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弟視点
E p i s o d e . 4
しおりを挟む「 兄さんがお前を悪い夢から守るからな 」
おひさまみたいでかわいい僕だけの 兄さん との約束。
僕は小さいころ悪い夢ばかり見ていた。
兄さん が僕を置いていってどこかへ行く悪い夢
小さいころから 兄さん は僕の 大切なものだった。
小さいころの 兄さん は今よりも活発で今は毎日している昼寝も大嫌いだった。
兄さん が周りにあまり表情を出さなくなったのも
昼寝をするようになったのも
僕が 兄さん をどんどん侵食してでろでろに溶かして甘やかしてどんどん 兄さん が僕に依存させるようにしてからだ。
小さいころの 兄さん もとても愛らしかったが
兄さん が僕の事を「 彪牙 」とあまり呼ばなくなってからはもっとかわいくなった。
素直な気持ちを伝える部分は変わってないけれどそれが1番好きだった。
素直に僕の事をすきだと言って女神のように微笑む 兄さん が大好きで、愛していたから
兄さん に悪戯し始めたのもこの頃だったと思う。
この頃に僕の 兄さん は精通がきたから。
いつでもどこでも僕の事を受け入れれるように。
僕の事を甘やかしてくれるように。
兄さん のここも甘やかしてでろでろにできるように。
僕に精通がきてからは僕の精液を兄さんのお腹に吐き出すようになった。
たまに 兄さん がお腹のところに手を回して僕の精液に触れた時はとてつもなく興奮した。
「 すみません、兄さんを呼んでくれますか?北大路深雪を。 」
昼休憩になってから 兄さん を迎えに行く。
今日は日差しがいいから屋上でご飯を食べよう。
兄さん もよく寝れるはずだ。昨日は木影で食べて兄さん はあまり寝れてなかったみたいだから。
兄さん の昼寝はどんな事よりも優先しなければならない。
兄さん を甘やかし始めてから 兄さん はすごく昼寝の事が好きになったんだ。すこし。いやすごく妬けるけど、 兄さん は昼寝よりも僕の事が好きらしい。当たり前だし僕も知っている事実なんだけれどね 、
「 彪牙っ、...迎えにきたの。ありがと、..今日のお昼はなあに? 」
「 今日はおひさまがでてるからサンドウィッチにしようと思って兄さんの好きなたまごサンドにしたよ 」
「 ほんと、?ふふ。兄さんお前のたまごサンドが1番好きだ。 」
兄さん がかわいらしい笑顔で子うさぎのようにぴょんぴょん飛び跳ねる。
本当に僕の 兄さん はとてもかわいい。
こんなの惚れないわけがないので実害がないだけ野放しにしているが今、僕の。僕だけのかわいい 兄さん に欲情した男共、女共をこの場で焼き尽くしてしまいたい。
兄さん は本当に罪なかわいさだ。
兄さん の頭を嬉しがっている犬を宥めるように撫でて屋上へと向かう
「 ...彪牙。..いつもの、..人もっいないから、 」
お昼も食べてこれから 兄さん のお昼寝タイム。という時に 兄さん がもじもじさせている
ああ。 兄さん はいつものがしたいんだな、そう感じとれば
「 うん、兄さんおいで。寂しかったの? 」
「 ...いつものしないと、おれは寝れないから 」
甘えたい時の 兄さん は自分のことを 兄さん だとは言わない。これは俺が 兄さん に甘えている時は兄とかは関係ない、と言ったからだ。
そして 兄さん が僕にされたがってるのはキスの事だ。
これは僕が 兄さん をでろでろに依存するように仕向けた時につけさせた癖だ。
そのお陰か 兄さん は僕とキスをしないと寝れないようになっていた。
僕は 兄さん を膝に乗せては首元に腕をもっていくように仕向ける。
そして愛でるようにその艶っぽい唇に口付ける。そして啄むように何度かキスの雨を降らせてから 兄さん の口内に舌を滑らせ 兄さん のすこし厚めの舌を絡めながら 兄さん の頭を撫でる。
ずっとしているからか 兄さん は僕とのキスが好きだし息もしっかりできる。 我ながらよくできた兄だと思う。
数分キスをして唇を離せば 兄さん が息を少し溢れさせながら僕を寂しげに見詰める。
でも、やっぱりルーティーンに逆らえないのか息が元に戻れば僕に体を預けてすやすやとかわいらしい寝息を漏らしていた
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