65 / 106
❸
第六十話【朦朧とした意識の中で】※
しおりを挟む
「…ぁっ……ぁんっ…んぅ……」
ぬぷ、つぷ、くちゅ…
キスの合間に吐息とともに声が漏れ、下半身から水音が止めどなく聞こえる。
「前の時も思ったが、大洪水だな…」
カッと顔が熱くなる。
わざわざ言うな!
こんなに下半身を濡らすことなんか前までなかったんだよ!!
そもそも前戯なんかされたことなんかないんだよ!!
「や…もっ……んっ」
「可愛いわ…」
佐竹さんがデレデレだ…
ちゅっと唇、そして首筋にキスを落とす。
こんなデレデレ佐竹は知らないぞ?
3カ月前の佐竹さんも私に痛いことはしてこなかったけど、前回の時より、より丁寧に扱われている気がする。
くにくにと、中に挿入れられている指を動かされ、だし入れされ、私が気持ちいと感じる場所を的確にこすっていく。
「あっ!…うっん…あんっ!」
「気持ち良いな、大丈夫。もっと気持ちよくなろうな。」
するりと私の頭の後ろに置かれていた腕が抜けて、横にいた佐竹さんが体を起こし、首筋、鎖骨、そして胸へと舌を這わせながらちゅっちゅと音を鳴らしキスの雨が降る。
胸の頂を口に含み、舌で転がされると、すでに敏感に固くなっていたそこがピリピリと下腹部へ熱を届ける。
「乳首も、ちゃんと気持ちよさそうだな。濡れ方激しくなった。」
「咥え…ま、しゃべ…ない…でぇっ…」
報告しなくていいデス…恥ずかしくて死にたくなるから…
「指、増やすぞ。」
「や…ぁあっ!」
ゆっくりと差し込まれる指に圧迫感が増す。
「相変わらずキツイな…こら、締めるな動かせないだろ…」
「そんなこ…言われ…てもっ…くるし…」
「息を吐け、ゆっくり吸って、落ち着け、大丈夫だから…痛みは?」
「ふぅ…ふぅ…いたく…ない…です…」
枕を握っていた右手の上に手を重ねられ、ぎゅっと握られた。
ちゅっちゅとキスをおでこや唇にされて落ち着かされる。
体の力が徐々に抜けて、佐竹さんの指がゆっくりと動かされる。
時間をかけ、ほぐすように指を広げたり、こすられたり、出し入れされ、
私は口から洩れる喘ぎ声も自分では意識できず、佐竹さんに触れられる気持ちよさと、時折抱きしめてくれたりキスしてくれたりするぬくもりや温かさが気持ちよくて、ふわふわして、そのぬるま湯のような快楽に包まれていた。
あえぐ声が甘く蕩けだしたころ、「はぁ…」と佐竹さんが大きなため息をついた。
「…?」
そのため息にビクっと体を固まらせる。
(どうしたんだろう…怒ったのかな…)
急なため息に機嫌を損ねるようなことをしたのかとビクビクする。
「お前、もしかして無意識か…?」
「?」
「あー…無理。無理だわ。」
そういうと佐竹さんは着ていたTシャツをがバッと脱ぎ、眉根を寄せ、ギラギラした目で私を見下ろしていた。
ぬぷ、つぷ、くちゅ…
キスの合間に吐息とともに声が漏れ、下半身から水音が止めどなく聞こえる。
「前の時も思ったが、大洪水だな…」
カッと顔が熱くなる。
わざわざ言うな!
こんなに下半身を濡らすことなんか前までなかったんだよ!!
そもそも前戯なんかされたことなんかないんだよ!!
「や…もっ……んっ」
「可愛いわ…」
佐竹さんがデレデレだ…
ちゅっと唇、そして首筋にキスを落とす。
こんなデレデレ佐竹は知らないぞ?
3カ月前の佐竹さんも私に痛いことはしてこなかったけど、前回の時より、より丁寧に扱われている気がする。
くにくにと、中に挿入れられている指を動かされ、だし入れされ、私が気持ちいと感じる場所を的確にこすっていく。
「あっ!…うっん…あんっ!」
「気持ち良いな、大丈夫。もっと気持ちよくなろうな。」
するりと私の頭の後ろに置かれていた腕が抜けて、横にいた佐竹さんが体を起こし、首筋、鎖骨、そして胸へと舌を這わせながらちゅっちゅと音を鳴らしキスの雨が降る。
胸の頂を口に含み、舌で転がされると、すでに敏感に固くなっていたそこがピリピリと下腹部へ熱を届ける。
「乳首も、ちゃんと気持ちよさそうだな。濡れ方激しくなった。」
「咥え…ま、しゃべ…ない…でぇっ…」
報告しなくていいデス…恥ずかしくて死にたくなるから…
「指、増やすぞ。」
「や…ぁあっ!」
ゆっくりと差し込まれる指に圧迫感が増す。
「相変わらずキツイな…こら、締めるな動かせないだろ…」
「そんなこ…言われ…てもっ…くるし…」
「息を吐け、ゆっくり吸って、落ち着け、大丈夫だから…痛みは?」
「ふぅ…ふぅ…いたく…ない…です…」
枕を握っていた右手の上に手を重ねられ、ぎゅっと握られた。
ちゅっちゅとキスをおでこや唇にされて落ち着かされる。
体の力が徐々に抜けて、佐竹さんの指がゆっくりと動かされる。
時間をかけ、ほぐすように指を広げたり、こすられたり、出し入れされ、
私は口から洩れる喘ぎ声も自分では意識できず、佐竹さんに触れられる気持ちよさと、時折抱きしめてくれたりキスしてくれたりするぬくもりや温かさが気持ちよくて、ふわふわして、そのぬるま湯のような快楽に包まれていた。
あえぐ声が甘く蕩けだしたころ、「はぁ…」と佐竹さんが大きなため息をついた。
「…?」
そのため息にビクっと体を固まらせる。
(どうしたんだろう…怒ったのかな…)
急なため息に機嫌を損ねるようなことをしたのかとビクビクする。
「お前、もしかして無意識か…?」
「?」
「あー…無理。無理だわ。」
そういうと佐竹さんは着ていたTシャツをがバッと脱ぎ、眉根を寄せ、ギラギラした目で私を見下ろしていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
534
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる