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アンソロジー
とあるクリスマスの話 Side:恵玲奈×美海 立成16年12月
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今年もクリスマスがやってきた。学園としてのイベントはイブの夜にもうやったため、既に寮生の何割かは帰省している。星花女子は通学圏内に住んでいようと寮生として迎えてくれるほか、県外はたまた海外からも生徒が来ている。普段は活気ある寮も少しであるが静かになりつつある。もっとも、私がいま居る菊花寮はもとから騒がしくなる場所でもないのだが。
「美海、いつまでこうしているつもり?」
昨晩から恋人の須川美海の部屋で過ごしている私、西恵玲奈は太ももの上にある美海の頭を撫でながら問う。
「まだ少し痛むの」
猫のようにしなやかな身体を丸める美海。月の障りからくる痛み、私も先々週はかなり苦しめられた。が、今の私には何もしてあげられない。もう薬は飲んだし、身体を冷やさないようにもしている。今はただ、彼女に温もりを与え続けることが役目なのだ。
「恵玲奈……ごめん。せっかくのクリスマスなのに、何もしてあげられない」
「気にしないで。美海と過ごせるだけで去年よりずっといいクリスマスだもの。ねぇ、ぎゅっとしていい?」
頷いた美海を抱き寄せる。この方が温かいでしょなんて言いながら二人だと少しだけ狭いベッドでくっつき合う。こんなにも幸せな日々が続けばいいのに。去年みたいにそそくさと実家へ帰った……あ。
「美海はさ、この冬は帰省するの?」
「え? そうね……年末年始くらいは帰ろうと思っているわ。恵玲奈は? そもそも恵玲奈の実家はどこなの?」
「海谷の西側だから一応は近いところね。美海こそ、実家どこなのよ?」
付き合うようになって二ヶ月くらい経つけれど、お互いにまだまだ知らないことばかりだ。
「空の宮市星川。正直言って何もない地域だから帰ろうっていう気持ちもそんなにないのよ」
星川地区はその名の通り星川が流れていて、今日日珍しい蛍を見られる地域として新聞部でも取材に行ったことがある。市内北西部で民家もあんまりない地域だ。美海はそこで生まれ育ったんだ。美海の小さい頃を見てみたいや。
「美海、アルバムとかこっちにないの?」
「ない。それより恵玲奈、今何時?」
ないときっぱり言われてしまっては聞くに聞けない。時計をちらっと見て、もうじき昼の十二時だと伝えてあげる。お腹が空いたのかな。薬を飲むに朝ご飯を食べたけど、それから結構経ってるし。
「恵玲奈は料理、出来る?」
「まぁ、ルームメイトほどではないけど。星花生として普通レベルには」
なにかと頼ってしまいがちなルームメイトは料理上手で、私はほとんど台所に立たないけれど、星花女子の家庭科は結構なスパルタというか、基礎基本を徹底する授業だから出来ないこともない。
「何か食べたいもの、ある?」
「そうじゃなくて、一緒に何か作りたい……かも」
服の裾をぎゅっと掴む美海が可愛くて襲いかかりたくなる情動を抑えるのがつらくなる。流石にまだ昼間ということもあって自制するが、やっぱりしんどい。
「っちゅ」
ついばむような口づけを交わし、ベッドを抜け出る。
「お買い物行こっか。着替えてくるね」
昨日、こっちに来る時に着ていた服もあるけれど、恋人相手にはいろんな姿を見せてあげたいからね。ちょっと大人っぽい格好をしてこようと思う。
「裏門で待ってるから」
そう言って私は美海の部屋を出た。
「お待たせ美海」
恵玲奈に言われたように着替えて裏門で待っていた私に、恵玲奈が声をかける。私はその姿に言葉が咄嗟に出てこなかった。
「え、恵玲奈……」
「ふふ、おめかししてきちゃった」
普段は見かけないロングスカートにきっちりとした印象を与えるコート、ゆるめに巻かれたマフラー。どこか年上なのに子供っぽいなんて思っていた彼女の姿はなく、小柄ながら大人びた女性の姿がそこにはあった。それに……。
「お化粧、するのね」
「まぁ、ね」
目元や唇に目線がついいってしまう。それほどに恵玲奈は魅力的だった。
「ちょっとスーパーに行くだけなのに、おかしいかな?」
「そんなことないわ。いいプレゼントだわ」
笑顔の恵玲奈はいつも通り、少しだけあどけなくて、愛おしい。私たちは手を繋いでスーパーに向かった。
「さて、何作ろうか」
「……肉じゃが」
恵玲奈と一緒に料理がしたいなんて言っておきながら、私は授業以外で包丁を握ったことが無い。とはいえ、星花の家庭科で行う調理実習は確実に肉じゃがを作る。レシピも覚えている。きっと作れるはず。恵玲奈もいるし。恵玲奈に、食べて欲しいから。
「じゃあ、てきぱきと材料買っていこうか。あと、チキンも」
「チキンは別に……」
「まぁ、いいじゃん」
……クリスマスだもんね。
「ケーキも」
「おっけ。買ってこ」
チキンとケーキと……肉じゃがか。ちょっと間抜けかもしれないけれど、悪くないわね。恵玲奈と過ごせるなら。
星花女子学園は住宅街にほど近い立地からか、スーパーや薬局、コンビニなんかが徒歩圏内に充実している。てきぱきと材料をカゴに入れる恵玲奈。ほぼ着いて歩くだけで終わってしまった。お会計はきっちり半分こ。エコバッグを二人で持って菊花寮のキッチンへと帰る。
「……あ」
「ごきげんよう」
見知った顔が三人分。水藤先輩、紅葉さん、かおりちゃんの三人だ。恵玲奈が驚き、私は取り敢えず挨拶をする。
「ごきげんよう、メリークリスマスの方がいいかな?」
朗らかな笑みを浮かべる水藤先輩は、ボウルで挽肉をこねていた。ハンバーグを作っているのだろうか。
「恵玲奈が厨房に来るなんて珍しいね」
「まぁね。普段は恵に頼りっきりだし。でもまぁ、美海と二人なら肉じゃがくらい出来るよ」
頼られていると思うとちょっとは嬉しいが、あまり頼られると少し不安にもなる。取り敢えずエプロンをして野菜を洗うとこから始める。
「先輩達、どこか出掛けているかと思いました」
「お外は人いっぱいだからねぇ」
「部屋でゆっくり過ごす方がいいと判断しました。かおりが何処かへ行ってしまっては大変ですから」
彼女たちも私たち同様、外へ出掛けるのが億劫になったわけだ。寒さは厳しくないものの、スーパーであれなのだから、人が集まるような場所はかなりの賑わいだろう。
「しらたき、先に茹でておいた方がいいですわ」
「あ、そうね」
……紅葉さんが私は少しだけ苦手だ。初めて会った時の衝撃が強すぎた。私にはない色気があるせいか、どこか目を合わせづらいというか、どうにも苦手だ。そもそも人と話すのが得意ではないとはいえ、それも恵玲奈と過ごす日々で少しずつ改善されていると思う。水藤先輩は迷惑かけたのに気にせず接してくれるし、かおりちゃんもとてもいい子だ。二人がそんな感じだからか、しっかり者の紅葉さんは私に対して一線を引いているというか。
「人参の乱切り、もう少し角度をつけてあげるといいですわ」
「わ、分かったわ」
ハンバーグの付け合わせの人参だろうか、彼女も人参を切っていた。こちらは煮た時に味が染みやすいように乱切り。彼女は普通に輪切りにしていた。型抜きで花型にするらしい。残った部分は……。
「紅葉ちゃん」
「どうぞ」
フードプロセッサーで細かくしてからハンバーグのタネに練り込まれた。あれが付き合って半年以上経つ恋人の連携……。
「恵玲奈?」
惚れ惚れというより半ば呆然としていた私に恵玲奈が声をかける。
「次、フライパンに油引くんだったかしら?」
「もう準備出来てる。野菜入れちゃお」
……一線を引かれているというより、彼女も人付き合いが苦手なタイプなのかもしれない。そんなことを思いつつ、フライパンの前で並んでいた。
完成した肉じゃがや温め直したチキンを、美海の部屋に運び込む。ご飯は叶美たちが炊いていたのを分けてもらえた。寮には冷凍ご飯やパックのご飯が一定数常備されているけれど、炊きたての方がいいからね。
「さ、食べよっか」
いただきますと言ってから肉じゃがに箸をのばす。じゃがいもは芽を取るのに深く抉りすぎたり、皮を厚くむきすぎたりしたけどちゃんと味が染みて美味しい。
「たまねぎ、少ししょっぱくなってしまったわね」
しらたきも少し味が濃い。人参は甘みもあって丁度いい感じだしお肉も美味しい。
「まぁ、ご飯が進むと思えば平気だって。美味しいよ」
「……ありがと」
美味しいご飯と、恋人の笑顔。心が温かくなる幸せなクリスマス。それはまだ、少しだけ続く。
「この後どうしようかしら?」
「美海さえ良ければなんだけどさ……私の家に泊まらない?」
私のことを、もっと知って欲しい。もっと一緒に過ごして、いつか……貴女のことももっと知りたいから。
「美海、いつまでこうしているつもり?」
昨晩から恋人の須川美海の部屋で過ごしている私、西恵玲奈は太ももの上にある美海の頭を撫でながら問う。
「まだ少し痛むの」
猫のようにしなやかな身体を丸める美海。月の障りからくる痛み、私も先々週はかなり苦しめられた。が、今の私には何もしてあげられない。もう薬は飲んだし、身体を冷やさないようにもしている。今はただ、彼女に温もりを与え続けることが役目なのだ。
「恵玲奈……ごめん。せっかくのクリスマスなのに、何もしてあげられない」
「気にしないで。美海と過ごせるだけで去年よりずっといいクリスマスだもの。ねぇ、ぎゅっとしていい?」
頷いた美海を抱き寄せる。この方が温かいでしょなんて言いながら二人だと少しだけ狭いベッドでくっつき合う。こんなにも幸せな日々が続けばいいのに。去年みたいにそそくさと実家へ帰った……あ。
「美海はさ、この冬は帰省するの?」
「え? そうね……年末年始くらいは帰ろうと思っているわ。恵玲奈は? そもそも恵玲奈の実家はどこなの?」
「海谷の西側だから一応は近いところね。美海こそ、実家どこなのよ?」
付き合うようになって二ヶ月くらい経つけれど、お互いにまだまだ知らないことばかりだ。
「空の宮市星川。正直言って何もない地域だから帰ろうっていう気持ちもそんなにないのよ」
星川地区はその名の通り星川が流れていて、今日日珍しい蛍を見られる地域として新聞部でも取材に行ったことがある。市内北西部で民家もあんまりない地域だ。美海はそこで生まれ育ったんだ。美海の小さい頃を見てみたいや。
「美海、アルバムとかこっちにないの?」
「ない。それより恵玲奈、今何時?」
ないときっぱり言われてしまっては聞くに聞けない。時計をちらっと見て、もうじき昼の十二時だと伝えてあげる。お腹が空いたのかな。薬を飲むに朝ご飯を食べたけど、それから結構経ってるし。
「恵玲奈は料理、出来る?」
「まぁ、ルームメイトほどではないけど。星花生として普通レベルには」
なにかと頼ってしまいがちなルームメイトは料理上手で、私はほとんど台所に立たないけれど、星花女子の家庭科は結構なスパルタというか、基礎基本を徹底する授業だから出来ないこともない。
「何か食べたいもの、ある?」
「そうじゃなくて、一緒に何か作りたい……かも」
服の裾をぎゅっと掴む美海が可愛くて襲いかかりたくなる情動を抑えるのがつらくなる。流石にまだ昼間ということもあって自制するが、やっぱりしんどい。
「っちゅ」
ついばむような口づけを交わし、ベッドを抜け出る。
「お買い物行こっか。着替えてくるね」
昨日、こっちに来る時に着ていた服もあるけれど、恋人相手にはいろんな姿を見せてあげたいからね。ちょっと大人っぽい格好をしてこようと思う。
「裏門で待ってるから」
そう言って私は美海の部屋を出た。
「お待たせ美海」
恵玲奈に言われたように着替えて裏門で待っていた私に、恵玲奈が声をかける。私はその姿に言葉が咄嗟に出てこなかった。
「え、恵玲奈……」
「ふふ、おめかししてきちゃった」
普段は見かけないロングスカートにきっちりとした印象を与えるコート、ゆるめに巻かれたマフラー。どこか年上なのに子供っぽいなんて思っていた彼女の姿はなく、小柄ながら大人びた女性の姿がそこにはあった。それに……。
「お化粧、するのね」
「まぁ、ね」
目元や唇に目線がついいってしまう。それほどに恵玲奈は魅力的だった。
「ちょっとスーパーに行くだけなのに、おかしいかな?」
「そんなことないわ。いいプレゼントだわ」
笑顔の恵玲奈はいつも通り、少しだけあどけなくて、愛おしい。私たちは手を繋いでスーパーに向かった。
「さて、何作ろうか」
「……肉じゃが」
恵玲奈と一緒に料理がしたいなんて言っておきながら、私は授業以外で包丁を握ったことが無い。とはいえ、星花の家庭科で行う調理実習は確実に肉じゃがを作る。レシピも覚えている。きっと作れるはず。恵玲奈もいるし。恵玲奈に、食べて欲しいから。
「じゃあ、てきぱきと材料買っていこうか。あと、チキンも」
「チキンは別に……」
「まぁ、いいじゃん」
……クリスマスだもんね。
「ケーキも」
「おっけ。買ってこ」
チキンとケーキと……肉じゃがか。ちょっと間抜けかもしれないけれど、悪くないわね。恵玲奈と過ごせるなら。
星花女子学園は住宅街にほど近い立地からか、スーパーや薬局、コンビニなんかが徒歩圏内に充実している。てきぱきと材料をカゴに入れる恵玲奈。ほぼ着いて歩くだけで終わってしまった。お会計はきっちり半分こ。エコバッグを二人で持って菊花寮のキッチンへと帰る。
「……あ」
「ごきげんよう」
見知った顔が三人分。水藤先輩、紅葉さん、かおりちゃんの三人だ。恵玲奈が驚き、私は取り敢えず挨拶をする。
「ごきげんよう、メリークリスマスの方がいいかな?」
朗らかな笑みを浮かべる水藤先輩は、ボウルで挽肉をこねていた。ハンバーグを作っているのだろうか。
「恵玲奈が厨房に来るなんて珍しいね」
「まぁね。普段は恵に頼りっきりだし。でもまぁ、美海と二人なら肉じゃがくらい出来るよ」
頼られていると思うとちょっとは嬉しいが、あまり頼られると少し不安にもなる。取り敢えずエプロンをして野菜を洗うとこから始める。
「先輩達、どこか出掛けているかと思いました」
「お外は人いっぱいだからねぇ」
「部屋でゆっくり過ごす方がいいと判断しました。かおりが何処かへ行ってしまっては大変ですから」
彼女たちも私たち同様、外へ出掛けるのが億劫になったわけだ。寒さは厳しくないものの、スーパーであれなのだから、人が集まるような場所はかなりの賑わいだろう。
「しらたき、先に茹でておいた方がいいですわ」
「あ、そうね」
……紅葉さんが私は少しだけ苦手だ。初めて会った時の衝撃が強すぎた。私にはない色気があるせいか、どこか目を合わせづらいというか、どうにも苦手だ。そもそも人と話すのが得意ではないとはいえ、それも恵玲奈と過ごす日々で少しずつ改善されていると思う。水藤先輩は迷惑かけたのに気にせず接してくれるし、かおりちゃんもとてもいい子だ。二人がそんな感じだからか、しっかり者の紅葉さんは私に対して一線を引いているというか。
「人参の乱切り、もう少し角度をつけてあげるといいですわ」
「わ、分かったわ」
ハンバーグの付け合わせの人参だろうか、彼女も人参を切っていた。こちらは煮た時に味が染みやすいように乱切り。彼女は普通に輪切りにしていた。型抜きで花型にするらしい。残った部分は……。
「紅葉ちゃん」
「どうぞ」
フードプロセッサーで細かくしてからハンバーグのタネに練り込まれた。あれが付き合って半年以上経つ恋人の連携……。
「恵玲奈?」
惚れ惚れというより半ば呆然としていた私に恵玲奈が声をかける。
「次、フライパンに油引くんだったかしら?」
「もう準備出来てる。野菜入れちゃお」
……一線を引かれているというより、彼女も人付き合いが苦手なタイプなのかもしれない。そんなことを思いつつ、フライパンの前で並んでいた。
完成した肉じゃがや温め直したチキンを、美海の部屋に運び込む。ご飯は叶美たちが炊いていたのを分けてもらえた。寮には冷凍ご飯やパックのご飯が一定数常備されているけれど、炊きたての方がいいからね。
「さ、食べよっか」
いただきますと言ってから肉じゃがに箸をのばす。じゃがいもは芽を取るのに深く抉りすぎたり、皮を厚くむきすぎたりしたけどちゃんと味が染みて美味しい。
「たまねぎ、少ししょっぱくなってしまったわね」
しらたきも少し味が濃い。人参は甘みもあって丁度いい感じだしお肉も美味しい。
「まぁ、ご飯が進むと思えば平気だって。美味しいよ」
「……ありがと」
美味しいご飯と、恋人の笑顔。心が温かくなる幸せなクリスマス。それはまだ、少しだけ続く。
「この後どうしようかしら?」
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私のことを、もっと知って欲しい。もっと一緒に過ごして、いつか……貴女のことももっと知りたいから。
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