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創作60分一本勝負
流星 Side:晶奈×彩葉 立成16年2月
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星花祭でのステージからもう数ヶ月が経過し、なんなら年も変わっているけれど、あの時の感動は今でもすぐに思い出せる。それこそ、昨日の出来事のようって思える。
「次の大きなステージは新歓だよ。各ユニットでコンペして、一位しか出さないからそのつもりでね!」
今日はアイドル研究会の定例会の日で、部長兼ゼネラルプロデューサーの新見亜衣先輩がメガホン片手にホワイトボードを叩く。先輩はこの前の文化祭で引退した三年生の先輩とペアでアイカツしていて、先輩の引退をうけて会長とPに就任したばかり。なんだか気合いが入っている。そして先輩の言葉を聞いて私たち部員にも気合いが入る。アイ研は部員は少ないけど、少ないなりに4つのユニットが在籍している。
私たちクリスタル*リーフとソロで二年の小沢かのん先輩、中三トリオのSIGNALHEARTSそして期待の新星でもある中一中二の姉妹コンビゆめかな。この中から新歓のステージに立てるのは一組。
「これはもう新曲でがつんと行くべきだと思うんだよね」
「まぁ春休みもあるし練習時間には困らないけれど。あ、紅茶のおかわりください」
場所は変わって月見屋食堂。食堂だけどカフェっぽいメニューも豊富。まぁ、女子校が近いからかな。隣のテーブルは大盛りのホイコーロー丼食べてるけど。校章の色が見えづらいけどおそらく先輩だろう。いい食べっぷり。
「で、そうまで言うなら曲のテーマくらい考えているんでしょう?」
彩葉ちゃんに言われて口角が上がる。なんだか信頼されている感じがして嬉しいのだ。
「星! 流れ星がいい!」
「へぇ。どうして?」
聞かれるだろうとは思っていたけれど、いざ言葉にすると恥ずかしくて顔が熱い。真冬なのに。真冬だけど今日も私の目の前にはメロンフロート。落ち着こうと一口吸って炭酸に咽せる。うぅ。
「あ、あのね。その……彩葉ちゃんに告白された時に見えた星がね、綺麗でずっと心に、なんて言ったらいいかな。ずっと覚えてるの。あの日の一番星。だから、こう……恋人同士の一曲目は、星をテーマにしたいなって」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない。ふふ、ありがとう晶奈。大好き」
もう、目をじっと見られながらそんなこと言われたら恥ずかしいよ。それに店員の女の子にばっちり聞かれちゃったし。でもあの子も星花の生徒っぽいし大丈夫だよね。色んな意味で。
「歌詞の打ち合わせは後で私の部屋でしようね」
「だ、だめ。ここで、進めよ。ね?」
「なんで?」
彩葉ちゃんが心底不思議そうな顔をする。ちょっとわざとらしい気がするかも。
「……したくなるから。そんな顔したってダメ。ほら、歌詞ノート持ってるし、類語辞典もあるから、頑張ろう。ね?」
「ふふ、分かったわよ。じゃあ、歌詞が完成したらたっぷり可愛がってあげるね」
このあと滅茶苦茶いい歌詞できた。
「次の大きなステージは新歓だよ。各ユニットでコンペして、一位しか出さないからそのつもりでね!」
今日はアイドル研究会の定例会の日で、部長兼ゼネラルプロデューサーの新見亜衣先輩がメガホン片手にホワイトボードを叩く。先輩はこの前の文化祭で引退した三年生の先輩とペアでアイカツしていて、先輩の引退をうけて会長とPに就任したばかり。なんだか気合いが入っている。そして先輩の言葉を聞いて私たち部員にも気合いが入る。アイ研は部員は少ないけど、少ないなりに4つのユニットが在籍している。
私たちクリスタル*リーフとソロで二年の小沢かのん先輩、中三トリオのSIGNALHEARTSそして期待の新星でもある中一中二の姉妹コンビゆめかな。この中から新歓のステージに立てるのは一組。
「これはもう新曲でがつんと行くべきだと思うんだよね」
「まぁ春休みもあるし練習時間には困らないけれど。あ、紅茶のおかわりください」
場所は変わって月見屋食堂。食堂だけどカフェっぽいメニューも豊富。まぁ、女子校が近いからかな。隣のテーブルは大盛りのホイコーロー丼食べてるけど。校章の色が見えづらいけどおそらく先輩だろう。いい食べっぷり。
「で、そうまで言うなら曲のテーマくらい考えているんでしょう?」
彩葉ちゃんに言われて口角が上がる。なんだか信頼されている感じがして嬉しいのだ。
「星! 流れ星がいい!」
「へぇ。どうして?」
聞かれるだろうとは思っていたけれど、いざ言葉にすると恥ずかしくて顔が熱い。真冬なのに。真冬だけど今日も私の目の前にはメロンフロート。落ち着こうと一口吸って炭酸に咽せる。うぅ。
「あ、あのね。その……彩葉ちゃんに告白された時に見えた星がね、綺麗でずっと心に、なんて言ったらいいかな。ずっと覚えてるの。あの日の一番星。だから、こう……恋人同士の一曲目は、星をテーマにしたいなって」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない。ふふ、ありがとう晶奈。大好き」
もう、目をじっと見られながらそんなこと言われたら恥ずかしいよ。それに店員の女の子にばっちり聞かれちゃったし。でもあの子も星花の生徒っぽいし大丈夫だよね。色んな意味で。
「歌詞の打ち合わせは後で私の部屋でしようね」
「だ、だめ。ここで、進めよ。ね?」
「なんで?」
彩葉ちゃんが心底不思議そうな顔をする。ちょっとわざとらしい気がするかも。
「……したくなるから。そんな顔したってダメ。ほら、歌詞ノート持ってるし、類語辞典もあるから、頑張ろう。ね?」
「ふふ、分かったわよ。じゃあ、歌詞が完成したらたっぷり可愛がってあげるね」
このあと滅茶苦茶いい歌詞できた。
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