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第1章
第52話
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結局のところ……【鑑定】のスキル評価額が、評価額だけに、発見者に所有権を委ねるということになってしまった。
つまりオレが【鑑定】スキル持ち、ということになる。
そうなると、今後はダン協での鑑定は行わないことになるので、これはダン協へきちんとスキル取得の届けを出しておくことにした。
厄介ごとを避けたいのなら、秘匿しておくのも或いは手かもしれないが、ではいつまで秘匿するのか?
また、今まで頻繁にダン協で簡易鑑定を依頼し、また時には本部鑑定までも利用してきたオレ達が、急にアイテムを全て鑑定を掛けずに持ち帰る。
しかも魔石やポーション類の売却額は変わらないか増え続ける……それでは怪しいこと、この上ないだろう。
では、探索の頻度を落としたり、窓口に持ち込む魔石の量を敢えて減らす?
それこそ完全に本末転倒というものだ。
まだまだダンジョンには潜り続けることになるし、下手な工作をしてまで【鑑定】スキルを得たことを隠した結果、強化が捗らなくなるなら、ダン協に言い値で売ってしまった方がまだマシだったということになってしまう。
そういうわけで、今後の面倒ごとを思うと、若干どころではなく気が重いが、ダン協へのスキル所持登録自体には、誰からも異存は出なかった。
さて……これらの葛藤を乗り越え、結果としてオレが【鑑定】スキルを使うことで判明した、今回の戦利品の効果や、その他、既知のアイテム群なのだが、これがかなりの粒揃いだ。
まずはオーガから得た胸甲。
これは『大力のブレストプレート』というマジックアイテムだ。
装備した者の腕力を大幅に(素の状態の4割強も)強化するうえ、腕力の上昇に比例して防御性能を向上させていくという、ちょっとした壊れ性能を持つ防具で、さらに装備者の腕力成長にまでプラスの補正が入るという。
もちろんサイズ可変なので、使い回しも効く。
これは所有権こそ取得したオレに帰属するのだが、妻には特に積極的に装備して貰うことにする。
これは近い将来、妻の薙刀の柄も、補強して貰う必要が有るかもしれないな。
探索者の得物については、ある程度の身体能力強化が見られた段階での、総金属化が推奨されている。
これは上昇した腕力に、木材等の非金属系の素材が耐えられなくなってくる場合が多いからだ。
もちろん、一部ダンジョン内で得られる素材に関しては、一般的に流通している金属より優れたものも多く確認されており、そのため初心者を脱した全ての探索者の武器が、必ずしも総金属製ということにはならない。
普通の木材や金属の代わりに、モンスターのドロップアイテムである、牙や角が使われていたり、ダンジョン内の宝箱などから発見される植物系の素材の中にも、一見すると普通の木のような外見であるにも関わらず、比較にならない程の硬度を誇るものもあるのだから……。
次にダンジョン内の宝箱から得られたものの、一見しただけでは判別が出来なかったアクセサリーらしきアイテムなのだが、これは『破軍のイヤーカフ』というマジックアイテムだった。
イヤーカフ、或いはイヤーカフスというものは、イヤリングやピアスのように耳につけるアクセサリーの一種で、このアイテムに関しては旗が交差しているようなデザインだ。
色合いはピンクゴールド製のものに酷似している。
数的不利な状況下で戦う際に、全能力に一割の補正……という鑑定結果が出たのだが、これは実際に使用してみないことには、効果が実感しにくいと思う。
効果は、その戦闘が終了するまでの間に限定されるということなので、直後の戦闘では感覚のズレに気を配る必要性が有りそうだ。
ちなみに、必ずしも耳に装備する必要性は無いらしい。
ボス戦などで数的不利が有る条件は多いので、効果はすぐに確認出来るハズだ……と思う。
他にも、ギガントビートルからは、幸運向上剤。
ヘルスコーピオンからは、耐毒のネッカチーフ。
デスサイズからは、無慈悲のチェーンアンクレット。
ボス以外のモンスターから、敏捷向上剤が2つに腕力向上剤、持久力向上剤が1つずつ。
皆から待望されていた2つ目の盛運の腕輪。
クイックネスゼリーという初取得となるお菓子系の成長促進アイテムに加え、ストレングスクッキーとポテンシャルキャンディが2つ、スタミナマフィンが3つ。
飴玉の完全上位互換のポテンシャルオーブも1つ入手している。
さらにスクロール(魔)も今回は9つ。
耐毒のネッカチーフは、ネクタイとスカーフの中間みたいな形状。
CAさんや、男性だと年配の俳優さんが巻いているイメージが強いが、ターコイズブルーのコレは誰にでもそこそこ似合うと思う。
名前が示す通り、装備すれば毒に冒されにくくなるマジックアイテムで、対象こそ違えど耐痺のミサンガと同列の性能になりそうだ。
無慈悲のチェーンアンクレットは、まぁ足首に巻く細い鎖という形状だが、漆黒の鎖で見た目には呪われたアイテムのようにも見えるかもしれない。
しかしながら【鑑定】結果はシロだ(呪われていなか)った。
装備効果としては、戦闘に関して不要な仏心を起こさなくなるという、一種の精神バフが付与されているというモノだ。
可愛らしい外見だったり、人と変わらないような形状のモンスターとも躊躇なく戦えるし、トドメも刺せるようになるらしい。
まぁ……確かに有用かもしれないな。
クイックネスゼリーの効果は、敏捷の成長促進。
他のお菓子類と同列のアイテムだろう。
なお、丸呑みしてはいけないらしい。
今回が初取得ということで、コレはオレが貰えることになった。
ソーダ味。
今回はスタミナマフィンを他の3人が、ストレングスクッキーをオレと妻が、ポテンシャルキャンディを父と兄が頂くことに……ポテンシャルオーブは父に使って貰った。
ちなみに幸運向上剤と持久力向上剤はオレが、兄が腕力向上剤、父と妻は敏捷向上剤を服用している。
スクロール(魔)?
……全部オレです。
つまりオレが【鑑定】スキル持ち、ということになる。
そうなると、今後はダン協での鑑定は行わないことになるので、これはダン協へきちんとスキル取得の届けを出しておくことにした。
厄介ごとを避けたいのなら、秘匿しておくのも或いは手かもしれないが、ではいつまで秘匿するのか?
また、今まで頻繁にダン協で簡易鑑定を依頼し、また時には本部鑑定までも利用してきたオレ達が、急にアイテムを全て鑑定を掛けずに持ち帰る。
しかも魔石やポーション類の売却額は変わらないか増え続ける……それでは怪しいこと、この上ないだろう。
では、探索の頻度を落としたり、窓口に持ち込む魔石の量を敢えて減らす?
それこそ完全に本末転倒というものだ。
まだまだダンジョンには潜り続けることになるし、下手な工作をしてまで【鑑定】スキルを得たことを隠した結果、強化が捗らなくなるなら、ダン協に言い値で売ってしまった方がまだマシだったということになってしまう。
そういうわけで、今後の面倒ごとを思うと、若干どころではなく気が重いが、ダン協へのスキル所持登録自体には、誰からも異存は出なかった。
さて……これらの葛藤を乗り越え、結果としてオレが【鑑定】スキルを使うことで判明した、今回の戦利品の効果や、その他、既知のアイテム群なのだが、これがかなりの粒揃いだ。
まずはオーガから得た胸甲。
これは『大力のブレストプレート』というマジックアイテムだ。
装備した者の腕力を大幅に(素の状態の4割強も)強化するうえ、腕力の上昇に比例して防御性能を向上させていくという、ちょっとした壊れ性能を持つ防具で、さらに装備者の腕力成長にまでプラスの補正が入るという。
もちろんサイズ可変なので、使い回しも効く。
これは所有権こそ取得したオレに帰属するのだが、妻には特に積極的に装備して貰うことにする。
これは近い将来、妻の薙刀の柄も、補強して貰う必要が有るかもしれないな。
探索者の得物については、ある程度の身体能力強化が見られた段階での、総金属化が推奨されている。
これは上昇した腕力に、木材等の非金属系の素材が耐えられなくなってくる場合が多いからだ。
もちろん、一部ダンジョン内で得られる素材に関しては、一般的に流通している金属より優れたものも多く確認されており、そのため初心者を脱した全ての探索者の武器が、必ずしも総金属製ということにはならない。
普通の木材や金属の代わりに、モンスターのドロップアイテムである、牙や角が使われていたり、ダンジョン内の宝箱などから発見される植物系の素材の中にも、一見すると普通の木のような外見であるにも関わらず、比較にならない程の硬度を誇るものもあるのだから……。
次にダンジョン内の宝箱から得られたものの、一見しただけでは判別が出来なかったアクセサリーらしきアイテムなのだが、これは『破軍のイヤーカフ』というマジックアイテムだった。
イヤーカフ、或いはイヤーカフスというものは、イヤリングやピアスのように耳につけるアクセサリーの一種で、このアイテムに関しては旗が交差しているようなデザインだ。
色合いはピンクゴールド製のものに酷似している。
数的不利な状況下で戦う際に、全能力に一割の補正……という鑑定結果が出たのだが、これは実際に使用してみないことには、効果が実感しにくいと思う。
効果は、その戦闘が終了するまでの間に限定されるということなので、直後の戦闘では感覚のズレに気を配る必要性が有りそうだ。
ちなみに、必ずしも耳に装備する必要性は無いらしい。
ボス戦などで数的不利が有る条件は多いので、効果はすぐに確認出来るハズだ……と思う。
他にも、ギガントビートルからは、幸運向上剤。
ヘルスコーピオンからは、耐毒のネッカチーフ。
デスサイズからは、無慈悲のチェーンアンクレット。
ボス以外のモンスターから、敏捷向上剤が2つに腕力向上剤、持久力向上剤が1つずつ。
皆から待望されていた2つ目の盛運の腕輪。
クイックネスゼリーという初取得となるお菓子系の成長促進アイテムに加え、ストレングスクッキーとポテンシャルキャンディが2つ、スタミナマフィンが3つ。
飴玉の完全上位互換のポテンシャルオーブも1つ入手している。
さらにスクロール(魔)も今回は9つ。
耐毒のネッカチーフは、ネクタイとスカーフの中間みたいな形状。
CAさんや、男性だと年配の俳優さんが巻いているイメージが強いが、ターコイズブルーのコレは誰にでもそこそこ似合うと思う。
名前が示す通り、装備すれば毒に冒されにくくなるマジックアイテムで、対象こそ違えど耐痺のミサンガと同列の性能になりそうだ。
無慈悲のチェーンアンクレットは、まぁ足首に巻く細い鎖という形状だが、漆黒の鎖で見た目には呪われたアイテムのようにも見えるかもしれない。
しかしながら【鑑定】結果はシロだ(呪われていなか)った。
装備効果としては、戦闘に関して不要な仏心を起こさなくなるという、一種の精神バフが付与されているというモノだ。
可愛らしい外見だったり、人と変わらないような形状のモンスターとも躊躇なく戦えるし、トドメも刺せるようになるらしい。
まぁ……確かに有用かもしれないな。
クイックネスゼリーの効果は、敏捷の成長促進。
他のお菓子類と同列のアイテムだろう。
なお、丸呑みしてはいけないらしい。
今回が初取得ということで、コレはオレが貰えることになった。
ソーダ味。
今回はスタミナマフィンを他の3人が、ストレングスクッキーをオレと妻が、ポテンシャルキャンディを父と兄が頂くことに……ポテンシャルオーブは父に使って貰った。
ちなみに幸運向上剤と持久力向上剤はオレが、兄が腕力向上剤、父と妻は敏捷向上剤を服用している。
スクロール(魔)?
……全部オレです。
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