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第1部あなた
第三章18
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邸の蓮の部屋で二人きりといっても、どこに他人の目があるかわからない。だから、おそるおそるの気持ちもあるのだが、ここにはその心配はない。
景之亮が蓮に体を向けた。蓮が景之亮を見上げると、景之亮は右頬を蓮の左頬に寄せた。
最初の頃は、髭の伸びた景之亮の頬は痛いと感じていたが、今では心地よい刺激になっている。ざらりとした感触を楽しむかのように蓮は自分から頬を寄せた。
蓮が景之亮の背中に手を回したのを合図に、景之亮は蓮をゆっくりと自分の上着の上に押し倒した。
蓮は自分に影を落とすムクノキの幾重にも重なる枝を見上げて、景之亮様はこうするために上着を敷いたのかしらと思った。
景之亮は蓮の顔の傍に右肘をついて、手のひらに頭を載せて蓮の顔を眺めている。
「繁った葉の間から光が入ってきて、影がゆらゆらと揺れて私たちに降りかかって来るみたい」
言うと、景之亮は蓮の目の前に左手を突き出した。手のひらを開いてその間から陽の光を透かして見る。蓮も同じよう右手を上げたが、景之亮の腕が長くて届かない。景之亮のかざした手の下に自分の手の平を広げて、二人無言で揺れる葉の影の動きを追いかけた。
たわむれて蓮の手が上を動く景之亮の手を追ったが、捕まえることはできない。
と、景之亮の手が止まり、蓮の動く手を逆に捕まえた。蓮の手とともに景之亮の手は蓮の右肩へと下りて行った。
蓮は上を向いていた顔を景之亮の方へと向けた。景之亮と目が合った、と思ったら、すぐに景之亮の額が蓮の左のこめかみにあたった。
景之亮の鼻の頭が蓮の左頬をなぞった。蓮は顔を少し左側に向けると、目と目とが触れ合うのではないかと思うほど近くで景之亮と見つめ合った。
景之亮が視線を外して、素早く蓮に顔を寄せて、唇を吸った。
蓮は景之亮がこうしてくれるとわかっていたから、驚くことはなかった。軽く吸っては離れを数度繰り返した。そしてすぐに景之亮の動きが激しくなった。
立てていた右の腕はいつの間にか蓮の首の下に入って枕となり、蓮の右肩を抱いている。すっぽりと景之亮に包まれた蓮は、長い間接吻を愉しんだ。
唇を離した二人は、再び上を向いて自然の音に耳を澄ました。
鳥の囀りが途切れたら、蓮は終わったね、という気持ちで景之亮の方へ顔を向けた。景之亮も反応して蓮に向いた。
ああ、こんなふうに自然の中でゆっくり過ごせるなんて、嬉しい。
笑顔の景之亮を見つめて蓮は思った。
胸の前に畳んで置いていた右手をそっと景之亮の左頬に当てた。そして、自分の顔を近づけて景之亮の唇に自分のそれを重ねた。そして、すぐに離れた。
傍の景之亮の顔を見上げて、蓮は恥ずかしそうに笑った。
「なんて……」
それは二人が発した久しぶりの言葉だった。言葉がなくても手持ちぶさたや持て余すことはなかった。
蓮は景之亮がなんと言おうとしていたのか発した言葉の続きを知りたいと思ったが、当の景之亮は続きを話さず、蓮の頬に唇を寄せて吸い、それを下へ下へと、蓮の首筋へと下ろしていった。
景之亮の左手が、蓮の襟を掴んで外へ押し広げた。詰めていた襟から胸元の肌が露出した。肌に景之亮の暑い息が吹きかかる。
景之亮様はこの先をどうされるかしら。私の体を……
蓮は景之亮が伏せる自分の胸から大きな音がしているのを、景之亮は笑いながら聞いているのではないかと思った。こんな大きな音を体の中からさせていると。
恥ずかしくなって、蓮は自分の胸に手を当てたいと、右手を上げた。
景之亮は蓮の首の下を通していた右手を蓮の右肩に置き、左手は寛げた襟をそのまま持っていたが、蓮が不意に上げた右手を掴んで景之亮の顔に近くに引き寄せた。握り合った手が蓮の右胸の上に置かれた。
そして、景之亮は蓮の肌に唇を押し付けて吸った。連にとってまだ、誰にも触れられていなかった場所だ。
あっ……
蓮は景之亮と握り合った手に力が入った。
景之亮の唇がもっと内側にもっと下に移動する。移動する。……移動する。
「か!景之亮…様!」
蓮は大きな声を出した。
蓮の叫びに、景之亮は動きを止めた。しばらく、じっとしていた。
景之亮が体を起こしたので蓮は慌てて自分も体を起こした。
「景之亮様……」
焦った声を出す蓮を、景之亮は見下ろした。
「私……私……」
蓮は今にも泣きそうなか弱い声を出す。
景之亮が言いかけた、「なんて……」の後の言葉は、こうだ。
なんて……かわいいのだろう。
あなたがかわいいから、邪な気持ちになってしまった。見ているのは高いところから見下ろしている鳥だけの二人だけの空間で、この気持ちが止められなくなってしまっただけだ。あなたは何も悪くない。
景之亮は、下を向いて言い淀む蓮を落ち着かせようと、両肩に手を伸ばそうとした時、蓮は顔を上げて景之亮を見上げた。
「景之亮様、私、早く結婚したい。一日でも早く結婚したいの。なのに!」
「蓮……」
景之亮は蓮の両肩に手を置いた。
「あなたと出会えたことがなんと幸運なことかと、私は毎日感謝しているんだよ」
「私だって、そうよ。心はもう、離れやしないわ。夫婦と言ってもいいくらい。でも」
体はまだ夫婦ではないわ。
と言いたかったが、先ほど景之亮の愛撫を拒否するような声を上げてしまった手前、それを続けることはできなかった。
「私のかわいい人……私はあなたを邸に迎え入れたいのだ。今、その準備をしている。……私は早くに父と母を相次いで亡くした。父の弟である叔父が後見してくれて、今まで家を保って来たのだ。宮廷で官位を得ているが、私の邸はあばら家のようにみすぼらしく、とてもあなたを迎えられる状態ではない。今、普請の算段をしているところだよ。あなたに釣り合う邸になるまで、もう少し待っておくれ。ね」
景之亮は微笑む。
蓮は景之亮の優しい表情に吸い込まれて、気持ちが少し落ち着いた。
景之亮は蓮の両肩に置いた手を引き寄せて、自分の胸の中へと入れた。
蓮はその胸に頬を押し付けて思った。
私に釣り合うなんて言って。それは言葉の間違いでしょう。岩城一族に釣り合うが正しいのよ。私は……きれいな衣装を着ることもあるけど、普段は汚れた服を纏って、薬草を作ったり、馬の世話をしたりととても岩城一族の娘のような優雅な生活はしていないのよ。それは景之亮様もよくよく知っているでしょう。あなたが言うあばら家に連れていかれても、私は何とも思いやしない。そこにあなたがいるなら、それが私の家になるんだもの。それが喜びなのよ。
蓮は顔を上げた。
景之亮は腕の力を解いて、蓮の顔を覗き込んだ。
「蓮、あなたを不安にさせているのだね。どれだけの言葉を尽くそうか。私は決してあなたを離したりしない。でも、もうしばらく待っておくれよ」
蓮は二度頷いた。
あなたは逃げたり、遠くへ行ったりしない。私の傍にいてくれることはわかっている。だから、待てるわ。
「ありがとう。そろそろ帰ろうか。都の中に最近盗賊が入り込んで襲う事件が多発しているんだ。ここらを根城にしているかもしれない。出くわしたら大変だ。明るいうちに帰らなくては」
景之亮に促されて二人は来た時と同じように四つん這いになって歩き、低く張り出した枝の下を脱出した。
景之亮は泉の端に跪いて、腰にぶら下げている水筒に水を汲み、蓮に差し出した。蓮はその水筒を受け取り、自分の水筒を代わりに差し出した。
蓮は水筒から泉の水を飲むと、とても冷たくて驚いた。
景之亮も泉の水を汲んで喉を潤した。
「とても冷たくておいしい」
蓮が言うと、景之亮は笑った。
馬を繋いだ樹まで戻ると、馬は乗り手が帰って来るのを待ちくたびれた様子で待っていた。
景之亮が蓮に体を向けた。蓮が景之亮を見上げると、景之亮は右頬を蓮の左頬に寄せた。
最初の頃は、髭の伸びた景之亮の頬は痛いと感じていたが、今では心地よい刺激になっている。ざらりとした感触を楽しむかのように蓮は自分から頬を寄せた。
蓮が景之亮の背中に手を回したのを合図に、景之亮は蓮をゆっくりと自分の上着の上に押し倒した。
蓮は自分に影を落とすムクノキの幾重にも重なる枝を見上げて、景之亮様はこうするために上着を敷いたのかしらと思った。
景之亮は蓮の顔の傍に右肘をついて、手のひらに頭を載せて蓮の顔を眺めている。
「繁った葉の間から光が入ってきて、影がゆらゆらと揺れて私たちに降りかかって来るみたい」
言うと、景之亮は蓮の目の前に左手を突き出した。手のひらを開いてその間から陽の光を透かして見る。蓮も同じよう右手を上げたが、景之亮の腕が長くて届かない。景之亮のかざした手の下に自分の手の平を広げて、二人無言で揺れる葉の影の動きを追いかけた。
たわむれて蓮の手が上を動く景之亮の手を追ったが、捕まえることはできない。
と、景之亮の手が止まり、蓮の動く手を逆に捕まえた。蓮の手とともに景之亮の手は蓮の右肩へと下りて行った。
蓮は上を向いていた顔を景之亮の方へと向けた。景之亮と目が合った、と思ったら、すぐに景之亮の額が蓮の左のこめかみにあたった。
景之亮の鼻の頭が蓮の左頬をなぞった。蓮は顔を少し左側に向けると、目と目とが触れ合うのではないかと思うほど近くで景之亮と見つめ合った。
景之亮が視線を外して、素早く蓮に顔を寄せて、唇を吸った。
蓮は景之亮がこうしてくれるとわかっていたから、驚くことはなかった。軽く吸っては離れを数度繰り返した。そしてすぐに景之亮の動きが激しくなった。
立てていた右の腕はいつの間にか蓮の首の下に入って枕となり、蓮の右肩を抱いている。すっぽりと景之亮に包まれた蓮は、長い間接吻を愉しんだ。
唇を離した二人は、再び上を向いて自然の音に耳を澄ました。
鳥の囀りが途切れたら、蓮は終わったね、という気持ちで景之亮の方へ顔を向けた。景之亮も反応して蓮に向いた。
ああ、こんなふうに自然の中でゆっくり過ごせるなんて、嬉しい。
笑顔の景之亮を見つめて蓮は思った。
胸の前に畳んで置いていた右手をそっと景之亮の左頬に当てた。そして、自分の顔を近づけて景之亮の唇に自分のそれを重ねた。そして、すぐに離れた。
傍の景之亮の顔を見上げて、蓮は恥ずかしそうに笑った。
「なんて……」
それは二人が発した久しぶりの言葉だった。言葉がなくても手持ちぶさたや持て余すことはなかった。
蓮は景之亮がなんと言おうとしていたのか発した言葉の続きを知りたいと思ったが、当の景之亮は続きを話さず、蓮の頬に唇を寄せて吸い、それを下へ下へと、蓮の首筋へと下ろしていった。
景之亮の左手が、蓮の襟を掴んで外へ押し広げた。詰めていた襟から胸元の肌が露出した。肌に景之亮の暑い息が吹きかかる。
景之亮様はこの先をどうされるかしら。私の体を……
蓮は景之亮が伏せる自分の胸から大きな音がしているのを、景之亮は笑いながら聞いているのではないかと思った。こんな大きな音を体の中からさせていると。
恥ずかしくなって、蓮は自分の胸に手を当てたいと、右手を上げた。
景之亮は蓮の首の下を通していた右手を蓮の右肩に置き、左手は寛げた襟をそのまま持っていたが、蓮が不意に上げた右手を掴んで景之亮の顔に近くに引き寄せた。握り合った手が蓮の右胸の上に置かれた。
そして、景之亮は蓮の肌に唇を押し付けて吸った。連にとってまだ、誰にも触れられていなかった場所だ。
あっ……
蓮は景之亮と握り合った手に力が入った。
景之亮の唇がもっと内側にもっと下に移動する。移動する。……移動する。
「か!景之亮…様!」
蓮は大きな声を出した。
蓮の叫びに、景之亮は動きを止めた。しばらく、じっとしていた。
景之亮が体を起こしたので蓮は慌てて自分も体を起こした。
「景之亮様……」
焦った声を出す蓮を、景之亮は見下ろした。
「私……私……」
蓮は今にも泣きそうなか弱い声を出す。
景之亮が言いかけた、「なんて……」の後の言葉は、こうだ。
なんて……かわいいのだろう。
あなたがかわいいから、邪な気持ちになってしまった。見ているのは高いところから見下ろしている鳥だけの二人だけの空間で、この気持ちが止められなくなってしまっただけだ。あなたは何も悪くない。
景之亮は、下を向いて言い淀む蓮を落ち着かせようと、両肩に手を伸ばそうとした時、蓮は顔を上げて景之亮を見上げた。
「景之亮様、私、早く結婚したい。一日でも早く結婚したいの。なのに!」
「蓮……」
景之亮は蓮の両肩に手を置いた。
「あなたと出会えたことがなんと幸運なことかと、私は毎日感謝しているんだよ」
「私だって、そうよ。心はもう、離れやしないわ。夫婦と言ってもいいくらい。でも」
体はまだ夫婦ではないわ。
と言いたかったが、先ほど景之亮の愛撫を拒否するような声を上げてしまった手前、それを続けることはできなかった。
「私のかわいい人……私はあなたを邸に迎え入れたいのだ。今、その準備をしている。……私は早くに父と母を相次いで亡くした。父の弟である叔父が後見してくれて、今まで家を保って来たのだ。宮廷で官位を得ているが、私の邸はあばら家のようにみすぼらしく、とてもあなたを迎えられる状態ではない。今、普請の算段をしているところだよ。あなたに釣り合う邸になるまで、もう少し待っておくれ。ね」
景之亮は微笑む。
蓮は景之亮の優しい表情に吸い込まれて、気持ちが少し落ち着いた。
景之亮は蓮の両肩に置いた手を引き寄せて、自分の胸の中へと入れた。
蓮はその胸に頬を押し付けて思った。
私に釣り合うなんて言って。それは言葉の間違いでしょう。岩城一族に釣り合うが正しいのよ。私は……きれいな衣装を着ることもあるけど、普段は汚れた服を纏って、薬草を作ったり、馬の世話をしたりととても岩城一族の娘のような優雅な生活はしていないのよ。それは景之亮様もよくよく知っているでしょう。あなたが言うあばら家に連れていかれても、私は何とも思いやしない。そこにあなたがいるなら、それが私の家になるんだもの。それが喜びなのよ。
蓮は顔を上げた。
景之亮は腕の力を解いて、蓮の顔を覗き込んだ。
「蓮、あなたを不安にさせているのだね。どれだけの言葉を尽くそうか。私は決してあなたを離したりしない。でも、もうしばらく待っておくれよ」
蓮は二度頷いた。
あなたは逃げたり、遠くへ行ったりしない。私の傍にいてくれることはわかっている。だから、待てるわ。
「ありがとう。そろそろ帰ろうか。都の中に最近盗賊が入り込んで襲う事件が多発しているんだ。ここらを根城にしているかもしれない。出くわしたら大変だ。明るいうちに帰らなくては」
景之亮に促されて二人は来た時と同じように四つん這いになって歩き、低く張り出した枝の下を脱出した。
景之亮は泉の端に跪いて、腰にぶら下げている水筒に水を汲み、蓮に差し出した。蓮はその水筒を受け取り、自分の水筒を代わりに差し出した。
蓮は水筒から泉の水を飲むと、とても冷たくて驚いた。
景之亮も泉の水を汲んで喉を潤した。
「とても冷たくておいしい」
蓮が言うと、景之亮は笑った。
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