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出会い

あなたといたい

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振り返ると、カイロジクティクスのトラックが駐車スペースに入ってきた。運転席から飛び降りて駆け寄ってくるのは、ベルジャンホワイトの髪。

「風邪ひくだろ」

昴は言って、持ってきた分厚い毛布で私をくるみ、力強く抱きしめた。抱き上げられてトラックの助手席に座らされる。


「なにやってんだ、ばかか」


社名の入った白いフェイスタオルで、濡れた頭をごしごしと拭かれた。


「昴、痛いよう」

「俺を避けた罰だっ」


髪を拭き終えると、トラックのエンジンをかけ、ヒーターのスイッチを入れてくれた。

温まり始めた車内で、昴は真剣な眼差しで私を見つめてきた。


「どうして俺を避けるの」

「昴のこと、あんまり好きになっちゃうと辛いから」

「なんで?俺は好きになって欲しいのに」

「あたしと関わっても、時間の無駄だよ」

「どうしてそんなこと言うの…ねえ、咲良が思ってること、俺、全部知りたい」


じっと見つめてくる昴の眼差しは、真剣さを通り越して悲痛に歪んで見えた。昴を避けることで、彼を傷つけたのは明白だった。

その瞳を見ていられなくて、私は思わず背を向けた。


「ごめんなさい」

「咲良、服、脱いで」



「・・・え?今の話聞いてたよね」


私は顔を上げてまた昴を見た。


「聞いてたよ。関わっても時間の無駄だって話でしょ。わかったよ。だから服脱いで」


昴は言いながら後部座席に頭を突っ込むようにしてガサゴソなにかを探し、私に向かって腕を差し出した。

手にしたレジ袋の中にはカイロジスティックスの黒いポロシャツが入っていた。


「びしょ濡れで風邪ひくよ。これに着替えて」

「ああ」


おかしな勘違いをした私は顔が赤くなるのをごまかして、慌てて袋からポロシャツを取り出した。

昴が背を向けたのを確認し、雨水で重くなったニットをめくり上げた。袋に脱いだ服を入れ、紺色のユニフォームに腕を通そうとして、止めた。

昴の方を振り返ってみる。彼は雨が叩く窓ガラスに頬をぺったりくっつけるようにして外を見ていた。激しい雨がフロントガラスを打ち鳴らし、滝のように流れ落ちていく。

もう、この背中は私を振り向いてはくれないのだろうか。

昴は簡単に、わかったと言って背を向けた。これを期待したはずなのに、ちぎれそうに悔しくて悲しくなった。

一度は運命の相手に出会えたような気がしたけど、結局はこれまで出会った男性たちと同じ、私が心を開かないことで昴もまた私に背を向け、去っていく。

昴、こっちを向いて、と私は願った。

すると、不意に昴が横顔を見せ、そのままゆっくり私の方に向き直った。私はポロシャツを手に持ったまま、胸元だけ隠した。

昴の腕が差し出され、ポロシャツを胸元から取り去られる。

胸元を見つめる昴の視線が、じりじりと肌を焦がすようだった。見られているだけなのに、先端が震えるほどにみるみる引き締まり、きゅっと立ち上がってしまった。恥ずかしさにまた胸元を隠そうとするけど、その手をそっと払われて、昴の視線に肌を粟立てながら、顔をそむけた。

助手席に座る私の方に身を乗り出して、そむけたあごを、指先で引き戻す。

窓側の腕を優しくつかみ、私の体を引き寄せながら昴は運転席に座りなおした。
座った昴の上に、私がのしかかるような体勢になった。

長い腕で背中を抱かれ、身動きできない。濡れたジョガーパンツのお尻を昴の両腿の上にのせて座らされ、導かれるまま昴の両肩に手を置いた。

うなじに手のひらをあてがわれ、引き寄せられて顔と顔が近づく。強引というわけでもない。ただ、かすかに昴の方に心と体が傾いた瞬間を、昴は素早く感じ取り、すかさず私を引き寄せて、抱きしめた。


「なら、無駄な時間いっぱい過ごそうよ・・・二人で」


唇を触れ合わせながら囁いたあと、そっと唇を重ねられる。

キスをしながら、背中を優しくさすられる。背すじをなぞって滑り降りた手のひらが、濡れて貼りつくパンツとショーツを剥がすように脱がせた。

私は彼の動きに合わせて腰を動かし、つま先を伸ばしてそれらを抜き取ると、何もつけない姿で昴に跨る格好になった。

昴も腰を浮かせてジーンズとボクサーパンツを下ろした。勢いよく立ち上がるように現れた彼の屹立が、私の湿った茂みに触れた。昴がわずかに腰を上下させると先端のつるりとした先端が秘部の上を滑った。昨晩指先で慰めたその場所が、待ち望んでいたものに触れられたよろこびで涙を流すかのように濡れた。

私は昴のポロシャツの裾をめくりあげて首から抜き取った。

互いにすべてを脱ぎ去った体どうしを、ぴったりと密着させた。

やっぱり私、この肌から離れられない。

体が内側から熱を帯び、暖房で温められた肌の表面が汗ばんだ。車内に充満していた雨の匂いはしだいに、甘く酸っぱい欲望の香りに塗り変えられた。

昴は自ら幹の根元をつかんで、私の秘裂に押し付けた。跨った私のお尻に手を添え、上下に動くようにいざなわれる。腰をくねらすと濡れた花弁の付け根と昴の熱い先端がぬるぬるとこすれ合い、粘り気のある音を立てた。みるみる花園の肉が刺激で腫れあがり、昴の舳先も一層硬くなった。

唇を重ね、舌を絡ませる。フルーツ味のガムの香りが残る昴の薄い舌に甘く吸い付いたり、綺麗に並んだ歯列をなぞったりすると、こすれ合う秘部は一層蜜をにじませて接合を望んだ。


「辛くなるほど、俺のこと好きになって?」


昴はキスの合間に囁いて、私の体をぎゅっと抱きしめた。そのまま体を転がすように助手席に移動して、こんどは私が背もたれに背中を付ける格好になった。昴に組み敷かれ、両足をМの字に開かれる。昴は自分の膝を曲げ、両腿で私のお尻を挟むように助手席の座面に脚を乗せた。

長い腕を回し助手席のヘッドレストごと私の体を抱きかかえるようにして、固く突き立った屹立を私の花びらのあわいにあてがった。


「俺は、好きなんだ」


めりめりと私の内側を切り開くように、昴が入り込んでくる。


「咲良、好きなんだ」


その甘い声に、耳が蕩ける。


「昴」


片手は運転席側の背もたれに乗せ、体ごと私に押し付けるようにしてさらに奥を突いたあと、腰をくねらせて浅く引き、また腰を押し当てて奥を擦った。その動きを繰り返しながら、唇に、額に、まぶたに、甘い接吻を落としてくる。

「あっ」

唇が肌に触れるたび、花壺が引き締まって昴を締め付けた。


「咲良、かわいい、きゅんてなってる」


言いながら蕩けるようなまなざしで見下ろしてくる。


「昴、だめ、気持ちいよ」


切れ切れに言うと、昴は、ああ、たまんね、すっげえ可愛い、と吐息交じりに言いながら腰の動きを速めた。

目の前で、程よく盛り上がった胸の筋肉が上下する。


舌先で昴の可愛らしい乳首を舐めた。

「あっ」

昴が甘い声で啼いて、あごをびくりと跳ね上げた。舌先を小刻みに動かして先端の小さな粒を肌に埋め込むように舐ると、昴はふあぁっ、と可愛らしいかすれ声を漏らしながら腰をゆすった。

「咲良、やめて」

「感じるの?」

ちろちろと乳輪をくすぐりながら聞くと、うんうんと頷いた後今度は首を横に振った。

「だめだ、いっちゃう」

昴は口では拒んでいるのに、逃げようとしない。

「あああ、いっちゃう」

泣きそうに声を震わせて、激しく腰を振っている。私の蜜壺の中は昴が先端からあふれさす粘液でどろどろになっている。

唾液でべちゃべちゃに濡れた乳首に舌をぬめぬめと押し当てて小刻みに震わせてくすぐった。

「あああああ」

しどけなく腰を前後させながら、女の子みたいに喘ぐ昴がたまらなく可愛い。

「好きになりすぎるのが辛い」、そう言った舌の根も乾かぬうちに昴にのめり込んで、味わって、溺れている。

昴の屹立が私の中で一層長さを増して硬くなった。熱い肉棒が襞をめくり上げてじゅぶじゅぶと音を立てて私を抉る。

「ふあっ」

昴が全身を震わせた。腰の動きが小刻みなものに変わる。熱い粘液が私の中に放たれるのが分かった。

「だめだ、俺咲良から離れられない」

はあはあと息を切らして昴はねっとりとした長いキスをした。







「どうして、俺と付き合えないの」

呼吸が凪ぎ、助手席に座った全裸の昴に、まだ何も着ないままの状態で抱かれていた私は、昴の目を見上げた。

昴の目には、私の瞳の奥まで射抜くような真剣さがあった。自分の臆病のせいで、彼の思いをないがしろにするわけにはいかない。

彼の心が離れてしまうのを覚悟して私は、本当のことを言おうと口を開いた。





五年前、休日の混雑する街道を原付で走っていた私は、交差点を直進した。右折しようとしていた乗用車が、私に気づかずに私のバイクの真横から突進してきた。

バイクと体が、空中に飛んだのが分かった。突き上げられた私は状況がつかめずに目を見開いたままでいた。目線の先で、宙に浮いたバイクが空中を旋回し、アスファルトに叩きつけられる。同時に私は地面へと墜落していった。

全身を強打する衝撃、骨が砕けるような痛み。

どこからともなく集まった人だかりに囲まれた。滴ってひろがっていく血だまりが、髪をベッタリと濡らす。自分が事故に遭ったのだと気づいた。
みんなが見つめる視線の先を見下ろした。

下腹部に、何かの破片が突き刺さっていた。直後私は、意識を失った。

生命が最優先で行われた手術は十時間かかった。意識を取り戻した時、一命をとりとめた。

傷が落ち着いたところで、医師から、生殖機能を取り戻すことはできないと告げられた。

初めはなんとなくその話を受け入れたものの、じわじわとそのことの重大さと深刻さに気付き始め、ゆっくりと坂道を降りるように、暗い場所へと踏み入れていく気分だった。

ふと振り返ると事故の前に私がいた場所はずっと高い場所にあって、さんさんと日が照っている。ゆっくりと下ってたどり着いた穴の底は暗く湿っていて、立っているだけで暗い空気が体内にまで充満するような、そんな場所だった。

命が助かっただけ幸福なのだ。そう何度も言い聞かせて心の蓋を閉じ続けたけど、私はあの時、絶望のなかにいたのだと、今になってわかる。

子供を設ける、という未来を失った私は、結婚と無縁な生き方を選んだ。結婚したい相手と巡り逢えば自然、子供を望めないという事実に直面しなければならない。自分が失ったものを再確認するような事態に陥りたくない。

だから、結婚や、それにつながる交際について、積極的にならないようにしてきた。



話し終えるころには、外の雨も止んでいた。

昴は助手席の窓から外を見つめ、じっと座っていた。きれいな横顔からは、どんな感情も読み取ることができなかった。


昴に何か言われるのが怖くて、私は運転席に這うように移動して、バックスペースに掛けていた服に手を伸ばした。


「服、乾いた。ありがとう」


ブラを胸元に当ててホックを嵌めようとすると、後ろから抱きしめられた。

肩の震えが、昴の腕に伝わってしまうのが怖くて体に力をこめるけど、かえって震えがひどくなってしまう。


昴は私を抱く腕に力をこめた。

「話してくれて、ありがとう」

昴が囁く。

昴の温かい腕の中で、ゆるゆると体がほどけていくのを感じた。



車から降り立ち、二人で毛布にくるまって山間のリゾート施設一帯の景色を見下ろした。雨に洗い流されたフォレストとスカイパークは、いつもよりも澄んだ光を放って煌めいていた。その山の窪みにできた光の水たまりの上空に目線を動かせば、いつの間にか丸い月が姿を現していた。雨雲が去って濃厚な藍にそまった夜空に、青白い光をにじませている。

月はいつも地球に同じ面を向けて周っている、とどこかで聞いたことがある。

地球に決して見せないその裏側は、隕石の衝突に晒されてクレーターだらけだという。
傷をひた隠しにしてきた自分に、必死に自転して可愛いうさぎのシルエットだけを見せつけてくる月を重ね合わせた。ぼんやりとした光を纏った青白い惑星を見つめる。



───きっと昴はここに来る。

この展望スペースに来たとき、そう心のどこかで期待していた。でももし来なかったとしたら私は、酷く傷つく。だからこのささやかな期待が胸の中にあることを、自分自身認めるのが怖かった。

でも、昴が本当にここに姿を現してくれた今、全身全霊で昴の存在を欲していることを、認めざるを得ない。


昴の腕の中で体の向きを変え、顔を見上げた。

「これからは、俺がずっとそばにいるから」

昴の茶色い瞳が、微笑んでいる。その深く優しい色に吸い込まれるように、私は昴にキスをした。
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