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011 恋する公女と、その裏でお疲れな魔女

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 その日はマグノリア公女の容態に日中何も危険なことは無かった。
 朝昼夕方の経過観察と、公女本人に施したものと、邸内に施した結界や呪い返しの術の綻びがないかをチェックしたりしていたが、特に問題は無さそうだった。
 マグノリア公女はまだ体調が万全で無いため、コルヴィナス公爵家のお抱え医師と相談のうえ、夕食後はそのまま安静にしてもらうことになった。
 コルヴィナス公爵は、あの後すぐに公女の了承のもと王太子への返事を書き、その日の午後にはもう王室の使者が王太子の明日の訪問を伝えに来たと言っていた。
 
「私、顔色悪くないかしら? 髪はパサついていたりしない? 明日は早朝からお化粧してもらったほうがいいかも」
 
 大好きな婚約者が見舞いに来てくれることとなり、マグノリア公女は安静にしなければいけないのに今からソワソワしていた。
 
「大丈夫だよマグノリア。明日のことは私たちに任せて、今はゆっくりおやすみ」
「でもお父様、わくわくしすぎてまだ眠れそうにありませんわ」
「こらこら、寝不足で目にクマが出た顔で王太子殿下に会うつもりかい?」
「目にクマ!? いいえ! いいえお父様! 私ちゃんと休みますわ!」

 恋する公女は慌ててベッドに横になった。 
 公爵や公女専属の侍女たちはそんな公女を微笑ましそうに見ていたが、メルティーナは明日の王太子訪問のことを考えると遠い目をしてしまう。
 公爵は愛娘に「私たちに任せろ☆」なんて言うけれど、それを主に任されるのは実働部隊的位置にいるメルティーナだ。
 公爵は色々良くしてくれるけれど、最初こそ謙虚でも慣れてくると無茶ぶりが多くなる人なのかもしれないとメルティーナは思い始めた。
 そう考えると非常に逃げ出したいし、もう森に帰りたい。
 今は遠い自宅オルガナ大森林の小さな家がめちゃくちゃ恋しく感じる。自宅を出てまだ数週間だというのにもう何年も帰っていないような気さえしてきた。
 しかし本来の生真面目さから、逃げ出すわけにはいかないという責任感に押しつぶされそうになりながら、また魔力枯渇で痛むこめかみを押さえるメルティーナであった。




 ちゃぷん。ぼーっとする頭で水音が木霊し、うとうとしかけていた頭が少し覚醒する。
 後ろから硬い腕が回されて肩口に顎を乗せられた。
 ここは浴室。昨日の夜と今朝にも入った、見覚えのある広い浴室だ。

「……ん、メルさん目ぇ覚めた?」

 見覚えのある浴室に聞き覚えのある声。耳の真横から声がしてようやくぼんやりした意識が浮上して思い出してきた。
 マグノリア公女就寝後、公爵邸の結界のメンテナンスを終えて、送り迎えをしてくれた女性騎士と御者にこの妓楼アスフォデルまで送ってもらった。
 メルティーナの到着を今か今かと待っていたらしい王都花街の夜王こと妓楼アスフォデルの楼主のキリアンに出迎えられ、今朝と同じ特別室に連れられ、ソファーに座らされたところまでは覚えていた。そして気が付くと今こうして浴槽で薔薇の香りがする乳白色のぬるま湯に浸かりながらキリアンに後ろから抱きしめられていた。 
 そういえば今朝もこんな風に一緒に風呂に入っていた気がする。

「……やだ、私、うとうとして……」
「疲れてたんだろ。しょうがないさ」
「一体何時間経ったのかしら……私ったらまた時間を無駄にして」
「いや、ほんの五分か十分くらい? 身体洗ってるときまで少し意識あったけど、覚えてねえの?」
「……覚えてないかも」
「どうりで大人しかったわけだ。ははは、色々悪戯したんだけど反応薄かったしなー」
「え、ちょ、一体、何を……」
「さあね~……って、ぶわっ!」
 
 調子にのったキリアンにお湯を手ですくってばしゃりとかけてやった。 

「ちょ、水魔法かけんな、水っていうかお湯魔法?」
「手でかけただけよ! こんなことになけなしの魔力使うわけないじゃない」
「はははは、言えてる」

 頭からお湯でずぶ濡れになったキリアンが笑いながら長いピンクブロンドの髪をかき上げた。水も滴るなんとやらのその無駄に色気のある美貌に一瞬うっかりと見惚れてしまったメルティーナは、その一瞬を突かれて先ほどのようにキリアンに抱きしめられてしまった。

「ちょっと! 急に何なのよ」
「……良かった」
「何が」
「メルさんが俺んとこに帰ってきてくれてさ」
「……」
「俺やらかしまくったし、今朝もかなり調子にのっちまったし、メルさん呆れて今日は来ないかと思ってさ。あと魔力もまだ大して回復してなかったから仕事先でぶっ倒れてんじゃねえかと。案の定ふらふらで帰ってきたし、想定してた時間より、来るの遅かったしさ」
 
 ――一応、心配してくれたってわけね。

 相変わらずこのキリアンという男はいけ好かないけれど、その心配してくれた気持ちを突っぱねるほどメルティーナは人でなしではなかった。
 キリアンのほうは、一度請け負った仕事を真面目にこなす一環なのかもしれないが、その心配する気持ちに嘘はなさそうだ。大体、魔女には嘘をついていたらすぐにわかるものだ。その魔女が疲れていなければ、だが。

「……ちゃんと来たでしょ。だって来ないと魔力が回復しないから仕方なく。本当に仕方なくよ!」

 ついいつもの憎まれ口が出てしまう。半分は嘘だ。疲れもあったが、魔力枯渇の影響で性的衝動が起こって、昨日の夜と今朝のキリアンとの行為で得た絶頂を思い出してしまい、身体が火照って早くこちらに来たかった自分がいる。
 それなのに疲れが勝ってほんの少し眠ってしまったという体たらく。
 昨日の夜と今朝、ほんの少し回復した分の魔力は、今日一日大事に使っていたのにすっかり底を尽きそうになってしまっていた。

「出た。メルさんのツンデレ~。でも憎まれ口叩くくらいは元気になったんだな。良かった」
「べ、別に、そこまで心配しなくてもいいわよ。私は貴方にとって単なる客なんだから、ビジネスの相手にそこまで心配することじゃ……」
「へえ? ビジネスの相手ならそれこそ心配しねえ? メルさんだって仕事で遠くから来てビジネス相手なのに公女様のこと魔力枯渇になるまで頑張って治療してんじゃん」
「そ、それは、そうだけども……」
「それに俺は、っていうかこの妓楼アスフォデルでは、スタッフ全員に客は客じゃなくて恋人として扱えって徹底してんだぜ」
「……っ」
「此処に居る間は、客と俺たちは恋人だ。つまり、今俺はメルさんの恋人ってわけだ。……おわかり?」
「んっ……!」

 言葉の最後で唇を奪ってくるキリアンにメルティーナは目を見開いた。最初こそそれに抗議して離れようとするも、唇を割って歯列を割って侵入してくるキリアンに舌技に翻弄されてしまう。
 舌を絡め捕られて、ちゅぱちゅぱといやらしい水音を立たせながら、口内を蹂躙していくような深いキス。鼻にかかった喘ぎと荒い息遣いが浴室に反響している。

「ん、あぁっ……ん、ちゅ、あふっ」
「はあ、ん、んう、メルさん、可愛い……」
「あうっ……だめ、あ、んむぅっ」

 キリアンの手がメルティーナの胸に回り、その小ぶりな胸を下からすくい上げ、指先でその先端に触れる。唇を塞がれながらぴくりと反応したメルティーナの胸の先端はすぐに立ち上がってきていた。

 ――あ、胸……!

 また胸でイかされるのかと思って期待したメルティーナ。これでまた少し魔力が回復すると思った彼女だったが、そこでキリアンにぷはっと唇を放される。拍子抜けして糸を引く唾液の銀色を茫然と見つめながら視線をキリアンへ送る。
 魔力枯渇で性的衝動が高まって、その気になっていたところだったのに、いきなり梯子を外されたみたいな気分になる。

「あふっ……あ、何で……?」
「はは、ごめん、またあとにしよう」
「あ、あとって……」
「いやいや、リアルな話。このままだといくらぬるま湯とはいえ逆上せるから、続きはベッドでゆっくりな」
「あ、そう……そうね」
 
 最後に触れるだけのキスをして、メルティーナの身体を姫抱きすると、キリアンはざばりと浴槽から立ち上がった。
 メルティーナがうとうとしている間にキリアンが髪も身体も洗ってくれたらしく、バスローブを着せられて鏡の前に座らされると風魔法の魔道具で髪を乾かしてくれた。
 王都の貴族御用達の基礎化粧品で顔面を整えてくれるほど甲斐甲斐しく世話をされて、さすがおもてなしのプロとメルティーナが関心している間にベッドに連行されてしまった。

 気が付けば特別室のふわふわなベッドに横たわっていた。そこに同じくバスローブ姿のキリアンがフルートグラス二つと高そうな酒瓶を持ってきた。

「メルさん飯は公爵邸で食ってきたって言ってたし、一杯だけなら付き合えそう? 軽いスパークリングワインだからさ」
「え、ええ、いただこうかしら」
「了解~」

 ポンッと小気味よい音を立ててコルク栓を抜き、冷えたフルートグラスに黄金色の発砲酒が注がれる。移動できるサイドテーブルに付け合わせらしく小ぶりのチョコレートが置かれた。

「じゃあ今日もお仕事お疲れ、メルさん。乾杯!」
「か、乾杯」

 グラスをかちりと合わせてからくいっと傾けると、シュワシュワとはじける甘めの酒が流れ込んできた。

「美味しい……」
「だろ? 疲れてそうだから甘めのを選んだんだ」
「そうだったの。あ、ありがとう……」
「……よっしゃ! メルさんの『ありがとう』二回目いただきました~!」
「またそうやって調子に乗る!」
「いい加減慣れてくれよ~、これが俺なの」

 ――いい加減、といってもまだ会って二日なんだけど……。そりゃあ、この男と魔力回復するような結構なこと、少し、した、けども……。

 会って二日である程度身体を許したくせに何を言ってんだと自分に突っ込みを入れるメルティーナ。男娼なんてそんなものなのだから、ある程度割り切らねばならない。とはいえまだ気持ちが追い付かないのだが。
 取り繕うように付け合わせのトリュフチョコレートを一口齧ってから、もう一口スパークリングワインを口にした。ワインが甘いのでトリュフチョコレートは少しビターなのを選んだらしい。いい組み合わせだった。

「旨い?」
「ええ」
「やった。俺もこの組み合わせ好きなんだ。あとはさ、それと同じワイナリーのもうちょい辛口のスパークリングワインがあるんだけど、それには甘いのも塩辛いのもどっちにも合うんだぜ」
「へえ、それはちょっと気になるわね」
「メルさん結構イケる口? だったら自宅に帰るまでに俺、いいの選んで持たせてやるよ。あとそれに合う料理のレシピもつけてさ」
「レシピ? 貴方って料理できるの?」
「ああ。これでも結構上手いんだぜ? なんせガキの頃色んな場所で働いてたし、今この妓楼のほかに飲食店も経営してるけど、その店で出してる料理も俺けっこう監修してたりするんだ」
「へえ……すごいのね」

 そういえばキリアンのことについてコルヴィナス公爵が説明していたときに、彼が結構やり手の経営者で妓楼のほかにいくつもの飲食店も所有していると言っていた気がする。
 経営能力もあって料理も監修できて、腕っぷしも自信があって、男娼が務まるほどに顔もスタイルも良いなんて、神は二物を与えるものなのだなあと感心する。
 珍しく感嘆のまなざしでキリアンを見てしまったが、メルティーナのそんな顔を見てキリアンがどや顔をしたので、そこで我に返る。
 
「って、今のところいつ帰れるかわからないのにそんなこと言って……。それに、そもそも客から贈り物をされるならまだしも、客に贈り物をする男娼ってありなの?」
「いいじゃん。恋人にプレゼントするなんて普通だろ?」

 ――恋人って。そういえば妓楼ではそういう設定だって言ってたわね……。

 春をひさぐ妓楼という場所は疑似恋愛の夢を見せる場所だ。そのプロフェッショナルな彼ら妓女や男娼らは、マナーの成っていない客は論外だがちゃんとした客相手には全力で恋人を演じる。
 そういえばこの妓楼のプラチナメンバーの一人ロニーという男娼も『この館に来る女性は老若問わずみんなお姫様』などと言っていた。

「こっ、この店の信条はわかったけど! でも貴方が恋人っていまいち想像力が働かないのよね」
「そうか? その割には昨日と今日の朝に俺に身体いじくられてキュンキュンしてたじゃん」
「そ、それは……ちがっ……な、何よキュンキュンって……!」

 言い訳しながら視線を逸らしているうちに、キリアンにどんどん距離を詰められて、気が付けばメルティーナの腰に腕を回されていた。
 顔を上げると至近距離に彼の顔面があって、メルティーナは思わず真っ赤になってしまったが、それでも彼の水色の瞳から目が逸らせなかった。
 男性に対する免疫などほとんどないメルティーナは、こういうときにどうしたらいいのか全く分からなかった。
 これはキスをする距離なのか、だったら目を閉じたほうがいいのか。体勢はこれでいいのか、彼の首に腕を回すべきなのか。
 パニックになりながらも彼の水色の瞳と目尻の赤っぽさに身体が熱くなってしまい、メルティーナはとろんと蕩けた表情になったところをキリアンに唇を塞がれた。

「ん、んん、ちゅ、んうぅ……」

 ちゅぱちゅぱと唾液の交わる音を立たせてメルティーナの唇と舌を貪るキリアン。そのままメルティーナの持っていたフルートグラスを取ってサイドテーブルに置くと、彼女を抱え上げてベッドに座った自分の膝の上に乗せてしまう。
 唾液の透明な糸を引きながら口を放すと、キスですっかり蕩けて茫然としているメルティーナの頬を撫でた。

「メルさん、今日は寝落ちしないで頑張れそう?」
「え、あ……そう、ね……さすがに、そろそろ大きく魔力回復しないといけないもの」
「オッケ。じゃあ今日は最後まで……いい?」
「も、もちろん……し、しっかり癒してよね!」

 この期に及んでまだ憎まれ口を叩いてそっぽを向くメルティーナの顎を掴んだキリアンは、そのままメルティーナの顔を自分に向かせてから噛みつくようなキスをした。
 そして、メルティーナは激しい深いキスに翻弄されていくうちに、するするとバスローブを脱がされていくことに、あまり気づいていなかった。
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