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第三部 Waiting All Night
126話
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礼は実言が寝る部屋の隣に寝所を作って、そこで寝た。起きたらすぐに几帳をくぐって実言の様子を窺った。
夫は人形が寝ているような置かれたままの姿を見せている。
起きてすることは昨日と同じだ、水や薬湯を飲ませて、体を拭き、傷口を洗って薬を塗り、着ていたものを仕替えさせる。
これを診療所から男の医師を呼んで礼は一緒に手当と着替えをした。
昨日、毬が実言の髭のことを言っていたので、男の医師に言って剃ってもらった。
これから子供達を呼ぶのに、よく知っている父親の顔にしてあげたかった。
縫と子守の侍女が一緒に実津瀬と蓮を連れて来た。長い簀子縁の向こうから賑やかな声と足音がだんだんと近づいてきて大きくなってくる。
「お父さま!」
甲高い声が嬉しそうに実言を呼んでいる。いつもなら、その父は簀子縁まで出てきて、すぐに迎えてくれるのに、その姿は無い。子供達は、二人で先を競い合いながら走ってくる。
「お父さま!」
二人の声が重なって、庇の間に飛び込んできた。
「二人とも、ここからは静かにね」
礼は立ち上がって子供達を迎えた。
「お父さまは?」
いつもなら、すぐに声が聞こえてくるのに、今日は無い。
「あちらで横になっておられるから、走り回ってはだめよ」
礼は実津瀬の手を取って、一緒に実言が横になっている部屋へと入って行った。
「お父さま……眠いの?」
実津瀬は几帳の中に入って肩を出して寝ている父親の姿に驚いたようで、礼の手をぎゅっと握り返してきた。
「そうね、お父さま、寝ていらっしゃる」
礼は実津瀬を実言の右側に座らせた。遅れて来た蓮を手招きして、実津瀬の隣に導いた。
「どうしてお父さま寝ているの?」
蓮は礼を見上げて訊いた。
「お父さまはお怪我をしているの。ほら、あちらの肩に白布を巻いているでしょう。肩を怪我されて、寝ていらっしゃるのよ」
礼が説明するが、子供達はわかったようなわからないような顔を二人で見合わせている。
「お父さまとお話ししたい。お庭で一緒に遊びたい」
実津瀬が言うと、礼はどう言ったものかと逡巡した。
「お父さまもお母さまと同じで眠いの?たくさん寝たら、また遊んでくださる?」
蓮が言うのを、礼は頷いた。
「お父さまが早く元気になるように、二人ともお祈りしてね」
二人は満面の笑みで礼を見て頷いた。衾から出ている実言の腕に手を置いて、口々に言うのだった。
「お父さま!早く起きて、僕の笛を聞いてね」
「起きて、蓮をお庭の木の上に上げてね、お父さま!蝉が取りたいの」
礼は二人の言うことを黙って聞いていた。
何を言ってもいい。実言はきっと聞いていて、それに応えたいと思うだろう。
二人は衾の上に上がって、父親のすぐ傍で肘をついて父の様子を見ている。
「お薬の匂いがする」
「知らない匂いだね」
無邪気な様子に後ろで見ていた縫は袖で目頭をそっと抑えた。
礼は二人を衾から降ろして少し話をした。起きてから何をしたのか、これから何をするのか。二人は思いつくことを屈託なく話した。礼はそれに相槌を打ちながら聞いていた。
「お父さま、また明日ね!」
「明日は起きてお話ししてね」
二人は父の手をぎゅっと握った後、子守の侍女に連れられて部屋へとも戻って行った。
翌日も、朝から昨日と同じことをした。毬が様子を見に来たことが昨日と違うことだった。
翌々日も、礼は起きて実言の顔を見て、水と薬湯を飲ませて、体を拭き、着替えを済ませ、敷き物や衾を清潔なものに替える。傷口は日に日に治っているいるように見える。もう目覚めてもいい頃だろうに、と心の中で実言を責めたりする。
朝餉が済んだら、一度礼は横になる。澪がまだ予断を許さない体なのだから、寝ていろとうるさく言うためだった。寝て起きると、子供達を連れてきてもらう。昨日と同じ父の様子に、子供達も普通ではないと気付いたのだろう、悲しそうな顔をして実言の傍に行き。
「お父さま、もう起きてよ」
「寝てちゃだめ」
と言ったりしている。
礼は少しでも目覚めの刺激になればと、ふくらはぎを揉みながら、二人の様子を見ていた。
「お母さま、どうしたらお父さまは起きるの?」
蓮が訊いてきた。
礼は困った顔になったが。
「もう少ししたら起きてくださるはずよ」
と返した。
「昨日の夜、実津瀬とお祈りしたの。真っ暗なお空に光るお星さまを見てね」
実津瀬も礼を見て頷いた。
「お父さまが目を覚まして、僕と遊んでくれるようにお願いした」
小さな二人が簀子縁に出て、夜空に向かって祈っている姿を思うと礼は胸が締め付けられる思いだった。
「あとね、お母さま!私は、弟か妹が欲しいの。それもお願いした」
蓮が言った。
「僕は弟が欲しい」
実津瀬が言った。
「お母さまはどう?」
蓮の問いかけに、礼はどう答えたものかと迷って笑って首を傾げた。
「お父さまはどうかしら?」
蓮の問いかけに、実津瀬がすぐに答えた。
「弟に決まっているよ」
邸では一か月ほど前に侍女の一人が子供を産んだから、双子は小さな赤ん坊を見て、自分たちの弟か妹が欲しくなっているのだ。
「…み……つせ」
それは突然に、かすれた声が実津瀬を呼んだ。
実津瀬は呼ばれたのはわかったが、それがどこから聞こえてきたのかすぐにはわからず、後ろの几帳を振り向いた。
「れん……み、つせ……」
今度は蓮も呼ぶしっかりした声に、二人は自分たちのすぐ傍から聞こえているのに気付いた。何より、その声は少しかすれているが、よくよく知った声だった。
「お父さま?」
二人は眠っていた人がいきなり話し始めたのに驚いて、小さな声で呼び返した。少しばかり顔を右に向けて二人の父親がこちらを見ていた。
「……いいね……お前たちに兄弟ができたら……」
礼は実言の足を揉んでいたその手を止めて、子供達の後ろへと膝を進めて近寄った。
「私の答えは…………男の子でも女の子でも……嬉しいよ……」
と言って、口を曲げた。それは笑ったのだが、長く寝たままだったから顔の表情がうまく表せなかったのだ。
「……ねえ、礼……」
実言は少し視線を上げて、子供達の後ろにいる礼を見た。
「実言……目覚めてくれたのね……」
礼はそう言って、喜びに大きな声が飛び出しそうなのを袖で押さえて何度も頷いた。
「どれくらい寝てた?……よく寝たものだな……ここは、私の邸だろう…」
実言は体を動かそうとして、顔をしかめた。肩が動かないことに気付いたのだ。
「あなたは肩を切られたのよ。覚えてる?」
「……ああ、思い出した……」
実言は言った。
「その時、誓った約束も思い出したよ。……お前と子供達が待っている邸に帰ってくると言った。……どうにか守れたかな……」
礼は子供達の間から手を伸ばして実言の手を握った。
「……そうね、守ってくれた……守ってくれたわ」
子供達は両親が手を取り合っている様子を隣で顔を見合わせて笑っている。
「一つ目のお願いが叶ったわ!」
蓮はそう言って立ち上がって飛び跳ねた。それにつられて、実津瀬も立ち上がり二人で狭い几帳の中を飛び出していった。
二人が「お父さまがお目覚めになった」と飛び跳ねているので、離れていた澪たち侍女は几帳の中を覗いて実言が目覚めたのを知った。
「……一つ目のお願い……」
実言は呟くように言った。子供達が言った言葉を反芻しているのだ。
「二人はあなたが目覚めるのを夜空の星にお祈りしていたのよ。それが叶ったと言っているの」
「……ああ……それで、二つ目が兄弟のこと……」
実言は礼の手を握り返して。
「それも、叶うといいね……」
と呟いた。
礼は、二つ目のお願いは、もう叶っているのだと心の中で言った。夫と子供達にこの秘密を打ち明けることが、どれほどの悦びを与えるだろうかと、嬉しくなった。そして、まずは愛する夫に、ずっと待たせていた夫に今告げるのがいいだろう。
「実言……二つ目のお願いはね……」
礼は顔を近づけて夫の頬に自分のそれを合わせて、耳元に口を寄せた。
実言は、頷いて。
「私の愛しい人。全てが思い通りだ」
と言った。
夫は人形が寝ているような置かれたままの姿を見せている。
起きてすることは昨日と同じだ、水や薬湯を飲ませて、体を拭き、傷口を洗って薬を塗り、着ていたものを仕替えさせる。
これを診療所から男の医師を呼んで礼は一緒に手当と着替えをした。
昨日、毬が実言の髭のことを言っていたので、男の医師に言って剃ってもらった。
これから子供達を呼ぶのに、よく知っている父親の顔にしてあげたかった。
縫と子守の侍女が一緒に実津瀬と蓮を連れて来た。長い簀子縁の向こうから賑やかな声と足音がだんだんと近づいてきて大きくなってくる。
「お父さま!」
甲高い声が嬉しそうに実言を呼んでいる。いつもなら、その父は簀子縁まで出てきて、すぐに迎えてくれるのに、その姿は無い。子供達は、二人で先を競い合いながら走ってくる。
「お父さま!」
二人の声が重なって、庇の間に飛び込んできた。
「二人とも、ここからは静かにね」
礼は立ち上がって子供達を迎えた。
「お父さまは?」
いつもなら、すぐに声が聞こえてくるのに、今日は無い。
「あちらで横になっておられるから、走り回ってはだめよ」
礼は実津瀬の手を取って、一緒に実言が横になっている部屋へと入って行った。
「お父さま……眠いの?」
実津瀬は几帳の中に入って肩を出して寝ている父親の姿に驚いたようで、礼の手をぎゅっと握り返してきた。
「そうね、お父さま、寝ていらっしゃる」
礼は実津瀬を実言の右側に座らせた。遅れて来た蓮を手招きして、実津瀬の隣に導いた。
「どうしてお父さま寝ているの?」
蓮は礼を見上げて訊いた。
「お父さまはお怪我をしているの。ほら、あちらの肩に白布を巻いているでしょう。肩を怪我されて、寝ていらっしゃるのよ」
礼が説明するが、子供達はわかったようなわからないような顔を二人で見合わせている。
「お父さまとお話ししたい。お庭で一緒に遊びたい」
実津瀬が言うと、礼はどう言ったものかと逡巡した。
「お父さまもお母さまと同じで眠いの?たくさん寝たら、また遊んでくださる?」
蓮が言うのを、礼は頷いた。
「お父さまが早く元気になるように、二人ともお祈りしてね」
二人は満面の笑みで礼を見て頷いた。衾から出ている実言の腕に手を置いて、口々に言うのだった。
「お父さま!早く起きて、僕の笛を聞いてね」
「起きて、蓮をお庭の木の上に上げてね、お父さま!蝉が取りたいの」
礼は二人の言うことを黙って聞いていた。
何を言ってもいい。実言はきっと聞いていて、それに応えたいと思うだろう。
二人は衾の上に上がって、父親のすぐ傍で肘をついて父の様子を見ている。
「お薬の匂いがする」
「知らない匂いだね」
無邪気な様子に後ろで見ていた縫は袖で目頭をそっと抑えた。
礼は二人を衾から降ろして少し話をした。起きてから何をしたのか、これから何をするのか。二人は思いつくことを屈託なく話した。礼はそれに相槌を打ちながら聞いていた。
「お父さま、また明日ね!」
「明日は起きてお話ししてね」
二人は父の手をぎゅっと握った後、子守の侍女に連れられて部屋へとも戻って行った。
翌日も、朝から昨日と同じことをした。毬が様子を見に来たことが昨日と違うことだった。
翌々日も、礼は起きて実言の顔を見て、水と薬湯を飲ませて、体を拭き、着替えを済ませ、敷き物や衾を清潔なものに替える。傷口は日に日に治っているいるように見える。もう目覚めてもいい頃だろうに、と心の中で実言を責めたりする。
朝餉が済んだら、一度礼は横になる。澪がまだ予断を許さない体なのだから、寝ていろとうるさく言うためだった。寝て起きると、子供達を連れてきてもらう。昨日と同じ父の様子に、子供達も普通ではないと気付いたのだろう、悲しそうな顔をして実言の傍に行き。
「お父さま、もう起きてよ」
「寝てちゃだめ」
と言ったりしている。
礼は少しでも目覚めの刺激になればと、ふくらはぎを揉みながら、二人の様子を見ていた。
「お母さま、どうしたらお父さまは起きるの?」
蓮が訊いてきた。
礼は困った顔になったが。
「もう少ししたら起きてくださるはずよ」
と返した。
「昨日の夜、実津瀬とお祈りしたの。真っ暗なお空に光るお星さまを見てね」
実津瀬も礼を見て頷いた。
「お父さまが目を覚まして、僕と遊んでくれるようにお願いした」
小さな二人が簀子縁に出て、夜空に向かって祈っている姿を思うと礼は胸が締め付けられる思いだった。
「あとね、お母さま!私は、弟か妹が欲しいの。それもお願いした」
蓮が言った。
「僕は弟が欲しい」
実津瀬が言った。
「お母さまはどう?」
蓮の問いかけに、礼はどう答えたものかと迷って笑って首を傾げた。
「お父さまはどうかしら?」
蓮の問いかけに、実津瀬がすぐに答えた。
「弟に決まっているよ」
邸では一か月ほど前に侍女の一人が子供を産んだから、双子は小さな赤ん坊を見て、自分たちの弟か妹が欲しくなっているのだ。
「…み……つせ」
それは突然に、かすれた声が実津瀬を呼んだ。
実津瀬は呼ばれたのはわかったが、それがどこから聞こえてきたのかすぐにはわからず、後ろの几帳を振り向いた。
「れん……み、つせ……」
今度は蓮も呼ぶしっかりした声に、二人は自分たちのすぐ傍から聞こえているのに気付いた。何より、その声は少しかすれているが、よくよく知った声だった。
「お父さま?」
二人は眠っていた人がいきなり話し始めたのに驚いて、小さな声で呼び返した。少しばかり顔を右に向けて二人の父親がこちらを見ていた。
「……いいね……お前たちに兄弟ができたら……」
礼は実言の足を揉んでいたその手を止めて、子供達の後ろへと膝を進めて近寄った。
「私の答えは…………男の子でも女の子でも……嬉しいよ……」
と言って、口を曲げた。それは笑ったのだが、長く寝たままだったから顔の表情がうまく表せなかったのだ。
「……ねえ、礼……」
実言は少し視線を上げて、子供達の後ろにいる礼を見た。
「実言……目覚めてくれたのね……」
礼はそう言って、喜びに大きな声が飛び出しそうなのを袖で押さえて何度も頷いた。
「どれくらい寝てた?……よく寝たものだな……ここは、私の邸だろう…」
実言は体を動かそうとして、顔をしかめた。肩が動かないことに気付いたのだ。
「あなたは肩を切られたのよ。覚えてる?」
「……ああ、思い出した……」
実言は言った。
「その時、誓った約束も思い出したよ。……お前と子供達が待っている邸に帰ってくると言った。……どうにか守れたかな……」
礼は子供達の間から手を伸ばして実言の手を握った。
「……そうね、守ってくれた……守ってくれたわ」
子供達は両親が手を取り合っている様子を隣で顔を見合わせて笑っている。
「一つ目のお願いが叶ったわ!」
蓮はそう言って立ち上がって飛び跳ねた。それにつられて、実津瀬も立ち上がり二人で狭い几帳の中を飛び出していった。
二人が「お父さまがお目覚めになった」と飛び跳ねているので、離れていた澪たち侍女は几帳の中を覗いて実言が目覚めたのを知った。
「……一つ目のお願い……」
実言は呟くように言った。子供達が言った言葉を反芻しているのだ。
「二人はあなたが目覚めるのを夜空の星にお祈りしていたのよ。それが叶ったと言っているの」
「……ああ……それで、二つ目が兄弟のこと……」
実言は礼の手を握り返して。
「それも、叶うといいね……」
と呟いた。
礼は、二つ目のお願いは、もう叶っているのだと心の中で言った。夫と子供達にこの秘密を打ち明けることが、どれほどの悦びを与えるだろうかと、嬉しくなった。そして、まずは愛する夫に、ずっと待たせていた夫に今告げるのがいいだろう。
「実言……二つ目のお願いはね……」
礼は顔を近づけて夫の頬に自分のそれを合わせて、耳元に口を寄せた。
実言は、頷いて。
「私の愛しい人。全てが思い通りだ」
と言った。
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