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一章
022 ダンジョン周辺
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「では大家さんすみません、ちょっと行って来ます」
「いってきまーす」
「はい、いってらっしゃい。楽しんで来てくださいね」
今日、俺とラキちゃんはダンジョン周辺の繁華街を散策してみる事にした。
ラキちゃんは余所行きの服装でとても可愛らしい。人が多いので逸れないように手を繋いで歩く。
ダンジョンはあらゆる富を産出する施設として、この聖都で一番の賑わいを見せている。
そのため、ダンジョン周辺にはそれら富を運んでくる冒険者のために、さまざまな施設が軒を連ねている。
また、産出される品を効率よく流通させるために、巨大な市場もある。
そしてその窓口となる冒険者ギルドの支店もこれまたでかい。本店よりもはるかにでかいって本当だったんだな。
納品カウンターも物凄い数があり、本店と比べてとても忙しそうだ。トマス君も見習いが取れたらここで働く事になるんだろうか。大変そうだなあ。
次はダンジョン入口まで行ってみる。
入口周辺は広い公園のようになっていて、いろんな露店が出ていた。
一息入れようという事になり、俺たちはそこで飲み物と軽く摘まめる物を購入して、設置されているパラソル付きのガーデンテーブルでゆっくりする事にした。
「なんかすごいね~。人がいっぱい」
「ほんとだね。疲れちゃった?」
「ううん、大丈夫」
暫く周りを見ながら休憩して、ダンジョンの中の施設を覗いてみる事にした。
入口では門兵が入場の確認をしている。エントランスホールの見学を伝え、俺は冒険者証を、ラキちゃんは都民証を見せて入場する。
ラキちゃんの都民証を見た門兵は驚いた後、ラキちゃんに恭しく礼をしていた。ラキちゃんの都民証はどうやら特別製っぽいな。
ダンジョンのエントランスホールには普通の入り口とは別に、五層ごとのフィールドエリア直通の転移門が並んでいた。
この転移門は、そのフィールドエリアに到達すれば利用可能となるらしい。
大家さんの求める薬草は殆どがフィールドエリアにあるため、俺は少しでも多くのフィールドエリアに到達できるようにならないといけない。
ダンジョン入口の広場にもいたが、このエントランスホールでも臨時パーティ募集の冒険者が声を張り上げている。
それを見ながら、どうしようかと相談している見知った三人組を見つける。――ハンス達だ。
「よぅ、これからダンジョン潜るのか?」
「あれ、おっさんじゃん。ついにダンジョン潜れるようになったのか?」
「こんにちはおじさん。そうですね、これから潜る予定です」
「……誰だ? この可愛い子は」
ミステルの言葉に他の二人も気が付き、がっつくように寄ってくる。
「はーいはいはい、それ以上近づかない」
思わずラキちゃんは俺の後ろに隠れてしまう。
「誰だこの可愛い子は! もしかしておっさんの子供?」
「子供じゃないけど家族だよ」
「……妹のラキシスです。よろしくお願いします」
「よろしくね!」 「よろしくな!」 「……よろしく!」
三人ともラキちゃんの可愛さにデレデレだな。分かるぞ。でもあげないからな。
「やっと俺もダンジョン潜れるようになってな、周辺施設とかをラキちゃんと見学しにきたんだよ」
「なんだそうなのか。俺たちは今、臨時パーティ探してたんだ」
「おじさんならいつでも臨時パーティ歓迎です。いつでも声かけてください」
「ありがとう。今日はちょっと無理だけど、今度お願いな」
「……ラキちゃんもダンジョン潜るのか?」
「一応都民証あるから潜れるけど、悪目立ちするだろうから潜らないね」
「まっ、そりゃそうだよなー。過保護な奴らが絶対に難癖付けてくるだろうしな」
「……そうか、残念」
その時、突然 【虫の知らせ】 ギフトが発動した気がした。そちらの方を見てみると、数回ギルドの講習で目撃した獣人の男女ペアに四人組が交渉している所だった。
「みんな、ちょっと一緒にきてくれ」
「ん? おっさんどうしたんだ?」
「どう? 俺たち四人だし、丁度よくない?」
「いや、しかし……」
「やあお待たせ! かなり待たせちゃったようで悪いな!」
「あぁ? なんだてめえは」
「こっちが先に交渉してたんだぞ」
こいつら二人に交渉していた態度とえらい違いだな。素が出てるぞ。
「こっちが先と言われても、元々俺たちとパーティの約束してたんだし――なあ?」
そう言いながら、獣人の少年の方に念を押す。
「えっ、ええそうです。遅いですよ皆さん」
四人組は暫く俺たちを睨みつけた後、
「ちっ、いくぞ」
そう捨て台詞を残して去って行った。
「ごめんな、突然声かけちゃって。なんか気になったんだ」
「いえ! こちらこそありがとうございました」
「あの人たち、人の血の残り香がして危ないと思ってたんです。助かりました」
獣人の少女が発した言葉に驚く。獣人は只人よりも嗅覚が鋭いので、そんな事も分かるのか。
「アイツ等冒険者狩りかもしんねーな」
「可能性高いね」
「よし……顔は覚えた」
「君たちはたまにギルドの講習で見かけるよね。俺たちの事覚えてる?」
「ええ覚えてます。皆さんよく見かけますから」
「特におじさんは前の席でいつも一生懸命だから、よく覚えてます」
ふふっと笑いながら獣人の少女がそんな事を言う。俺はそんなに目立ってたのか……。
「今更かもしれないけど、よければハンス達とパーティ組んでくれないかな? こいつら別に只人至上主義でもないから大丈夫だよ」
俺の突然の提案にハンス達は驚いたけど、すかさず 「そうそう、俺ら別に王国人じゃないからそんな差別意識なんてないぜ」 と助け船を出してくれた。
「……では折角ですし、お願いします。俺はキリム。弓と双剣をメインで使います。こっちは妹のサリム。攻撃魔法がメインですが回復魔法もある程度使えます」
狐人の獣人であるキリムとサリムの兄弟は俺たちに自己紹介してくれた。
その後、俺たちも自己紹介し、俺は今日はダンジョンに潜るわけじゃない事を伝える。
「すまんな突然の事で。よろしくたのむ」
「大丈夫ですよ、こちらとしても知らない相手じゃないだけやり易いですから」
「おう、バランスも丁度いいしな、何にも問題ねーよ」
「……おっさん上出来」
俺は三人に突然のパーティ編成を謝罪をし、五人を見送った。
「何か気になる事でもあったの?」
「うん、あの狐人の二人が、あのままじゃ危ない気がしたんだ」
「さっきの四人は悪い人?」
「……たぶんね。根拠は無いんだけど、 【虫の知らせ】 って俺のギフトが警告してたんだよ」
「へぇー。そういえばお兄ちゃんのギフトって 【虫の知らせ】 って言うんだ。なんか可愛い名前」
「あはは、そうだね」
「私のギフトはね、 【神聖魔法】 と 【威力倍増】 なの~」
「凄いなラキちゃんは。二つもあるんだ」
「えへへ」
それから俺たちは市場近くに軒を連ねる、宝箱や魔物の落とす迷宮産の品を並べる露店を見る事にした。
宝箱から出る品はよく分からない物も多いらしく、たまに掘り出し物が見つかるんだとか。
できたら時計が欲しいなあ。そんな事を考えながら、色々な露店を覗いていく。
ラキちゃんはふと目に留まった、お花の意匠が凝ったステッキを手に取って眺めている。
「きれい~」
「おっ、お嬢ちゃんお目が高いねえ。そのステッキはこうやって使うんだよ」
そう言いラキちゃんから受け取った店員のおっさんは、 『くるくるん』 とステッキを振る。
そしたらなんとおっさんの服がプリティでキュアキュアな感じの魔法少女みたいな衣装に変わった。
しかもへそ出しルックなのでおっさんの汚い出ベソまで見えている。
ブフォォ!!!
あまりにも酷いモノを見せられて俺は吹き出してしまう。どんな罰ゲームだよこれ……。
でもラキちゃんはキラキラした目で見ている。
「すごーい!」
「すごいだろう!」
頭痛い……。こんなのまでダンジョンから出るのかよ。
「……それで、その姿になったら何かあるのか?」
とりあえず本当に魔法少女のように強くなるのか興味が湧いて、尋ねてみる。
「いんや? これだけだよ」
「それだけ?」
「おう!」
力説されてもなあ。結局はパーティグッズみたいな物なのか。
横を見るとラキちゃんがものすごーく欲しそうな顔してるんだけど、……どうしよう。
「お兄ちゃんこれ欲しいです!」
「買ってあげなよ、旦那ぁ!」
ラキちゃんの期待に満ちた眼差しが眩しすぎて耐えられない!
おっさんはその恰好で俺に迫ってくるんじゃねえ!
「……くっ! ええぃ! 幾らだ!」
結局ラキちゃんに買ってあげる事にした。最初小銀貨三枚なんて抜かしやがったから、ラキちゃんと二人で値切って小銀貨一枚にまで負けさせた。
ラキちゃんは大喜びでステッキを大事に抱えている。まぁ、ラキちゃんが喜んでいるなら俺も嬉しいよ。
ただし、ラキちゃんのへそ出しルックは世間の連中に見せたくないから、ここでは使わないようにと念を押しておく。
結局俺にとってのめぼしい物は無く、二人で昼食を取った後は流行りのお菓子を大家さんとミリアさんのお土産にして帰る事にした。
「いってきまーす」
「はい、いってらっしゃい。楽しんで来てくださいね」
今日、俺とラキちゃんはダンジョン周辺の繁華街を散策してみる事にした。
ラキちゃんは余所行きの服装でとても可愛らしい。人が多いので逸れないように手を繋いで歩く。
ダンジョンはあらゆる富を産出する施設として、この聖都で一番の賑わいを見せている。
そのため、ダンジョン周辺にはそれら富を運んでくる冒険者のために、さまざまな施設が軒を連ねている。
また、産出される品を効率よく流通させるために、巨大な市場もある。
そしてその窓口となる冒険者ギルドの支店もこれまたでかい。本店よりもはるかにでかいって本当だったんだな。
納品カウンターも物凄い数があり、本店と比べてとても忙しそうだ。トマス君も見習いが取れたらここで働く事になるんだろうか。大変そうだなあ。
次はダンジョン入口まで行ってみる。
入口周辺は広い公園のようになっていて、いろんな露店が出ていた。
一息入れようという事になり、俺たちはそこで飲み物と軽く摘まめる物を購入して、設置されているパラソル付きのガーデンテーブルでゆっくりする事にした。
「なんかすごいね~。人がいっぱい」
「ほんとだね。疲れちゃった?」
「ううん、大丈夫」
暫く周りを見ながら休憩して、ダンジョンの中の施設を覗いてみる事にした。
入口では門兵が入場の確認をしている。エントランスホールの見学を伝え、俺は冒険者証を、ラキちゃんは都民証を見せて入場する。
ラキちゃんの都民証を見た門兵は驚いた後、ラキちゃんに恭しく礼をしていた。ラキちゃんの都民証はどうやら特別製っぽいな。
ダンジョンのエントランスホールには普通の入り口とは別に、五層ごとのフィールドエリア直通の転移門が並んでいた。
この転移門は、そのフィールドエリアに到達すれば利用可能となるらしい。
大家さんの求める薬草は殆どがフィールドエリアにあるため、俺は少しでも多くのフィールドエリアに到達できるようにならないといけない。
ダンジョン入口の広場にもいたが、このエントランスホールでも臨時パーティ募集の冒険者が声を張り上げている。
それを見ながら、どうしようかと相談している見知った三人組を見つける。――ハンス達だ。
「よぅ、これからダンジョン潜るのか?」
「あれ、おっさんじゃん。ついにダンジョン潜れるようになったのか?」
「こんにちはおじさん。そうですね、これから潜る予定です」
「……誰だ? この可愛い子は」
ミステルの言葉に他の二人も気が付き、がっつくように寄ってくる。
「はーいはいはい、それ以上近づかない」
思わずラキちゃんは俺の後ろに隠れてしまう。
「誰だこの可愛い子は! もしかしておっさんの子供?」
「子供じゃないけど家族だよ」
「……妹のラキシスです。よろしくお願いします」
「よろしくね!」 「よろしくな!」 「……よろしく!」
三人ともラキちゃんの可愛さにデレデレだな。分かるぞ。でもあげないからな。
「やっと俺もダンジョン潜れるようになってな、周辺施設とかをラキちゃんと見学しにきたんだよ」
「なんだそうなのか。俺たちは今、臨時パーティ探してたんだ」
「おじさんならいつでも臨時パーティ歓迎です。いつでも声かけてください」
「ありがとう。今日はちょっと無理だけど、今度お願いな」
「……ラキちゃんもダンジョン潜るのか?」
「一応都民証あるから潜れるけど、悪目立ちするだろうから潜らないね」
「まっ、そりゃそうだよなー。過保護な奴らが絶対に難癖付けてくるだろうしな」
「……そうか、残念」
その時、突然 【虫の知らせ】 ギフトが発動した気がした。そちらの方を見てみると、数回ギルドの講習で目撃した獣人の男女ペアに四人組が交渉している所だった。
「みんな、ちょっと一緒にきてくれ」
「ん? おっさんどうしたんだ?」
「どう? 俺たち四人だし、丁度よくない?」
「いや、しかし……」
「やあお待たせ! かなり待たせちゃったようで悪いな!」
「あぁ? なんだてめえは」
「こっちが先に交渉してたんだぞ」
こいつら二人に交渉していた態度とえらい違いだな。素が出てるぞ。
「こっちが先と言われても、元々俺たちとパーティの約束してたんだし――なあ?」
そう言いながら、獣人の少年の方に念を押す。
「えっ、ええそうです。遅いですよ皆さん」
四人組は暫く俺たちを睨みつけた後、
「ちっ、いくぞ」
そう捨て台詞を残して去って行った。
「ごめんな、突然声かけちゃって。なんか気になったんだ」
「いえ! こちらこそありがとうございました」
「あの人たち、人の血の残り香がして危ないと思ってたんです。助かりました」
獣人の少女が発した言葉に驚く。獣人は只人よりも嗅覚が鋭いので、そんな事も分かるのか。
「アイツ等冒険者狩りかもしんねーな」
「可能性高いね」
「よし……顔は覚えた」
「君たちはたまにギルドの講習で見かけるよね。俺たちの事覚えてる?」
「ええ覚えてます。皆さんよく見かけますから」
「特におじさんは前の席でいつも一生懸命だから、よく覚えてます」
ふふっと笑いながら獣人の少女がそんな事を言う。俺はそんなに目立ってたのか……。
「今更かもしれないけど、よければハンス達とパーティ組んでくれないかな? こいつら別に只人至上主義でもないから大丈夫だよ」
俺の突然の提案にハンス達は驚いたけど、すかさず 「そうそう、俺ら別に王国人じゃないからそんな差別意識なんてないぜ」 と助け船を出してくれた。
「……では折角ですし、お願いします。俺はキリム。弓と双剣をメインで使います。こっちは妹のサリム。攻撃魔法がメインですが回復魔法もある程度使えます」
狐人の獣人であるキリムとサリムの兄弟は俺たちに自己紹介してくれた。
その後、俺たちも自己紹介し、俺は今日はダンジョンに潜るわけじゃない事を伝える。
「すまんな突然の事で。よろしくたのむ」
「大丈夫ですよ、こちらとしても知らない相手じゃないだけやり易いですから」
「おう、バランスも丁度いいしな、何にも問題ねーよ」
「……おっさん上出来」
俺は三人に突然のパーティ編成を謝罪をし、五人を見送った。
「何か気になる事でもあったの?」
「うん、あの狐人の二人が、あのままじゃ危ない気がしたんだ」
「さっきの四人は悪い人?」
「……たぶんね。根拠は無いんだけど、 【虫の知らせ】 って俺のギフトが警告してたんだよ」
「へぇー。そういえばお兄ちゃんのギフトって 【虫の知らせ】 って言うんだ。なんか可愛い名前」
「あはは、そうだね」
「私のギフトはね、 【神聖魔法】 と 【威力倍増】 なの~」
「凄いなラキちゃんは。二つもあるんだ」
「えへへ」
それから俺たちは市場近くに軒を連ねる、宝箱や魔物の落とす迷宮産の品を並べる露店を見る事にした。
宝箱から出る品はよく分からない物も多いらしく、たまに掘り出し物が見つかるんだとか。
できたら時計が欲しいなあ。そんな事を考えながら、色々な露店を覗いていく。
ラキちゃんはふと目に留まった、お花の意匠が凝ったステッキを手に取って眺めている。
「きれい~」
「おっ、お嬢ちゃんお目が高いねえ。そのステッキはこうやって使うんだよ」
そう言いラキちゃんから受け取った店員のおっさんは、 『くるくるん』 とステッキを振る。
そしたらなんとおっさんの服がプリティでキュアキュアな感じの魔法少女みたいな衣装に変わった。
しかもへそ出しルックなのでおっさんの汚い出ベソまで見えている。
ブフォォ!!!
あまりにも酷いモノを見せられて俺は吹き出してしまう。どんな罰ゲームだよこれ……。
でもラキちゃんはキラキラした目で見ている。
「すごーい!」
「すごいだろう!」
頭痛い……。こんなのまでダンジョンから出るのかよ。
「……それで、その姿になったら何かあるのか?」
とりあえず本当に魔法少女のように強くなるのか興味が湧いて、尋ねてみる。
「いんや? これだけだよ」
「それだけ?」
「おう!」
力説されてもなあ。結局はパーティグッズみたいな物なのか。
横を見るとラキちゃんがものすごーく欲しそうな顔してるんだけど、……どうしよう。
「お兄ちゃんこれ欲しいです!」
「買ってあげなよ、旦那ぁ!」
ラキちゃんの期待に満ちた眼差しが眩しすぎて耐えられない!
おっさんはその恰好で俺に迫ってくるんじゃねえ!
「……くっ! ええぃ! 幾らだ!」
結局ラキちゃんに買ってあげる事にした。最初小銀貨三枚なんて抜かしやがったから、ラキちゃんと二人で値切って小銀貨一枚にまで負けさせた。
ラキちゃんは大喜びでステッキを大事に抱えている。まぁ、ラキちゃんが喜んでいるなら俺も嬉しいよ。
ただし、ラキちゃんのへそ出しルックは世間の連中に見せたくないから、ここでは使わないようにと念を押しておく。
結局俺にとってのめぼしい物は無く、二人で昼食を取った後は流行りのお菓子を大家さんとミリアさんのお土産にして帰る事にした。
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