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9・初仕事!
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「……ひまだ」
診療所に来て、感覚的に1時間ほど
患者さんはまだ誰も来ない……
「そういえば、シスターエリスが帰って来るのは明日だって言ってたから、皆今日は開いてないと思ってるんだろうな……」
ぼーっと診療所を見回す
診療所の大きさは、学校の教室の半分ぐらいか?
奥にベッドが1つあり、カーテンで仕切ってある
その奥の壁に備え付けの棚があって、包帯やらが入っていた
その他、机が1つと丸椅子が2つ
「やっぱり、治癒魔法があるから医療はあんまり発達してないんだろうか、医療器具と呼べるような物は少ないな……」
棚の中には、包帯の他、布、アルコールのような物が入った瓶などが置いてあった
「ん?この箱は?」
部屋の片隅に木箱が置いてある。
「なんだろこれ」
中を見ると、木の棒とロープとのこぎり……。
「……見なかったことにしよう、うん。
と、とりあえず掃除でもするか!えーっと掃除用具はっと、あ、あった」
ドアと窓を全開にして空気を入れ替える
床を箒ではき、雑巾で机や壁を拭いてゆく
「う~ん、こんなものかな、しかしこれは何とかならないかな……」
壁にはへこんだ跡と傷が無数にあり
床には黒い染みが点々と
「やっぱり拭いたぐらいじゃ取れないな」
木の床に染み込んだ”それ”は簡単に落ちそうにない
「そうだ、そういえば女神様が自分は色々出来るようになったっていってたな、もしかしてラノベで定番のあれが出来るかも!」
床の染みに手をかざす
「洗浄(クリーン)!」
床が光りだし染みが消えてゆく
「お!出来た!やった!」
床の染みが綺麗になり、染みの周り30CMぐらいの床も綺麗になった、それはもう新品のように……。
「う……。なんか妙に目立つな」
年季の入った床のその部分だけ妙に浮いてしまった
「う~ん・・そうだ、1部だけだから目立つのであって全体ならば目立たなくなるはず!よし!」
両手を上にかざし、部屋全体にいきわたる様に
「洗浄(クリーン)!」
部屋全体が淡くひかり、新品のようになった
「ついでにこれも」
調子に乗った自分は、壁の傷も消すことにした
「修復(リペア)!」
壁の傷も綺麗に消すことが出来た!
「よし!完璧!」
そういえば、最初から魔法で掃除をすればよかったのでは……。
うん、気にしない!結果が大切!
など考えながら部屋を細く笑みながら見渡していると……。
「あの~ちょっといいかい?」
診療所をおばさんが覗き込んでいた。
「あ、何ですか?」
おっと、変装している時は言葉遣いも変えるように言われてたな。
「はい、なにか御用でしょうか?」
「ああ、診療所のドアが開いてたからエリスちゃんが帰ってきてるのかと思ってね」
「ああ、シスターエリスの帰りは明日の予定になっておりますが」
「そうかい、まだ帰ってきてないんだね、ところで、あんた誰だい?」
「ええ、私は今日からここでお手伝いさせて貰う事になりましたシスターア……」
「あ?」
そういえば、名前もそのままじゃダメだろうな……。
「アリスと申します」
安直だけど、しかたないな……。
「そうかい、アリスちゃんと言うんだね、よろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
そう言って、にっこり微笑んだ。
顔、引きつってないよな……。
「それにしても、こんな片田舎の街にこんなかわいい子を連れて来るなんて、神父さんも隅に置けないねぇ」
「え、ええ……」
かわいい?自分が?
何か複雑な気分になりつつ、とりあえず微笑んでおいた。
顔引きつっていないよな、大丈夫だよな……。
「そういえば、アンタ手伝いに来たっていってたよね、じゃあ治癒魔法は使えるのかい?」
「ええ、まあ少しでしたら」
「そうかい、それは助かったよ、腰がまた痛くなってきちゃてねぇ早く見てもらいたかったんだよ」
「そうですか、それは大変ですね、ではこちらに」
診療所の中に案内した。
「それにしても、ずいぶん部屋の中きれいになってるねえ、見違えたよ」
「ええ、掃除は得意ですから・・・」
とりあえず誤魔化しておこう・・・誤魔化せたよね?
「では、こちらのベットにうつ伏せになってください」
「じゃあ、頼むよ」
「はい、では」
腰に手を当てて調べてみる。
うん、腰の筋肉が腫れてる、それに肩や足の筋肉もかなりこってしまってるな。
あれ、腰の骨がちょっとずれてる。
ああ、これじゃあ痛みだけとってもすぐぶり返しそうだな。
う~ん、見えないとこだからいいいよね。
「じゃあ、痛みを取りますので体を楽にしてください」
「ああ、たのむよ」
「では、ヒール」
目をつぶって、やりすぎないようにスピードを調整しながらゆっくり痛みを取っていく。
ついでに腰の骨をちょちょいと……。
「はぁ~腰があたたかくなってきたよ」
「そうですか、もうすぐですからそのまま楽にしていてくださいね」
「ん~気持ちいいねぇ~寝ちゃいそうだよ」
とりあえず、わざと時間をかけてゆっくり治していく。
大体5分ぐらい掛けて治療を終わらせた。
「はい終わりましたよ」
「あ、うん、寝ちゃってたよ、ありがとね」
「はい、腰の痛みどうですか?」
おばさんは、ベッドから降りて腰を確かめてる。
「おお!治ってるよ、お嬢ちゃん大したものだねぇ」
「はい、ありがとうございます」
「それに体全体も軽くなった気がするよ、いやあ、たいしたもんだ、これでエリスちゃんも少しは楽ができるねぇ」
「え、シスターエリスはそんなに大変だったんですか?」
「そうねぇ、いっつもあの子は街中走り回ってたよ、まあこの辺りで治癒魔法が使えるのはエリスちゃんだけっだったからねぇ」
「そうなんですか」
「そう、だからしっかりエリスちゃんを助けてあげてねアリスちゃん」
「はい、頑張らせてもらいます」
「うん、がんばってね、じゃあはい、いつもどうりでいいんだよね」
といって銀貨を1枚渡してくれた。
「あ、はい、ありがとうございます」
う~ん、治療1回で銀貨1枚か。
マクベルさん良心的なんだな。
「じゃあね」
「はい、お気をつけて」
おばさんは診療所から帰っていった。
ふう、なんとか1人目が終わった……。
やっぱり緊張するなぁ。
接客業なんてやったこと無かったしな~。
早く仕事に慣れないといけないな。
明日になればエリスさんも帰ってくることだし、なんとかなるだろ、うん。
おばさんを見送りながら、そう考えていた。
診療所に来て、感覚的に1時間ほど
患者さんはまだ誰も来ない……
「そういえば、シスターエリスが帰って来るのは明日だって言ってたから、皆今日は開いてないと思ってるんだろうな……」
ぼーっと診療所を見回す
診療所の大きさは、学校の教室の半分ぐらいか?
奥にベッドが1つあり、カーテンで仕切ってある
その奥の壁に備え付けの棚があって、包帯やらが入っていた
その他、机が1つと丸椅子が2つ
「やっぱり、治癒魔法があるから医療はあんまり発達してないんだろうか、医療器具と呼べるような物は少ないな……」
棚の中には、包帯の他、布、アルコールのような物が入った瓶などが置いてあった
「ん?この箱は?」
部屋の片隅に木箱が置いてある。
「なんだろこれ」
中を見ると、木の棒とロープとのこぎり……。
「……見なかったことにしよう、うん。
と、とりあえず掃除でもするか!えーっと掃除用具はっと、あ、あった」
ドアと窓を全開にして空気を入れ替える
床を箒ではき、雑巾で机や壁を拭いてゆく
「う~ん、こんなものかな、しかしこれは何とかならないかな……」
壁にはへこんだ跡と傷が無数にあり
床には黒い染みが点々と
「やっぱり拭いたぐらいじゃ取れないな」
木の床に染み込んだ”それ”は簡単に落ちそうにない
「そうだ、そういえば女神様が自分は色々出来るようになったっていってたな、もしかしてラノベで定番のあれが出来るかも!」
床の染みに手をかざす
「洗浄(クリーン)!」
床が光りだし染みが消えてゆく
「お!出来た!やった!」
床の染みが綺麗になり、染みの周り30CMぐらいの床も綺麗になった、それはもう新品のように……。
「う……。なんか妙に目立つな」
年季の入った床のその部分だけ妙に浮いてしまった
「う~ん・・そうだ、1部だけだから目立つのであって全体ならば目立たなくなるはず!よし!」
両手を上にかざし、部屋全体にいきわたる様に
「洗浄(クリーン)!」
部屋全体が淡くひかり、新品のようになった
「ついでにこれも」
調子に乗った自分は、壁の傷も消すことにした
「修復(リペア)!」
壁の傷も綺麗に消すことが出来た!
「よし!完璧!」
そういえば、最初から魔法で掃除をすればよかったのでは……。
うん、気にしない!結果が大切!
など考えながら部屋を細く笑みながら見渡していると……。
「あの~ちょっといいかい?」
診療所をおばさんが覗き込んでいた。
「あ、何ですか?」
おっと、変装している時は言葉遣いも変えるように言われてたな。
「はい、なにか御用でしょうか?」
「ああ、診療所のドアが開いてたからエリスちゃんが帰ってきてるのかと思ってね」
「ああ、シスターエリスの帰りは明日の予定になっておりますが」
「そうかい、まだ帰ってきてないんだね、ところで、あんた誰だい?」
「ええ、私は今日からここでお手伝いさせて貰う事になりましたシスターア……」
「あ?」
そういえば、名前もそのままじゃダメだろうな……。
「アリスと申します」
安直だけど、しかたないな……。
「そうかい、アリスちゃんと言うんだね、よろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
そう言って、にっこり微笑んだ。
顔、引きつってないよな……。
「それにしても、こんな片田舎の街にこんなかわいい子を連れて来るなんて、神父さんも隅に置けないねぇ」
「え、ええ……」
かわいい?自分が?
何か複雑な気分になりつつ、とりあえず微笑んでおいた。
顔引きつっていないよな、大丈夫だよな……。
「そういえば、アンタ手伝いに来たっていってたよね、じゃあ治癒魔法は使えるのかい?」
「ええ、まあ少しでしたら」
「そうかい、それは助かったよ、腰がまた痛くなってきちゃてねぇ早く見てもらいたかったんだよ」
「そうですか、それは大変ですね、ではこちらに」
診療所の中に案内した。
「それにしても、ずいぶん部屋の中きれいになってるねえ、見違えたよ」
「ええ、掃除は得意ですから・・・」
とりあえず誤魔化しておこう・・・誤魔化せたよね?
「では、こちらのベットにうつ伏せになってください」
「じゃあ、頼むよ」
「はい、では」
腰に手を当てて調べてみる。
うん、腰の筋肉が腫れてる、それに肩や足の筋肉もかなりこってしまってるな。
あれ、腰の骨がちょっとずれてる。
ああ、これじゃあ痛みだけとってもすぐぶり返しそうだな。
う~ん、見えないとこだからいいいよね。
「じゃあ、痛みを取りますので体を楽にしてください」
「ああ、たのむよ」
「では、ヒール」
目をつぶって、やりすぎないようにスピードを調整しながらゆっくり痛みを取っていく。
ついでに腰の骨をちょちょいと……。
「はぁ~腰があたたかくなってきたよ」
「そうですか、もうすぐですからそのまま楽にしていてくださいね」
「ん~気持ちいいねぇ~寝ちゃいそうだよ」
とりあえず、わざと時間をかけてゆっくり治していく。
大体5分ぐらい掛けて治療を終わらせた。
「はい終わりましたよ」
「あ、うん、寝ちゃってたよ、ありがとね」
「はい、腰の痛みどうですか?」
おばさんは、ベッドから降りて腰を確かめてる。
「おお!治ってるよ、お嬢ちゃん大したものだねぇ」
「はい、ありがとうございます」
「それに体全体も軽くなった気がするよ、いやあ、たいしたもんだ、これでエリスちゃんも少しは楽ができるねぇ」
「え、シスターエリスはそんなに大変だったんですか?」
「そうねぇ、いっつもあの子は街中走り回ってたよ、まあこの辺りで治癒魔法が使えるのはエリスちゃんだけっだったからねぇ」
「そうなんですか」
「そう、だからしっかりエリスちゃんを助けてあげてねアリスちゃん」
「はい、頑張らせてもらいます」
「うん、がんばってね、じゃあはい、いつもどうりでいいんだよね」
といって銀貨を1枚渡してくれた。
「あ、はい、ありがとうございます」
う~ん、治療1回で銀貨1枚か。
マクベルさん良心的なんだな。
「じゃあね」
「はい、お気をつけて」
おばさんは診療所から帰っていった。
ふう、なんとか1人目が終わった……。
やっぱり緊張するなぁ。
接客業なんてやったこと無かったしな~。
早く仕事に慣れないといけないな。
明日になればエリスさんも帰ってくることだし、なんとかなるだろ、うん。
おばさんを見送りながら、そう考えていた。
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