメインの邸とは異なり、ブラウンやベージュ、ワインレッドなどのややシックで大人っぽい邸前に到着する。
邸の前の表札には、それぞれバビちゃんやお友達の名前が書かれているのだが、そこに書かれていた名前が「ジェイディ」だったことに、シャンテルは子供特有の甲高い奇声を上げて大喜びした。
「ジェイディ! ジェイディのおうちよ! いこうジェイディ!」
ゲシュタルト崩壊でも起こしそうなセリフを叫んで、シャンテルはスイの手を離してジェイディハウスの入り口に向かって駆け出してしまった。
「あっ! シャンテルちゃん! 待って! やみくもに走ったら危ないよ!」
「シャンテル!」
「やれやれ、せわしないのう」
「はあ……子供の施設ですから危なくはないでしょうが……行きましょう」
慌てて追いかけるスイ、そしてそれに急いで付いてくるエミリオ、シュクラ、クアス。
「シャンテルちゃん! ……っ!」
と。
そのとき、シャンテルを追いかけて入口に入った瞬間、スイがこのバビちゃんキャッスルに入った時からの違和感が濃厚となった気がした。ぞくりと背筋に走る物を感じたのだ。
それは、客をもてなす施設とはそぐわないような、拒絶や嫌悪の視線が流れてくるような。
まるで、あの時のような。
そう、メノルカ神殿のロビーに貼られていた、どこか小悪魔的なアルカイックスマイルであるというのに、スイにとってはこちらを睨みつけるみたいに見えていた、あのジェイディのポスターから感じた拒絶、嫌悪、憎悪の感覚。
そのようなどす黒い意思を持った視線を全方位から向けられているかのような、そんな恐ろし気な感覚に陥ってしまった。
「シャンテルちゃん……?」
モノトーンやベージュ、ブラウン、ワインレッドなどの落ち着いたお洒落な玄関、ロビー、そして各部屋に続く廊下、どこを見渡してもシャンテルの姿はなかった。
いや、シャンテルだけではない。この広いロビー内には他の客の姿も全くなかった。気配すら感じない。他の場所はあんなにも家族連れでにぎわっていたはずなのに。それに、シャンテルの前にもたくさんの客が入って行くのをこの目ではっきり見たはずだった。
だというのに、この空間には自分以外人っ子一人いないのだ。
「エミさん……シュクラ様は……? クアスさんも、まだ……来てない?」
自分が今来た方向を振り返っても、誰かが来る足音も何も聞こえなかった。確かに走り出したシャンテルを追って、自分の後をエミリオたちが追いかけてくるような声も聞いたはずなのに。
一度戻ってエミリオたちと合流するか?
いや、しかしシャンテルのことも心配だし……と思ってあたりを見回したとき、また午前中に感じた方向感覚の狂いが自分の中で生じた気がした。
来た方向がわからなくなる。薄ぼんやりと消えていくような。気が付けば目の前にあったはずの、今通ってきたはずの入口のドアがうっすらと消えていくのが見えた。焦ったのも一瞬、その焦りすらぼんやりとしてくるのを感じる。
スイは突然身体に力が入らなくなり、その場にへたり込んでしまった。床に手をついて酩酊したかのように目の前が回るのを感じて額に手をやる。そのうち床についたほうの腕にも力が入らず、そのまま倒れ込んでしまった。
一体、何が。
ここは一体。
身体から力が抜けていく。吸い取られていくようなそんな感じだった。
瞼も開けていられないほど重く、その重力に逆らえずに閉じ行く瞼の狭い視界のなか、いつの間にか廊下の向こうに立っている誰かの姿を見た。
見覚えのあるロックバンドのTシャツに細身のストレートジーンズ、色素の薄い茶色系の髪に、外国人のような彫りの深い顔立ちをした青年の姿だった。
この世界には全く有り得ないその姿は、スイの時間で約一年前に別れたはずの、まだ若かりし二十四歳だったころの元恋人、蜂谷悟の姿をしていた。
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