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第17話/月影/どきどき
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大浴場で洗いっこやら指相撲やら、ひたすらいちゃついた私と小春ちゃん。お風呂からでて、お互いにとっておきの下着を身に着けた。私のは淡い水色のフロントホック。上下セットでそこそこのお値段だったが、着るなら今日しかないと思って身に着けた。小春ちゃんのは私と一緒に買ったピンクのセット。湯上がりで少し血色のいい肌にもマッチしてますます童顔と裏腹の色香を放つ。
脱衣所のドレッサーで小春ちゃんのさらさらロングヘアーを乾かす。はぁ、小春ちゃんのうなじぺろぺろしたい。
寮のルールで、ドライヤーは部屋に持って行けないのだ。おそらくブレーカーの都合だろう。私もささっと自分の髪を乾かす。特に理由があって伸ばしているわけでもないし、そろそろ切ってしまうのもいいかも。まあ、小春ちゃんに意見を仰いでみようかな。
脱衣所から自室へ戻る途中で、自販機のコーヒー牛乳を買いつつ小春ちゃんに尋ねる。
「そろそろ髪をね、切ろうと思うんだけど小春ちゃん的にはどう? 長い私と短めの私」
なんか付き合っている人同士の会話っぽい、なんて脳天気に思っていた。
「うーん、わたしは色んな文緒ちゃんが見たいかなぁ。ツインテールとか!」
手で二房、髪を持ち上げてツインテール風にする小春ちゃん。可愛い……尊い。
「ヘアアレンジ、楽しいよね。私は部活の時だけポニテするよ」
ひょいっと左手でなんちゃってポニーテールをする。
「可愛い!」
小春ちゃんも可愛いよ!! そんなやり取りもほどほどに、自室に戻る。
「そうそう、いい感じのアロマもらったんだ。オイルをプレートにたらすと、香りが広がるってやつ」
くれたのは後輩の歩夢ちゃん。曰く、姉が昔使ったヤバいやつとは違って至極まともなブツです――とのこと。斉藤姉、かつて何をやらかしたのだろうか。聞かない方がいいような、ちょっと気になるような……。
「あ、この匂い好きかも」
フローラル系でわりと落ち着く匂いだ。これからどう誘おうかやきもきしていた私には丁度いい。歩夢ちゃん、まさかここまで見通して……。流石にそれはないか。
「ねぇ小春ちゃん。キス、したい」
リラックスした私は、素直にそう告げた。けれど小春ちゃんから返事がない。一も無く二もなくキスしてくれると思ったのに……。
「小春、ちゃん?」
「それから?」
こ、小悪魔!? それから……? 私は目を泳がせながら部屋の暖房を点け、パジャマの上を脱いだ。すると小春ちゃんもパジャマのボタンを外す。
「わたし、初めてだからどうして欲しいか全部教えて? 文緒ちゃん」
その言葉にクラクラしてしまう。服を全て脱ぎ、部屋の電気を消した。月明かりが少し差し込む部屋は、自分の部屋なのになんだかいつもと雰囲気が違った。
本当は脱がしたかったけれど、初めてなのだし贅沢も言ってはいられない。お互い、全裸なのはお風呂の時と同じだというのに、健全な感じはほぼなく、無性に淫靡な感じに思えた。
生唾を飲み込み、小春ちゃんをベッドに横たわらせる。私はその上に覆い被さり、キスを交し、彼女の身体にキスの雨を降らせた。彼女をぎゅっと抱きしめると、今度は私が下になる。
「んちゅ……」
察しのいい小春ちゃんに、ぺろぺろされるたびに私の身体には電流が奔ったように震えてしまう。下腹部がきゅんきゅんしてたまらないのだ。
「お願い、ここ……」
人差し指と中指で広げると、指がもう湿り気を帯びていた。小春ちゃんにお尻をこちらに向けるよう伝え、互いの秘所を目の当たりにする体位になった。てらてらと淫らに誘うその花びらに舌を這わせ……私たちは満開になった。
脱衣所のドレッサーで小春ちゃんのさらさらロングヘアーを乾かす。はぁ、小春ちゃんのうなじぺろぺろしたい。
寮のルールで、ドライヤーは部屋に持って行けないのだ。おそらくブレーカーの都合だろう。私もささっと自分の髪を乾かす。特に理由があって伸ばしているわけでもないし、そろそろ切ってしまうのもいいかも。まあ、小春ちゃんに意見を仰いでみようかな。
脱衣所から自室へ戻る途中で、自販機のコーヒー牛乳を買いつつ小春ちゃんに尋ねる。
「そろそろ髪をね、切ろうと思うんだけど小春ちゃん的にはどう? 長い私と短めの私」
なんか付き合っている人同士の会話っぽい、なんて脳天気に思っていた。
「うーん、わたしは色んな文緒ちゃんが見たいかなぁ。ツインテールとか!」
手で二房、髪を持ち上げてツインテール風にする小春ちゃん。可愛い……尊い。
「ヘアアレンジ、楽しいよね。私は部活の時だけポニテするよ」
ひょいっと左手でなんちゃってポニーテールをする。
「可愛い!」
小春ちゃんも可愛いよ!! そんなやり取りもほどほどに、自室に戻る。
「そうそう、いい感じのアロマもらったんだ。オイルをプレートにたらすと、香りが広がるってやつ」
くれたのは後輩の歩夢ちゃん。曰く、姉が昔使ったヤバいやつとは違って至極まともなブツです――とのこと。斉藤姉、かつて何をやらかしたのだろうか。聞かない方がいいような、ちょっと気になるような……。
「あ、この匂い好きかも」
フローラル系でわりと落ち着く匂いだ。これからどう誘おうかやきもきしていた私には丁度いい。歩夢ちゃん、まさかここまで見通して……。流石にそれはないか。
「ねぇ小春ちゃん。キス、したい」
リラックスした私は、素直にそう告げた。けれど小春ちゃんから返事がない。一も無く二もなくキスしてくれると思ったのに……。
「小春、ちゃん?」
「それから?」
こ、小悪魔!? それから……? 私は目を泳がせながら部屋の暖房を点け、パジャマの上を脱いだ。すると小春ちゃんもパジャマのボタンを外す。
「わたし、初めてだからどうして欲しいか全部教えて? 文緒ちゃん」
その言葉にクラクラしてしまう。服を全て脱ぎ、部屋の電気を消した。月明かりが少し差し込む部屋は、自分の部屋なのになんだかいつもと雰囲気が違った。
本当は脱がしたかったけれど、初めてなのだし贅沢も言ってはいられない。お互い、全裸なのはお風呂の時と同じだというのに、健全な感じはほぼなく、無性に淫靡な感じに思えた。
生唾を飲み込み、小春ちゃんをベッドに横たわらせる。私はその上に覆い被さり、キスを交し、彼女の身体にキスの雨を降らせた。彼女をぎゅっと抱きしめると、今度は私が下になる。
「んちゅ……」
察しのいい小春ちゃんに、ぺろぺろされるたびに私の身体には電流が奔ったように震えてしまう。下腹部がきゅんきゅんしてたまらないのだ。
「お願い、ここ……」
人差し指と中指で広げると、指がもう湿り気を帯びていた。小春ちゃんにお尻をこちらに向けるよう伝え、互いの秘所を目の当たりにする体位になった。てらてらと淫らに誘うその花びらに舌を這わせ……私たちは満開になった。
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