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第2章 残酷
17MISSION 「要素」
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シン「...美月ちゃん...もう仕方ないのかな」
シン「1人が死んだら...その人は記憶から消される...」
シン「そんなの...嫌だよ...」
シン「こんなに最悪なゲームだったなんて...思わなかったよ...」
美月「...」
シン「私も...もし死んだら...死んだらって思うと...」
シン「怖いよ...早く終わって欲しいよ...」
シンは恐怖のあまり、漏らしてしまう。
美月「大丈夫です...死ななければいい話...だから、生き残ってる私達で耐え続けるんです」
美月「そして、優勝して帰るのです」
ゴウ「...それしかない」
オスクロール「こんな時に悪いけど、因みにあんなグチャグチャな状態だと、蘇生アイテムは使えないわ」
シン「え...」
オスクロール「あの蘇生アイテムは、ちゃんと体の原型が残っている状態でしか使えないの」
オスクロール「だから美月は蘇生出来たの。一部の記憶が飛んでるけどね」
美月「私に関しては...奇跡だったんですね...」
シン「...私...もう戦える気がしないよ...」
ゴウ「...」
ゴウ(俺が死んだら...どうなるんだろう...現世に戻れる...?それとも...そのまま死ぬのか...?)
ゴウ(...現世に戻りてぇなぁ)
ゴウ(最初は、俺がやってるバトロワゲームに転生されて嬉しかったけど...)
ゴウ(要素に触れていくにつれてこのゲームは改めておかしいと思った...)
ゴウ(なんでこんなクソゲーをやり込んでいたんだ俺は…)
オスクロール「どうかしたの?ゴウ」
ゴウ「え…あぁ…いや、何でもないけどどうしたんだ?何か変な顔でもしていたか?」
オスクロール「…何もなかったらそれでいいの」
ゴウ「?」
オスクロール「…そんなにジロジロ見ないで」
ゴウ「え、そんなに見ていたか俺!?」
シン「ゴウちん…私…」
シンはゴウの腕に抱きつく。
ゴウ「大丈夫だ。俺達がついてる。生き延びてみせるさ」
ゴウ「だって俺、高ランク帯にいたんだぜ?任せろ!」
シン「うん…ありがとう…!」
ゴウ(見たところ、シンはそんなにゴウストはやってないみたいだ)
ゴウ(今のゴウストは初心者に受け付けていないシステムとか増やしてるし…本当にクソゲーだ)
ゴウ(もっと考えてアプデするべきだぞ運営…)
美月「…!! 皆さん…! 1人この近くで気配を感じました…!気をつけてください…!!」
オスクロール「…」
ゴウ「分かった。警戒して進むぞ」
シン「…慎重に…慎重に…」
ササッ…
ゴウは人が動く音が聞こえた。
ゴウ「そこだ!!!」
ゴウはすぐさま相手がいる方向へフリックした。
そして相手は頭に入ったのか即死した。
ゴウ「よし!完璧なフリックショット決まったぞ!」
ゴウ「まだまだいけるぞ俺のスキル!」
シン「凄いよゴウちん!流石高ランク帯だよ!」
美月「私、まだランクマッチではシルバーなので…すぐに撃てませんでした」
ゴウ「任せろ!」
オスクロール「…」
オスクロールはゴウが倒した相手の顔を見て何かを感じた。
オスクロール「ゴウ。この人がそうよ」
ゴウ「え、どゆこと?」
オスクロール「遠距離で遠隔操作をしてストライクを殺した張本人よ」
ゴウ「な…」
シン「…」
美月「この人が…」
ゴウ「こんなクソ雑魚に…でも…あれ…殺された人って…誰だ…?」
オスクロール「…やっぱり思い出せないか」
ゴウ「こいつの事は覚えているのに…まあいい」
ゴウ「…エイムが上手くねぇから遠隔操作して相手を殺してたのか…」
ゴウ「害悪にも程がある…このクズが…」
シン「…行こう…ゴウちん」
美月「悲しいですが…永遠に落ち込むのは御免です…ストライクさんの仇は…私達でやりましょう」
ゴウ「ストライク…?」
ゴウ「とりあえず…俺達がドン勝して見せるぜ」
オスクロール「ドン勝…?」
ゴウ「え、知らねぇの?」
シン「…」
こうして3人は再び相手の部隊を見つけに行くことにした。
シン「1人が死んだら...その人は記憶から消される...」
シン「そんなの...嫌だよ...」
シン「こんなに最悪なゲームだったなんて...思わなかったよ...」
美月「...」
シン「私も...もし死んだら...死んだらって思うと...」
シン「怖いよ...早く終わって欲しいよ...」
シンは恐怖のあまり、漏らしてしまう。
美月「大丈夫です...死ななければいい話...だから、生き残ってる私達で耐え続けるんです」
美月「そして、優勝して帰るのです」
ゴウ「...それしかない」
オスクロール「こんな時に悪いけど、因みにあんなグチャグチャな状態だと、蘇生アイテムは使えないわ」
シン「え...」
オスクロール「あの蘇生アイテムは、ちゃんと体の原型が残っている状態でしか使えないの」
オスクロール「だから美月は蘇生出来たの。一部の記憶が飛んでるけどね」
美月「私に関しては...奇跡だったんですね...」
シン「...私...もう戦える気がしないよ...」
ゴウ「...」
ゴウ(俺が死んだら...どうなるんだろう...現世に戻れる...?それとも...そのまま死ぬのか...?)
ゴウ(...現世に戻りてぇなぁ)
ゴウ(最初は、俺がやってるバトロワゲームに転生されて嬉しかったけど...)
ゴウ(要素に触れていくにつれてこのゲームは改めておかしいと思った...)
ゴウ(なんでこんなクソゲーをやり込んでいたんだ俺は…)
オスクロール「どうかしたの?ゴウ」
ゴウ「え…あぁ…いや、何でもないけどどうしたんだ?何か変な顔でもしていたか?」
オスクロール「…何もなかったらそれでいいの」
ゴウ「?」
オスクロール「…そんなにジロジロ見ないで」
ゴウ「え、そんなに見ていたか俺!?」
シン「ゴウちん…私…」
シンはゴウの腕に抱きつく。
ゴウ「大丈夫だ。俺達がついてる。生き延びてみせるさ」
ゴウ「だって俺、高ランク帯にいたんだぜ?任せろ!」
シン「うん…ありがとう…!」
ゴウ(見たところ、シンはそんなにゴウストはやってないみたいだ)
ゴウ(今のゴウストは初心者に受け付けていないシステムとか増やしてるし…本当にクソゲーだ)
ゴウ(もっと考えてアプデするべきだぞ運営…)
美月「…!! 皆さん…! 1人この近くで気配を感じました…!気をつけてください…!!」
オスクロール「…」
ゴウ「分かった。警戒して進むぞ」
シン「…慎重に…慎重に…」
ササッ…
ゴウは人が動く音が聞こえた。
ゴウ「そこだ!!!」
ゴウはすぐさま相手がいる方向へフリックした。
そして相手は頭に入ったのか即死した。
ゴウ「よし!完璧なフリックショット決まったぞ!」
ゴウ「まだまだいけるぞ俺のスキル!」
シン「凄いよゴウちん!流石高ランク帯だよ!」
美月「私、まだランクマッチではシルバーなので…すぐに撃てませんでした」
ゴウ「任せろ!」
オスクロール「…」
オスクロールはゴウが倒した相手の顔を見て何かを感じた。
オスクロール「ゴウ。この人がそうよ」
ゴウ「え、どゆこと?」
オスクロール「遠距離で遠隔操作をしてストライクを殺した張本人よ」
ゴウ「な…」
シン「…」
美月「この人が…」
ゴウ「こんなクソ雑魚に…でも…あれ…殺された人って…誰だ…?」
オスクロール「…やっぱり思い出せないか」
ゴウ「こいつの事は覚えているのに…まあいい」
ゴウ「…エイムが上手くねぇから遠隔操作して相手を殺してたのか…」
ゴウ「害悪にも程がある…このクズが…」
シン「…行こう…ゴウちん」
美月「悲しいですが…永遠に落ち込むのは御免です…ストライクさんの仇は…私達でやりましょう」
ゴウ「ストライク…?」
ゴウ「とりあえず…俺達がドン勝して見せるぜ」
オスクロール「ドン勝…?」
ゴウ「え、知らねぇの?」
シン「…」
こうして3人は再び相手の部隊を見つけに行くことにした。
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