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入学式
7.癒しが欲しいわっ!
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「そこでなにしてるのかしらぁ?」
「っ!楓珠!!!」
「!」
さっさと追い返してゆうちゃんにあいにいきましょっ!
「楓珠!どうしたんだ?もしかして俺にあいに…。」
「アタシは、そこの書記様に用があんのよ。」
「照れんなって!俺にあいにきたんだろ?」
「…アンタ、クラス分け見に行かなくていいのね?今日を逃したら永遠にアンタのクラスわからないけど?」
「!楓珠は、俺のクラスを知りたいんだな!わかった!教えてやるな!」
「…興味がミジンコほどもないわ。ってもう行ったわね。」
…ったく人の話ぐらいちゃんと最後まで聞きなさいよ。
…やっぱりいっさい話したくないからとっととどっか行ってくれてたすかったわ。
「っあ…。」
?書記が自分から話そうとするなんて珍しいわね。
「なにかしら?」
「…あっありがとうっ。」
「ふふっ」
可愛いとこもあるじゃないの。
思わずアタシ笑っちゃったじゃない。
それにアタシ褒められるようなことしてないのよね…。
「なんのことかしら?」
「!?…だって助けてくれた…。」
「アタシは何もしてないわよ。…ただアイツにイライラしてるだけ。」
考えてたらみればあの子っこれから顔合わせることになるのかしら…っ最悪。
なんとかしてあわない方法ってないかしら…。
「それでもっ…」
「あー聞こえないわっ最近耳がおかしいのよねー。」
よし。
わたしの仕事はもうおわったわよね?
はやくゆうちゃんにあいにいかなきゃっ!
side:齋藤 珊那
…いっちゃった。
初めてありがとうって言えた。
でもありがとうを受け取ってもらえなかったな。
まえの時、ありがとうって言えなかったから。
僕を助けてくれたのに。
彼はすぐにどっかに去って行ってしまった。
「大丈夫でしたかっ珊那様っ!」
「…ん。」
親衛隊の子がきた。
いつもはすぐ来るけど、きっと彼がいたから気をつかってくれたんだろうな。
一緒にいる時間が増えるように。
…今度こそありがとうってちゃんと前から言って、ありがとうをうけとってもらいたいな。
今までの分も。
そのためには、もっと強くならなきゃ。
彼が言ってくれたように。
僕自身が。
僕のペースで。
まえをむこう。
彼の横を目指して。
「っ!楓珠!!!」
「!」
さっさと追い返してゆうちゃんにあいにいきましょっ!
「楓珠!どうしたんだ?もしかして俺にあいに…。」
「アタシは、そこの書記様に用があんのよ。」
「照れんなって!俺にあいにきたんだろ?」
「…アンタ、クラス分け見に行かなくていいのね?今日を逃したら永遠にアンタのクラスわからないけど?」
「!楓珠は、俺のクラスを知りたいんだな!わかった!教えてやるな!」
「…興味がミジンコほどもないわ。ってもう行ったわね。」
…ったく人の話ぐらいちゃんと最後まで聞きなさいよ。
…やっぱりいっさい話したくないからとっととどっか行ってくれてたすかったわ。
「っあ…。」
?書記が自分から話そうとするなんて珍しいわね。
「なにかしら?」
「…あっありがとうっ。」
「ふふっ」
可愛いとこもあるじゃないの。
思わずアタシ笑っちゃったじゃない。
それにアタシ褒められるようなことしてないのよね…。
「なんのことかしら?」
「!?…だって助けてくれた…。」
「アタシは何もしてないわよ。…ただアイツにイライラしてるだけ。」
考えてたらみればあの子っこれから顔合わせることになるのかしら…っ最悪。
なんとかしてあわない方法ってないかしら…。
「それでもっ…」
「あー聞こえないわっ最近耳がおかしいのよねー。」
よし。
わたしの仕事はもうおわったわよね?
はやくゆうちゃんにあいにいかなきゃっ!
side:齋藤 珊那
…いっちゃった。
初めてありがとうって言えた。
でもありがとうを受け取ってもらえなかったな。
まえの時、ありがとうって言えなかったから。
僕を助けてくれたのに。
彼はすぐにどっかに去って行ってしまった。
「大丈夫でしたかっ珊那様っ!」
「…ん。」
親衛隊の子がきた。
いつもはすぐ来るけど、きっと彼がいたから気をつかってくれたんだろうな。
一緒にいる時間が増えるように。
…今度こそありがとうってちゃんと前から言って、ありがとうをうけとってもらいたいな。
今までの分も。
そのためには、もっと強くならなきゃ。
彼が言ってくれたように。
僕自身が。
僕のペースで。
まえをむこう。
彼の横を目指して。
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