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第四章 胃瘻造設・胃の噴門部結索 手術
7/5 先の見通しが立ってきました
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術後二日目~三日目の様子について、追加説明をします。
14:00 いつもの四分の一のミルク
消化! ウンチも出る。
18:00 いつもの四分の一のミルク
オシッコのくだが外れた。^^
22:00 いつもの四分の一のミルク
胃残5㏄。胃残があったからか、ミルクが入ると心拍数が230を超える。
(^_^;)
6:00 いつもの四分の一のミルク
胃残5㏄。胃残があったからか、ミルクが入ると心拍数が230を超える。
早朝に主治医のN先生が来てくださったので、ネムルーが心拍数のことを相談すると、トリクロを使うことになりました。
前回の5㏄のトリクロは、リノには効きすぎたので、今回は4㏄使うことになりました。
前回よりは体重が増えているが、他の子と違ってリノには効きすぎることを勘案して、少し控えめな量にしたようです。
今日はウトウトとはしているものの、たまには目を開けるし、前回のようにイッテル目にはなっていませんでした。
心拍数も初の90台という、落ち着いた数字を打ち出しました。こんな数字、初めて見たよ~
安心していいのやら、心配した方がいいのやらよくわかりません。
けれど術後なので、緊張が減り、眠りやすくなるのはリノにとって朗報です。
今回の担当医の小児外科の先生も、たまにリノのように胃が敏感な子がいるので、ゆっくりとミルク量を増やしましょうと言われたそうです。
ところで早朝にN先生が来たのは、血液検査のためでした。
人口鼻だけの時の血液検査は入院時にしています。今回は夜中の人工呼吸器をつけた後の検査のようです。
どちらも、問題なし。バッチリの結果が出てきました。\(^o^)/♪
N先生もルンルンです。
N先生は、今回の入院で、障害者手帳と産科医療補償制度を申請する時に提出の必要がある検査を、全部してしまおうと思っていたようです。
たぶん脳の可塑性が高い新生児期の三か月が過ぎ、首座りの有無を観察できる4~6か月が過ぎたからでしょうね。
月曜日・・脳波・血液検査
間の日・・聴力検査
木曜日・・MRI
来週は検査ウィークのようです。
そこでリノの退院目標日は、ちょいと伸びて7/12金曜日になりました。
ネムルーは今回の担当医に、ウンチのことと胃へのミルク注入について、詳しく話を聞けたようです。
Q ; 「シャバシャバの水っぽい緑色のウンチが出て、たまに白いものがあるんですが、これでもいいんですか?」
A ; 「シャバシャバなのは、抗生物質を入れてるからで、問題ありません。緑色のものが下から出るのはオッケーです。しかし口から出てきたらNGなので、すぐに知らせてください。真っ白か真っ赤のウンチも危険なので、すぐに言ってください」
おおー、ウンチの色にそんな警報ランプがあるんですね。( ゜Д゜)
Q ; 「リノの胃は使ってないから小さくなっているでしょうし、噴門部結索もしたので、より小さくなっていると思います。これからたくさん食べ物を入れられるようになるんでしょうか?」
A ; 「手術で診せてもらった感じでは、ずっと薬を入れるのに使っていたからか、そんなに小さくなっているようには思いませんでした。今までのように140mlを1時間でいける容量はあると思うし、もっと量も増やしていけると思います。リノちゃんは、嚥下障害だけでなく胃から十二指腸にかけての筋肉が弱いようです。そのため、ミルクはすんなりと流れるんだけど、流れていく速さが普通の人よりも早い。それにリノちゃんは今までに胃が膨れるという経験をしたことがない。その両方で神経がびっくりして、心拍が早くなるんじゃないでしょうか? 胃にはそういうことに過敏に反応する神経が通っているんですよ」
そのため、食事の回数を増やしたり、注入時間を伸ばしたりして、ミルク量をのんびりと増やしてみましょうと言われたそうです。
こうやって、理論づめで説明してくれると、とてもわかりやすいですね。
さて、みなさんお楽しみの看護師さん情報です。^^
デンジャラスなD看護師の昼勤が終わり、翌日の朝にファイナルアンサーを持って来た看護師さんになりました。
この夜勤の看護師さんは慌て者だったようで、夜の薬の注入時に切り替えの器具を開放したまま部屋を出て行ったそうです。ネムルーは気になったので、注意して見ていたら、薬が排出用のクダに流れ出したので、ナースコールを押したと言っていました。(爆)
二日目、昼の安心な担当看護師さんが帰ってしまった、夜のことです。
リノの心拍が上がりミルクも済んだので、ナースコールを押したら、なんと、あの、デンジャラスなD看護師がやって来たそうです。(;゜Д゜)
担当ではなかったようですが、やっぱりやって来るんですね。(^_^;)
「ロシアンルーレットやね」
ネムルーとラクーは、ため息をついたのでした。
三日目、朝の看護師さんはもみあげの男の人で、リノのことを「わー、リノりん!」と呼んで可愛がってくれたそうです。主治医のN先生と仲良しらしく、二人で冗談を言い合って楽しんでいたのだとか。
その後に来てくれたのは、妊婦の看護師さん。
その人のフォローをするために、清拭にきてくれたのは、ちょっとガサツで元気な平野レ〇っぽい人。
ここの病院の看護師さん達は、個性豊かな人が揃っているようです。
今日、リノは、先日ラクーが買ってきた80サイズの浴衣を着ていました。
これは布の肌触りが良くて、リノが心地よさそうにしているように見えました。
「やっぱり、ワンサイズ上の浴衣の方がいいわ」
そうネムルーが言うので、ラクーは帰りに西〇屋とイ〇ンによって、80サイズの浴衣を二枚買って帰りました。
これから胃瘻造設手術を控えている方は、大きめの浴衣を用意されることをお勧めします。
14:00 いつもの四分の一のミルク
消化! ウンチも出る。
18:00 いつもの四分の一のミルク
オシッコのくだが外れた。^^
22:00 いつもの四分の一のミルク
胃残5㏄。胃残があったからか、ミルクが入ると心拍数が230を超える。
(^_^;)
6:00 いつもの四分の一のミルク
胃残5㏄。胃残があったからか、ミルクが入ると心拍数が230を超える。
早朝に主治医のN先生が来てくださったので、ネムルーが心拍数のことを相談すると、トリクロを使うことになりました。
前回の5㏄のトリクロは、リノには効きすぎたので、今回は4㏄使うことになりました。
前回よりは体重が増えているが、他の子と違ってリノには効きすぎることを勘案して、少し控えめな量にしたようです。
今日はウトウトとはしているものの、たまには目を開けるし、前回のようにイッテル目にはなっていませんでした。
心拍数も初の90台という、落ち着いた数字を打ち出しました。こんな数字、初めて見たよ~
安心していいのやら、心配した方がいいのやらよくわかりません。
けれど術後なので、緊張が減り、眠りやすくなるのはリノにとって朗報です。
今回の担当医の小児外科の先生も、たまにリノのように胃が敏感な子がいるので、ゆっくりとミルク量を増やしましょうと言われたそうです。
ところで早朝にN先生が来たのは、血液検査のためでした。
人口鼻だけの時の血液検査は入院時にしています。今回は夜中の人工呼吸器をつけた後の検査のようです。
どちらも、問題なし。バッチリの結果が出てきました。\(^o^)/♪
N先生もルンルンです。
N先生は、今回の入院で、障害者手帳と産科医療補償制度を申請する時に提出の必要がある検査を、全部してしまおうと思っていたようです。
たぶん脳の可塑性が高い新生児期の三か月が過ぎ、首座りの有無を観察できる4~6か月が過ぎたからでしょうね。
月曜日・・脳波・血液検査
間の日・・聴力検査
木曜日・・MRI
来週は検査ウィークのようです。
そこでリノの退院目標日は、ちょいと伸びて7/12金曜日になりました。
ネムルーは今回の担当医に、ウンチのことと胃へのミルク注入について、詳しく話を聞けたようです。
Q ; 「シャバシャバの水っぽい緑色のウンチが出て、たまに白いものがあるんですが、これでもいいんですか?」
A ; 「シャバシャバなのは、抗生物質を入れてるからで、問題ありません。緑色のものが下から出るのはオッケーです。しかし口から出てきたらNGなので、すぐに知らせてください。真っ白か真っ赤のウンチも危険なので、すぐに言ってください」
おおー、ウンチの色にそんな警報ランプがあるんですね。( ゜Д゜)
Q ; 「リノの胃は使ってないから小さくなっているでしょうし、噴門部結索もしたので、より小さくなっていると思います。これからたくさん食べ物を入れられるようになるんでしょうか?」
A ; 「手術で診せてもらった感じでは、ずっと薬を入れるのに使っていたからか、そんなに小さくなっているようには思いませんでした。今までのように140mlを1時間でいける容量はあると思うし、もっと量も増やしていけると思います。リノちゃんは、嚥下障害だけでなく胃から十二指腸にかけての筋肉が弱いようです。そのため、ミルクはすんなりと流れるんだけど、流れていく速さが普通の人よりも早い。それにリノちゃんは今までに胃が膨れるという経験をしたことがない。その両方で神経がびっくりして、心拍が早くなるんじゃないでしょうか? 胃にはそういうことに過敏に反応する神経が通っているんですよ」
そのため、食事の回数を増やしたり、注入時間を伸ばしたりして、ミルク量をのんびりと増やしてみましょうと言われたそうです。
こうやって、理論づめで説明してくれると、とてもわかりやすいですね。
さて、みなさんお楽しみの看護師さん情報です。^^
デンジャラスなD看護師の昼勤が終わり、翌日の朝にファイナルアンサーを持って来た看護師さんになりました。
この夜勤の看護師さんは慌て者だったようで、夜の薬の注入時に切り替えの器具を開放したまま部屋を出て行ったそうです。ネムルーは気になったので、注意して見ていたら、薬が排出用のクダに流れ出したので、ナースコールを押したと言っていました。(爆)
二日目、昼の安心な担当看護師さんが帰ってしまった、夜のことです。
リノの心拍が上がりミルクも済んだので、ナースコールを押したら、なんと、あの、デンジャラスなD看護師がやって来たそうです。(;゜Д゜)
担当ではなかったようですが、やっぱりやって来るんですね。(^_^;)
「ロシアンルーレットやね」
ネムルーとラクーは、ため息をついたのでした。
三日目、朝の看護師さんはもみあげの男の人で、リノのことを「わー、リノりん!」と呼んで可愛がってくれたそうです。主治医のN先生と仲良しらしく、二人で冗談を言い合って楽しんでいたのだとか。
その後に来てくれたのは、妊婦の看護師さん。
その人のフォローをするために、清拭にきてくれたのは、ちょっとガサツで元気な平野レ〇っぽい人。
ここの病院の看護師さん達は、個性豊かな人が揃っているようです。
今日、リノは、先日ラクーが買ってきた80サイズの浴衣を着ていました。
これは布の肌触りが良くて、リノが心地よさそうにしているように見えました。
「やっぱり、ワンサイズ上の浴衣の方がいいわ」
そうネムルーが言うので、ラクーは帰りに西〇屋とイ〇ンによって、80サイズの浴衣を二枚買って帰りました。
これから胃瘻造設手術を控えている方は、大きめの浴衣を用意されることをお勧めします。
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