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第二章 アルテア大陸
side シェリア=バーン=アルテア ~魔人化~
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そんなっ!? あの十字架は… お母さんを魔物に変えた…
ダルタニアンの胸に深々と突き刺さった十字架から血が止めどなく溢れて出ている。
まるであの時の光景の焼き写しのように…
「いや… いや… どうしてあれがここに…」
思わず頭を抱え込んでしまい直視することができない。
トラウマというものはそう簡単に治ったりしないものだ。
まだシェリアの中ではあの時の記憶は鮮明に残っているのだから。
その間もダルタニアンだったものは肥大し、形を変えていく。
「落ち着いてください! 姫様!」
私が戦っているうちに回復薬で回復したキルアさんが私のもとに駆け寄ってきて私の手をぎゅっと握る。
「おいおいおい!!なんなんだあの化け物は…」
同じようにマーキスさんも回復し、その異常さに気づいたのか慌ててこちらに走ってくる。
「マーキス、回復はできたのか」
キルアさんが口早に話す。
どうやらキルアさんもこのようなことは想定外だったらしく少なからず動揺しているみたいだ。
「傷の方はなんとかふさがったが、戦力にはならないな」
「そうか、私も似たようなものだ、魔力を使いすぎた」
回復薬はいくらか持ってきてはいるが、魔力回復薬はそもそも数が少なく、貴重でなかなか手に入らない代物だ。
しかも回復薬といっても表面上はなんとか塞がっているようなもので、激しく動いたりすればまた傷口が開いてしまう。
「もう、大丈夫です、キルアさん」
「し、しかし、まだ顔が青い…」
自分でも思った以上に動揺してしまったようだ。
だけど今みんなより体力も魔力もある私がやらないで誰がやるんだ。
そっとキルアさんの手を離し、再び剣を拾い、強く握る。
不気味な音と破裂音が辺りに響き渡る。
やがて肥大したソレは形を成し、高さ6m程、腕を6本生やし、赤い血のような瞳と黒い体の不気味な化け物へと変貌した。
「グギョォオオオオオ!!!」
気味の悪い大きな咆哮を上げ、こちらをギロリと睨む。
「スバラシイチカラダ… 」
巧みに6本の腕を動かし動きを確認するとダルタニアンは両手を広げ笑う。
「クハハ、ドレ、コテシラベトイクカ」
「「「!?」」」
その巨体からは考えれない速度で走り出し、瞬時に避けた私達のさっきまでいた場所に3本の腕が大きく振り下ろされる。
凄まじい衝撃と共に大きなクレーターを地面に作ったその拳の威力は計り知れない。
「あっぶねぇ!!あんなんに当たったら一発で終わりだぞ」
「あの巨体なのにあの速さ… マズイな…」
「私の最高速より少し遅いくらいなんて…」
「くそっ! 私がいてもかえって足手まといにしかならないのか…」
キルアさんはぐっと苦い顔をして剣を握りしめる。
「私が敵を引き付けます、その隙にアリア様達を呼んできてください、あれはみんなでかからないと倒せそうもありません!」
「それは俺も賛成だ、それにホラ、ちゃんと鍵もここにある」
「さすがだマーキス、意外とちゃっかりしてるじゃないか」
「意外もちゃっかりも余計だ」
「なるべく早く戻ってきてください、私もどれくらい持つかわからないので…」
「ああ、任せておけ」
二人は頷き、塔のある方へ駆け出していく。
鍵は取り戻した。
あとは…
「オナカマガ、ニゲタガオマエハニゲナイノカ?」
「貴方の相手はこの私です」
「クハハ、イイダロウ、ツブレテキエロッ!!!」
振り下ろされた攻撃を地面を蹴るように躱していく。
こんな巨体な体なのに恐ろしく速い。
「くっ…」
そして攻撃は単調のようで単調じゃない。
振り下ろされた一本の腕は私を地面に押しつぶそうと迫り、もう一本の手は私を捉えようと掴みにかかり、もう一本は私が避けることを想定し、裏拳を繰り出す。
片腕の3本だけでもこれなのだ。
手数があまりにも違いすぎる。
次元収納から槍を取り出し、腕を上に弾き、そのまま入れ替えるように盾を取り出し、迫る攻撃を受け流す。
さらに入れ替え、チェーンアームを取り出し、その場から離脱すると3本の腕がさっきまで居た場所に振り下ろされ、大きなクレーターを作り上げる。
「はぁっ… はぁっ…」
「ニゲテバカリカァ」
「サイクロン!!」
「クハハ、ナンダコノビフウハ」
得意の暴風魔法もあの黒い体に傷をつけることができない。
「ォオオオオオオ!!」
「くっ!!」
巨体が恐ろしい速さで突進してくるのをかろうじて避ける。
まるで壁がせまってくるようにも感じた。
「はぁっ… はぁっ」
息が上がる。
こっちのスピードがギリギリ相手を上回っている。
ただそれだけだ。
それにさっきから敵はスピードもまったく落ちない。
本当の化け物だ…
その時、ガラガラガラと遠くで何かが崩れ去る大きな音が響き渡る。
あの方角は… もしかして…
「ヨソミトハ、オロカナ」
「しまっ… キャァアア!!」
一瞬気を取られてしまったせいで距離を一気に詰められそのまま思いっきり殴られる。
咄嗟に盾を出したことにより直撃は免れたものの大きく吹き飛ばされ、住居の壁に激しくぶつかった。
「ガハッ… ゲホッ… うぅ… 」
瓦礫が崩れ落ち、なんとか這い出ると、背中とは違う左腕に痛みを感じた。
痛っ… 折れてはいないみたいだけど… これはヒビがはいったかもしれない…
咄嗟に盾を取り出したほうの手の甲が青く腫れてしまっている。
直撃した盾は大きく凹み、もう使えそうにない。
壁にぶつかったせいか足もうまく動けそうにない…
剣を支えに立ち上がる。
雨はそんな私に追い打ちをかけるように強く体を打ち付ける。
地響きが近づいてくる。
私は…
思い起こすのはあの時身を挺してかばってくれたお母さんの顔。
あの瞬間も優しいいつものあの笑顔だった。
勝てなかった…
唯一の武器だった速さももうこの足では…
『諦めるのかい?』
嫌… でもあんな化け物に勝てっこない…
『貴方はなんの為に今まで力をつけてきたの?』
みんなを助ける為、お母さんの仇を打つ為、あの人の隣に立つ為…
『貴方はまた見ているだけなの?』
違う! 違うっ!! もう見ているだけは嫌なんだ… もう弱くありたくないんだ…
でも、勝てるわけない…
『貴方には力があるのに?』
え?
貴方は誰なの!?
さっきまで会話していたことにさえ、違和感を感じなかった。
私の…
秘めた力…
それは…
突如凄まじい衝撃と共に目の前の建物が崩れ去る。
「コレデオワリダ!!!」
振り下ろされた3本の腕は先ほどよりも速さが増し、私の目前まで迫る。
ダルタニアンの胸に深々と突き刺さった十字架から血が止めどなく溢れて出ている。
まるであの時の光景の焼き写しのように…
「いや… いや… どうしてあれがここに…」
思わず頭を抱え込んでしまい直視することができない。
トラウマというものはそう簡単に治ったりしないものだ。
まだシェリアの中ではあの時の記憶は鮮明に残っているのだから。
その間もダルタニアンだったものは肥大し、形を変えていく。
「落ち着いてください! 姫様!」
私が戦っているうちに回復薬で回復したキルアさんが私のもとに駆け寄ってきて私の手をぎゅっと握る。
「おいおいおい!!なんなんだあの化け物は…」
同じようにマーキスさんも回復し、その異常さに気づいたのか慌ててこちらに走ってくる。
「マーキス、回復はできたのか」
キルアさんが口早に話す。
どうやらキルアさんもこのようなことは想定外だったらしく少なからず動揺しているみたいだ。
「傷の方はなんとかふさがったが、戦力にはならないな」
「そうか、私も似たようなものだ、魔力を使いすぎた」
回復薬はいくらか持ってきてはいるが、魔力回復薬はそもそも数が少なく、貴重でなかなか手に入らない代物だ。
しかも回復薬といっても表面上はなんとか塞がっているようなもので、激しく動いたりすればまた傷口が開いてしまう。
「もう、大丈夫です、キルアさん」
「し、しかし、まだ顔が青い…」
自分でも思った以上に動揺してしまったようだ。
だけど今みんなより体力も魔力もある私がやらないで誰がやるんだ。
そっとキルアさんの手を離し、再び剣を拾い、強く握る。
不気味な音と破裂音が辺りに響き渡る。
やがて肥大したソレは形を成し、高さ6m程、腕を6本生やし、赤い血のような瞳と黒い体の不気味な化け物へと変貌した。
「グギョォオオオオオ!!!」
気味の悪い大きな咆哮を上げ、こちらをギロリと睨む。
「スバラシイチカラダ… 」
巧みに6本の腕を動かし動きを確認するとダルタニアンは両手を広げ笑う。
「クハハ、ドレ、コテシラベトイクカ」
「「「!?」」」
その巨体からは考えれない速度で走り出し、瞬時に避けた私達のさっきまでいた場所に3本の腕が大きく振り下ろされる。
凄まじい衝撃と共に大きなクレーターを地面に作ったその拳の威力は計り知れない。
「あっぶねぇ!!あんなんに当たったら一発で終わりだぞ」
「あの巨体なのにあの速さ… マズイな…」
「私の最高速より少し遅いくらいなんて…」
「くそっ! 私がいてもかえって足手まといにしかならないのか…」
キルアさんはぐっと苦い顔をして剣を握りしめる。
「私が敵を引き付けます、その隙にアリア様達を呼んできてください、あれはみんなでかからないと倒せそうもありません!」
「それは俺も賛成だ、それにホラ、ちゃんと鍵もここにある」
「さすがだマーキス、意外とちゃっかりしてるじゃないか」
「意外もちゃっかりも余計だ」
「なるべく早く戻ってきてください、私もどれくらい持つかわからないので…」
「ああ、任せておけ」
二人は頷き、塔のある方へ駆け出していく。
鍵は取り戻した。
あとは…
「オナカマガ、ニゲタガオマエハニゲナイノカ?」
「貴方の相手はこの私です」
「クハハ、イイダロウ、ツブレテキエロッ!!!」
振り下ろされた攻撃を地面を蹴るように躱していく。
こんな巨体な体なのに恐ろしく速い。
「くっ…」
そして攻撃は単調のようで単調じゃない。
振り下ろされた一本の腕は私を地面に押しつぶそうと迫り、もう一本の手は私を捉えようと掴みにかかり、もう一本は私が避けることを想定し、裏拳を繰り出す。
片腕の3本だけでもこれなのだ。
手数があまりにも違いすぎる。
次元収納から槍を取り出し、腕を上に弾き、そのまま入れ替えるように盾を取り出し、迫る攻撃を受け流す。
さらに入れ替え、チェーンアームを取り出し、その場から離脱すると3本の腕がさっきまで居た場所に振り下ろされ、大きなクレーターを作り上げる。
「はぁっ… はぁっ…」
「ニゲテバカリカァ」
「サイクロン!!」
「クハハ、ナンダコノビフウハ」
得意の暴風魔法もあの黒い体に傷をつけることができない。
「ォオオオオオオ!!」
「くっ!!」
巨体が恐ろしい速さで突進してくるのをかろうじて避ける。
まるで壁がせまってくるようにも感じた。
「はぁっ… はぁっ」
息が上がる。
こっちのスピードがギリギリ相手を上回っている。
ただそれだけだ。
それにさっきから敵はスピードもまったく落ちない。
本当の化け物だ…
その時、ガラガラガラと遠くで何かが崩れ去る大きな音が響き渡る。
あの方角は… もしかして…
「ヨソミトハ、オロカナ」
「しまっ… キャァアア!!」
一瞬気を取られてしまったせいで距離を一気に詰められそのまま思いっきり殴られる。
咄嗟に盾を出したことにより直撃は免れたものの大きく吹き飛ばされ、住居の壁に激しくぶつかった。
「ガハッ… ゲホッ… うぅ… 」
瓦礫が崩れ落ち、なんとか這い出ると、背中とは違う左腕に痛みを感じた。
痛っ… 折れてはいないみたいだけど… これはヒビがはいったかもしれない…
咄嗟に盾を取り出したほうの手の甲が青く腫れてしまっている。
直撃した盾は大きく凹み、もう使えそうにない。
壁にぶつかったせいか足もうまく動けそうにない…
剣を支えに立ち上がる。
雨はそんな私に追い打ちをかけるように強く体を打ち付ける。
地響きが近づいてくる。
私は…
思い起こすのはあの時身を挺してかばってくれたお母さんの顔。
あの瞬間も優しいいつものあの笑顔だった。
勝てなかった…
唯一の武器だった速さももうこの足では…
『諦めるのかい?』
嫌… でもあんな化け物に勝てっこない…
『貴方はなんの為に今まで力をつけてきたの?』
みんなを助ける為、お母さんの仇を打つ為、あの人の隣に立つ為…
『貴方はまた見ているだけなの?』
違う! 違うっ!! もう見ているだけは嫌なんだ… もう弱くありたくないんだ…
でも、勝てるわけない…
『貴方には力があるのに?』
え?
貴方は誰なの!?
さっきまで会話していたことにさえ、違和感を感じなかった。
私の…
秘めた力…
それは…
突如凄まじい衝撃と共に目の前の建物が崩れ去る。
「コレデオワリダ!!!」
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