25 / 77
三章
契約の理由
しおりを挟む
俺が気持ち良く眠っていると、トントンと、包丁がまな板を叩く音がしてきた。
この音、母さんがいつも、家族の為に料理をしてくれている音だ・・・・・・。
という事は、あれは全て、夢だったのか・・・・・・。
夢で良かったのか、残念なのか。まあ、そんな事はもうどうでも良いか。
「レイジ、・・・・・・起き」
ああ、すぐ起きて行くよ。
「レイジ、・・・・・・起きる・・・・・・だ」
わかってるって。すぐ行く――
・・・・・・・・・・だ?
「レイジ、早く・・・・・・きるのだ」
・・・・・・のだ? 俺の母さんってこんな話し方だったっけか?
「レイジっ!」
「――どぅわっ!」
・・・・・・あ、あれ?
「・・・・・・ここは」
すると、まだ寝ぼけている俺に、ヴェルが話しかけてくる。
「ようやく起きたか。もう昼過ぎだぞ。流石に、寝過ぎではないのか?」
「ヴェル・・・・・・? あ、ああ。すまん」
・・・・・・なんで今更、あんな夢を見たんだ・・・・・・?
元の世界の事は、結構前に吹っ切ったはずだったのに・・・・・・。
俺が悩んでいると、横からトントンという音が――
・・・・・・トン、トン?
「なあ、ヴェルさん。今、何をしているのかな?」
「む、これか? 朝食、いや、昼食を作っておるのだ」
「うん、。それで、今、何を切っているのかな?」
「これは先程、レイジが眠っている間に採ってきた山菜を切っておるのだ。流石に肉ばかりでは栄養が偏るのでな。何、もう間もなく出来る、少し待っておれ」
・・・・・・・・・・。お前のせいかあああああああああああああああっっ!!
「てかお前は主婦かっ! ありがてぇけどっ!」
「ハハハッ、この姿だとつい、な。何せ我が国では、わざわざ皆人型になって、こういう他種族の料理を楽しむという事があるのだ。我もよく、子供等にせがまれては作っていたのでな」
「へ、へぇ・・・・・・」
何だろう。昨日の軍に襲われた時のこいつからは、子供達にご飯作ってるところなんて、全く想像出来ないな・・・・・・。
「どうだ? レイジもやってみないか? やってみると案外面白いものだぞ、料理というのは」
「遠慮させて頂きます」
何で俺がそんなめんどくさい事を――――
「結構、モテるぞ?」
「是非、お願いしますっ! いや、やらせて下さい!!」
「変わり身早いなっ!」
そりゃモテるなんて聞ぃちゃあ、この零時さんは黙っちゃいないぜ・・・・・・?
「ま、まあ、教えるのは構わんが、もう出来てしまったのでな、それはまた今度にするとしよう」
「なん・・・・・・だと・・・・・・っ!?」
「そんな顔で見るな。教えぬとは言っておらぬだろう。それに、食事を終えたら明るい内にあやつを探しに行かねばならんしな」
「ああ、そういやその為に契約したんだっけか」
そう、俺がヴェルと主従契約したのは、その白竜とやらを探す為にヴェルに何かしら策があったからなのだ。
「じゃあとっとと食って、その作戦を聞かせてもらうとしようかな」
俺はそう言い、昨日の肉の余りと今日採ってきたという山菜でヴェルが作った野菜炒めを、ガツガツと口の中に放り込んだ。
そうして、少し遅めの昼食をとり終えた俺達は、白竜探しについての計画の話し合いを始めた。
「で、お前の考えってのは何なんだ?」
「む、レイジは念話の件の際に我が話した事を覚えておるか?」
「念話? ああ、あの主従契約か魔法具を持ってないとってやつの事か?」
「む、そうだ。そして白竜、あやつの魔力の形が複雑ゆえ説明は難しい、とも我は言ったな」
「ああ、そう言ってたな」
「うむ。そこでだ、念話魔法は勿論、主従契約を果たした我とレイジはあらゆる面での意思疎通が可能となったのだ。ここまで言えば、もう理解は出来たであろう?」
「・・・・・・あっ、なるほど、そういう事か」
つまり、俺とヴェルが主従契約をした事により、例え口では説明出来なくても、ヴェルがその形のイメージを直接俺に送る事は出来る、という訳だ。
「む、理解したか。であるならば、早速あやつの魔力の形をレイジに送るのでな。念話の時みたく我に意識を集中させておいてくれ」
「わかった」
そう言われ、意識をヴェルに集中させる。
「・・・・・・むむっ、むむっ」
・・・・・・だが、その掛け声は必要なのか? どこか色々と危ないような気がするから、出来れば止めて欲しい。
そんな事を思っていると、俺の知らない一つのイメージが頭の中にもやもやと浮かんできた。
「・・・・・・これは」
そして、ようやく鮮明になり始めたそのイメージと言うのが・・・・・・。
「・・・・・・・・・・」
上半身裸体の超イケてる男が、花壇に水遣りをしている姿だった。
「――――いや、誰だよっ!!」
周りの山々に響き渡るくらいの声で俺はそう叫んだ。するとヴェルは、
「む、ああすまぬレイジ。間違えて我の若かりし頃の記憶を送ってしまったようだ」
と、若干照れながら俺に謝罪をする。
「てか、これお前かいっ!!」
若過ぎてマジでわからんかったわ! そして頬を赤らめるな気持ち悪い!
「む、次こそは間違えずにしかとあやつの魔力の形を送ろう。もう一度、我に意識の集中を頼む」
「・・・・・・本当だろうな? 次また変なのが送られてきたら」
「む、変なのとは失礼な。だがまあ案ずるな、同じ過ちを我は繰り返しはせぬ」
ヴェルのその言葉を信じ、俺はもう一度意識をヴェルに集中させる。
「・・・・・・むむっ、むむっ」
あー、やっぱそれはやるのね。
「・・・・・・?」
そして、またも俺の頭の中へと一つのイメージが送られてきた。
「・・・・・・これって、まさか」
送られてきたイメージ、それは、
「漢字の、愛・・・・・・?」
そう、俺が元居た世界、地球の文字の一つの、『愛』という文字だった。
この音、母さんがいつも、家族の為に料理をしてくれている音だ・・・・・・。
という事は、あれは全て、夢だったのか・・・・・・。
夢で良かったのか、残念なのか。まあ、そんな事はもうどうでも良いか。
「レイジ、・・・・・・起き」
ああ、すぐ起きて行くよ。
「レイジ、・・・・・・起きる・・・・・・だ」
わかってるって。すぐ行く――
・・・・・・・・・・だ?
「レイジ、早く・・・・・・きるのだ」
・・・・・・のだ? 俺の母さんってこんな話し方だったっけか?
「レイジっ!」
「――どぅわっ!」
・・・・・・あ、あれ?
「・・・・・・ここは」
すると、まだ寝ぼけている俺に、ヴェルが話しかけてくる。
「ようやく起きたか。もう昼過ぎだぞ。流石に、寝過ぎではないのか?」
「ヴェル・・・・・・? あ、ああ。すまん」
・・・・・・なんで今更、あんな夢を見たんだ・・・・・・?
元の世界の事は、結構前に吹っ切ったはずだったのに・・・・・・。
俺が悩んでいると、横からトントンという音が――
・・・・・・トン、トン?
「なあ、ヴェルさん。今、何をしているのかな?」
「む、これか? 朝食、いや、昼食を作っておるのだ」
「うん、。それで、今、何を切っているのかな?」
「これは先程、レイジが眠っている間に採ってきた山菜を切っておるのだ。流石に肉ばかりでは栄養が偏るのでな。何、もう間もなく出来る、少し待っておれ」
・・・・・・・・・・。お前のせいかあああああああああああああああっっ!!
「てかお前は主婦かっ! ありがてぇけどっ!」
「ハハハッ、この姿だとつい、な。何せ我が国では、わざわざ皆人型になって、こういう他種族の料理を楽しむという事があるのだ。我もよく、子供等にせがまれては作っていたのでな」
「へ、へぇ・・・・・・」
何だろう。昨日の軍に襲われた時のこいつからは、子供達にご飯作ってるところなんて、全く想像出来ないな・・・・・・。
「どうだ? レイジもやってみないか? やってみると案外面白いものだぞ、料理というのは」
「遠慮させて頂きます」
何で俺がそんなめんどくさい事を――――
「結構、モテるぞ?」
「是非、お願いしますっ! いや、やらせて下さい!!」
「変わり身早いなっ!」
そりゃモテるなんて聞ぃちゃあ、この零時さんは黙っちゃいないぜ・・・・・・?
「ま、まあ、教えるのは構わんが、もう出来てしまったのでな、それはまた今度にするとしよう」
「なん・・・・・・だと・・・・・・っ!?」
「そんな顔で見るな。教えぬとは言っておらぬだろう。それに、食事を終えたら明るい内にあやつを探しに行かねばならんしな」
「ああ、そういやその為に契約したんだっけか」
そう、俺がヴェルと主従契約したのは、その白竜とやらを探す為にヴェルに何かしら策があったからなのだ。
「じゃあとっとと食って、その作戦を聞かせてもらうとしようかな」
俺はそう言い、昨日の肉の余りと今日採ってきたという山菜でヴェルが作った野菜炒めを、ガツガツと口の中に放り込んだ。
そうして、少し遅めの昼食をとり終えた俺達は、白竜探しについての計画の話し合いを始めた。
「で、お前の考えってのは何なんだ?」
「む、レイジは念話の件の際に我が話した事を覚えておるか?」
「念話? ああ、あの主従契約か魔法具を持ってないとってやつの事か?」
「む、そうだ。そして白竜、あやつの魔力の形が複雑ゆえ説明は難しい、とも我は言ったな」
「ああ、そう言ってたな」
「うむ。そこでだ、念話魔法は勿論、主従契約を果たした我とレイジはあらゆる面での意思疎通が可能となったのだ。ここまで言えば、もう理解は出来たであろう?」
「・・・・・・あっ、なるほど、そういう事か」
つまり、俺とヴェルが主従契約をした事により、例え口では説明出来なくても、ヴェルがその形のイメージを直接俺に送る事は出来る、という訳だ。
「む、理解したか。であるならば、早速あやつの魔力の形をレイジに送るのでな。念話の時みたく我に意識を集中させておいてくれ」
「わかった」
そう言われ、意識をヴェルに集中させる。
「・・・・・・むむっ、むむっ」
・・・・・・だが、その掛け声は必要なのか? どこか色々と危ないような気がするから、出来れば止めて欲しい。
そんな事を思っていると、俺の知らない一つのイメージが頭の中にもやもやと浮かんできた。
「・・・・・・これは」
そして、ようやく鮮明になり始めたそのイメージと言うのが・・・・・・。
「・・・・・・・・・・」
上半身裸体の超イケてる男が、花壇に水遣りをしている姿だった。
「――――いや、誰だよっ!!」
周りの山々に響き渡るくらいの声で俺はそう叫んだ。するとヴェルは、
「む、ああすまぬレイジ。間違えて我の若かりし頃の記憶を送ってしまったようだ」
と、若干照れながら俺に謝罪をする。
「てか、これお前かいっ!!」
若過ぎてマジでわからんかったわ! そして頬を赤らめるな気持ち悪い!
「む、次こそは間違えずにしかとあやつの魔力の形を送ろう。もう一度、我に意識の集中を頼む」
「・・・・・・本当だろうな? 次また変なのが送られてきたら」
「む、変なのとは失礼な。だがまあ案ずるな、同じ過ちを我は繰り返しはせぬ」
ヴェルのその言葉を信じ、俺はもう一度意識をヴェルに集中させる。
「・・・・・・むむっ、むむっ」
あー、やっぱそれはやるのね。
「・・・・・・?」
そして、またも俺の頭の中へと一つのイメージが送られてきた。
「・・・・・・これって、まさか」
送られてきたイメージ、それは、
「漢字の、愛・・・・・・?」
そう、俺が元居た世界、地球の文字の一つの、『愛』という文字だった。
0
お気に入りに追加
290
あなたにおすすめの小説
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結24万pt感謝】子息の廃嫡? そんなことは家でやれ! 国には関係ないぞ!
宇水涼麻
ファンタジー
貴族達が会する場で、四人の青年が高らかに婚約解消を宣った。
そこに国王陛下が登場し、有無を言わさずそれを認めた。
慌てて否定した青年たちの親に、国王陛下は騒ぎを起こした責任として罰金を課した。その金額があまりに高額で、親たちは青年たちの廃嫡することで免れようとする。
貴族家として、これまで後継者として育ててきた者を廃嫡するのは大変な決断である。
しかし、国王陛下はそれを意味なしと袖にした。それは今回の集会に理由がある。
〰️ 〰️ 〰️
中世ヨーロッパ風の婚約破棄物語です。
完結しました。いつもありがとうございます!
追放された聖女の悠々自適な側室ライフ
白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」
平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。
そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。
そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。
「王太子殿下の仰せに従います」
(やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや)
表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。
今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。
マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃
聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる