34 / 77
四章
おさらい、だと思ったのならそれは大間違いだ!
しおりを挟む
『神滅級』――
神をも脅かす事ができる魔法。それは、全魔法の頂点に君臨する階級。
『火』、『水』、『地』、『風』、『光』、『闇』。
この星を創造した神が各属性ごとにただ一人、神滅級という究極の魔法を与えた。
与えられた者は『選ばれし者』と呼ばれ、世界や同種族を守る為、代々、その特別な力をふるってきたという。
そして、神滅級の使い手が死亡した場合、次の相応しい使い手が現れるまで、その力は眠りにつく。
俺が今現在神滅級について知っている情報はこれだけだ。
しかし、俺達の目の前でその情報と一致しない異例の事態が起きた。
二人目の、同系統の神滅級の使い手の出現。
俺はここに来てまだ日が浅い、故にこの世界についてまだわからない事の方が多いが、大昔にあったという大戦時以前から生きているヴェルのあの驚きようと、あの口ぶりからしてこんな事態は今までに無かったという事、それだけはわかった。
・・・・・・さて、前回についての長々としたおさらいはここまでにしておこうか。
何故ならば、今俺とヴェルはファフニールから告げられた衝撃の事実の事でそれどころではなかったからだ・・・・・・。
「ヴェ、ヴェル! ケツを、俺達のヴァージンの守りを!!」
「むっ! こ、心得ておる、レイジ!!」
バッ、と再び背中合わせになる俺達。
あぶねぇ! 忘れていた!!
いくら町外れとは言っても、ここはまだ奴等が居座る町の中!! 一度退いたとはいえ、次にいつどこからあの悪魔達が現れるかわからねぇからな!!
そして、その状態のまま俺はファフニールに尋ねた。
「な、なあ、一応聞いておきたいんだが・・・・・・」
「ええ、何?」
「あのホモ亡霊達がこいつ等を殺ったっていう話なんだけどさ、一体、どういう手口で・・・・・・」
「ああ、それ? ・・・・・・気になる?」
ファフニールの含みを持たせたその言い方にゾワッ、と全身に悪寒が走る。(特にケツ)
「あ・・・・・・。いや、やっぱ良いっす」
「あら、そう?」
だってもうその言い方だけでどんな手口を使ったのか、わかっちまったからな・・・・・・。
「てか、あいつ等のあっち方面の戦闘力たっけぇなおい・・・・・・」
「まあね、これだけの人数を自殺に追いやるくらいだものね」
その言葉に俺はピクリと反応する。
「え、自殺? それってどういう意味だ?」
「どうもこうも、おそらくあの亡霊達の所為で精神的にかなり追い込まれたんでしょうね。最後は私が不意に毒を吐き出すタイミングを見計らって自分達からその毒に飛び込んで来たのよ」
「・・・・・・はい?」
え、それやばくね?
そこまで追い詰められるって、何をどうされたらそんな思考になるんだよ・・・・・・。
確かに、同じ男としてそんな目に合った日には死にたくなる気持ちはわかるけどさ・・・・・・。
「まあでも、このクズ共も運が悪かったわね。私に喧嘩をふっかけてさえ来なければ、こうはならなかったでしょうに」
「――ん? 今何つった?」
「え? だから身の程知らずにも私に向かって来たこのクズ共を麻痺毒で動けなくして嬲って遊んでいたら、あの亡霊達がわらわらと湧いて来たのよ。で、この有様って訳」
おまわりさ――――んっ!! やっぱりこいつが犯人でした――――――――っっ!!
「それに、それの所為か知らないけれど、亡霊達からは何か感謝されて姉さんとか呼ばれているし・・・・・・」
うん! だってあいつ等からするとあんたはすっげぇ贈り物を用意した訳だしね! そら慕われるわ!
「む、そうかそうか。お主が自ら手を下した訳では無いのなら、我はもうこれ以上何も言うまい」
はいヴェルさんストップぅ! 今の話ちゃんと聞いてたの? これはもうこいつが手を下したに等しいレベルだよ!?
「不可抗力よ、不可抗力」
――っておぉい、さり気に心を読むんじゃありません。
ていうか、ちょっとこの世界には読心術を使える奴が多すぎじゃないのかな?
「あなたがわかりやすいだけよ」
「わーお(わーお)」
「最早声に出てるわよ」
ぐ・・・・・・っ。ど、どうやら、俺はすぐ顔? に出てしまうタイプらしい。
くそっ、秘め事の一つや二つ持ちたい年頃なのに、これじゃ隠し事をしたくても出来ないじゃあないか!!
「ぐぬぬぬ・・・・・・っ」
「まあレイジが何を考えているのかはさておき、これで誤解は解けたかしら? ヴェルガルド」
「む、ああ。お主が『人種』を多数殺めていると耳にした時はどうしたものかと思ったがな」
「全く、どこからそんな出鱈目な噂が流れたのかしらね。本当迷惑だわ」
「いや、その噂、あながち間違ってはいないと思うが・・・・・・」
「・・・・・・何か言った?」
「いえ! 何でもございません、姉さん!!」
「そ?」
口ではその一言だけであったが、ファフニールの俺を見る目は確実に『余計な事を言えば、わかっているわよね? 召喚するわよ?』と言っていたので、俺は自分の純潔を守り抜く為にここは素直に従う事にした。
「さて、と。それで、ヴェルガルド達はこれからどうするの?」
唐突にそんな事を聞いてくるファフニール。
「む。どう、とは?」
「ほら、私の件については、結局誤解だった、で話がついたじゃない? だからこれからどうするのかなーって思ってね」
ファフニールは続けて言った。
「それにこの町に来たのも、私が目的だったんでしょ?」
「む、確かにそうだが・・・・・・」
「はれ? 私が目的? 本当に?」
おそらく冗談で言ったであろう事に対し、ヴェルが肯定をした途端、急にもじもじとし始めたファフニール。そして、
「いやっだもーっ! ヴェルガルドのスっケベぇー!」
「――――ぶほぉっっ!!」
バッチーンッ、とヴェルの顔面に思いっきり平手打ちが炸裂した。
「――――何故!?」
どうして自分はいきなり殴られたのか、すぐにその理由を尋ねるヴェル。
しかし、ヴェルの声が聞こえていないのか、殴った当の本人はきゃーきゃー、と喜びの感情をあらわにして、その場でぴょんぴょん飛び跳ねていた。
「・・・・・・レイジよ。何故我はこのような理不尽な仕打ちを受けねばならぬのだ・・・・・・?」
その姿を見たヴェルは、隣に居た俺にその話を振ってくる。
「まあ何だ・・・・・・、頑張れよヴェル」
「――何故そこで応援!?」
だってこの世界の連中は皆あんな感じだしな。仕方が無いじゃないの。
あ、勿論お前も含んでるぞ? フラワーモンスター?
「ああ、我って一体・・・・・・」
と、そんな事をぼやきながら天井を見上げるヴェルを横目に、
「で、これから俺達がどうするか、だったな」
未だ舞い上がっているファフニールにそう返す俺。
「え、ええ」
そうだな、俺としてはこの魔境の地から一刻も早く離れたい気持ちではあるのだが、次の方針をまだ決めていなかったな。
俺が悩んでいると、後ろで貧乳を介抱していたソフィーちゃんがある提案を出してきた。
「あ、あのあの、まだ決めていない、ご様子、なのでしたら、ここからそう遠くない所、に、『人種』の王国がある、ので、そちらに、向かうのはいかが、でしょうか?」
「王国?」
「はい、私達、も、あの子がどうして黒炎、を操れるのか、理由を探さないといけない、ので。そういう大きな国、な方が、何か手掛かりがあるのでは、ないか、と」
王国、か。確か、リニスの国も近くにあるって言ってたな。
「あ、す、すみま、せん。自分勝手、な事を・・・・・・」
「あー、いや、別にそれに反対って訳じゃないんだけど。ちなみにその王国って何て名前の国なの?」
明らかにしゅんとなるソフィーちゃんにそう返す俺。
「えと、エスタニア、王国、だったと思い、ます」
「エスタニア、か・・・・・・」
やっぱり、その王国っていうのはリニスの国の事だったのか。なら、俺としてもリニスとの約束もあるし、反対する理由はねぇな。
俺がそう考えていると、ヴェルが横からこう付け加えてきた。
「む、それには賛成だ。レイジもこの世界の情報が欲しいと申しておったし、流石に我が知る知識だけでは限界があろうしな」
「よし、じゃあ決まりだな」
そうして、俺達の次に向かう先は〈エスタニア王国〉に決まった。
*************************************
二、三話くらいまで続いたシリアス多目の真面目な話でしたが、ギャグ回をお望みの方、お待たせ致しました!!
次回からは「王国編」へと入ります!
ご希望のギャグというギャグに添えるかはわかりませんが、色々とぶっ込んでいこうかとは思いますのでこれからも「うん、異世界!」を宜しくお願いします!
神をも脅かす事ができる魔法。それは、全魔法の頂点に君臨する階級。
『火』、『水』、『地』、『風』、『光』、『闇』。
この星を創造した神が各属性ごとにただ一人、神滅級という究極の魔法を与えた。
与えられた者は『選ばれし者』と呼ばれ、世界や同種族を守る為、代々、その特別な力をふるってきたという。
そして、神滅級の使い手が死亡した場合、次の相応しい使い手が現れるまで、その力は眠りにつく。
俺が今現在神滅級について知っている情報はこれだけだ。
しかし、俺達の目の前でその情報と一致しない異例の事態が起きた。
二人目の、同系統の神滅級の使い手の出現。
俺はここに来てまだ日が浅い、故にこの世界についてまだわからない事の方が多いが、大昔にあったという大戦時以前から生きているヴェルのあの驚きようと、あの口ぶりからしてこんな事態は今までに無かったという事、それだけはわかった。
・・・・・・さて、前回についての長々としたおさらいはここまでにしておこうか。
何故ならば、今俺とヴェルはファフニールから告げられた衝撃の事実の事でそれどころではなかったからだ・・・・・・。
「ヴェ、ヴェル! ケツを、俺達のヴァージンの守りを!!」
「むっ! こ、心得ておる、レイジ!!」
バッ、と再び背中合わせになる俺達。
あぶねぇ! 忘れていた!!
いくら町外れとは言っても、ここはまだ奴等が居座る町の中!! 一度退いたとはいえ、次にいつどこからあの悪魔達が現れるかわからねぇからな!!
そして、その状態のまま俺はファフニールに尋ねた。
「な、なあ、一応聞いておきたいんだが・・・・・・」
「ええ、何?」
「あのホモ亡霊達がこいつ等を殺ったっていう話なんだけどさ、一体、どういう手口で・・・・・・」
「ああ、それ? ・・・・・・気になる?」
ファフニールの含みを持たせたその言い方にゾワッ、と全身に悪寒が走る。(特にケツ)
「あ・・・・・・。いや、やっぱ良いっす」
「あら、そう?」
だってもうその言い方だけでどんな手口を使ったのか、わかっちまったからな・・・・・・。
「てか、あいつ等のあっち方面の戦闘力たっけぇなおい・・・・・・」
「まあね、これだけの人数を自殺に追いやるくらいだものね」
その言葉に俺はピクリと反応する。
「え、自殺? それってどういう意味だ?」
「どうもこうも、おそらくあの亡霊達の所為で精神的にかなり追い込まれたんでしょうね。最後は私が不意に毒を吐き出すタイミングを見計らって自分達からその毒に飛び込んで来たのよ」
「・・・・・・はい?」
え、それやばくね?
そこまで追い詰められるって、何をどうされたらそんな思考になるんだよ・・・・・・。
確かに、同じ男としてそんな目に合った日には死にたくなる気持ちはわかるけどさ・・・・・・。
「まあでも、このクズ共も運が悪かったわね。私に喧嘩をふっかけてさえ来なければ、こうはならなかったでしょうに」
「――ん? 今何つった?」
「え? だから身の程知らずにも私に向かって来たこのクズ共を麻痺毒で動けなくして嬲って遊んでいたら、あの亡霊達がわらわらと湧いて来たのよ。で、この有様って訳」
おまわりさ――――んっ!! やっぱりこいつが犯人でした――――――――っっ!!
「それに、それの所為か知らないけれど、亡霊達からは何か感謝されて姉さんとか呼ばれているし・・・・・・」
うん! だってあいつ等からするとあんたはすっげぇ贈り物を用意した訳だしね! そら慕われるわ!
「む、そうかそうか。お主が自ら手を下した訳では無いのなら、我はもうこれ以上何も言うまい」
はいヴェルさんストップぅ! 今の話ちゃんと聞いてたの? これはもうこいつが手を下したに等しいレベルだよ!?
「不可抗力よ、不可抗力」
――っておぉい、さり気に心を読むんじゃありません。
ていうか、ちょっとこの世界には読心術を使える奴が多すぎじゃないのかな?
「あなたがわかりやすいだけよ」
「わーお(わーお)」
「最早声に出てるわよ」
ぐ・・・・・・っ。ど、どうやら、俺はすぐ顔? に出てしまうタイプらしい。
くそっ、秘め事の一つや二つ持ちたい年頃なのに、これじゃ隠し事をしたくても出来ないじゃあないか!!
「ぐぬぬぬ・・・・・・っ」
「まあレイジが何を考えているのかはさておき、これで誤解は解けたかしら? ヴェルガルド」
「む、ああ。お主が『人種』を多数殺めていると耳にした時はどうしたものかと思ったがな」
「全く、どこからそんな出鱈目な噂が流れたのかしらね。本当迷惑だわ」
「いや、その噂、あながち間違ってはいないと思うが・・・・・・」
「・・・・・・何か言った?」
「いえ! 何でもございません、姉さん!!」
「そ?」
口ではその一言だけであったが、ファフニールの俺を見る目は確実に『余計な事を言えば、わかっているわよね? 召喚するわよ?』と言っていたので、俺は自分の純潔を守り抜く為にここは素直に従う事にした。
「さて、と。それで、ヴェルガルド達はこれからどうするの?」
唐突にそんな事を聞いてくるファフニール。
「む。どう、とは?」
「ほら、私の件については、結局誤解だった、で話がついたじゃない? だからこれからどうするのかなーって思ってね」
ファフニールは続けて言った。
「それにこの町に来たのも、私が目的だったんでしょ?」
「む、確かにそうだが・・・・・・」
「はれ? 私が目的? 本当に?」
おそらく冗談で言ったであろう事に対し、ヴェルが肯定をした途端、急にもじもじとし始めたファフニール。そして、
「いやっだもーっ! ヴェルガルドのスっケベぇー!」
「――――ぶほぉっっ!!」
バッチーンッ、とヴェルの顔面に思いっきり平手打ちが炸裂した。
「――――何故!?」
どうして自分はいきなり殴られたのか、すぐにその理由を尋ねるヴェル。
しかし、ヴェルの声が聞こえていないのか、殴った当の本人はきゃーきゃー、と喜びの感情をあらわにして、その場でぴょんぴょん飛び跳ねていた。
「・・・・・・レイジよ。何故我はこのような理不尽な仕打ちを受けねばならぬのだ・・・・・・?」
その姿を見たヴェルは、隣に居た俺にその話を振ってくる。
「まあ何だ・・・・・・、頑張れよヴェル」
「――何故そこで応援!?」
だってこの世界の連中は皆あんな感じだしな。仕方が無いじゃないの。
あ、勿論お前も含んでるぞ? フラワーモンスター?
「ああ、我って一体・・・・・・」
と、そんな事をぼやきながら天井を見上げるヴェルを横目に、
「で、これから俺達がどうするか、だったな」
未だ舞い上がっているファフニールにそう返す俺。
「え、ええ」
そうだな、俺としてはこの魔境の地から一刻も早く離れたい気持ちではあるのだが、次の方針をまだ決めていなかったな。
俺が悩んでいると、後ろで貧乳を介抱していたソフィーちゃんがある提案を出してきた。
「あ、あのあの、まだ決めていない、ご様子、なのでしたら、ここからそう遠くない所、に、『人種』の王国がある、ので、そちらに、向かうのはいかが、でしょうか?」
「王国?」
「はい、私達、も、あの子がどうして黒炎、を操れるのか、理由を探さないといけない、ので。そういう大きな国、な方が、何か手掛かりがあるのでは、ないか、と」
王国、か。確か、リニスの国も近くにあるって言ってたな。
「あ、す、すみま、せん。自分勝手、な事を・・・・・・」
「あー、いや、別にそれに反対って訳じゃないんだけど。ちなみにその王国って何て名前の国なの?」
明らかにしゅんとなるソフィーちゃんにそう返す俺。
「えと、エスタニア、王国、だったと思い、ます」
「エスタニア、か・・・・・・」
やっぱり、その王国っていうのはリニスの国の事だったのか。なら、俺としてもリニスとの約束もあるし、反対する理由はねぇな。
俺がそう考えていると、ヴェルが横からこう付け加えてきた。
「む、それには賛成だ。レイジもこの世界の情報が欲しいと申しておったし、流石に我が知る知識だけでは限界があろうしな」
「よし、じゃあ決まりだな」
そうして、俺達の次に向かう先は〈エスタニア王国〉に決まった。
*************************************
二、三話くらいまで続いたシリアス多目の真面目な話でしたが、ギャグ回をお望みの方、お待たせ致しました!!
次回からは「王国編」へと入ります!
ご希望のギャグというギャグに添えるかはわかりませんが、色々とぶっ込んでいこうかとは思いますのでこれからも「うん、異世界!」を宜しくお願いします!
0
お気に入りに追加
290
あなたにおすすめの小説
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる