124 / 150
最果ての鍵
文化の祭
しおりを挟む
翌日の放課後、部室に行ったがまだ人はいなかった。エアコンを付け、まだ暑い部室から出る。
少しすれば他の三人も来るだろう。本を選ぶほどの時間はないので少し歩き、とある扉の前に立つ。
『図書倉庫』
かつて地下図書館に行く時に使っていた扉である。
ドアノブに手をかけ、少し躊躇したが……扉を開く。
「…………」
分かってはいたがそこに地下図書館は無い。使わなくなった棚とかが乱雑に置かれているだけだ。
少し散策でもしてみようかと足を……
「どうかしましたか?」
「どわっ!?」
突然の声に飛び上がる。背後にいたのは森当くんだった。
「部室に行かないのですか? エアコンはもう効いていますし……二人ともお待ちですよ?」
いつの間にか全員来ていたらしい。エアコンが動いてたところからの推理か。
「ああ、行くよ」
今日は全員集合、エアコン交換のための部費調達会議である。
「森当くんは何か思いついたか?」
「はい、文化系の部活が部費を増やすアピールをする場所といえば一つでしょう」
「……と、いうと?」
「お祭り、文化祭ですよ」
少しすれば他の三人も来るだろう。本を選ぶほどの時間はないので少し歩き、とある扉の前に立つ。
『図書倉庫』
かつて地下図書館に行く時に使っていた扉である。
ドアノブに手をかけ、少し躊躇したが……扉を開く。
「…………」
分かってはいたがそこに地下図書館は無い。使わなくなった棚とかが乱雑に置かれているだけだ。
少し散策でもしてみようかと足を……
「どうかしましたか?」
「どわっ!?」
突然の声に飛び上がる。背後にいたのは森当くんだった。
「部室に行かないのですか? エアコンはもう効いていますし……二人ともお待ちですよ?」
いつの間にか全員来ていたらしい。エアコンが動いてたところからの推理か。
「ああ、行くよ」
今日は全員集合、エアコン交換のための部費調達会議である。
「森当くんは何か思いついたか?」
「はい、文化系の部活が部費を増やすアピールをする場所といえば一つでしょう」
「……と、いうと?」
「お祭り、文化祭ですよ」
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
Arachne 2 ~激闘! 敵はタレイアにあり~
聖
ミステリー
学習支援サイト「Arachne」でのアルバイトを経て、正社員に採用された鳥辺野ソラ。今度は彼自身がアルバイトスタッフを指導する立場となる。さっそく募集をかけてみたところ、面接に現れたのは金髪ギャルの女子高生だった!
年下の女性の扱いに苦戦しつつ、自身の業務にも奮闘するソラ。そんな折、下世話なゴシップ記事を書く週刊誌「タレイア」に仲間が狙われるようになって……?
やけに情報通な記者の正体とは? なぜアラクネをターゲットにするのか?
日常に沸き起こるトラブルを解決しながら、大きな謎を解いていく連作短編集ミステリ。
※前作「Arachne ~君のために垂らす蜘蛛の糸~」の続編です。
前作を読んでいなくても楽しめるように書いたつもりですが、こちらを先に読んだ場合、前作のネタバレを踏むことになります。
前作の方もネタバレなしで楽しみたい、という場合は順番にお読みください。
作者としてはどちらから読んでいただいても嬉しいです!
第8回ホラー・ミステリー小説大賞 にエントリー中!
毎日投稿していく予定ですので、ぜひお気に入りボタンを押してお待ちください!
▼全話統合版(完結済)PDFはこちら
https://ashikamosei.booth.pm/items/6627473
一気に読みたい、DLしてオフラインで読みたい、という方はご利用ください。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる