28 / 106
❷
第二十三話【おっぱいスクイーズってあるよね】※
しおりを挟む
「ふっ……んぅ…」
どのくらい、されているのかわからない。
その口づけは、もうどちらのモノともわからない唾液が口の端から溢れ
酸素を吸うために口を放しては、口の角度を変えて繰り返される口づけに、甘い声が漏れる。
気が付けば腰に巻き付いていた手は私の後頭部に回り、もう片方の手が服の上から胸を弄んでいた。
(どいつもこいつもキスがしつこい!!!)
目をギュっと閉じ、いつ終わるともわからない口内への蹂躙を受け入れる。
ていうか、私のおっぱいはスクイーズじゃないんだけどっ!!
くにくにと胸を揉み続ける男の手を外そうと手と胸の間に指先を入れるが、気にすることはなく、揉みしだかれる。
じゅっ、ちゅる、ちゅぱ、にゅく……
いやらしい水音と、どこからか聞こえる時計の針の音、そして自分の口から溢れる甘い吐息。
時折聞こえる衣擦れの音。
聞こえるのはそれのみで、恥ずかしくてたまらない。
ちゅっと音とともに離れていく男の唇。
「んはっ…」
ぬらぬらと光るその唇をペロリと自身の舌で舐め、恍惚とした目がレンズ越しに見え、あまりに妖艶な目の前の男に見惚れる。
ぼーっとした頭で足りない酸素を取り込む。
男が私の体から離れ、ペットボトルを片手で開け口に含み、そのまま私に口づけてきた。
「んくっ」
少し空いた唇に割り入れられる舌とともに、少しずつ注ぎ込まれる水。
口移しで飲まされたのだと自覚したのは、水を喉に流した後だった。
そっと放れる唇を睨みながら「水くらい自分で飲めますっ」と抗議する。
思わず唇を手の甲で拭った。
ふふっと息を小さく出すように笑われ余計にイラっとする。
「佐竹にたくさん可愛がってもらって、よかったですね。でも、まだ早い時間ですし。今からは僕と楽しむ時間です。僕は佐竹よりも優しくないので、覚悟してくださいね…?」
三嶋さんは今までにないほど満面の笑顔を私に向け、ちゅっと触れるだけのキスを落とした。
今日何度目かの引くつく自分の顔。
(いやぁぁぁぁ、今すぐ気絶したいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!)
どのくらい、されているのかわからない。
その口づけは、もうどちらのモノともわからない唾液が口の端から溢れ
酸素を吸うために口を放しては、口の角度を変えて繰り返される口づけに、甘い声が漏れる。
気が付けば腰に巻き付いていた手は私の後頭部に回り、もう片方の手が服の上から胸を弄んでいた。
(どいつもこいつもキスがしつこい!!!)
目をギュっと閉じ、いつ終わるともわからない口内への蹂躙を受け入れる。
ていうか、私のおっぱいはスクイーズじゃないんだけどっ!!
くにくにと胸を揉み続ける男の手を外そうと手と胸の間に指先を入れるが、気にすることはなく、揉みしだかれる。
じゅっ、ちゅる、ちゅぱ、にゅく……
いやらしい水音と、どこからか聞こえる時計の針の音、そして自分の口から溢れる甘い吐息。
時折聞こえる衣擦れの音。
聞こえるのはそれのみで、恥ずかしくてたまらない。
ちゅっと音とともに離れていく男の唇。
「んはっ…」
ぬらぬらと光るその唇をペロリと自身の舌で舐め、恍惚とした目がレンズ越しに見え、あまりに妖艶な目の前の男に見惚れる。
ぼーっとした頭で足りない酸素を取り込む。
男が私の体から離れ、ペットボトルを片手で開け口に含み、そのまま私に口づけてきた。
「んくっ」
少し空いた唇に割り入れられる舌とともに、少しずつ注ぎ込まれる水。
口移しで飲まされたのだと自覚したのは、水を喉に流した後だった。
そっと放れる唇を睨みながら「水くらい自分で飲めますっ」と抗議する。
思わず唇を手の甲で拭った。
ふふっと息を小さく出すように笑われ余計にイラっとする。
「佐竹にたくさん可愛がってもらって、よかったですね。でも、まだ早い時間ですし。今からは僕と楽しむ時間です。僕は佐竹よりも優しくないので、覚悟してくださいね…?」
三嶋さんは今までにないほど満面の笑顔を私に向け、ちゅっと触れるだけのキスを落とした。
今日何度目かの引くつく自分の顔。
(いやぁぁぁぁ、今すぐ気絶したいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!)
0
お気に入りに追加
546
あなたにおすすめの小説

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。


マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041


ヤクザと私と。~養子じゃなく嫁でした
瀬名。
恋愛
大学1年生の冬。母子家庭の私は、母に逃げられました。
家も取り押さえられ、帰る場所もない。
まず、借金返済をしてないから、私も逃げないとやばい。
…そんな時、借金取りにきた私を買ってくれたのは。
ヤクザの若頭でした。
*この話はフィクションです
現実ではあり得ませんが、物語の過程としてむちゃくちゃしてます
ツッコミたくてイラつく人はお帰りください
またこの話を鵜呑みにする読者がいたとしても私は一切の責任を負いませんのでご了承ください*

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる