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本編
20 朝から猥談すな
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朝食の配膳をしていると、リビングに置いてあった鞄から例の騎士のカードを取り出して何やら操作していたエミリオが「あっ」と何か気づいたような声を上げた。
「どうかしたのエミさん?」
「スイ、ちょっとこれを見てくれ」
「なになに?」
エミリオが指し示す騎士のカードのステータス画面を見ると、昨日まで赤く点滅していた魔力ゲージが、赤い点滅が消えて黄色の要注意色になるほど回復しているのが見えた。回復した値は約一割強だそうである。
「回復したの?」
「少しだがな。まだまだ王都への転移魔法を使用するには全然足りないが、回復魔法三回と攻撃魔法一回、補助魔法二、三回なら使えそうだ」
「せっかくここまで回復したんだから、無闇に使わないで貯めたほうがいいよ。まだ引きずられて体力も減ってるし、まだ頭痛かったりするんでしょ?」
「それはわかっているよ。貯めることに専念する。でも、一晩休んでこれほど回復するものなのかよく考えたんだが」
そういえば、シュクラも一週間ゆっくり休んでも二割回復するかしないかわからんと言っていたっけか。
「昨夜、その……スイに手伝ってもらったのが良かったのかもしれないなと」
エミリオは少し頬を赤らめながら視線をそらしてそんなことを言った。手伝うというのは、要するにエミリオの性欲開放のお手伝いってことか。
しかし、風呂から上がって食事の時に見た騎士カードの魔力ゲージは赤点滅したままだった気がする。
「え、でも、お風呂で手コキしたときは回復しなかったんじゃ」
「手コ……、うん、まあ……でもそのあとその、く、口でして、くれただろう」
「ああフェラチオ?」
「スイ……言葉を選ぼう。朝からそんなダイレクトな言葉を使わないでくれ」
「朝から猥談してるのエミさんなんですけどもー」
「せ、説明の必要があって話しているんだ。……まあその、考えたんだが、魔力交換というのは男女の陰陽バランスを整えることで、いわゆる粘膜同士の触れ合いだから……」
「粘膜って、そっちのほうが猥談くさい言い方だし……。まああれか、エミさんの色んな汁とあたしの唾液が触れたからってことか」
「……俺はそう考える」
ということは、真偽はさておき、本番行為はしなくても、ただ休むだけより少しだけ回復が早い方法が見つかったということかもしれない。
「……エミさん。あたしさあ」
「うん?」
「セックスとオーラルセックスに明確に線引きがある人間なんだよね」
「……うん?」
「妊娠のリスクがあるかないかでね。もちろんどっちもちゃんとお風呂に入ったりとか清潔にして行うことで性病予防とかが前提で話してるのよ」
「……まあ、そうだな」
「妊娠する可能性がある行為を、恋人や配偶者でもない人間とするのって考えられないんだよね……もちろん自分じゃなくて人がするのもなんか嫌だったりするの。オーラルセックスはまあ……百歩譲って許してもいいかなと思うけども」
「……」
健康な男女が正しくセックスすると妊娠して子供が生まれる。すごく自然で神聖な行為だ。本来はそのための行為であり、最近ではスポーツ的な快楽ととらわれがちだが、根本的には子孫を残すために行うわけだ。
スイは目頭を押さえた。ああ、嫌なことを思い出す。
その神聖で恋人や配偶者のみが行う行為を、あの元彼の悟はスイではなく別の女と行っていた。恋人でもない別の女と。
いや、悟の中では既に彼女はスイよりも恋人ポジションだったのかもしれないが、それならいっそあんな現場を見せる前に別れて彼女と正式に付き合えばよかったのだ。
どんなすごいことをしていようと、「付き合おう」の言葉がなければ恋人ではないはずだったのに。
「……スイ?」
「……あ、ああ、ごめん。だからさあ、本番は無理だけど昨日みたいなことならまあ、手伝ってあげられるかなあと」
「い……いいのか?」
「うん。……あ、でも今日はちょっと勘弁してほしいかも」
「え?」
「昨日のフェラで、正直あごががっくがくなの」
「ぶふっ……」
「だーって、エミさんのおっきいんだもん。そりゃあさ……」
「……も、申し訳ない」
何で謝る必要があるのかわからないが、とりあえず謝っておかねばと思ったエミリオ。
ひとしきり朝の猥談(?)を終えたところで、朝食にすることにした。
エミリオは魔力が少し回復して食欲が出てきたのか、パンとミネストローネとオムレツをお替りして、ガラスボウルいっぱいのサラダも残さず平らげてくれた。病み上がりだから大丈夫かと思って一応胃薬の用意もあったのだが、その心配はなさそうだった。
朝食のときに、あんなすっごいことをした仲だというのに、そういえば詳しい自己紹介なんかさっぱりしてなかったと笑い合って、二人で自分らのことを話した。
スイはここに来る前のこと、現代日本のことや、シュクラの飲んだくれエピソードなどをたくさん話した。エミリオはスイが二十五歳だときいて目を丸くしていた。もっと若いと思っていたらしい。失礼なんだか社交辞令なんだかよくわからない。
エミリオはドラゴネッティ子爵家の次男で、現在は二十八歳独身おひとり様。王都騎士団所属の魔法師団第三師団長、立場的には騎士爵位だそうだ。同じ騎士団の第二師団長とは寄宿学校時代からの友人で、今回の遠征でも討伐隊隊長の任についていた人とのこと。
「……その人は、その、今回の遠征で無事だったの?」
「ああ、大けがをしていたけれど、命に別状はない。あの時なんとか脱出させた。無理だやめろと泣きながら叫んでいたが」
「今頃エミさんのこと心配してるかもしれないね」
「ああ、なんとか手紙をだして無事なことを知らせないと。死んでいると思われているかもしれないが」
そんな過酷な現場だったのかと、スイは今更感心した。シュクラの祝福は本当にすごいらしい。エミリオが満身創痍になったり騎士の親友が大けがを負うようなモンスターがたくさんいるダンジョンを、へらへらふらふらと暢気にマッピングして歩けるのだから。
「エミさん今日はどうするの?」
「そうだな……まず冒険者ギルドへ行って人足の募集の依頼をしてこようと思う。あとは西シャガ村へ行って荷物も取ってこないとな。仲間の荷物も王都へ送らないといけないし」
「一人じゃ大変そう。あたしもついていこうか?」
「いいのか? 助かるよ。スイは仕事はいいのか?」
「あのダンジョンのマッピングはエミさんについてくときに一緒にやっちゃおうと思うからいいよ」
「ありがとうスイ。何から何まで」
「困ってるイケメンは助けないと罰があたるのよ」
「(いけめん? とは一体何だろう?)」
スイの異世界語に首をかしげながら、エミリオはとりあえず今日の予定をざっと頭で考える。
冒険者ギルドでは「マップが完成するのを待たなかったからだ」「王都の騎士団がほぼ全滅なんて呆れてものもいえない」など、きっと様々な詰りに会うと思うと気が滅入るけれども、とりあえずはやれることはやらないと。
仲間の遺品や亡骸の回収、葬儀、仲間の荷物の送付、王都への自分が無事であることを記した手紙を書くこと、そして自分の体力と魔力の回復。やらなきゃいけないことは山ほどあるけれど、向かい側の席でオムレツを頬張って、あの四角い謎の薄っぺらいテレビとかいう魔道具で今日の占いとやらを見ているスイを見ると、彼女と一緒なら何でも頑張れる気がした。
「どうかしたのエミさん?」
「スイ、ちょっとこれを見てくれ」
「なになに?」
エミリオが指し示す騎士のカードのステータス画面を見ると、昨日まで赤く点滅していた魔力ゲージが、赤い点滅が消えて黄色の要注意色になるほど回復しているのが見えた。回復した値は約一割強だそうである。
「回復したの?」
「少しだがな。まだまだ王都への転移魔法を使用するには全然足りないが、回復魔法三回と攻撃魔法一回、補助魔法二、三回なら使えそうだ」
「せっかくここまで回復したんだから、無闇に使わないで貯めたほうがいいよ。まだ引きずられて体力も減ってるし、まだ頭痛かったりするんでしょ?」
「それはわかっているよ。貯めることに専念する。でも、一晩休んでこれほど回復するものなのかよく考えたんだが」
そういえば、シュクラも一週間ゆっくり休んでも二割回復するかしないかわからんと言っていたっけか。
「昨夜、その……スイに手伝ってもらったのが良かったのかもしれないなと」
エミリオは少し頬を赤らめながら視線をそらしてそんなことを言った。手伝うというのは、要するにエミリオの性欲開放のお手伝いってことか。
しかし、風呂から上がって食事の時に見た騎士カードの魔力ゲージは赤点滅したままだった気がする。
「え、でも、お風呂で手コキしたときは回復しなかったんじゃ」
「手コ……、うん、まあ……でもそのあとその、く、口でして、くれただろう」
「ああフェラチオ?」
「スイ……言葉を選ぼう。朝からそんなダイレクトな言葉を使わないでくれ」
「朝から猥談してるのエミさんなんですけどもー」
「せ、説明の必要があって話しているんだ。……まあその、考えたんだが、魔力交換というのは男女の陰陽バランスを整えることで、いわゆる粘膜同士の触れ合いだから……」
「粘膜って、そっちのほうが猥談くさい言い方だし……。まああれか、エミさんの色んな汁とあたしの唾液が触れたからってことか」
「……俺はそう考える」
ということは、真偽はさておき、本番行為はしなくても、ただ休むだけより少しだけ回復が早い方法が見つかったということかもしれない。
「……エミさん。あたしさあ」
「うん?」
「セックスとオーラルセックスに明確に線引きがある人間なんだよね」
「……うん?」
「妊娠のリスクがあるかないかでね。もちろんどっちもちゃんとお風呂に入ったりとか清潔にして行うことで性病予防とかが前提で話してるのよ」
「……まあ、そうだな」
「妊娠する可能性がある行為を、恋人や配偶者でもない人間とするのって考えられないんだよね……もちろん自分じゃなくて人がするのもなんか嫌だったりするの。オーラルセックスはまあ……百歩譲って許してもいいかなと思うけども」
「……」
健康な男女が正しくセックスすると妊娠して子供が生まれる。すごく自然で神聖な行為だ。本来はそのための行為であり、最近ではスポーツ的な快楽ととらわれがちだが、根本的には子孫を残すために行うわけだ。
スイは目頭を押さえた。ああ、嫌なことを思い出す。
その神聖で恋人や配偶者のみが行う行為を、あの元彼の悟はスイではなく別の女と行っていた。恋人でもない別の女と。
いや、悟の中では既に彼女はスイよりも恋人ポジションだったのかもしれないが、それならいっそあんな現場を見せる前に別れて彼女と正式に付き合えばよかったのだ。
どんなすごいことをしていようと、「付き合おう」の言葉がなければ恋人ではないはずだったのに。
「……スイ?」
「……あ、ああ、ごめん。だからさあ、本番は無理だけど昨日みたいなことならまあ、手伝ってあげられるかなあと」
「い……いいのか?」
「うん。……あ、でも今日はちょっと勘弁してほしいかも」
「え?」
「昨日のフェラで、正直あごががっくがくなの」
「ぶふっ……」
「だーって、エミさんのおっきいんだもん。そりゃあさ……」
「……も、申し訳ない」
何で謝る必要があるのかわからないが、とりあえず謝っておかねばと思ったエミリオ。
ひとしきり朝の猥談(?)を終えたところで、朝食にすることにした。
エミリオは魔力が少し回復して食欲が出てきたのか、パンとミネストローネとオムレツをお替りして、ガラスボウルいっぱいのサラダも残さず平らげてくれた。病み上がりだから大丈夫かと思って一応胃薬の用意もあったのだが、その心配はなさそうだった。
朝食のときに、あんなすっごいことをした仲だというのに、そういえば詳しい自己紹介なんかさっぱりしてなかったと笑い合って、二人で自分らのことを話した。
スイはここに来る前のこと、現代日本のことや、シュクラの飲んだくれエピソードなどをたくさん話した。エミリオはスイが二十五歳だときいて目を丸くしていた。もっと若いと思っていたらしい。失礼なんだか社交辞令なんだかよくわからない。
エミリオはドラゴネッティ子爵家の次男で、現在は二十八歳独身おひとり様。王都騎士団所属の魔法師団第三師団長、立場的には騎士爵位だそうだ。同じ騎士団の第二師団長とは寄宿学校時代からの友人で、今回の遠征でも討伐隊隊長の任についていた人とのこと。
「……その人は、その、今回の遠征で無事だったの?」
「ああ、大けがをしていたけれど、命に別状はない。あの時なんとか脱出させた。無理だやめろと泣きながら叫んでいたが」
「今頃エミさんのこと心配してるかもしれないね」
「ああ、なんとか手紙をだして無事なことを知らせないと。死んでいると思われているかもしれないが」
そんな過酷な現場だったのかと、スイは今更感心した。シュクラの祝福は本当にすごいらしい。エミリオが満身創痍になったり騎士の親友が大けがを負うようなモンスターがたくさんいるダンジョンを、へらへらふらふらと暢気にマッピングして歩けるのだから。
「エミさん今日はどうするの?」
「そうだな……まず冒険者ギルドへ行って人足の募集の依頼をしてこようと思う。あとは西シャガ村へ行って荷物も取ってこないとな。仲間の荷物も王都へ送らないといけないし」
「一人じゃ大変そう。あたしもついていこうか?」
「いいのか? 助かるよ。スイは仕事はいいのか?」
「あのダンジョンのマッピングはエミさんについてくときに一緒にやっちゃおうと思うからいいよ」
「ありがとうスイ。何から何まで」
「困ってるイケメンは助けないと罰があたるのよ」
「(いけめん? とは一体何だろう?)」
スイの異世界語に首をかしげながら、エミリオはとりあえず今日の予定をざっと頭で考える。
冒険者ギルドでは「マップが完成するのを待たなかったからだ」「王都の騎士団がほぼ全滅なんて呆れてものもいえない」など、きっと様々な詰りに会うと思うと気が滅入るけれども、とりあえずはやれることはやらないと。
仲間の遺品や亡骸の回収、葬儀、仲間の荷物の送付、王都への自分が無事であることを記した手紙を書くこと、そして自分の体力と魔力の回復。やらなきゃいけないことは山ほどあるけれど、向かい側の席でオムレツを頬張って、あの四角い謎の薄っぺらいテレビとかいう魔道具で今日の占いとやらを見ているスイを見ると、彼女と一緒なら何でも頑張れる気がした。
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