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王都アリナスにて
14日目 勇者
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『ど、奴隷、ですか?』
「はい!!!」
『本当にならないとダメですか?』
「自分で言いましたよね、なんでもするって、嘘はつきませんって」
『いっ、言いましたけど、、、』
わかるぞ、その気持ち、私のような美少女から奴隷と言う言葉が出るとは思わないよなー
「大丈夫ですよ!辛い命令はしないので!」
『ほっ、本当ですか???』
「はい!」
さっきとは打って変わって心配そうな顔している。
そして私も打って変わって元気そうだ。
どうしたら、奴隷になってくれるかなー
そうだ
「じゃあまず、私をすずちゃんて呼んでください!私もみおちゃんって呼ぶので!」
「だっ、ダメですか?」
私は目をキュルンとさせて萌え声で言う。
どうだ、私の必殺技は!
『うっ、うぐぐ』
・・・『わかったよ、奴隷になるから』
よっしゃ、さすが私の顔
化学兵器級だね
「そういえば、この国に奴隷ってあるんですか?」
『あっ、ありますけど、、』
「じゃあ、行きましょうっか!」
私は、みおちゃんの腕を無理矢理引っ張る。
『えっ!、今からですか?』
「はい!」
空を見ると真っ暗で、おそらく10時ごろ、みおちゃんによると9時頃から急激に治安が悪くなるらしいが、私たちはテラちゃんを置いて外に出る。
「大丈夫ですよ、私は英雄ですから」
『ほっ、本当に大丈夫なんですか?』
『私、攻撃スキルを持っていないんですよっ』
「大丈夫です、私は1人でこの国の人全員殺せますから!」
『え?』
「この国にあなた以外の勇者が何人いるか分かりませんけど、絶対それより強いので!」
『え???』
みおちゃんの目が回っている、まぁ、そうだよねー
そうこう話しをしている間に、奴隷商の店に着く。
「すみませーん」
『どうしたんだ嬢ちゃん、こんな時間に危ないじゃ無いか』
「この人を奴隷にしに来たんですけど」
『なるほどな、料金は持ってきたのか?』
「持ってる?」
私はみおちゃんに問いかける。
『はい、持ってきましたけど』
みおちゃんは、お金の入った袋を取り出し、金貨を何枚か払った。
『じゃ、でっかい嬢ちゃんはこっちに来な』
『はい、、、』
そうすると、店主さんは魔法陣の書かれた紙を取り出し、みおちゃんの背中に貼る。
『そしたら、ちっこい嬢ちゃんは、ここに手を置いてくれ』
私はみおちゃんの背中に貼られた魔法陣を触った。
すると、紙が無くなりみおちゃんの背中に魔法陣が刻まれる。
『よし、これで終わりだ』
私は、これだけで良いんだと思いながらみおちゃんに命令する。
「おんぶしてください」
『はい』
私は「おー」と言いながら、ちゃんと命令が効いているかを確認した。
「じゃ、バイバイ店主のおじさん!」
『はいよ』
私は、みおちゃんにおんぶされながら、王城に帰る。
『あのー、恥ずかしいんですけど』
「大丈夫だよ、私小さいし」
・・・王城に帰る途中、チンピラっぽい人がナンパをして来たので首を切り落としたら、みおちゃんが顔を青ざめて口を押さえてた。
あー、殺すのとか無理な人なんだろうなー
と、思いながら王城に着いた私は、みおちゃんに命令する。
「一つ、私とテラちゃんの秘密は絶対に守ること」
「二つ、何か困ったことがあったら、私に相談すること」
「三つ、いつ危険になっても良いように、私かテラちゃんから離れないこと。」
『はい、わかりました、、、』
『あのー、秘密ってなんですか?』
と、みおちゃんが言う
「いやでも、すぐにわかるよ」
「じゃ、上着脱いで!」
『えっ???』
みおちゃんは、困惑しながら上着を脱ぐ。
そして、服で隠れるところに私は牙を立てて噛みついた。
『いたっ』
みおちゃんが痛がっているが、私は吸うのをやめない。
・・・「ぷはぁ」
私は、みおちゃんの血を存分に楽しんでから言った。
「私たちの秘密は、吸血鬼って言うこと」
『えっ、えぇぇぇぇぇぇ!!!』
うるさっ
『えっ、じゃあなんで、えっ、意味がわからない、なっ、なんでこんなところに居るの??????』
みおちゃんが、めっちゃ早口の小声で言う。
本来なら敵のはずの吸血鬼が、街の中にいる、鑑定石で調べたのになんで吸血鬼なのかという疑問があるのだろう。
「それはだねー」
「私たちに鑑定石が効かないから!」
「そして、私は人間が好きだから!」
『えぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
みおちゃんは、頭がパンクした。
「あっ、今日はもうダメそうだなこりゃ」
この国にいる他の勇者の話も聞きたかったが、この状態では無理だろう、、、
私は、頭がパンクしたみおちゃんをベッドに運んだ。
「はい!!!」
『本当にならないとダメですか?』
「自分で言いましたよね、なんでもするって、嘘はつきませんって」
『いっ、言いましたけど、、、』
わかるぞ、その気持ち、私のような美少女から奴隷と言う言葉が出るとは思わないよなー
「大丈夫ですよ!辛い命令はしないので!」
『ほっ、本当ですか???』
「はい!」
さっきとは打って変わって心配そうな顔している。
そして私も打って変わって元気そうだ。
どうしたら、奴隷になってくれるかなー
そうだ
「じゃあまず、私をすずちゃんて呼んでください!私もみおちゃんって呼ぶので!」
「だっ、ダメですか?」
私は目をキュルンとさせて萌え声で言う。
どうだ、私の必殺技は!
『うっ、うぐぐ』
・・・『わかったよ、奴隷になるから』
よっしゃ、さすが私の顔
化学兵器級だね
「そういえば、この国に奴隷ってあるんですか?」
『あっ、ありますけど、、』
「じゃあ、行きましょうっか!」
私は、みおちゃんの腕を無理矢理引っ張る。
『えっ!、今からですか?』
「はい!」
空を見ると真っ暗で、おそらく10時ごろ、みおちゃんによると9時頃から急激に治安が悪くなるらしいが、私たちはテラちゃんを置いて外に出る。
「大丈夫ですよ、私は英雄ですから」
『ほっ、本当に大丈夫なんですか?』
『私、攻撃スキルを持っていないんですよっ』
「大丈夫です、私は1人でこの国の人全員殺せますから!」
『え?』
「この国にあなた以外の勇者が何人いるか分かりませんけど、絶対それより強いので!」
『え???』
みおちゃんの目が回っている、まぁ、そうだよねー
そうこう話しをしている間に、奴隷商の店に着く。
「すみませーん」
『どうしたんだ嬢ちゃん、こんな時間に危ないじゃ無いか』
「この人を奴隷にしに来たんですけど」
『なるほどな、料金は持ってきたのか?』
「持ってる?」
私はみおちゃんに問いかける。
『はい、持ってきましたけど』
みおちゃんは、お金の入った袋を取り出し、金貨を何枚か払った。
『じゃ、でっかい嬢ちゃんはこっちに来な』
『はい、、、』
そうすると、店主さんは魔法陣の書かれた紙を取り出し、みおちゃんの背中に貼る。
『そしたら、ちっこい嬢ちゃんは、ここに手を置いてくれ』
私はみおちゃんの背中に貼られた魔法陣を触った。
すると、紙が無くなりみおちゃんの背中に魔法陣が刻まれる。
『よし、これで終わりだ』
私は、これだけで良いんだと思いながらみおちゃんに命令する。
「おんぶしてください」
『はい』
私は「おー」と言いながら、ちゃんと命令が効いているかを確認した。
「じゃ、バイバイ店主のおじさん!」
『はいよ』
私は、みおちゃんにおんぶされながら、王城に帰る。
『あのー、恥ずかしいんですけど』
「大丈夫だよ、私小さいし」
・・・王城に帰る途中、チンピラっぽい人がナンパをして来たので首を切り落としたら、みおちゃんが顔を青ざめて口を押さえてた。
あー、殺すのとか無理な人なんだろうなー
と、思いながら王城に着いた私は、みおちゃんに命令する。
「一つ、私とテラちゃんの秘密は絶対に守ること」
「二つ、何か困ったことがあったら、私に相談すること」
「三つ、いつ危険になっても良いように、私かテラちゃんから離れないこと。」
『はい、わかりました、、、』
『あのー、秘密ってなんですか?』
と、みおちゃんが言う
「いやでも、すぐにわかるよ」
「じゃ、上着脱いで!」
『えっ???』
みおちゃんは、困惑しながら上着を脱ぐ。
そして、服で隠れるところに私は牙を立てて噛みついた。
『いたっ』
みおちゃんが痛がっているが、私は吸うのをやめない。
・・・「ぷはぁ」
私は、みおちゃんの血を存分に楽しんでから言った。
「私たちの秘密は、吸血鬼って言うこと」
『えっ、えぇぇぇぇぇぇ!!!』
うるさっ
『えっ、じゃあなんで、えっ、意味がわからない、なっ、なんでこんなところに居るの??????』
みおちゃんが、めっちゃ早口の小声で言う。
本来なら敵のはずの吸血鬼が、街の中にいる、鑑定石で調べたのになんで吸血鬼なのかという疑問があるのだろう。
「それはだねー」
「私たちに鑑定石が効かないから!」
「そして、私は人間が好きだから!」
『えぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
みおちゃんは、頭がパンクした。
「あっ、今日はもうダメそうだなこりゃ」
この国にいる他の勇者の話も聞きたかったが、この状態では無理だろう、、、
私は、頭がパンクしたみおちゃんをベッドに運んだ。
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