星の子ども

秋野 木星

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第一章 NICU

生後33日目 何にもない日

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何にもない日って、なんてありがたいんでしょう。
ただ日常だけがある。
いいですねぇ。
最近はドラマの中にいるような日々が続いてましたから……

ネムルーの風邪はなんとか治ったようです。
産科の一か月検診を明日に変えてもらったそうなので、20日は忙しくなりそうです。

(* ̄▽ ̄)フフフッ♪ 実は明日、じいじとばあばが初めてリノに会える「ファミリー面会」があるのです。
リノが生まれて一か月、話には聞くけれど本当に存在しているのか確信を持てなかった4番目の孫に、やっと会えるようです。(笑)

ばあばは今朝早くからカメラの電池を充電して、早くも会う気満々です。
リノに会ったら何を言おうかな? やっぱり自己紹介からですね。^^
英語の早期教育も始めたほうがいいかもしれません。ハローぐらいは、明日の内に覚えさせましょう。
耳が聞こえてなくても、大脳がほとんど活動を止めていようが関係ありません。
どこかでリノの魂が聞いているような気がするのですよ。
ばあばの念がカメハメハァーーーー!と届いて、自発呼吸を始めたぐらいですからね。それもムコーの両親がこちらにやって来る日にですよ!
あの子は場の雰囲気を読める子なんです。(爆)

リノとの初デートのリポートはまた明日します。
お楽しみに ☆彡


そしてムコーとネムルーはもう一つ用事があります。明日の夕方に、気管切開手術について執刀医の先生と話をする予定なんです。
こちらもリノにとって大切な場面ですね。
27日が手術日になったことで、術後の大変な時期が年末年始の人手が少ない時期になるのではないかと心配でしたが、「それは大丈夫です。医師や看護師の数は通常と変わりませんから」とM先生はおっしゃってました。
リノにとってはありがたい話ですが、先生方は大変ですね。(^_^;)
ノンビリーの旦那様のセンセーが部活指導もしていて、年中土日休みがない状態なので、病院の先生方の職場環境がおかしいのはよくわかります。
家族の方にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
<(_ _)>すみません。けれど一日も早く家に帰れるように、年内に手術をしてくださるのは、とても嬉しいです。

この手術で、リノが楽になれたらいいなぁ~
傷の痛みができるだけ少なくなりますように。
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