【R18】陰キャな成人男性はゼロの段階から転生された

ドレン

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第1章 転生

13MISSION「目的地」

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美月「…ここから出よう」

拉致されて入れられた建物から脱出した。

美月「ここ…どこ…?」

美月「思い出せない…」

記憶喪失でマップもほぼ完全に覚えていない

美月「連絡手段もないし…どうしよ…」

その瞬間、何か気配を感じた

美月「…! もう…いや…」

敵「…あんた、1人か?」

美月「…え?」

敵の1人が美月に話しかけてきた

敵「ハンドガンとかは?…何も持ってないじゃないか。」

敵「…これをやる。これで正々堂々戦ってきてくれ」

美月「ちょっと待って…ここの世界は戦場なんじゃ…」

敵「俺の事はいい…!今生きてくれなきゃ困るんだ」

敵「俺は…こんな弱っちいやつと戦いたくないからな…」

美月「…」

敵「…他の部隊は?」

美月「いるけど…はぐれちゃって…」

敵「そうか…じゃあ全員と合流できたら…」

敵「…またどこかで戦おう。本気でな」

美月「…」

敵「そうだった…俺の名前は天下レンだ」

美月「天下…さん」

美月「ありがとう。」

レン「じゃあな。俺達と戦うまで生き延びろよ!」

美月「うん!」

天下レンは他のパーティ仲間と一緒にどこかへ行った

敵「おい…これってチーミングみたいなもんだろ?大丈夫なのか?」

レン「バレなきゃいいんだよ」

敵「今あいつを殺せばランク昇格間違いなしだったぞ」

敵「ったく…お前って奴は変わってねぇなぁ」

レン「はは、良く言われるよ」

一方、ゴウ達は…

ゴウ「美月の姿も見えない…敵パーティだけだ…」

シン「遠くに行っちゃったのかな…」

ストライク「クソ…拉致するなんてどういう神経してんだ」

オスクロール「今は建物を全て探すしかないの。急いで」

ストライク「分かってるぜ…分かってるけどよ…」

ストライク「…キリがねぇぞ」

オスクロール「仕方ないじゃない。他に方法がないんだから」

ストライク「…」

シン「ついでにアイテムも探そっか」

ゴウ「そうだな」

ゴウとシンは使えそうなアイテムを探していた。

シン「うーん…使えそうな物はないかな…」

シン「…あ!」

ゴウ「どうした!?」

シン「これって…」

シン「ちょっとゴウちん。このデスボックスを見て!」

ゴウ「ん?…あぁ!?」

ストライク「な、なんだなんだぁ!?」

ゴウ「パーティ専用GPSが入ってる…」

ストライク「なにぃぃぃぃぃぃ!?!?!?」

オスクロール「まさかこの殺された人…古参者なの…?」

ゴウ「そういうことになるな…」

ゴウ(なんか…奇跡が起きすぎているような…ないような…)

ゴウ(まあいいか…これは幸運だな)

シン「今すぐ使っちゃおうよ!」

ゴウ「よし、使うぞ」

パーティ専用GPSを使った。
パーティ全員の位置が示された。

シン「美月ちゃんは…あ!いたよ!」

ストライク「遠すぎだろぉ!!」

ゴウ「進んでる方向が俺らと反対方向だ…」

オスクロール「美月もGPSを持っていないから、位置が分からないのね…」

シン「そうだね…地図も持ってないし…」

ストライク「このゲーム、地図もGPSも最初からないからな。ふざけんなよ本当によぉ」

オスクロール「もも肉、ちょっと黙って」

ストライク「もも肉じゃねぇって!」

シン「そんな話は後でにして!今は美月の方向へ行くよ!」

ゴウ「急いで向かおう」

美月「...どうしよう...どこにいるのかも分からない...」

美月「地図とかないのかな...」

美月「...近くの建物に行って漁ってみよう...」

美月は近くの建物に入った。

美月「...武器もそうだけど...今は地図を探さなきゃ...」

美月「死体が沢山...死んで間もない感じがする...」

美月「...死体の傍に箱がある...」

美月は相手の死体のデスボックスを見つけ、ボックスの中身を探し始めた。

美月「...ん?この紙は...」

美月「...地図......地図だ!」

偶然、この相手は地図を持っていたようだ。

この地図は、マップ上のどこかしらに数枚散りばめられている貴重なアイテム。

美月「これで...あの人達の居場所が分かるかも...!」

美月「...矢印が3個ある...もしかして...これが...!」

美月「急いで向かわなきゃ...!」

美月は建物から全速力で出た。

シン「あ!見て皆!」

ストライク「どうしたんだシン。うんこ漏らしたのか?」

シン「ちょっと!汚いこと言わないのもう!」

オスクロール「もも肉からひき肉にしましょうか」

ストライク「ひき肉だ!...じゃねぇんだよぶっ殺すぞゴラァ!」

オスクロール「すぐ殺す事なんてすぐできるわよ。...やる?」

ストライク「ぐっ...圧が...すまんかった!すまんかったって!銃向けんな!」

ゴウ「...向かってる方向に、GPSに矢印が1つ増えたんだ」

ストライク「なにぃぃぃぃぃぃ!?」

ストライク「それって!絶対美月じゃねぇか!」

シン「美月も地図がGPSを見つけたんだね...!」

オスクロール「...」

シン「よし!正確の位置が分かった!そこに全速前進!行くよ!」

その時だった。

パァン...!

物静かな銃声が聞こえた。

ゴウ「...サプレッサーを付けたスナイパーがいる」

ストライク「サプレッサーか...あれ意外と静かだから聞こえにくいんだよな」

ゴウ「そうだ。気をつけて行くぞ」

パァン...!

シン「ぐっ...がぁっ...!」

シンは右足に撃たれ出血しながら倒れた。

ストライク「シン!...クソ!あのサプレッサー野郎!芋砂しやがって!」

ストライク「俺の武器もあんな遠くの奴届くわけねぇ!引くぞ!」

ゴウ「...俺がシンを担ぐ。ストライクは周囲を警戒してくれ」

ストライク「お、おう...」

シン「ありがとう...」

ストライク(冷静になったな...こいつ...)

ストライク(今までのゴウじゃ有り得なかった...これが成長ってやつなのか...?)

ゴウ(ゲーム内でこうやってダウンした味方を担いで守れる機能はある。転生されたこのゴウストも通用するようだ)

ピロンッ

ゴウ「...ん?」

ゴウ「この通知は...アプデ更新の音だ...」

ストライク「ホントじゃないか!何が追加されたんだ?」

ゴウ「見た感じ、移動手段が増えるらしい...」

ゴウ「自動車、バイク、ボートが追加だな」

ストライク「タイミングが良すぎだろ!今すぐ乗り物を探すぞ!」

ゴウ(誰かが操ってるみたいにいつも良いタイミングに奇跡が起きる...)

ゴウ(ついてるな)

シン「ゴウちん...包帯とかある...?」

ゴウ「すまん...無いんだ...だから担いでるんだ...」

ストライク「俺もあの建物で探したんだが...全く無くてな...」

オスクロール「...」

シン「ごめんね...私の不注意で...」

ゴウ「...俺も良く見ていなかった。ちゃんと経験はあるんだけどな...」

ゴウ(本当に...高ランク帯にいる資格なんてねぇよ俺)

ゴウ(ていうか...この試合ってランクなのか...?それともカジュアル...?)

ゴウ(...いきなり転生されたもんだから何も分かっちゃいない...)

ゴウ(...今はこんな事考えてる場合じゃねぇだろ俺...! 美月と早く合流しないといけないのに...)

ゴウ「美月...大丈夫かな...」

シン「遅れとっちゃったね...ごめんね...」

ゴウ「謝るな。俺も悪い。今は乗り物探しを専念するぞ」

シン「うん...」

ストライク「クソ...どこにも乗り物ねぇじゃねぇか!本当に追加されてんのかよ!?バグってねぇよなぁ!?」

ゴウ「マップ内に散りばめられたのは数台ずつだからな...そう見つかることは無い」

ストライク「もっと追加しろよカスが...」
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