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013 元男娼の淫猥なるおもてなし ※R18
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ちゅぱちゅぱと再び舌で交わりながら、キリアンの手がメルティーナの下腹部にするりと伸び、再び潤ってきた膣穴に中指が侵入していく。
「ん、ああっ……」
「痛い? 少しずつやっていこうな」
「え、ええ……。ん、あ、ああ……っ」
「メルさん、しばらくキスに集中できるか? ちょっと痛みから気が逸らせるかも」
「ええ……ね、ねえキリアン?」
「何?」
「お願いだから、その、キス、の間は、突然強い刺激を与えるのはちょっと……。貴方の舌を噛んでしまう、かもしれないわ」
「あは。オッケェ~善処しま~す」
「ちょっと、ちゃんと……ん、んむっ!」
「ん、ちゅー♪」
ニカッと笑ってから一度触れるだけのキスのあと、再び深いキス。キリアンの執拗な舌技に翻弄されて、膣穴で蠢く指の動きからの痛みは少し収まってきた。
「ん、ふぁ、あむぅっ……ん、んんっ、ああん……」
最初は浅い部分に中指の先だけを出し入れしていたが、メルティーナの声が痛みから発するものよりも甘くなってきたのを見計らったキリアンは、彼女に埋没させていた指先を出し入れの際に少しずつ、少しずつ深くしていく。
ふんふんと鼻で息をしながらキリアンと舌を絡ませるメルティーナだが、キリアンの指で少しずつ快感を拾っていったようで、しばらくするとぷるぷると震えて一瞬硬直した。そのあと彼女の身体がほんの一瞬だけ淡く光ったのを視界の片隅で目撃したキリアンは、ニヤリと笑って唇を放す。
「はあ……メルさん今ちょっとだけイッただろ? 可愛い~。魔力回復のための愛撫ってイッたの分かり易くてイイよな」
「はあ、はあ……うるさいわね」
「痛みはなくなったみたいだな。なあほら、わかる? 今俺の中指根元までずっぽり挿ってたんだぜ」
「あう……っそ、そういういやらしいこと言わないでよっ……」
文句を言うものの、そこをおそるおそる見てみると、キリアンの言う通り彼の掌が股間ぺたりと当たっているくらいしっかり根本まで指が埋まっていた。
淫らな光景に思わずカアッと顔が赤くなり両手で顔を覆うが、そこから目が離せなくなってしまう。
「あ、あ、ああ、や、だめ、だめ……ああっ……」
「あ~……ははは、メルさんのおまんこ柔らか~……ぬっるぬるでえっろぉ」
「ひゃあんっ……そ、んなこと、なっ……!」
メルティーナが赤面してどうしたらいいのかわからなくなっている間にも、キリアンがその埋没させた指を、わざと大きな音を立ててぬるぬると出し入れするものだから、メルティーナは小さく鼻から抜ける声で小刻みに喘いだ。
「あ、あ、ああっ、やぁっ……ひゃあんっ」
「喘ぎ声かっわい……ん~感じやすくて濡れやすいのかな……ほらこの音、メルさんのココからしてんだぜ。すっげえチュポチュポいってる」
「そ、そういう恥ずかしいこと言わな、でっ……あ、ああっ……!」
「……はは、メルさんぐしょぐしょにおまんこ濡らしてエロい身体だなあ。見ててくっそ滾るんだけどさあ……ね、指増やしてみよっか」
「えっ……ちょ、ちょっと待って……」
「大丈夫、練習練習~。最終的に指より太いの挿れるんだから、慣れとこ」
「待って……あ、ああああっ……!」
――指より太いって、昨日握らされたアレのことよね……アレ、私の指、全部回らなかったんじゃなかったっけ? アレが、本当に私の身体に……?
「……あ、う、ひぁ、あ、あ、ああ……っ」
余計なことを考えている間に、キリアンの指がもう一本侵入してきた。圧迫感が増えたことで刺激が大きくなり、痛みを伴うと思って身構えたメルティーナだったが、意外にも最初に彼の指が一本侵入してきた時のようなぴりっとした痛みは襲って来なかった。
「まだキツイな……どう、メルさん、痛い?」
「だ、だい、じょうぶ……さ、さっきほどじゃ、ないかも……」
「ん、慣れてきたっぽいな。じゃあ、この指二本で一回イッてみよっか」
「ちょ、ちょ、ちょっと、待って、待っ……あ、あああんっ」
キリアンはメルティーナの弱弱しい制止の声も軽く聞き流して、彼女のぬかるみの中に埋没させた長い中指と薬指をちゅこちゅこと出し入れし始めた。
動かされるたびに淫らな水音が大きくなっていくのは、次から次に愛液が分泌されてきているせいだろうか。痛みがなくなってきたせいでずっともどかしいような快感が続く感じがする。背中にぞくぞくとした感覚がゆっくり上がってきているのを感じる。
その間もキリアンの声が耳元で「エロい」だの「濡れすぎ」だの「ココがよわよわ~」だのと煽るようにねっとり囁くため、メルティーナは悔しいのと恥ずかしいのと、それ以上に気持ちいい感覚が押し寄せて、どんどんと先ほどよりも強い絶頂が来ているのが分かった。
――あ……来てる。もうちょっとで、イく、イッちゃう……!
「あ、ああっ、はあん、や、ああっ……!」
「ふふ、メルさんイキそう? じゃあさ、ココ知ってる? このナカのお腹側……ココ、この辺にメルさんも知らない、たまんない場所があるんだ、よっと!」
キリアンは言葉の最後で、埋没した指先をくいっと曲げ、その部分を強く押してぐりぐりと刺激した。
「きゃ、ん、あぁーーーーっ!」
それまでの緩やかな刺激の繰り返しだったところに、いきなり絶妙に感じる場所を強く刺激されたため、メルティーナは突然大きくびくんと跳ねて大きく絶頂を迎えた。抑える気も回らず、身体にまかせるままぷしゅりと弾けるように潮を吹く。
キリアンの肩に仰け反るようにして頭を預け、びくりびくりと痙攣し、戦慄く唇からはくはくと浅い呼吸をして絶頂の余韻に身を任せるメルティーナ、その体は先ほど軽く達したときよりも大きく光をまとって十数秒その光は消えなかった。
キリアンは絶頂後の弛緩でくたっと放心状態のメルティーナの頬にちゅっとキスをした。
「ちゃんと指でイケたな。めっちゃくちゃエロくて可愛かったよ、メルさん。俺もめちゃくちゃ興奮したわ」
「……はあ、はあ……な、何、言って……」
「あ、疑ってる? その証拠にほら、俺もメルさんの痴態にすっかり勃起してんの」
そういえば尻のあたりにすごく熱くて硬い物体がぐいぐい押してきているなあと思ったメルティーナだったが、それをやめろという気力も絶頂のせいでそがれてしまった。やめろといってどうにかなるものなのかは、メルティーナはさっぱりわからないのだが。
「あは、口聞くのも億劫かな。んじゃ、そろそろベッド行こっか」
「あ、あっ……」
キリアンに軽々と姫抱きにされて、そのままソファーから天蓋付きのベッドに移動させられ、ふわりとベッドに降ろされたメルティーナ。
すっかり半脱ぎになっていたバスローブを脱ぎ去って全裸になったキリアンが遅れてベッドに乗ってきて、サイドテーブルの引き出しから何かの液体の入ったガラス瓶を取り出した。
「メルさん、ちょっとだけヒヤッとするけどいい? 塗ってるうちにじわじわあったかくなってくるから」
「なに……それ?」
「ローション。もう十分濡れてるとは思うんだけど……初めてだし念のためローションでもっと滑り良くしといたほうがいいから」
彼は仰向けになったメルティーナの膝を曲げて立たせ、その両足の間に身体を移動させると、手にしたガラス瓶からどろりとした液体を右手に垂らし、メルティーナのひくついた女性器に満遍なくぬらぬらと擦り付け始める。流れるようにするするとぬるついた液まみれの指を再び彼女の膣穴に挿入し、ちゅくちゅくと出し入れしてきた。
「あ、あ、あん……」
――私のためにしっかり準備してくれてるのか……。っていうか、ついに、アレが、来るのね……?
メルティーナは両手で顔を押さえ、快感に悶えながら、指の隙間からしっかり覗き見た。
自分の開いた足の間にいるキリアンの身体、その下半身にそそり立つ赤黒い大蛇。今朝の慌ただしい疑似性行為のときこの手で握った、あのとんでもない硬さと熱を持ったキリアンの雄の杭。ちゃんと見たのは初めてだ。
キリアンの身体は大柄ではないがけっこう長身だ。加えてメルティーナは少女と見まごうくらいの小柄な体型。
髪の色と同じ色の茂みからのっそりと鎌首をもたげ、彼の引き締まった腹のへそあたりまで届いてしまっているその大きさに、メルティーナは今更ながらこれが本当に自分の小さな身体の中に納まるのかと不安になってしまった。
「ま、待ってキリアン。そ、それ、本当に入るの……?」
「ん? 大丈夫だよ。まあ、最初は結構痛いだろうなあ。しっかり濡らして慣らしてゆっくり、痛みは最小限でって思ってるけど、やっぱり処女膜ってえのは肉だから。肉が破れるんだ、痛みを伴わないわけがない」
「……そ、そう……よね」
――一体どの程度痛いのかしら。でも、キリアンはそういうのよく分かっているっぽいし、ここは、素人の私が足掻いたところで、どうにもならないような……。
「わ、わかったわ……。あ、貴方に……お任せするわ。力を抜いていれば、いい……?」
目を逸らしながらもじもじとそう言う黒髪美少女(見た目)に、思いのほかムラッと劣情を覚えたキリアンは、上体を彼女のほうに傾けて覆い被さる。
「メルさん、手、繋ごっか」
「手……? え、ええ」
「ああ、そうじゃなくて、こう」
キリアンは普通に手を繋ごうとして片手を差し出したメルティーナの手首を掴んで、自分の手で指と指を絡ませるようにしっかりと握る。
――こ、これは、恋人繋ぎ、というやつでは……? すごい、たったこれだけで心臓がどきどきする。
キリアンの大きな手にすっぽり収まるように絡められた自分の手を見て、胸がきゅんとなる。
そうしながら、キリアンはローションで濡れたもう片方の手で己の雄茎を握り、メルティーナのひくついて濡れた膣穴にぬるぬると擦り付ける。
「あ……あ、あ、はあっ……」
「あは、メルさんの愛液と、ローションと、俺の先走りでいい感じにぬるぬる~……」
「も、もう……またそういう……いやらしいこと言うんだから……あ、あぁっ……」
「盛り上がるからいいじゃん。……ん、そのまま力抜いてて。じゃあ……挿れてくから……」
「ん……っ」
数度ぬらぬらぴちゃぴちゃと粘性のある水音を立てて性器同志を擦り付けたあと、ぴったりと狙いを定めたキリアンが、腰をすすめてきた。
小さな穴に圧力をかけてぐ、ぐ、ぐ、と力任せに押し付け、ついに女の愛液とローション、男の先走りの混ざった潤滑液に誘導されるようにしてずるりとメルティーナの身体の奥に一息で挿っていった。
メリメリ……ぶちん、という幻の音が聞こえた気がして、身体を貫かれる異物感と今までに感じたことのない身体を裂かれるような強烈な痛みで、何故か絶頂のときのようなゾクゾクする感じが背筋を通った気がした。
「ん、ああっ……」
「痛い? 少しずつやっていこうな」
「え、ええ……。ん、あ、ああ……っ」
「メルさん、しばらくキスに集中できるか? ちょっと痛みから気が逸らせるかも」
「ええ……ね、ねえキリアン?」
「何?」
「お願いだから、その、キス、の間は、突然強い刺激を与えるのはちょっと……。貴方の舌を噛んでしまう、かもしれないわ」
「あは。オッケェ~善処しま~す」
「ちょっと、ちゃんと……ん、んむっ!」
「ん、ちゅー♪」
ニカッと笑ってから一度触れるだけのキスのあと、再び深いキス。キリアンの執拗な舌技に翻弄されて、膣穴で蠢く指の動きからの痛みは少し収まってきた。
「ん、ふぁ、あむぅっ……ん、んんっ、ああん……」
最初は浅い部分に中指の先だけを出し入れしていたが、メルティーナの声が痛みから発するものよりも甘くなってきたのを見計らったキリアンは、彼女に埋没させていた指先を出し入れの際に少しずつ、少しずつ深くしていく。
ふんふんと鼻で息をしながらキリアンと舌を絡ませるメルティーナだが、キリアンの指で少しずつ快感を拾っていったようで、しばらくするとぷるぷると震えて一瞬硬直した。そのあと彼女の身体がほんの一瞬だけ淡く光ったのを視界の片隅で目撃したキリアンは、ニヤリと笑って唇を放す。
「はあ……メルさん今ちょっとだけイッただろ? 可愛い~。魔力回復のための愛撫ってイッたの分かり易くてイイよな」
「はあ、はあ……うるさいわね」
「痛みはなくなったみたいだな。なあほら、わかる? 今俺の中指根元までずっぽり挿ってたんだぜ」
「あう……っそ、そういういやらしいこと言わないでよっ……」
文句を言うものの、そこをおそるおそる見てみると、キリアンの言う通り彼の掌が股間ぺたりと当たっているくらいしっかり根本まで指が埋まっていた。
淫らな光景に思わずカアッと顔が赤くなり両手で顔を覆うが、そこから目が離せなくなってしまう。
「あ、あ、ああ、や、だめ、だめ……ああっ……」
「あ~……ははは、メルさんのおまんこ柔らか~……ぬっるぬるでえっろぉ」
「ひゃあんっ……そ、んなこと、なっ……!」
メルティーナが赤面してどうしたらいいのかわからなくなっている間にも、キリアンがその埋没させた指を、わざと大きな音を立ててぬるぬると出し入れするものだから、メルティーナは小さく鼻から抜ける声で小刻みに喘いだ。
「あ、あ、ああっ、やぁっ……ひゃあんっ」
「喘ぎ声かっわい……ん~感じやすくて濡れやすいのかな……ほらこの音、メルさんのココからしてんだぜ。すっげえチュポチュポいってる」
「そ、そういう恥ずかしいこと言わな、でっ……あ、ああっ……!」
「……はは、メルさんぐしょぐしょにおまんこ濡らしてエロい身体だなあ。見ててくっそ滾るんだけどさあ……ね、指増やしてみよっか」
「えっ……ちょ、ちょっと待って……」
「大丈夫、練習練習~。最終的に指より太いの挿れるんだから、慣れとこ」
「待って……あ、ああああっ……!」
――指より太いって、昨日握らされたアレのことよね……アレ、私の指、全部回らなかったんじゃなかったっけ? アレが、本当に私の身体に……?
「……あ、う、ひぁ、あ、あ、ああ……っ」
余計なことを考えている間に、キリアンの指がもう一本侵入してきた。圧迫感が増えたことで刺激が大きくなり、痛みを伴うと思って身構えたメルティーナだったが、意外にも最初に彼の指が一本侵入してきた時のようなぴりっとした痛みは襲って来なかった。
「まだキツイな……どう、メルさん、痛い?」
「だ、だい、じょうぶ……さ、さっきほどじゃ、ないかも……」
「ん、慣れてきたっぽいな。じゃあ、この指二本で一回イッてみよっか」
「ちょ、ちょ、ちょっと、待って、待っ……あ、あああんっ」
キリアンはメルティーナの弱弱しい制止の声も軽く聞き流して、彼女のぬかるみの中に埋没させた長い中指と薬指をちゅこちゅこと出し入れし始めた。
動かされるたびに淫らな水音が大きくなっていくのは、次から次に愛液が分泌されてきているせいだろうか。痛みがなくなってきたせいでずっともどかしいような快感が続く感じがする。背中にぞくぞくとした感覚がゆっくり上がってきているのを感じる。
その間もキリアンの声が耳元で「エロい」だの「濡れすぎ」だの「ココがよわよわ~」だのと煽るようにねっとり囁くため、メルティーナは悔しいのと恥ずかしいのと、それ以上に気持ちいい感覚が押し寄せて、どんどんと先ほどよりも強い絶頂が来ているのが分かった。
――あ……来てる。もうちょっとで、イく、イッちゃう……!
「あ、ああっ、はあん、や、ああっ……!」
「ふふ、メルさんイキそう? じゃあさ、ココ知ってる? このナカのお腹側……ココ、この辺にメルさんも知らない、たまんない場所があるんだ、よっと!」
キリアンは言葉の最後で、埋没した指先をくいっと曲げ、その部分を強く押してぐりぐりと刺激した。
「きゃ、ん、あぁーーーーっ!」
それまでの緩やかな刺激の繰り返しだったところに、いきなり絶妙に感じる場所を強く刺激されたため、メルティーナは突然大きくびくんと跳ねて大きく絶頂を迎えた。抑える気も回らず、身体にまかせるままぷしゅりと弾けるように潮を吹く。
キリアンの肩に仰け反るようにして頭を預け、びくりびくりと痙攣し、戦慄く唇からはくはくと浅い呼吸をして絶頂の余韻に身を任せるメルティーナ、その体は先ほど軽く達したときよりも大きく光をまとって十数秒その光は消えなかった。
キリアンは絶頂後の弛緩でくたっと放心状態のメルティーナの頬にちゅっとキスをした。
「ちゃんと指でイケたな。めっちゃくちゃエロくて可愛かったよ、メルさん。俺もめちゃくちゃ興奮したわ」
「……はあ、はあ……な、何、言って……」
「あ、疑ってる? その証拠にほら、俺もメルさんの痴態にすっかり勃起してんの」
そういえば尻のあたりにすごく熱くて硬い物体がぐいぐい押してきているなあと思ったメルティーナだったが、それをやめろという気力も絶頂のせいでそがれてしまった。やめろといってどうにかなるものなのかは、メルティーナはさっぱりわからないのだが。
「あは、口聞くのも億劫かな。んじゃ、そろそろベッド行こっか」
「あ、あっ……」
キリアンに軽々と姫抱きにされて、そのままソファーから天蓋付きのベッドに移動させられ、ふわりとベッドに降ろされたメルティーナ。
すっかり半脱ぎになっていたバスローブを脱ぎ去って全裸になったキリアンが遅れてベッドに乗ってきて、サイドテーブルの引き出しから何かの液体の入ったガラス瓶を取り出した。
「メルさん、ちょっとだけヒヤッとするけどいい? 塗ってるうちにじわじわあったかくなってくるから」
「なに……それ?」
「ローション。もう十分濡れてるとは思うんだけど……初めてだし念のためローションでもっと滑り良くしといたほうがいいから」
彼は仰向けになったメルティーナの膝を曲げて立たせ、その両足の間に身体を移動させると、手にしたガラス瓶からどろりとした液体を右手に垂らし、メルティーナのひくついた女性器に満遍なくぬらぬらと擦り付け始める。流れるようにするするとぬるついた液まみれの指を再び彼女の膣穴に挿入し、ちゅくちゅくと出し入れしてきた。
「あ、あ、あん……」
――私のためにしっかり準備してくれてるのか……。っていうか、ついに、アレが、来るのね……?
メルティーナは両手で顔を押さえ、快感に悶えながら、指の隙間からしっかり覗き見た。
自分の開いた足の間にいるキリアンの身体、その下半身にそそり立つ赤黒い大蛇。今朝の慌ただしい疑似性行為のときこの手で握った、あのとんでもない硬さと熱を持ったキリアンの雄の杭。ちゃんと見たのは初めてだ。
キリアンの身体は大柄ではないがけっこう長身だ。加えてメルティーナは少女と見まごうくらいの小柄な体型。
髪の色と同じ色の茂みからのっそりと鎌首をもたげ、彼の引き締まった腹のへそあたりまで届いてしまっているその大きさに、メルティーナは今更ながらこれが本当に自分の小さな身体の中に納まるのかと不安になってしまった。
「ま、待ってキリアン。そ、それ、本当に入るの……?」
「ん? 大丈夫だよ。まあ、最初は結構痛いだろうなあ。しっかり濡らして慣らしてゆっくり、痛みは最小限でって思ってるけど、やっぱり処女膜ってえのは肉だから。肉が破れるんだ、痛みを伴わないわけがない」
「……そ、そう……よね」
――一体どの程度痛いのかしら。でも、キリアンはそういうのよく分かっているっぽいし、ここは、素人の私が足掻いたところで、どうにもならないような……。
「わ、わかったわ……。あ、貴方に……お任せするわ。力を抜いていれば、いい……?」
目を逸らしながらもじもじとそう言う黒髪美少女(見た目)に、思いのほかムラッと劣情を覚えたキリアンは、上体を彼女のほうに傾けて覆い被さる。
「メルさん、手、繋ごっか」
「手……? え、ええ」
「ああ、そうじゃなくて、こう」
キリアンは普通に手を繋ごうとして片手を差し出したメルティーナの手首を掴んで、自分の手で指と指を絡ませるようにしっかりと握る。
――こ、これは、恋人繋ぎ、というやつでは……? すごい、たったこれだけで心臓がどきどきする。
キリアンの大きな手にすっぽり収まるように絡められた自分の手を見て、胸がきゅんとなる。
そうしながら、キリアンはローションで濡れたもう片方の手で己の雄茎を握り、メルティーナのひくついて濡れた膣穴にぬるぬると擦り付ける。
「あ……あ、あ、はあっ……」
「あは、メルさんの愛液と、ローションと、俺の先走りでいい感じにぬるぬる~……」
「も、もう……またそういう……いやらしいこと言うんだから……あ、あぁっ……」
「盛り上がるからいいじゃん。……ん、そのまま力抜いてて。じゃあ……挿れてくから……」
「ん……っ」
数度ぬらぬらぴちゃぴちゃと粘性のある水音を立てて性器同志を擦り付けたあと、ぴったりと狙いを定めたキリアンが、腰をすすめてきた。
小さな穴に圧力をかけてぐ、ぐ、ぐ、と力任せに押し付け、ついに女の愛液とローション、男の先走りの混ざった潤滑液に誘導されるようにしてずるりとメルティーナの身体の奥に一息で挿っていった。
メリメリ……ぶちん、という幻の音が聞こえた気がして、身体を貫かれる異物感と今までに感じたことのない身体を裂かれるような強烈な痛みで、何故か絶頂のときのようなゾクゾクする感じが背筋を通った気がした。
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