93 / 106
❸
第八十八話【三嶋の飴と鞭8】※
しおりを挟む
「…みっしま…さっ……」
「ん、はい。なんですか」
ぢゅるっ…
卑猥な水音を鳴らしながら、ぷっくりと立ち上がった割れ目の上にある肉芽から口を放し、私を見上げながら返事をする。
その間も三嶋さんの中指は私の奥をゆっくりと撫でほぐしている。
「も、そこばっかはっあっ…」
「触り始めは痛みも多少あったようですが、もう感じられるくらいになっていますね。あいつ等とのセックスの時は痛みはなかったんですか?」
「んっあっ…だ、だい…じょっ……ああっ」
「無理していませんか?正直に言って大丈夫ですよ?慣れるまでココは痛みを伴う人も少なくはありません」
「……っ!あっ…んんぅっ……」
「ひどい痛みはなかったみたいなら良いのですが…」
本気で三嶋さんが心配そうに声をかける。
正直あんな凶悪な一物を10年来ぶりに突っ込まれているし、ほぐされたといっても多少は痛みはあったかもしれない。
恐怖と不安とでいっぱいいっぱいだったり、諦めて行為が過ぎ去るのをただ我慢すればいいと思っているのに快感を与えようとする男たちにパニックになったり、そのせいで痛いとか感じる間もないというか、よくわからなかったというか気持ちいいとか思ってしまう自分に自己嫌悪していてそれどころじゃないというか。
正直覚えていないというのが正しい。と思う。
「あっ!ん!!……っ!!」
ぐちゅぐちゅと定期的にローションを追加されながらも奥を混ぜられることに慣れてきてしまえば、快感が徐々に増して、イイトコロというのが分かってくる。
「あー…可愛い……自分でイイトコ押し付けて……自分のイイ場所わかって偉いですよ。ココですね?擦ってほしいですか?」
「んっ!んぅ……あっ」
激しく突かれているわけでもない、ゆっくりと感じる場所を擦られ、撫でられ、押されているだけなのに、快感が増して、熱がソコに集中していくのが分かる。
「あっ!あっ!!三嶋さん!!!だめだめっ!」
「…気持ちいいですね。上手に感じられています。このまま1回イッっておきましょう」
「やだっ!いやっ!…んぁ!まって!!!…………んんぅぅうううっ!!」
「イイコ。上手にイけましたね」
足の指に力が入り、イイ場所からどうにか外そうと体を捩るも許してはもらえず、のけ反りながら大きな絶頂を迎え、ハァハァと口から熱を吐き出す。
「じゃぁ、このままUスポットで感じてみましょうね」
手を伸ばして頬を撫でる三嶋さんの手が熱く、彼も興奮してきているんだろうかとぽやっと考えた瞬間、私の中をいじっていた指が尿道の裏側辺りを擦り始める。
「一度イッてるから、直ぐに快感が昇ってる来ると思いますが、我慢しなくていいですからね。10回、イくまでやめません。イく時はちゃんと『イク』って言わないとカウントしませんからね?」
「え…まって、え…!?」
「ココは激しくします。覚悟してくださいね?」
「や、やだ!三嶋s……ああああああんっ!!」
+++
息つく暇もないというか、この人は完全にドSだったとか、この人の右腕は超合金なんじゃないだろうかとか
バカじゃないの、無理なんだけど、ハゲろ、メガネかち割ってやる、うんこ、このうんこやろう
とかそんな語彙力が欠如した罵倒しか脳内に浮かばないし、死にそうで息も絶え絶えで口にすら出せないとか
終わってる…私の人生終わった…
(この体力バカの獣が3人とかほんとにヤダ。死ぬ。体持たない。無理)
眼鏡外してるからぼやけてるけどたぶん今の三嶋さんはツヤツヤした笑顔で私を見ている雰囲気がする。
イかされすぎて死ぬかと思った。
佐竹さんでも財田さんでもここまで死ぬと思ったことない。
何度と死ぬと思う場面はあったけど本当に死ぬと思った。
セックスで殺されるって何度も思ってるけど指で殺されると思うなんて誰が思うんだ……
「お疲れさまでした。ナカだいぶ気持ちよさそうでしたね」
「……はっ……はっ」
「よく頑張りました。少し休憩しましょうね。拘束、外しますのでそのままゆっくりしててください」
一つ一つ拘束を解いてくれ、ベルトを外してくれる。
ダルンと手足を投げ出して呼吸を整えている間に、濡れタオルを用意してくれ、体をふきながら怪我をしていないか、確認しながら拘束によって固まった体を解してくれた。
これで終わったんだって、息も整ってきたころ。
私は気づいてしまった。
『少し休憩しましょうね』と三嶋さんが言ったことに……
「ん、はい。なんですか」
ぢゅるっ…
卑猥な水音を鳴らしながら、ぷっくりと立ち上がった割れ目の上にある肉芽から口を放し、私を見上げながら返事をする。
その間も三嶋さんの中指は私の奥をゆっくりと撫でほぐしている。
「も、そこばっかはっあっ…」
「触り始めは痛みも多少あったようですが、もう感じられるくらいになっていますね。あいつ等とのセックスの時は痛みはなかったんですか?」
「んっあっ…だ、だい…じょっ……ああっ」
「無理していませんか?正直に言って大丈夫ですよ?慣れるまでココは痛みを伴う人も少なくはありません」
「……っ!あっ…んんぅっ……」
「ひどい痛みはなかったみたいなら良いのですが…」
本気で三嶋さんが心配そうに声をかける。
正直あんな凶悪な一物を10年来ぶりに突っ込まれているし、ほぐされたといっても多少は痛みはあったかもしれない。
恐怖と不安とでいっぱいいっぱいだったり、諦めて行為が過ぎ去るのをただ我慢すればいいと思っているのに快感を与えようとする男たちにパニックになったり、そのせいで痛いとか感じる間もないというか、よくわからなかったというか気持ちいいとか思ってしまう自分に自己嫌悪していてそれどころじゃないというか。
正直覚えていないというのが正しい。と思う。
「あっ!ん!!……っ!!」
ぐちゅぐちゅと定期的にローションを追加されながらも奥を混ぜられることに慣れてきてしまえば、快感が徐々に増して、イイトコロというのが分かってくる。
「あー…可愛い……自分でイイトコ押し付けて……自分のイイ場所わかって偉いですよ。ココですね?擦ってほしいですか?」
「んっ!んぅ……あっ」
激しく突かれているわけでもない、ゆっくりと感じる場所を擦られ、撫でられ、押されているだけなのに、快感が増して、熱がソコに集中していくのが分かる。
「あっ!あっ!!三嶋さん!!!だめだめっ!」
「…気持ちいいですね。上手に感じられています。このまま1回イッっておきましょう」
「やだっ!いやっ!…んぁ!まって!!!…………んんぅぅうううっ!!」
「イイコ。上手にイけましたね」
足の指に力が入り、イイ場所からどうにか外そうと体を捩るも許してはもらえず、のけ反りながら大きな絶頂を迎え、ハァハァと口から熱を吐き出す。
「じゃぁ、このままUスポットで感じてみましょうね」
手を伸ばして頬を撫でる三嶋さんの手が熱く、彼も興奮してきているんだろうかとぽやっと考えた瞬間、私の中をいじっていた指が尿道の裏側辺りを擦り始める。
「一度イッてるから、直ぐに快感が昇ってる来ると思いますが、我慢しなくていいですからね。10回、イくまでやめません。イく時はちゃんと『イク』って言わないとカウントしませんからね?」
「え…まって、え…!?」
「ココは激しくします。覚悟してくださいね?」
「や、やだ!三嶋s……ああああああんっ!!」
+++
息つく暇もないというか、この人は完全にドSだったとか、この人の右腕は超合金なんじゃないだろうかとか
バカじゃないの、無理なんだけど、ハゲろ、メガネかち割ってやる、うんこ、このうんこやろう
とかそんな語彙力が欠如した罵倒しか脳内に浮かばないし、死にそうで息も絶え絶えで口にすら出せないとか
終わってる…私の人生終わった…
(この体力バカの獣が3人とかほんとにヤダ。死ぬ。体持たない。無理)
眼鏡外してるからぼやけてるけどたぶん今の三嶋さんはツヤツヤした笑顔で私を見ている雰囲気がする。
イかされすぎて死ぬかと思った。
佐竹さんでも財田さんでもここまで死ぬと思ったことない。
何度と死ぬと思う場面はあったけど本当に死ぬと思った。
セックスで殺されるって何度も思ってるけど指で殺されると思うなんて誰が思うんだ……
「お疲れさまでした。ナカだいぶ気持ちよさそうでしたね」
「……はっ……はっ」
「よく頑張りました。少し休憩しましょうね。拘束、外しますのでそのままゆっくりしててください」
一つ一つ拘束を解いてくれ、ベルトを外してくれる。
ダルンと手足を投げ出して呼吸を整えている間に、濡れタオルを用意してくれ、体をふきながら怪我をしていないか、確認しながら拘束によって固まった体を解してくれた。
これで終わったんだって、息も整ってきたころ。
私は気づいてしまった。
『少し休憩しましょうね』と三嶋さんが言ったことに……
0
お気に入りに追加
546
あなたにおすすめの小説

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。

マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。


お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪

ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。


地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる