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第七十五話【汗で濡れた髪を掻き上げるしぐさで色気倍増って殺人級ですね。】※
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私に刺さっている彼が、ビクンと脈打ったと同時に質量がグっと増し「んっ」と思わず声が出てしまった。
これ以上でっかくなるのは反則では!?
グググとさらに質量が増えて、火傷しそうなほど内部が熱く感じる。
何がどうしてそうなるのかわからんけどちょっと待ってほしい、さすがに苦しすぎる…!!
顔をのけぞらせて空気を肺に送るために口を開ける。
深呼吸をしていたはずの私の脳内はプチパニックだ。
「くっ」と小さく呻いた財田さんが、なだめるように抱いていた私を離し、両手をベッドに押し付け体を持ち上げた。
密着していた肌に空気が触れ、苦しさが少しだけ薄れる。
「っはぁ…ぁ…」
「…無意識に煽るお前が悪いンだぞ…ンとにさぁ…」
汗に湿った前髪を掻き上げながら、困ったようにそう言う財田さんは、獣系男性好きならそのフェロモンに当てられて絶命しているんではないだろうか…と思うほど殺人級の色気を出していた。
女を殺せるほどの色気って無意味な気がする。子孫残せないじゃん。
「そんなことは…した覚え、な…いです…!」
「だから無意識にすんなっていってンだわぁ…危うく俺が死ぬところだったわ」
「…?死にそうなのは私ですが。」
主に色気で。死にます。
「男のプライドってのがありましてネ」
何のことなのかさっぱりわからないけど…
そんなことより、その怒張したブツはいつになったら小さくなるんでしょうか。
甘くてPOPな空気感と目の前の男のアダルティな色気が違和感バリバリなせいで、性行為中だというのに理性がちらちらしてやりにくい…というか気恥ずかしさが消えないというか……
どうにかならないんだろうか…
「どうした…?顔真っ赤じゃねェか…」
「………」
彼を直視できずに横を向いて口を締める。
もう、恥ずかしいのオンパレードなわけですヨ。わかってほしい。
「あー、恥ずかしいのか?」
「んぐっ」
恥ずかしいというのが気づかれるのも恥ずかしい。
本気で押しのけてやりたいが、ブツは私に刺さったままである。
身じろぎをしようとしてもどうにもならない。
押し倒されているうえに膝を抱えられているのでほぼ動けない。
どうにか体勢をかえたいっ!もぞもぞと身じろぐがびくともしない。
そうこうしているうちに、ゆっくりと汗で湿っている黒獅子のタテガミが前後に揺れ始めた。
「なぁ深月。俺はもうお前を手放すつもりなんか微塵もない。俺だけじゃない。他の二人もだ。お前がどんな過去を持って居ようが、どんな悪事に手を染めていようが、そんなものは関係ない。お前に降りかかる火の粉は俺が払ってやるし、お前が辛いとか苦しいとか思うようなことも全部解決してやる。だから、安心して抱かれてろ。」
ゆるゆると挿入を繰り返しながら、優しい顔つきで吐き出される「安心しろ」という言葉。
何をもって信用していいかなんかわからないけど。
何をもって自信にあふれてるのかもわからないけれど。
この人の言葉を受け入れるだけのキャパは私にはない。
でも、信じてもいいのかもしれないと、思えてしまうほど、優しさにあふれた声と表情だった。
腰を持つ手は一切容赦ない感じしたけど。
「ぁ……そ、それを…んっ……素直に受け入れ……るのは…いますぐでっきることじゃ…んぁっ」
ゆっくりした動きのはずなのに、感度が上がっているようでうまく言葉を出せない。
こんな時にそんな大事な話しなくてもいいじゃないか!
まともに会話できるときにしてくれよ!!
「構わん。お前が俺の言葉を少しでも理解できているというのが大事なんだゼ。だからゆっくりしてやってんだろ?」
「ちょ…あ、ん……も、もう…」
「欲しくなったか?」
「や…財田さ…」
「よしよし、いい子だ。んじゃ…本格的にイキますか…!」
これ以上でっかくなるのは反則では!?
グググとさらに質量が増えて、火傷しそうなほど内部が熱く感じる。
何がどうしてそうなるのかわからんけどちょっと待ってほしい、さすがに苦しすぎる…!!
顔をのけぞらせて空気を肺に送るために口を開ける。
深呼吸をしていたはずの私の脳内はプチパニックだ。
「くっ」と小さく呻いた財田さんが、なだめるように抱いていた私を離し、両手をベッドに押し付け体を持ち上げた。
密着していた肌に空気が触れ、苦しさが少しだけ薄れる。
「っはぁ…ぁ…」
「…無意識に煽るお前が悪いンだぞ…ンとにさぁ…」
汗に湿った前髪を掻き上げながら、困ったようにそう言う財田さんは、獣系男性好きならそのフェロモンに当てられて絶命しているんではないだろうか…と思うほど殺人級の色気を出していた。
女を殺せるほどの色気って無意味な気がする。子孫残せないじゃん。
「そんなことは…した覚え、な…いです…!」
「だから無意識にすんなっていってンだわぁ…危うく俺が死ぬところだったわ」
「…?死にそうなのは私ですが。」
主に色気で。死にます。
「男のプライドってのがありましてネ」
何のことなのかさっぱりわからないけど…
そんなことより、その怒張したブツはいつになったら小さくなるんでしょうか。
甘くてPOPな空気感と目の前の男のアダルティな色気が違和感バリバリなせいで、性行為中だというのに理性がちらちらしてやりにくい…というか気恥ずかしさが消えないというか……
どうにかならないんだろうか…
「どうした…?顔真っ赤じゃねェか…」
「………」
彼を直視できずに横を向いて口を締める。
もう、恥ずかしいのオンパレードなわけですヨ。わかってほしい。
「あー、恥ずかしいのか?」
「んぐっ」
恥ずかしいというのが気づかれるのも恥ずかしい。
本気で押しのけてやりたいが、ブツは私に刺さったままである。
身じろぎをしようとしてもどうにもならない。
押し倒されているうえに膝を抱えられているのでほぼ動けない。
どうにか体勢をかえたいっ!もぞもぞと身じろぐがびくともしない。
そうこうしているうちに、ゆっくりと汗で湿っている黒獅子のタテガミが前後に揺れ始めた。
「なぁ深月。俺はもうお前を手放すつもりなんか微塵もない。俺だけじゃない。他の二人もだ。お前がどんな過去を持って居ようが、どんな悪事に手を染めていようが、そんなものは関係ない。お前に降りかかる火の粉は俺が払ってやるし、お前が辛いとか苦しいとか思うようなことも全部解決してやる。だから、安心して抱かれてろ。」
ゆるゆると挿入を繰り返しながら、優しい顔つきで吐き出される「安心しろ」という言葉。
何をもって信用していいかなんかわからないけど。
何をもって自信にあふれてるのかもわからないけれど。
この人の言葉を受け入れるだけのキャパは私にはない。
でも、信じてもいいのかもしれないと、思えてしまうほど、優しさにあふれた声と表情だった。
腰を持つ手は一切容赦ない感じしたけど。
「ぁ……そ、それを…んっ……素直に受け入れ……るのは…いますぐでっきることじゃ…んぁっ」
ゆっくりした動きのはずなのに、感度が上がっているようでうまく言葉を出せない。
こんな時にそんな大事な話しなくてもいいじゃないか!
まともに会話できるときにしてくれよ!!
「構わん。お前が俺の言葉を少しでも理解できているというのが大事なんだゼ。だからゆっくりしてやってんだろ?」
「ちょ…あ、ん……も、もう…」
「欲しくなったか?」
「や…財田さ…」
「よしよし、いい子だ。んじゃ…本格的にイキますか…!」
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