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謎のメイドさん
2話 メイドが家に来た②
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「お姉さん、誰?こんな夜遅くに何遊んでるの?」
「………あ…そぶ?私はメイドです。あなたが新しいご主人様?」
「俺が主⁉︎」
どう考えても、これってイタズラだよな?
女は13…いや、14歳か?俺とそんなに変わらない様に見えるが年上だと思う。
身長は俺とそんなに変わらないが、凄く綺麗な赤い目をしている。髪は黒のロングだ。
いや、そんな事より、これって誘拐だよな⁉︎お父さん何考えてんだ⁉︎
バンッ‼︎
部屋を飛び出して、リビングに向かった。
リビングでお父さんは、水を飲みながらお母さんと話をしていた。
「ちょっとお父さん‼︎あの人誰なの⁉︎こんな時に知らない子供連れてきてヤバイじゃん‼︎」
「んー?びっくりしたか陸ー!今日から新しい家族だから、仲良くしてやってな」
「えっ⁉︎それってどういう事?」
お父さんは笑顔で話した。お母さんは特に驚いた様子もなく、お茶を啜ってお父さんの横に座っていた。
お父さんたちは、コップの中身を飲み終えると、2人で自分たちの寝室へ行ってしまった。
呼び止めたのだが、お父さんは笑いながらはぐらかし、俺はよくわからないまま、部屋に戻った。
ベッドの上で女は座っていて、俺の帰りを待っていた。表情を変えずに女は言った。
「どうしたのですか?」
「いや、えっと・・・・」
取り敢えず落ち着いて話をしてみた。
だが、おかしな事を言うのだった。
「私のコードネームRPC0001初期型です。呼びずらい場合は、新しい名前を入力して下さい」
「なんか機械みたいだな。新しい名前ってどう言う事?」
「新しい名前を入力するにはここを押しながら入力をして下さい」
女が指を刺したのは鼻先であった。
ふざけているだと思い、俺もふざけ半分に初恋の女の子名前を言って鼻先を押した。
「…………認証完了。今より私の名前は美咲です。では、名前も決まったので、明日から私と学校へ行きましょう」
「はっ⁉︎いやいやいや。君さ、同じ学校じゃないでしょ⁉︎見た事ないよ‼︎」
「君ではなく、私は美咲です。転入の手続きは直ぐに済みますから安心して下さい」
意味がわからなかった。もしかしたらこの人は、親戚の人で預かる様に言われて急遽来たのかも知れない。
親戚ならこんな時間に来ても不思議じゃないか?お父さんと一緒に来たんだからきっとそれで間違いないだろう。
頭の中で瞬時に考え出した答えであった。
だが、学校には行きたくはなかった。行ったところで何かが変わる訳でもないし。
「美咲。あのな、俺、学校にはもう行かないって決めたんだ。だから、その話はごめん…」
「ちなみに、行かなかった場合、ご主人様には死んでもらいます」
「はい⁉︎何だって⁉︎」
「ですから、明日の学校へ行かない場合には死んでもらいます」
「……………」
この人なに言ってるんだ⁉︎可愛い顔してそんな笑顔で言う言葉か⁉︎
愛想笑いで話を流すと美咲は立ち上がり、俺の布団の中に潜り込んだ。
「どうしたのですか?早く寝ましょう。明日は早いのですよ」
「……って、そこで寝るわけ?…」
「はい。さぁ早く寝ますよ」
この歳で親戚の女と一緒に寝れるわけもなく、電気を消して床に寝転んだ。
一緒に寝たい気持ちもあったが、照れ臭く意地を張ってしまった事を少し後悔しながら眠りについた。
「………あ…そぶ?私はメイドです。あなたが新しいご主人様?」
「俺が主⁉︎」
どう考えても、これってイタズラだよな?
女は13…いや、14歳か?俺とそんなに変わらない様に見えるが年上だと思う。
身長は俺とそんなに変わらないが、凄く綺麗な赤い目をしている。髪は黒のロングだ。
いや、そんな事より、これって誘拐だよな⁉︎お父さん何考えてんだ⁉︎
バンッ‼︎
部屋を飛び出して、リビングに向かった。
リビングでお父さんは、水を飲みながらお母さんと話をしていた。
「ちょっとお父さん‼︎あの人誰なの⁉︎こんな時に知らない子供連れてきてヤバイじゃん‼︎」
「んー?びっくりしたか陸ー!今日から新しい家族だから、仲良くしてやってな」
「えっ⁉︎それってどういう事?」
お父さんは笑顔で話した。お母さんは特に驚いた様子もなく、お茶を啜ってお父さんの横に座っていた。
お父さんたちは、コップの中身を飲み終えると、2人で自分たちの寝室へ行ってしまった。
呼び止めたのだが、お父さんは笑いながらはぐらかし、俺はよくわからないまま、部屋に戻った。
ベッドの上で女は座っていて、俺の帰りを待っていた。表情を変えずに女は言った。
「どうしたのですか?」
「いや、えっと・・・・」
取り敢えず落ち着いて話をしてみた。
だが、おかしな事を言うのだった。
「私のコードネームRPC0001初期型です。呼びずらい場合は、新しい名前を入力して下さい」
「なんか機械みたいだな。新しい名前ってどう言う事?」
「新しい名前を入力するにはここを押しながら入力をして下さい」
女が指を刺したのは鼻先であった。
ふざけているだと思い、俺もふざけ半分に初恋の女の子名前を言って鼻先を押した。
「…………認証完了。今より私の名前は美咲です。では、名前も決まったので、明日から私と学校へ行きましょう」
「はっ⁉︎いやいやいや。君さ、同じ学校じゃないでしょ⁉︎見た事ないよ‼︎」
「君ではなく、私は美咲です。転入の手続きは直ぐに済みますから安心して下さい」
意味がわからなかった。もしかしたらこの人は、親戚の人で預かる様に言われて急遽来たのかも知れない。
親戚ならこんな時間に来ても不思議じゃないか?お父さんと一緒に来たんだからきっとそれで間違いないだろう。
頭の中で瞬時に考え出した答えであった。
だが、学校には行きたくはなかった。行ったところで何かが変わる訳でもないし。
「美咲。あのな、俺、学校にはもう行かないって決めたんだ。だから、その話はごめん…」
「ちなみに、行かなかった場合、ご主人様には死んでもらいます」
「はい⁉︎何だって⁉︎」
「ですから、明日の学校へ行かない場合には死んでもらいます」
「……………」
この人なに言ってるんだ⁉︎可愛い顔してそんな笑顔で言う言葉か⁉︎
愛想笑いで話を流すと美咲は立ち上がり、俺の布団の中に潜り込んだ。
「どうしたのですか?早く寝ましょう。明日は早いのですよ」
「……って、そこで寝るわけ?…」
「はい。さぁ早く寝ますよ」
この歳で親戚の女と一緒に寝れるわけもなく、電気を消して床に寝転んだ。
一緒に寝たい気持ちもあったが、照れ臭く意地を張ってしまった事を少し後悔しながら眠りについた。
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