5 / 114
一章
005 エルフの大家さん
しおりを挟む
扉を開けると 、とても綺麗なドアベルの音が響き渡る。
中はこぢんまりとしていたが、お店の外観同様とてもおしゃれで清潔感のある、非常に美しい店内だった。
ただ残念ながら、店内には主の姿が見当たらない。仕方が無いので、少し迷ったが呼んでみる事にした。
「ごめんくださーい」
すると奥の方から 「はーい、少々お待ちくださいね」 と声が聞こえ、暫くして一人の女性が現れた。
その方はここを紹介してもらったミリアさんと同じく長い耳をしたエルフの女性で、かなりお年を召しているがとても清楚な佇まいをした、美しいご婦人だった。
今の姿でも思わず見とれてしまったので、若い頃は女神様にも劣らぬほどの美人さんだったのだろう。
「はい、いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件ですか?」
「あっ、あの! 私はケイタと申します。――本日はギルド職員のミリアさんからの紹介で、こちらに下宿させていただけないかとご相談にお伺いしました」
「そうでしたか。私はこの家の主でサリアと申します」
サリアさんは自己紹介をしてくれると、 「とりあえず、あちらの席でお話しましょうか」 と店内にある応接用のテーブル席に案内してくれた。
「えっと……、こっ、こちらが、紹介状になります」
「あらミリアから? ちょっと読ませていただきますね」
慌てて紹介状を取り出し、サリアさんに手渡す。
なぜか大家さんは暫く俺の顏を覗き込んだあと首肯をし、紹介状を読みだした。
……今の間はなんだったんだろう。ちょっとドキっとしちゃったよ。
大家さんが紹介状を読んでいる姿を緊張しながら眺めていると、なんだか困ったような表情をしだした。
もしかしてダメ!?
「まったくあの子ったら……。 『ケイタさんのお芋食べたいから下宿させてあげて』 ですって」
なんとサリアさんは、うふふと笑いながら紹介状の内容を俺にばらしてくれた。
うぉぉ! 食いしん坊なミリアさんありがとう!
「とりあえずこちらに下宿するにあたっての条件は聞いているかしら?」
「はい、大家さんへ優先して薬草を卸したり薬草畑の手伝いをする、という条件と聞いております」
「はい、それで合ってます。ケイタさんがそれで構わないのでしたら、下宿を許可しましょう。――どうします?」
「ぜひお願いします!」
「はい、了承いたしました」
もっと色々と面談をしたりするのかと思ってたのに、物凄くあっさりと下宿の許可が貰えてしまったのでビックリしてしまう。
そのため、思わず尋ねてしまった。
「……あの、自分は先ほど冒険者になったばかりでして、すぐには大家さんに薬草を納品できるか分からないのですが、それでもよろしかったのでしょうか?」
「大丈夫ですよ。元々ミリアには駆け出しの方でも構わないと伝えていたので、ご心配なさらずに」
そう言うと大家さんは席から立ち上がる。
「では、お茶でも飲みながら決まり事などについて、いろいろとお話しましょうか。今お茶を淹れてきますので少々お待ちくださいね」
それから大家さんの用意してくれたお茶を頂きながら、この家でのルール、大家さんの手伝いをする内容、家賃や食事について、武器や防具、薬草採取に必要な道具はどこで買うのがお勧めか、後は薬草畑の隅で芋を植えさせてもらう許可など、いろいろなお話をした。
「……とまあ、こんな感じかしら?」
「ありがとうございます。それでは明日にでも早速人参芋の苗を植えたいのでよろしくお願いします」
「はい、私もケイタさんのお芋が楽しみなので、収穫できたら食べさせてくださいね?」
「勿論です! 収穫したら一緒に焼き芋して食べましょう!」
大家さんから茶目っ気のある笑顔でお願いされたので、収穫時期がとても楽しみになった。
「あら、もう随分と暗くなってきましたね。ケイタさんも今日街へ来たばかりでお疲れでしょうし、そろそろお部屋にご案内しますね。――食事ができたらお呼びしますので、それまではお部屋でゆっくりとしていてください」
そう言われ、大家さんに部屋を案内してもらう。
下宿人の部屋は全て二階とのこと。
「そういえば、自分以外に下宿されてる方って何人位いるんですか?」
「一人ですね。提供できるお部屋も四つしかありませんから、宿泊業はおまけでやっているようなものなんです」
「なるほどです」
「あっ、そういえばまだ言ってませんでしたね。その一人ってミリアの事です。あの子、私の妹なんですよ」
「えっ!? 妹!?」
「ふふ、おどろきました?」
サリアさんは意味深に微笑んだ。
それなりにご高齢に見えるサリアさんとまだ二十代前半に見えるミリアさん。二人が姉妹だった事に驚きを隠せない。
女神様情報からこの世界のエルフはテンプレ通り、とても長寿な種族らしい。
てことは、かなりの年の差姉妹なのかな? 勝手な妄想が膨らんでしまう。
部屋に案内してもらい、ベッドでくつろぎながら今日の一日を振り返る。
異世界一日目、恐ろしいほど順調に事が進んだなあ。
女神様から芋の苗貰った時は嬉しかったけど、正直なんで? って思う部分も少しはあったんだよね。
まさかこんな好条件の宿泊場所を手に入れるキーアイテムになるとは。本当に女神さまには感謝です。
女神様からの依頼はただ一つ 『とある少女を助けて欲しい』 って事だけ。
助けるにしても何時どこで巡り合うのかも分からないし、今の俺は冒険者に登録したけどまだ無職のようなもの。
まずは俺自身が稼げる男にならないといけない。でなきゃ誰かを養うなんてできないしね。
下宿代は月に銀貨二枚と破格の値段だった。
女神様情報によると貨幣の価値が白金貨三百万円 金貨三十万円 銀貨三万円 小銀貨三千円 銅貨三百円 小銅貨三十円 位らしいので家賃は大体六万位なんだけど、これに食事や光熱費が含まれると考えるとお得すぎる。
これによって装備にお金をかける事ができるようになった。
明日は芋の苗を植えた後にでも、装備と薬草採取に必要な道具を買いに行こう。
そんな事を考えていると、部屋に備え付けてある魔道具の呼び鈴が鳴った。
夕食の準備ができたのかな?
食堂へ向かうと、ミリアさんも帰ってきていた。
挨拶をして、早速ここを紹介してくれたお礼を伝える。
「ミリアさんのおかげでこちらでご厄介になる事ができるようになりました。本当にありがとうございます」
「よかったわね。これから一つ屋根の下、よろしくね」
ギルドでの事務的な対応とは違い、ラフな感じに答えてくれた。
「はい、よろしくお願いします」
「二人とも配膳を手伝ってくれないかしら」
「はいはーい」 「わかりました」
厨房からのサリアさんの声に応え、俺とミリアさんは食卓に料理を並べていく。
どの料理もとても美味しそう。そういえば俺、朝マック食べないまま死んじゃったんだった。
今更ながら凄い腹減ってた事に気が付く。
「今日はケイタさんの歓迎という事で奮発しちゃいました。――ワインも一本開けましょう。ケイタさんお酒は大丈夫ですよね?」
「はい、あまり強くはありませんが大丈夫です」
日勤の時に職場のおっさんとたまに居酒屋に行く位だったから、酒自体が久々だ。
異世界のお酒ってどんな味なのか小説を読む度に想像してたから、楽しみだな。
「それでは新しく下宿人となるケイタさんの入居を祝して、――乾杯!」
「「乾杯!」」
異世界へ来て初の料理はとても美味しかった。
これから毎日大家さんの料理が食べれるとなると、それだけで楽しみで仕方がない。
ひとしきり料理を楽しんだ後、三人でお酒を飲みながら談笑する。
「……ふふふー、意外とあっさり下宿できたから驚いてるでしょー?」
「そうですね、正直見ず知らずの俺をこんなにあっさり許可してもらって驚きました」
「ネタばらししちゃうと、私たちエルフは精霊魔法が使えるからね。ケータさんの魂の輝きを覗いたの。――性根の悪い奴ほど魂が穢れているからねー。ケータさんは合格ってわけ」
ミリアさんはお酒が入ってご機嫌なようで、口も軽くなってきている。
なんかもう俺の名前もケイタではなくケータとラフに呼んでくれる。親密度が上がった感じがして、それはそれでちょっと嬉しい。
「ああ、だから大家さんとご挨拶した時、じっとこちらを見てたんですね?」
「あら、気がつかれてましたか? うふふ……」
「あと嘘も見破れるから、私たちに嘘はダメよっ」
「うっ、わかりました。肝に銘じておきます」
ミリアさんがさらりと恐ろしい事を言った。気を付けよう……。
「それでケイタさんは明日はどうされるおつもりです?」
「――はい、明日は芋を植えた後にでも、早速大家さんに教えてもらったお店に行って装備を揃えようと思います」
「わかりました。それでは明日の朝のうちに、お芋を植える区画を教えますね」
「はい、よろしくお願いします」
「ケータさんの甘芋楽しみだなー。紹介料はお芋で手を打ちましょー」
「あはは、分かりました。楽しみにしててくださいね」
「いぇーい」
その後も色々とお話をして、ワインも空になった頃に歓迎会はお開きとなった。
中はこぢんまりとしていたが、お店の外観同様とてもおしゃれで清潔感のある、非常に美しい店内だった。
ただ残念ながら、店内には主の姿が見当たらない。仕方が無いので、少し迷ったが呼んでみる事にした。
「ごめんくださーい」
すると奥の方から 「はーい、少々お待ちくださいね」 と声が聞こえ、暫くして一人の女性が現れた。
その方はここを紹介してもらったミリアさんと同じく長い耳をしたエルフの女性で、かなりお年を召しているがとても清楚な佇まいをした、美しいご婦人だった。
今の姿でも思わず見とれてしまったので、若い頃は女神様にも劣らぬほどの美人さんだったのだろう。
「はい、いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件ですか?」
「あっ、あの! 私はケイタと申します。――本日はギルド職員のミリアさんからの紹介で、こちらに下宿させていただけないかとご相談にお伺いしました」
「そうでしたか。私はこの家の主でサリアと申します」
サリアさんは自己紹介をしてくれると、 「とりあえず、あちらの席でお話しましょうか」 と店内にある応接用のテーブル席に案内してくれた。
「えっと……、こっ、こちらが、紹介状になります」
「あらミリアから? ちょっと読ませていただきますね」
慌てて紹介状を取り出し、サリアさんに手渡す。
なぜか大家さんは暫く俺の顏を覗き込んだあと首肯をし、紹介状を読みだした。
……今の間はなんだったんだろう。ちょっとドキっとしちゃったよ。
大家さんが紹介状を読んでいる姿を緊張しながら眺めていると、なんだか困ったような表情をしだした。
もしかしてダメ!?
「まったくあの子ったら……。 『ケイタさんのお芋食べたいから下宿させてあげて』 ですって」
なんとサリアさんは、うふふと笑いながら紹介状の内容を俺にばらしてくれた。
うぉぉ! 食いしん坊なミリアさんありがとう!
「とりあえずこちらに下宿するにあたっての条件は聞いているかしら?」
「はい、大家さんへ優先して薬草を卸したり薬草畑の手伝いをする、という条件と聞いております」
「はい、それで合ってます。ケイタさんがそれで構わないのでしたら、下宿を許可しましょう。――どうします?」
「ぜひお願いします!」
「はい、了承いたしました」
もっと色々と面談をしたりするのかと思ってたのに、物凄くあっさりと下宿の許可が貰えてしまったのでビックリしてしまう。
そのため、思わず尋ねてしまった。
「……あの、自分は先ほど冒険者になったばかりでして、すぐには大家さんに薬草を納品できるか分からないのですが、それでもよろしかったのでしょうか?」
「大丈夫ですよ。元々ミリアには駆け出しの方でも構わないと伝えていたので、ご心配なさらずに」
そう言うと大家さんは席から立ち上がる。
「では、お茶でも飲みながら決まり事などについて、いろいろとお話しましょうか。今お茶を淹れてきますので少々お待ちくださいね」
それから大家さんの用意してくれたお茶を頂きながら、この家でのルール、大家さんの手伝いをする内容、家賃や食事について、武器や防具、薬草採取に必要な道具はどこで買うのがお勧めか、後は薬草畑の隅で芋を植えさせてもらう許可など、いろいろなお話をした。
「……とまあ、こんな感じかしら?」
「ありがとうございます。それでは明日にでも早速人参芋の苗を植えたいのでよろしくお願いします」
「はい、私もケイタさんのお芋が楽しみなので、収穫できたら食べさせてくださいね?」
「勿論です! 収穫したら一緒に焼き芋して食べましょう!」
大家さんから茶目っ気のある笑顔でお願いされたので、収穫時期がとても楽しみになった。
「あら、もう随分と暗くなってきましたね。ケイタさんも今日街へ来たばかりでお疲れでしょうし、そろそろお部屋にご案内しますね。――食事ができたらお呼びしますので、それまではお部屋でゆっくりとしていてください」
そう言われ、大家さんに部屋を案内してもらう。
下宿人の部屋は全て二階とのこと。
「そういえば、自分以外に下宿されてる方って何人位いるんですか?」
「一人ですね。提供できるお部屋も四つしかありませんから、宿泊業はおまけでやっているようなものなんです」
「なるほどです」
「あっ、そういえばまだ言ってませんでしたね。その一人ってミリアの事です。あの子、私の妹なんですよ」
「えっ!? 妹!?」
「ふふ、おどろきました?」
サリアさんは意味深に微笑んだ。
それなりにご高齢に見えるサリアさんとまだ二十代前半に見えるミリアさん。二人が姉妹だった事に驚きを隠せない。
女神様情報からこの世界のエルフはテンプレ通り、とても長寿な種族らしい。
てことは、かなりの年の差姉妹なのかな? 勝手な妄想が膨らんでしまう。
部屋に案内してもらい、ベッドでくつろぎながら今日の一日を振り返る。
異世界一日目、恐ろしいほど順調に事が進んだなあ。
女神様から芋の苗貰った時は嬉しかったけど、正直なんで? って思う部分も少しはあったんだよね。
まさかこんな好条件の宿泊場所を手に入れるキーアイテムになるとは。本当に女神さまには感謝です。
女神様からの依頼はただ一つ 『とある少女を助けて欲しい』 って事だけ。
助けるにしても何時どこで巡り合うのかも分からないし、今の俺は冒険者に登録したけどまだ無職のようなもの。
まずは俺自身が稼げる男にならないといけない。でなきゃ誰かを養うなんてできないしね。
下宿代は月に銀貨二枚と破格の値段だった。
女神様情報によると貨幣の価値が白金貨三百万円 金貨三十万円 銀貨三万円 小銀貨三千円 銅貨三百円 小銅貨三十円 位らしいので家賃は大体六万位なんだけど、これに食事や光熱費が含まれると考えるとお得すぎる。
これによって装備にお金をかける事ができるようになった。
明日は芋の苗を植えた後にでも、装備と薬草採取に必要な道具を買いに行こう。
そんな事を考えていると、部屋に備え付けてある魔道具の呼び鈴が鳴った。
夕食の準備ができたのかな?
食堂へ向かうと、ミリアさんも帰ってきていた。
挨拶をして、早速ここを紹介してくれたお礼を伝える。
「ミリアさんのおかげでこちらでご厄介になる事ができるようになりました。本当にありがとうございます」
「よかったわね。これから一つ屋根の下、よろしくね」
ギルドでの事務的な対応とは違い、ラフな感じに答えてくれた。
「はい、よろしくお願いします」
「二人とも配膳を手伝ってくれないかしら」
「はいはーい」 「わかりました」
厨房からのサリアさんの声に応え、俺とミリアさんは食卓に料理を並べていく。
どの料理もとても美味しそう。そういえば俺、朝マック食べないまま死んじゃったんだった。
今更ながら凄い腹減ってた事に気が付く。
「今日はケイタさんの歓迎という事で奮発しちゃいました。――ワインも一本開けましょう。ケイタさんお酒は大丈夫ですよね?」
「はい、あまり強くはありませんが大丈夫です」
日勤の時に職場のおっさんとたまに居酒屋に行く位だったから、酒自体が久々だ。
異世界のお酒ってどんな味なのか小説を読む度に想像してたから、楽しみだな。
「それでは新しく下宿人となるケイタさんの入居を祝して、――乾杯!」
「「乾杯!」」
異世界へ来て初の料理はとても美味しかった。
これから毎日大家さんの料理が食べれるとなると、それだけで楽しみで仕方がない。
ひとしきり料理を楽しんだ後、三人でお酒を飲みながら談笑する。
「……ふふふー、意外とあっさり下宿できたから驚いてるでしょー?」
「そうですね、正直見ず知らずの俺をこんなにあっさり許可してもらって驚きました」
「ネタばらししちゃうと、私たちエルフは精霊魔法が使えるからね。ケータさんの魂の輝きを覗いたの。――性根の悪い奴ほど魂が穢れているからねー。ケータさんは合格ってわけ」
ミリアさんはお酒が入ってご機嫌なようで、口も軽くなってきている。
なんかもう俺の名前もケイタではなくケータとラフに呼んでくれる。親密度が上がった感じがして、それはそれでちょっと嬉しい。
「ああ、だから大家さんとご挨拶した時、じっとこちらを見てたんですね?」
「あら、気がつかれてましたか? うふふ……」
「あと嘘も見破れるから、私たちに嘘はダメよっ」
「うっ、わかりました。肝に銘じておきます」
ミリアさんがさらりと恐ろしい事を言った。気を付けよう……。
「それでケイタさんは明日はどうされるおつもりです?」
「――はい、明日は芋を植えた後にでも、早速大家さんに教えてもらったお店に行って装備を揃えようと思います」
「わかりました。それでは明日の朝のうちに、お芋を植える区画を教えますね」
「はい、よろしくお願いします」
「ケータさんの甘芋楽しみだなー。紹介料はお芋で手を打ちましょー」
「あはは、分かりました。楽しみにしててくださいね」
「いぇーい」
その後も色々とお話をして、ワインも空になった頃に歓迎会はお開きとなった。
10
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

私のスキルが、クエストってどういうこと?
地蔵
ファンタジー
スキルが全ての世界。
十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。
スキルによって、今後の人生が決まる。
当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。
聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。
少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。
一話辺りは約三千文字前後にしております。
更新は、毎週日曜日の十六時予定です。
『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる