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本編
53 退団届
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留置場から戻ったエミリオは、王都騎士団の駐屯基地内、魔法師団第三師団の研究棟にある執務室にいた。
自分の執務机に一週間ぶりに座り、しばらくその椅子や机を撫で擦ってから、愛用の万年筆を手に、先ほど騎士団事務局のほうからもらってきた、シャガでかかった必要経費もろもろの手続きの書類を記入し、サインをしていく。
必要書類をすべて記入したあと、抽斗から便せんと封筒を取り出しておもむろに書き始めたのは「退団届」であった。
粛々と書き綴り、最後にサインをしてから封筒に入れて懐にしまい込む。
そして一つ深呼吸をしたのち、執務机の上や抽斗の中の私物を片付け始めた。全て収納袋に仕舞いこんでから、執務机の上に置いてある『Emilio Dragonetti』と書かれたプレートを、名を下にしてぱたんと倒してから、記入したばかりの事務局に提出する手続きの書類を手に執務室を出る。
事務局へさっさと提出してから、魔法師団棟に戻ると、魔法師団総団長の執務室へ向かった。
時刻は夕方六時過ぎであり、大抵の騎士団の者たちは寮や家に帰る時刻ではあるが、上役の総団長の執務室はまだ灯りが付いていて、まだそこの主が在室なのを知らせていた。
ノックをして応えに名乗ってから入室すると、奥の執務机に白い長い髭が特徴の好々爺、ジョナス・シートン魔法師団長がそこに居てエミリオを迎えてくれた。
シートン総団長はこのパブロ王国きっての魔力保持者の老魔術師で、「賢者」の称号を持つ偉大な魔術師だ。そのため宮廷勤め人としての定年はもうとっくに過ぎているのだが、王家じきじきに頼まれて未だ騎士団所属魔法師団総団長の任についてくれている。
エミリオは彼に次ぐ魔力保持者として、彼の後継にふさわしいと言われていたのだが、それも約束できなくなったとエミリオは懐に手を当てながら思っている。
「やあドラゴネッティ卿。カイラード卿には会えたかね」
「はい、無理を通していただきありがとうございます。後程騎士団長にもお礼に伺いますが、おかげでクアス・カイラード卿は明日にでも出てこれそうとのことでした。怪我の後遺症もあるでしょうから、騎士団復帰にはまだリハビリが必要かもしれませんが」
「そうかね。まあ何はともあれ丸く収まって良かった」
シートン総団長は好々爺然として目を細めて頷いてくれた。
「それはそうと、取り急ぎ総団長にお話が」
「ほう、何かね?」
「これを」
そう言ってエミリオは懐から封筒を取り出してシートン総団長の目の前にそっと置いた。それは先ほどエミリオが執務室で書き上げた退団届であった。
シートン総団長は机に置かれたエミリオの退団届を目を細めてしげしげと眺めやる。
「ん~~私ゃ老眼でね。よく見えなくて」
「すぐそばに老眼鏡が置いてありますが」
「あんだって? 実は耳も遠いのだよ。年は取りたくないものだね」
「ご冗談を。地獄耳との異名をお持ちではありませんか。いつぞやの魔術師見習いに上がった新人の陰口をしっかり糾弾なさっていらして……」
「あ~~~~~もうよい。わかっとるわもぉ」
ひょうひょうと話を反らそうとした掴みどころのないシートン総団長を真面目な顔でしっかり話を戻してやると、総団長はふい~~と盛大なため息をついた。
「して、これは……どういうことかね、ドラゴネッティ卿?」
「見たままです。此度の任務失敗の責任を取り、騎士団を退団させていただきたく存じます」
「……責任はカイラード卿が十分とったと思うのだが」
「いえ、クアス・カイラードの独断を諫めることができなかった責任が俺にもございますので」
「う~~~~む……」
「……総団長、どうか」
「……辞めることはないのではないかね? 君の魔力量は若いのに規格外だし、王室の方々や宰相様などの上役も君には期待しておるよ。何より、そのう……私の引退後は後継は君にこそふさわしいのではと、私も考えていたものだからねえ」
「……期待に沿えず、申し訳ありません」
「魔法師団としては、結構な痛手なんだが……まあ君だけにおんぶにだっこみたいでこちらこそ申し訳ないのだが。まあその、勿体ないなとは思う」
「それでも……俺は」
「ふむ……意思は固いか」
「申し訳ありません……その代わりとして、次期第三師団長に、現在副師団長であるロドリゴ・エッカルトを推薦いたします。俺が不在の間、代理をしっかり務めてくれた有能さと、何より魔法のセンスは誰にも負けないと俺は思っております。真面目で後輩らにも慕われていますし、これ以上の適任は考えられません」
「あー、わかったわかった。ドラゴネッティ卿の熱意はしっかり伝わった」
「そ、それでは……」
「ああ、名残惜しいが致し方ない。君の希望を受け入れよう」
「あ、ありがとうございます」
プレゼンよろしく、後任に部下の名前と彼がいかに素晴らしいかをアピールするエミリオに圧倒されて、シートン総団長はしぶしぶであったが退団届を受け取った。
これから上の者らとエミリオの退団のことを申請するための相談を重ねないとならないと思うと頭が痛いが、エミリオの真意がそれだけではないのは言及せずともなんとなくわかるのはやはり年の功か。
エミリオの莫大な魔力を補える魔力交換の相手が土地神の愛娘らしいので、神の娘に手を出したのであれば責任を取れと言われるのは目に見えていた。
土地神の愛し子というものは、その土地から離れるとその加護から外れてしまう。結婚するとなれば、こちらがその愛し子のもとに引っ越すことになるだろう。愛し子認定された者は神がそばから離したがらないから、無理にその場所から引きはがそうとすれば、どのような天罰が下るかしれたものではない。
エミリオは騎士団を辞めたらおそらくシャガに戻ってその愛し子の女性と人生を共にしようというのだろう。
そうなったらどうするか。説得しても彼の意思が頑なであるから、留まってくれと言うのは難しい。まして地方の土地神とはいえ、仮にも神の一柱が関わっているなら人間側に手出しができようはずもない。それがわからないほど、パブロ王国の王族や上役たちは愚かではない。
膨大な魔力量を持つエミリオを王都に留め置きたいのは山々だが、神が関わる問題だけに「まあシャガ地方もパブロ王国の一部だよね」と納得するしかないのである。
まあ、エミリオの能力が騎士団の管轄から外れるというのなら、これからも繋がりを持ちたいのであれば、シャガに向かったフリーのエミリオに仕事を外部発注すればよいのだ。
本来、魔術師とはそういうものだ。シートン総団長が子供のころなど、ほぼ魔術師というものはフリーな職業であったし、騎士団に所属して管理されるようになったのはここ五十年くらいの話だから、元の形に戻るだけと、彼は無理矢理にも納得はしたらしい。
冒険者登録をしてすぐには収入もままならないはずであるし、騎士団からの仕事をフリーの魔術師として請け負えば、少しは安定した生活ができるだろうと、そのことをエミリオに話した。
エミリオはさすがに貴族出身であったためか、そこまでは現実的に考えていなかったらしい。
一から向こうで仕事をしようとしていたらしく、向こうで魔術に係わるフリーな仕事をするにしても、軌道に乗るまでは騎士団からの外部発注の仕事も請け負ったほうがいいとアドバイスされたのだ。
突然退団願いを申し出た部下に怒るでもなく、その後の心配までしてくれる好々爺なシートン総団長は、この魔法師団においてはエミリオの親のようなものだった。
目頭が熱くなったエミリオは、顔面を手で押さえてぐすりと鼻をすすりあげた。
「泣かんでもいいよ、ドラゴネッティ卿。……まあ、向こうでも健やかであれよ」
「……ありがとうございます総団長」
自分の執務机に一週間ぶりに座り、しばらくその椅子や机を撫で擦ってから、愛用の万年筆を手に、先ほど騎士団事務局のほうからもらってきた、シャガでかかった必要経費もろもろの手続きの書類を記入し、サインをしていく。
必要書類をすべて記入したあと、抽斗から便せんと封筒を取り出しておもむろに書き始めたのは「退団届」であった。
粛々と書き綴り、最後にサインをしてから封筒に入れて懐にしまい込む。
そして一つ深呼吸をしたのち、執務机の上や抽斗の中の私物を片付け始めた。全て収納袋に仕舞いこんでから、執務机の上に置いてある『Emilio Dragonetti』と書かれたプレートを、名を下にしてぱたんと倒してから、記入したばかりの事務局に提出する手続きの書類を手に執務室を出る。
事務局へさっさと提出してから、魔法師団棟に戻ると、魔法師団総団長の執務室へ向かった。
時刻は夕方六時過ぎであり、大抵の騎士団の者たちは寮や家に帰る時刻ではあるが、上役の総団長の執務室はまだ灯りが付いていて、まだそこの主が在室なのを知らせていた。
ノックをして応えに名乗ってから入室すると、奥の執務机に白い長い髭が特徴の好々爺、ジョナス・シートン魔法師団長がそこに居てエミリオを迎えてくれた。
シートン総団長はこのパブロ王国きっての魔力保持者の老魔術師で、「賢者」の称号を持つ偉大な魔術師だ。そのため宮廷勤め人としての定年はもうとっくに過ぎているのだが、王家じきじきに頼まれて未だ騎士団所属魔法師団総団長の任についてくれている。
エミリオは彼に次ぐ魔力保持者として、彼の後継にふさわしいと言われていたのだが、それも約束できなくなったとエミリオは懐に手を当てながら思っている。
「やあドラゴネッティ卿。カイラード卿には会えたかね」
「はい、無理を通していただきありがとうございます。後程騎士団長にもお礼に伺いますが、おかげでクアス・カイラード卿は明日にでも出てこれそうとのことでした。怪我の後遺症もあるでしょうから、騎士団復帰にはまだリハビリが必要かもしれませんが」
「そうかね。まあ何はともあれ丸く収まって良かった」
シートン総団長は好々爺然として目を細めて頷いてくれた。
「それはそうと、取り急ぎ総団長にお話が」
「ほう、何かね?」
「これを」
そう言ってエミリオは懐から封筒を取り出してシートン総団長の目の前にそっと置いた。それは先ほどエミリオが執務室で書き上げた退団届であった。
シートン総団長は机に置かれたエミリオの退団届を目を細めてしげしげと眺めやる。
「ん~~私ゃ老眼でね。よく見えなくて」
「すぐそばに老眼鏡が置いてありますが」
「あんだって? 実は耳も遠いのだよ。年は取りたくないものだね」
「ご冗談を。地獄耳との異名をお持ちではありませんか。いつぞやの魔術師見習いに上がった新人の陰口をしっかり糾弾なさっていらして……」
「あ~~~~~もうよい。わかっとるわもぉ」
ひょうひょうと話を反らそうとした掴みどころのないシートン総団長を真面目な顔でしっかり話を戻してやると、総団長はふい~~と盛大なため息をついた。
「して、これは……どういうことかね、ドラゴネッティ卿?」
「見たままです。此度の任務失敗の責任を取り、騎士団を退団させていただきたく存じます」
「……責任はカイラード卿が十分とったと思うのだが」
「いえ、クアス・カイラードの独断を諫めることができなかった責任が俺にもございますので」
「う~~~~む……」
「……総団長、どうか」
「……辞めることはないのではないかね? 君の魔力量は若いのに規格外だし、王室の方々や宰相様などの上役も君には期待しておるよ。何より、そのう……私の引退後は後継は君にこそふさわしいのではと、私も考えていたものだからねえ」
「……期待に沿えず、申し訳ありません」
「魔法師団としては、結構な痛手なんだが……まあ君だけにおんぶにだっこみたいでこちらこそ申し訳ないのだが。まあその、勿体ないなとは思う」
「それでも……俺は」
「ふむ……意思は固いか」
「申し訳ありません……その代わりとして、次期第三師団長に、現在副師団長であるロドリゴ・エッカルトを推薦いたします。俺が不在の間、代理をしっかり務めてくれた有能さと、何より魔法のセンスは誰にも負けないと俺は思っております。真面目で後輩らにも慕われていますし、これ以上の適任は考えられません」
「あー、わかったわかった。ドラゴネッティ卿の熱意はしっかり伝わった」
「そ、それでは……」
「ああ、名残惜しいが致し方ない。君の希望を受け入れよう」
「あ、ありがとうございます」
プレゼンよろしく、後任に部下の名前と彼がいかに素晴らしいかをアピールするエミリオに圧倒されて、シートン総団長はしぶしぶであったが退団届を受け取った。
これから上の者らとエミリオの退団のことを申請するための相談を重ねないとならないと思うと頭が痛いが、エミリオの真意がそれだけではないのは言及せずともなんとなくわかるのはやはり年の功か。
エミリオの莫大な魔力を補える魔力交換の相手が土地神の愛娘らしいので、神の娘に手を出したのであれば責任を取れと言われるのは目に見えていた。
土地神の愛し子というものは、その土地から離れるとその加護から外れてしまう。結婚するとなれば、こちらがその愛し子のもとに引っ越すことになるだろう。愛し子認定された者は神がそばから離したがらないから、無理にその場所から引きはがそうとすれば、どのような天罰が下るかしれたものではない。
エミリオは騎士団を辞めたらおそらくシャガに戻ってその愛し子の女性と人生を共にしようというのだろう。
そうなったらどうするか。説得しても彼の意思が頑なであるから、留まってくれと言うのは難しい。まして地方の土地神とはいえ、仮にも神の一柱が関わっているなら人間側に手出しができようはずもない。それがわからないほど、パブロ王国の王族や上役たちは愚かではない。
膨大な魔力量を持つエミリオを王都に留め置きたいのは山々だが、神が関わる問題だけに「まあシャガ地方もパブロ王国の一部だよね」と納得するしかないのである。
まあ、エミリオの能力が騎士団の管轄から外れるというのなら、これからも繋がりを持ちたいのであれば、シャガに向かったフリーのエミリオに仕事を外部発注すればよいのだ。
本来、魔術師とはそういうものだ。シートン総団長が子供のころなど、ほぼ魔術師というものはフリーな職業であったし、騎士団に所属して管理されるようになったのはここ五十年くらいの話だから、元の形に戻るだけと、彼は無理矢理にも納得はしたらしい。
冒険者登録をしてすぐには収入もままならないはずであるし、騎士団からの仕事をフリーの魔術師として請け負えば、少しは安定した生活ができるだろうと、そのことをエミリオに話した。
エミリオはさすがに貴族出身であったためか、そこまでは現実的に考えていなかったらしい。
一から向こうで仕事をしようとしていたらしく、向こうで魔術に係わるフリーな仕事をするにしても、軌道に乗るまでは騎士団からの外部発注の仕事も請け負ったほうがいいとアドバイスされたのだ。
突然退団願いを申し出た部下に怒るでもなく、その後の心配までしてくれる好々爺なシートン総団長は、この魔法師団においてはエミリオの親のようなものだった。
目頭が熱くなったエミリオは、顔面を手で押さえてぐすりと鼻をすすりあげた。
「泣かんでもいいよ、ドラゴネッティ卿。……まあ、向こうでも健やかであれよ」
「……ありがとうございます総団長」
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