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BL学園に転生した件
メイさんの告白。R-15
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互いに身体を洗い終え、俺はメイさんを背凭れに二人で湯舟に浸かっていた。
ここの風呂は広く、男二人入ってもあまりある。
「中でイちゃう御形くん、眼福だったなァ~。」
「うっ……それより、途中でやめてよかったのか?」
「ん?ん~…俺はゆっくりでいいと思ってるよ。」
「…でも、忙しいだろ。」
「…御形くんは俺と早く繋がりたいんだ?」
メイさんが俺の腹に回した手で下腹を撫でる、きゅうと中が疼き身を捩り後ろを振り返る。
「そうだって言ったら?」
「…抱き潰しちゃいそう。」
ふんと鼻を鳴らし口付け、ペロッと唇を舐め離す。
「今のメイさんにそんな体力あると思えないけど。」
「うっ……いや、頑張れば…。」
「どこ頑張ってるんだよ…そんなに生徒会の仕事忙しいの?」
「ん~…ちょっと問題が山積みで…。」
「問題?」
メイさんは少し逡巡して観念したように口を開いた。
「…お風呂から上がろうか…それから教える。」
「ん。」
短く返事をすると二人で軽くシャワーを浴びて風呂場からでた。
御形くんは寝間着に、俺は元の私服に着替えてベッドへ隣同士に腰掛けた。
暫くどう伝えたものかと考えていたら、御形くんが俺の肩にこてりと頭を預けて来た。
俺は御形くんの腰に片腕を回し、旋毛に口付ける。
「…今生徒会は崩壊状態なんだよねェ…御形くんも見たでしょ、生徒会メンツが揃って花咲ナズナにご執心でさァ…生徒会室に部外者入れるわ、仕事しないで遊んでばかりいるわ…遂には誰も生徒会室に来なくなっちゃて、今は生徒会の仕事、一人でなんとかこなしてる感じ。」
言いきりはぁと溜息をつくと、腕が伸びて来て頭を抱き締められる。
腕と胸元から伝う温もりに、はぁと違うベクトルの溜息を吐き胸元へ擦り寄る。
御形くんの傍は安心する、会えない間もずっと御形くんの事を考えていた。
荒んでいた心が凪ぐ温もりを噛み締めていると、御形くんが口を開いた。
「俺が手伝いに行こうか?」
「え?」
「メイさん一人じゃ、いつか潰れちゃう。なら使えるものは使った方がいい。」
「でも…」
「会計補佐の役職作って。」
「御形くんを巻き込む訳には…。」
「俺はメイさんの【薔薇のパル】なんだろ?他人じゃない、相棒だ。」
御形くんからピシャリと言われて閉口する、同時に御形くんから言われた【薔薇のパル】と言う言葉に胸が熱くなる。
「ははっ…御形くんには勝てないなァ…たまに歳上なんじゃないかって錯覚する。」
嗚呼、27歳で歳上だよ。
…何て言える筈も無く、俺は抱き締める力を強くする。
「明日生徒会室に行く、ネクタイ持って来て。」
腕の中のメイさんが身動ぎをしたので、ゆっくりと腕から解放した。
メイさんが潤んだ瞳で見つめてくる、俺はそれを正面から受け止める。
「それって…」
「正式に【薔薇のパル】になろう。」
「…それ、俺が言いたかったなァ。」
少し不満気に呟くも、メイさんは俺の両手を取り優しく包み込む。
そして破顔して頷いた。
「うん…俺だけの【薔薇のパル】になって。」
暫く見つめ合い、どちらからともなくキスをした。
ちゅっちゅと唇を触れ合わせるだけのキスを繰り返していると、メイさんの舌先が唇をノックした。
それに応える様に口を開くとぬるりとメイさんの舌が歯列をなぞり、咥内へと侵入して来る。
頬の内側、上顎を舌で嬲られ背筋が震えた。
「ン…ッ…ん…」
震える背中へメイさんの腕が回り更に密着する。
俺の腕は求める様にメイさんの首に回されていた。
メイさんが一度唇を離し言う。
「舌出して。」
素直に従い、舌を出す。
「いい子…。」
そう言うとメイさんは舌を伸ばし、突き出された俺の舌へ舌を絡める。
ぬるぬると粘膜と粘膜が触れ合って思考がふわふわとしてくる。
メイさんが俺の突き出した舌をじゅうと吸い、次いで甘く噛む。
腰の奥からぞくぞくと快感が這い上がってくる。
最後にもう一度俺の舌を吸うとメイさんの顔が離れて行った。
「…これ以上は勃っちゃうからお預けね。」
メイさんは苦笑して、俺の頬を撫でた。
「御形くん舌、出しっぱなし。」
ふわふわとした思考の中、言われ俺は慌てて舌を引っ込めた。
「御形くん快感に弱すぎ…可愛い。」
ぎゅうと抱き締められ、メイさんの香りが鼻腔を擽る。
同じボディーソープとシャンプーを使った筈なのに、やはりメイさんの香りがして胸がきゅうと締め付けられる。
「…仕方ないだろ、全部初めてなんだから。」
27年間恋愛経験なし、風俗も行ったことがないのだ。
勿論、自慰くらいするが他人との触れ合いとは訳が違う。
他人の体温がこんなに安心するなんて、この世界に来るまで知らなかった。
「…それに、相手がメイさんだからだよ。」
「なにそれ、最高の言葉なんだけど。俺の心臓もたないよ…。」
その言葉にメイさんの左胸に耳を押し付けると、ドクンドクンと激しい心音が響いていた。
嗚呼、この魅力的な人が俺の言葉一つでこんなになってるんだ…。
俺は堪らない優越感にうっそりと笑う。
まだ浸って居たいが、この人を寝かさないと。
「…メイさん、そろそろ帰って寝ないと。」
そう伝えるも、メイさんからの返事がない。
「メイさん?」
「御形くん…我儘言ってもいい?」
皆目見当がつかず首を傾げる。
メイさんは俺の旋毛に鼻先を埋め、甘える様に言った。
「今日は…一緒に寝たい。」
御形くんは俺の我儘に一つ頷き了承してくれた。
寝間着は無いので、上着とボトムスを脱いだ。
ベッドに横になり手招きをすると、御形くんは素直に俺の腕の中に収まった。
すぅと息を吸い込むと御形くんの香りがした、まるで包み込まれてるみたいだ。
掛け布団を胸元まで引き寄せると、御形くんの鼻先へ口付けた。
「…今日はぐっすり眠れそう。」
「それなら良かった。」
「それじゃあ、御形くんおやすみ。」
「ん…おやすみ。」
目を瞑るとこれまでの疲れと御形くん効果で直ぐに睡魔が襲って来た。
ゆっくりと思考が闇に落ちていった。
目が覚めると温かい腕の中だった。
そうだ、昨夜はメイさんと一緒に眠ったのだった。
まだ重たい瞼を押し上げ、ゆっくりと瞬きを繰り返す。
「起きた?」
優しい声が降りて来て視線を上げる。
カーテンの隙間から入って来た朝日に銀髪と同色の長くて濃いまつ毛がキラキラと輝いている。
その光景に寝起きの頭が冴えてくる。
これぞ造形美だ、こんな人が俺に惚れてるんだから人生って不思議だ。
「…おはよう。メイさんいつから起きてたの?」
「おはよう。十分くらい前かな?御形くんの寝顔が可愛くて。」
前髪を指先で払い、ちゅっと額に口付けられる。
平凡な俺の寝顔を十分も眺めていたのか、この人は。
「起こしても良かったのに。」
「勿体なくてね。」
俺は名残惜しくもメイさんの腕から出て起き上がる。
メイさんも起き上がれば、ボトムスを長い腕で床から手繰り寄せスマホを確認した。
俺もスマホを確認する。
「…そろそろ部屋に帰って準備しなきゃ。」
メイさんが溜息を吐き髪を搔き上げる、そんな仕草も様になってる。
メイさんはベッドから降りる、ボトムスを履き床から上着を拾い羽織る。
俺は枕元に置いたままだったカーディガンを手に取り手渡す。
メイさんは手渡したカーディガンへ鼻先を寄せればくんと鼻を鳴らし。
「もう御形くんの匂いだね。」
へらりと笑われかぁっと顔に熱が集まる。
「大事にしてくれてありがとう。」
「…こちらこそ。」
その後メイさんをドアの前まで行き見送った。
去る前に顔中にキスの雨を降らされたのは俺達二人の秘密だ。
廊下を歩いて行く背中を暫くの間見つめ、俺はドアを閉じた。
少し早いけど俺も準備をしよう、今日の終礼後生徒会室に行く約束を取り付けた。
先ずはクローゼットを開け、全てのネクタイを学生カバンに詰めた。
ここの風呂は広く、男二人入ってもあまりある。
「中でイちゃう御形くん、眼福だったなァ~。」
「うっ……それより、途中でやめてよかったのか?」
「ん?ん~…俺はゆっくりでいいと思ってるよ。」
「…でも、忙しいだろ。」
「…御形くんは俺と早く繋がりたいんだ?」
メイさんが俺の腹に回した手で下腹を撫でる、きゅうと中が疼き身を捩り後ろを振り返る。
「そうだって言ったら?」
「…抱き潰しちゃいそう。」
ふんと鼻を鳴らし口付け、ペロッと唇を舐め離す。
「今のメイさんにそんな体力あると思えないけど。」
「うっ……いや、頑張れば…。」
「どこ頑張ってるんだよ…そんなに生徒会の仕事忙しいの?」
「ん~…ちょっと問題が山積みで…。」
「問題?」
メイさんは少し逡巡して観念したように口を開いた。
「…お風呂から上がろうか…それから教える。」
「ん。」
短く返事をすると二人で軽くシャワーを浴びて風呂場からでた。
御形くんは寝間着に、俺は元の私服に着替えてベッドへ隣同士に腰掛けた。
暫くどう伝えたものかと考えていたら、御形くんが俺の肩にこてりと頭を預けて来た。
俺は御形くんの腰に片腕を回し、旋毛に口付ける。
「…今生徒会は崩壊状態なんだよねェ…御形くんも見たでしょ、生徒会メンツが揃って花咲ナズナにご執心でさァ…生徒会室に部外者入れるわ、仕事しないで遊んでばかりいるわ…遂には誰も生徒会室に来なくなっちゃて、今は生徒会の仕事、一人でなんとかこなしてる感じ。」
言いきりはぁと溜息をつくと、腕が伸びて来て頭を抱き締められる。
腕と胸元から伝う温もりに、はぁと違うベクトルの溜息を吐き胸元へ擦り寄る。
御形くんの傍は安心する、会えない間もずっと御形くんの事を考えていた。
荒んでいた心が凪ぐ温もりを噛み締めていると、御形くんが口を開いた。
「俺が手伝いに行こうか?」
「え?」
「メイさん一人じゃ、いつか潰れちゃう。なら使えるものは使った方がいい。」
「でも…」
「会計補佐の役職作って。」
「御形くんを巻き込む訳には…。」
「俺はメイさんの【薔薇のパル】なんだろ?他人じゃない、相棒だ。」
御形くんからピシャリと言われて閉口する、同時に御形くんから言われた【薔薇のパル】と言う言葉に胸が熱くなる。
「ははっ…御形くんには勝てないなァ…たまに歳上なんじゃないかって錯覚する。」
嗚呼、27歳で歳上だよ。
…何て言える筈も無く、俺は抱き締める力を強くする。
「明日生徒会室に行く、ネクタイ持って来て。」
腕の中のメイさんが身動ぎをしたので、ゆっくりと腕から解放した。
メイさんが潤んだ瞳で見つめてくる、俺はそれを正面から受け止める。
「それって…」
「正式に【薔薇のパル】になろう。」
「…それ、俺が言いたかったなァ。」
少し不満気に呟くも、メイさんは俺の両手を取り優しく包み込む。
そして破顔して頷いた。
「うん…俺だけの【薔薇のパル】になって。」
暫く見つめ合い、どちらからともなくキスをした。
ちゅっちゅと唇を触れ合わせるだけのキスを繰り返していると、メイさんの舌先が唇をノックした。
それに応える様に口を開くとぬるりとメイさんの舌が歯列をなぞり、咥内へと侵入して来る。
頬の内側、上顎を舌で嬲られ背筋が震えた。
「ン…ッ…ん…」
震える背中へメイさんの腕が回り更に密着する。
俺の腕は求める様にメイさんの首に回されていた。
メイさんが一度唇を離し言う。
「舌出して。」
素直に従い、舌を出す。
「いい子…。」
そう言うとメイさんは舌を伸ばし、突き出された俺の舌へ舌を絡める。
ぬるぬると粘膜と粘膜が触れ合って思考がふわふわとしてくる。
メイさんが俺の突き出した舌をじゅうと吸い、次いで甘く噛む。
腰の奥からぞくぞくと快感が這い上がってくる。
最後にもう一度俺の舌を吸うとメイさんの顔が離れて行った。
「…これ以上は勃っちゃうからお預けね。」
メイさんは苦笑して、俺の頬を撫でた。
「御形くん舌、出しっぱなし。」
ふわふわとした思考の中、言われ俺は慌てて舌を引っ込めた。
「御形くん快感に弱すぎ…可愛い。」
ぎゅうと抱き締められ、メイさんの香りが鼻腔を擽る。
同じボディーソープとシャンプーを使った筈なのに、やはりメイさんの香りがして胸がきゅうと締め付けられる。
「…仕方ないだろ、全部初めてなんだから。」
27年間恋愛経験なし、風俗も行ったことがないのだ。
勿論、自慰くらいするが他人との触れ合いとは訳が違う。
他人の体温がこんなに安心するなんて、この世界に来るまで知らなかった。
「…それに、相手がメイさんだからだよ。」
「なにそれ、最高の言葉なんだけど。俺の心臓もたないよ…。」
その言葉にメイさんの左胸に耳を押し付けると、ドクンドクンと激しい心音が響いていた。
嗚呼、この魅力的な人が俺の言葉一つでこんなになってるんだ…。
俺は堪らない優越感にうっそりと笑う。
まだ浸って居たいが、この人を寝かさないと。
「…メイさん、そろそろ帰って寝ないと。」
そう伝えるも、メイさんからの返事がない。
「メイさん?」
「御形くん…我儘言ってもいい?」
皆目見当がつかず首を傾げる。
メイさんは俺の旋毛に鼻先を埋め、甘える様に言った。
「今日は…一緒に寝たい。」
御形くんは俺の我儘に一つ頷き了承してくれた。
寝間着は無いので、上着とボトムスを脱いだ。
ベッドに横になり手招きをすると、御形くんは素直に俺の腕の中に収まった。
すぅと息を吸い込むと御形くんの香りがした、まるで包み込まれてるみたいだ。
掛け布団を胸元まで引き寄せると、御形くんの鼻先へ口付けた。
「…今日はぐっすり眠れそう。」
「それなら良かった。」
「それじゃあ、御形くんおやすみ。」
「ん…おやすみ。」
目を瞑るとこれまでの疲れと御形くん効果で直ぐに睡魔が襲って来た。
ゆっくりと思考が闇に落ちていった。
目が覚めると温かい腕の中だった。
そうだ、昨夜はメイさんと一緒に眠ったのだった。
まだ重たい瞼を押し上げ、ゆっくりと瞬きを繰り返す。
「起きた?」
優しい声が降りて来て視線を上げる。
カーテンの隙間から入って来た朝日に銀髪と同色の長くて濃いまつ毛がキラキラと輝いている。
その光景に寝起きの頭が冴えてくる。
これぞ造形美だ、こんな人が俺に惚れてるんだから人生って不思議だ。
「…おはよう。メイさんいつから起きてたの?」
「おはよう。十分くらい前かな?御形くんの寝顔が可愛くて。」
前髪を指先で払い、ちゅっと額に口付けられる。
平凡な俺の寝顔を十分も眺めていたのか、この人は。
「起こしても良かったのに。」
「勿体なくてね。」
俺は名残惜しくもメイさんの腕から出て起き上がる。
メイさんも起き上がれば、ボトムスを長い腕で床から手繰り寄せスマホを確認した。
俺もスマホを確認する。
「…そろそろ部屋に帰って準備しなきゃ。」
メイさんが溜息を吐き髪を搔き上げる、そんな仕草も様になってる。
メイさんはベッドから降りる、ボトムスを履き床から上着を拾い羽織る。
俺は枕元に置いたままだったカーディガンを手に取り手渡す。
メイさんは手渡したカーディガンへ鼻先を寄せればくんと鼻を鳴らし。
「もう御形くんの匂いだね。」
へらりと笑われかぁっと顔に熱が集まる。
「大事にしてくれてありがとう。」
「…こちらこそ。」
その後メイさんをドアの前まで行き見送った。
去る前に顔中にキスの雨を降らされたのは俺達二人の秘密だ。
廊下を歩いて行く背中を暫くの間見つめ、俺はドアを閉じた。
少し早いけど俺も準備をしよう、今日の終礼後生徒会室に行く約束を取り付けた。
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