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一章
020 蛇の魔物 1
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初めての魔法講習で先生だったカテリナさんだ。あれから何度かカテリナさんの講習を受けている。
「あれ? カテリナ先生?」
「あっ!、冒険者のケイタさん!?」
名前覚えててくれたみたいだ。なんか嬉しい。
「もしかしてこれから地下水路に入るんですか?」
「うん、大ネズミ狩りの常設依頼だね」
「あの……、もし蛇の魔物を見かけたら、急いでその場から逃げてください!」
そう言ってカテリナさんは慌てて少年を追いかけて行った。
なんだ? なんかカテリナさんは蛇の魔物ついて何か知ってる口振りだったんだけど。
……まあ考えても仕方が無い、とりあえず慎重にいこう。
今日はあまり大ネズミに遭遇しないな。とはいえ、もう六匹倒したからノルマは達成できているんだけどね。
最近は身体強化の練度が上がってきたので感覚も鋭敏になってきている。大ネズミ程度ならすぐに察知して余裕で倒せるようになっていた。
集中力も身体強化に合わせて鋭敏になってきているので、自分の動きに戸惑う事もない。よくある、車やバイクで事故りそうな瞬間の物凄い鮮明に状況が見えてるあの感覚に似ているかも。
……水が勢いよく落ちる音がしてきた。そろそろ下水処理場だな。
とりあえず無事に中間地点の第二下水処理場まで到着。まずは管理棟で職員さんにハンコを貰ってから、暫しの休憩だ。
早速弁当を食べながら、今日でこの景色ともおさらばだなーと感慨に耽る。
そういえば、ラキちゃんてここにいた時ってどこで雨風凌いでたんだ? と興味が湧いたので、最初にラキちゃんがいた辺りをちょっと散策してみる事にした。
意外とすぐに場所は特定する事ができた。地面が陥没している箇所があったからだ。
近くに行ってみると、陥没した穴の側面にカプセルのような何かが、横向きに蓋が開いた状態で埋まっていた。
――これ、地下水路が崩落したからカプセルが剥き出しになったのかもしれないな。
とりあえず帰ったらラキちゃん経由でサラス様にこのカプセルはどうするか確認を取ってもらおう。
なんとなくだけど、そのままにしておいたらまずい気がする。
ここで時間を潰してばかりいたら帰りが遅くなっちゃうな。そろそろ出発しよう。
暫く進んで行くも、どうもさっきから凄く嫌な予感がしてならない。思いっきり俺のギフト 【虫の知らせ】 が発動している気がする。
ふと、ある地点でギフトの導きに抗わず上を見上げたら、大蛇が大口を開け襲い掛かって来た!
俺は左手の松明を蛇の口にねじ込むように突き出し、蛇が怯んだ隙に魔力を込めた剣で上段から切り下した。
見事に首を切り落とす事ができたのを確認し、ヨシ! と自分の行動に満足する。
だがしかし、まだ頭の中で警鐘が鳴り響いている気がする。
――ピキリ、ピシッ
何かとてつもなく嫌な音を聞いたと思った刹那、天井が崩れ落ちてきた!
慌ててバックステップしようとするも大蛇の血で足を滑らせてしまい距離が稼げず尻餅をついてしまった。
「くそっ!」
慌てて身体強化を最大限にして頭部を手で守るも、下半身に瓦礫が落ちてきて余りの痛みに気を失ってしまった。
その時、ラキちゃんから貰ったブレスレットの宝石部分が赤色に点滅してたような気が……す……る。
――お兄ちゃん! ケイタお兄ちゃん!
あれ、ラキちゃんの声が聞こえる。なんだろう、優しい光に包まれたような、体の痛みが消えていく……。
微睡んでいたら顔を叩かれる感覚が……あれ、俺って何やってたんだっけ……たしか瓦礫に……。
「よぉケータ、生きてっかー?」
「うわぁ!」
目の前にはヤスの顏があり驚いてしまった。
「おめぇビックリさせんじゃねーぞコラ!」
「……それはこっちの台詞だ」
そうだ! 俺は気を失う前の状況を思い出し、慌てて自分の体を確認するが怪我一つ無い。たしか瓦礫が降ってきて下半身が潰されたはずだったんだが……。
「このおじょーちゃんに感謝しな! おめーの怪我治してくれたんだからな」
「お兄ちゃん!」
俺の首に抱き着いてきたのはラキちゃんだった。
「あれ、ラキちゃん!? どうしてここに?」
「お兄ちゃんが危ないから飛んできちゃった」
涙目でニコーっと笑ってくれた。本当に飛んで来たんだろうな。
大家さんと畑の作業をしていたのか、オーバーオールに麦わら帽子といった出で立ちだ。あぁ何着ても可愛いな、うちの天使は。
「ありがとう」
そう言い、俺もラキちゃんをハグした。
「おぅケイタ、無事で何よりだ」
周りを調べていたサブもこちらに来てくれた。
「うーん、無事じゃなかった気がするんだけどね」
「まっ、それはこのおじょーちゃんに感謝するんだな。お前の家族なんだって? 良い子じゃねーか」
「さっき自己紹介してくれたぜ」
改めて周囲を確認してみる。上から光が見えるから、地上まで崩落したようだ。
俺を襲ってきた大蛇は俺が首を落としたから近くで死んでいた。
「サブ達はどうしてここに?」
「ああ、また崩落があったって連絡が入ってな、視察にきたんだ」
「そしたらおじょーちゃんとケータがいたんだぜ。ゲシャシャ」
なるほど、そういう事か。サブ達も大変だな。
「お手柄だなケイタ。まさか最近の崩落はコイツが原因だったとはな」
俺が殺した大蛇の前に屈んで調べていたサブが予想外な事を言った。
「その蛇が?」
「おぅ。――コイツはクラックパイソンって珍しい蛇でな、遺跡や岩場の罅割れた隙間を好むんだが、忌々しい事にその罅を広げちまう質の悪い奴なんだ」
「へぇー。でもそんなのいたらこの都市やばくない?」
「やべーよバカ」
ヤスにバカ呼ばわりされてしまった。
「この辺じゃ絶対に生息しない奴だから誰かが持ち込んだんだろうが、厄介な事してくれたもんだぜ。――とりあえずは上に報告だな。一匹とは限らねーし」
クラックパイソンの上にあった瓦礫をどかしながらサブがそう言う。
「ケイタ、この蛇証拠として預かっていいか?」
「ああ勿論いいよ。」
そう言うと、サブは鞄に入れだした。おお! マジックバッグ持ってるのか! いいなー!
「あと、この事は冒険者ギルドにも報告しといたほうがいい。――ついでだ、一緒にいくか?」
「あーそうだなぁ、その方が話が速そうだね」
「よし、んじゃいくか」
「ちょっとまってろー、今ロープ垂らしてやっから」
そう言うや否やサブとヤスは ト・ト・トーン と軽快に瓦礫を飛び上に上がって行ってしまった。
すげーなアイツ等! なんて身体能力してんだ。
もしかして俺も今なら身体強化であれ位行けるんじゃないか? なんて考えてたら、ラキちゃんに後ろから抱えられた。
「お兄ちゃんは私が運んであげる」
そう言われラキちゃんは光の翼を六枚展開して飛び上がり、上まで運んでくれた。
えっ、ちょっと待って。物凄い目立ってる!
サブ達や周りにいた人がラキちゃんを見て驚いている。どうしようこれ……。
「ほう! ラキシス様はラクス様の妹君でしたか!」
「うん、今はお兄ちゃんと家族」
「すげーなケータ、会った時から只者じゃねえって思ってたぜ俺は!」
――嘘こけ!
因みに、あの場はラキちゃんが無言のまま笑顔で手を振るだけで何事も無かったかのように普通に収まった。
どうやらラクス様からその場を乗り切る作法? のような振る舞いを幾つか教えてもらったらしい。
例えば、人差し指でシーのポーズを取りながら 「それ以上はいけません」 と言う。みたいな。
この聖都ならではの、ラクス様を皆が守って来た暗黙の了解みたいな感じなのかもね。
サブ達が前を歩き、俺はラキちゃんと手を繋いで歩いていく。
程なくして、冒険者ギルドが見えてきた。
俺はラキちゃんをサリーちゃんに紹介し、暫くサリーちゃんの所で待っててもらうようにお願いする。
二人がお友達になってくれたらいいなと思いながら。
カウンターの方に行くと、魔導学院の教師と思しき人とカテリナさん、そして今朝カテリナさんと言い争っていたであろう少年がいた。
丁度ミリアさんが彼らの応対をしているようだ。
俺がカテリナさんに手を振って挨拶すると、向こうも安堵した様子で頭を下げ返事をしてくれた。
俺たちは彼らとは別のカウンターで報告をする事にする。
「アルテリア冒険者ギルド本店へようこそ。本日はどのような御用でしょうか?」
「おぅ、都市管理課のサブってモンだ。ちょいと報告があるんだが、上に取次ぎを頼む」
「畏まりました。それではどのような内容かお願いします」
「実は都市にクラックパイソンが紛れ込んでいる。とりあえず一匹は駆除したが、まだ何匹いるのか――」
「それは本当ですか!」
突然、隣のカウンターにいた魔導学院の教師らしき人がこちらに向かって叫んだ。
「あれ? カテリナ先生?」
「あっ!、冒険者のケイタさん!?」
名前覚えててくれたみたいだ。なんか嬉しい。
「もしかしてこれから地下水路に入るんですか?」
「うん、大ネズミ狩りの常設依頼だね」
「あの……、もし蛇の魔物を見かけたら、急いでその場から逃げてください!」
そう言ってカテリナさんは慌てて少年を追いかけて行った。
なんだ? なんかカテリナさんは蛇の魔物ついて何か知ってる口振りだったんだけど。
……まあ考えても仕方が無い、とりあえず慎重にいこう。
今日はあまり大ネズミに遭遇しないな。とはいえ、もう六匹倒したからノルマは達成できているんだけどね。
最近は身体強化の練度が上がってきたので感覚も鋭敏になってきている。大ネズミ程度ならすぐに察知して余裕で倒せるようになっていた。
集中力も身体強化に合わせて鋭敏になってきているので、自分の動きに戸惑う事もない。よくある、車やバイクで事故りそうな瞬間の物凄い鮮明に状況が見えてるあの感覚に似ているかも。
……水が勢いよく落ちる音がしてきた。そろそろ下水処理場だな。
とりあえず無事に中間地点の第二下水処理場まで到着。まずは管理棟で職員さんにハンコを貰ってから、暫しの休憩だ。
早速弁当を食べながら、今日でこの景色ともおさらばだなーと感慨に耽る。
そういえば、ラキちゃんてここにいた時ってどこで雨風凌いでたんだ? と興味が湧いたので、最初にラキちゃんがいた辺りをちょっと散策してみる事にした。
意外とすぐに場所は特定する事ができた。地面が陥没している箇所があったからだ。
近くに行ってみると、陥没した穴の側面にカプセルのような何かが、横向きに蓋が開いた状態で埋まっていた。
――これ、地下水路が崩落したからカプセルが剥き出しになったのかもしれないな。
とりあえず帰ったらラキちゃん経由でサラス様にこのカプセルはどうするか確認を取ってもらおう。
なんとなくだけど、そのままにしておいたらまずい気がする。
ここで時間を潰してばかりいたら帰りが遅くなっちゃうな。そろそろ出発しよう。
暫く進んで行くも、どうもさっきから凄く嫌な予感がしてならない。思いっきり俺のギフト 【虫の知らせ】 が発動している気がする。
ふと、ある地点でギフトの導きに抗わず上を見上げたら、大蛇が大口を開け襲い掛かって来た!
俺は左手の松明を蛇の口にねじ込むように突き出し、蛇が怯んだ隙に魔力を込めた剣で上段から切り下した。
見事に首を切り落とす事ができたのを確認し、ヨシ! と自分の行動に満足する。
だがしかし、まだ頭の中で警鐘が鳴り響いている気がする。
――ピキリ、ピシッ
何かとてつもなく嫌な音を聞いたと思った刹那、天井が崩れ落ちてきた!
慌ててバックステップしようとするも大蛇の血で足を滑らせてしまい距離が稼げず尻餅をついてしまった。
「くそっ!」
慌てて身体強化を最大限にして頭部を手で守るも、下半身に瓦礫が落ちてきて余りの痛みに気を失ってしまった。
その時、ラキちゃんから貰ったブレスレットの宝石部分が赤色に点滅してたような気が……す……る。
――お兄ちゃん! ケイタお兄ちゃん!
あれ、ラキちゃんの声が聞こえる。なんだろう、優しい光に包まれたような、体の痛みが消えていく……。
微睡んでいたら顔を叩かれる感覚が……あれ、俺って何やってたんだっけ……たしか瓦礫に……。
「よぉケータ、生きてっかー?」
「うわぁ!」
目の前にはヤスの顏があり驚いてしまった。
「おめぇビックリさせんじゃねーぞコラ!」
「……それはこっちの台詞だ」
そうだ! 俺は気を失う前の状況を思い出し、慌てて自分の体を確認するが怪我一つ無い。たしか瓦礫が降ってきて下半身が潰されたはずだったんだが……。
「このおじょーちゃんに感謝しな! おめーの怪我治してくれたんだからな」
「お兄ちゃん!」
俺の首に抱き着いてきたのはラキちゃんだった。
「あれ、ラキちゃん!? どうしてここに?」
「お兄ちゃんが危ないから飛んできちゃった」
涙目でニコーっと笑ってくれた。本当に飛んで来たんだろうな。
大家さんと畑の作業をしていたのか、オーバーオールに麦わら帽子といった出で立ちだ。あぁ何着ても可愛いな、うちの天使は。
「ありがとう」
そう言い、俺もラキちゃんをハグした。
「おぅケイタ、無事で何よりだ」
周りを調べていたサブもこちらに来てくれた。
「うーん、無事じゃなかった気がするんだけどね」
「まっ、それはこのおじょーちゃんに感謝するんだな。お前の家族なんだって? 良い子じゃねーか」
「さっき自己紹介してくれたぜ」
改めて周囲を確認してみる。上から光が見えるから、地上まで崩落したようだ。
俺を襲ってきた大蛇は俺が首を落としたから近くで死んでいた。
「サブ達はどうしてここに?」
「ああ、また崩落があったって連絡が入ってな、視察にきたんだ」
「そしたらおじょーちゃんとケータがいたんだぜ。ゲシャシャ」
なるほど、そういう事か。サブ達も大変だな。
「お手柄だなケイタ。まさか最近の崩落はコイツが原因だったとはな」
俺が殺した大蛇の前に屈んで調べていたサブが予想外な事を言った。
「その蛇が?」
「おぅ。――コイツはクラックパイソンって珍しい蛇でな、遺跡や岩場の罅割れた隙間を好むんだが、忌々しい事にその罅を広げちまう質の悪い奴なんだ」
「へぇー。でもそんなのいたらこの都市やばくない?」
「やべーよバカ」
ヤスにバカ呼ばわりされてしまった。
「この辺じゃ絶対に生息しない奴だから誰かが持ち込んだんだろうが、厄介な事してくれたもんだぜ。――とりあえずは上に報告だな。一匹とは限らねーし」
クラックパイソンの上にあった瓦礫をどかしながらサブがそう言う。
「ケイタ、この蛇証拠として預かっていいか?」
「ああ勿論いいよ。」
そう言うと、サブは鞄に入れだした。おお! マジックバッグ持ってるのか! いいなー!
「あと、この事は冒険者ギルドにも報告しといたほうがいい。――ついでだ、一緒にいくか?」
「あーそうだなぁ、その方が話が速そうだね」
「よし、んじゃいくか」
「ちょっとまってろー、今ロープ垂らしてやっから」
そう言うや否やサブとヤスは ト・ト・トーン と軽快に瓦礫を飛び上に上がって行ってしまった。
すげーなアイツ等! なんて身体能力してんだ。
もしかして俺も今なら身体強化であれ位行けるんじゃないか? なんて考えてたら、ラキちゃんに後ろから抱えられた。
「お兄ちゃんは私が運んであげる」
そう言われラキちゃんは光の翼を六枚展開して飛び上がり、上まで運んでくれた。
えっ、ちょっと待って。物凄い目立ってる!
サブ達や周りにいた人がラキちゃんを見て驚いている。どうしようこれ……。
「ほう! ラキシス様はラクス様の妹君でしたか!」
「うん、今はお兄ちゃんと家族」
「すげーなケータ、会った時から只者じゃねえって思ってたぜ俺は!」
――嘘こけ!
因みに、あの場はラキちゃんが無言のまま笑顔で手を振るだけで何事も無かったかのように普通に収まった。
どうやらラクス様からその場を乗り切る作法? のような振る舞いを幾つか教えてもらったらしい。
例えば、人差し指でシーのポーズを取りながら 「それ以上はいけません」 と言う。みたいな。
この聖都ならではの、ラクス様を皆が守って来た暗黙の了解みたいな感じなのかもね。
サブ達が前を歩き、俺はラキちゃんと手を繋いで歩いていく。
程なくして、冒険者ギルドが見えてきた。
俺はラキちゃんをサリーちゃんに紹介し、暫くサリーちゃんの所で待っててもらうようにお願いする。
二人がお友達になってくれたらいいなと思いながら。
カウンターの方に行くと、魔導学院の教師と思しき人とカテリナさん、そして今朝カテリナさんと言い争っていたであろう少年がいた。
丁度ミリアさんが彼らの応対をしているようだ。
俺がカテリナさんに手を振って挨拶すると、向こうも安堵した様子で頭を下げ返事をしてくれた。
俺たちは彼らとは別のカウンターで報告をする事にする。
「アルテリア冒険者ギルド本店へようこそ。本日はどのような御用でしょうか?」
「おぅ、都市管理課のサブってモンだ。ちょいと報告があるんだが、上に取次ぎを頼む」
「畏まりました。それではどのような内容かお願いします」
「実は都市にクラックパイソンが紛れ込んでいる。とりあえず一匹は駆除したが、まだ何匹いるのか――」
「それは本当ですか!」
突然、隣のカウンターにいた魔導学院の教師らしき人がこちらに向かって叫んだ。
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