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第二章:他罰性の化け物
第二十九話 鈴崎小春②
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それから私たちは毎日のように遊んだ。
臆病になっていた私を氷夜は連れ回してくれた。
近所の公園、ショッピングモール。
そして水族館や夏祭りなどなど。
氷夜と過ごす毎日は驚きと発見に満ちていて、次第に私の臆病はどこかへと消えていった。
もちろん大きくもなれば私たちの関係を揶揄してくるような連中もいたけど、
「どう? 可愛いでしょ? 僕のお姫様はさ」
なんて風に氷夜は私を抱きしめて、連中に私たちの仲の良さを見せつけていた。
……今、考えればわかる。
氷夜はきっと何も考えずにそういう行動をしたのだろう。
おそらくはヒーローたる氷夜に必要なお姫様がたまたま私であったというだけ。
この世は希望で溢れていると信じてやまない我儘な子ども。
まだ穢れを知らないが故の全能感こそが高白氷夜という人間の本性だったけど、私はそんな氷夜の優しさと明るさが大好きだった。
それは引っ越した後でも変わらない。
だって氷夜は「必ず会いに行く」と約束してくれたんだから。
私は毎日のように氷夜が会いに来てくれるのを待ち続けた。
でも待つというのは大変でいつかは限界が来る。
「どうして氷夜くんは迎えに来てくれないのかな」
半年ほど経ったある日、私はお母さんの前で不安を口にした。
「氷夜くん、私のことを忘れちゃったのかな?」
「そんなことはないわよ。あの子があなたを忘れるわけないでしょ。きっと来れない事情があるのよ」
「で、でも…………」
私だって氷夜のことは信じたい。
でも万が一ということもある。
かつての私の友達と同様に氷夜も私のことを嫌いになっていたとしたら?
「……氷夜くんに会いたいな」
早く氷夜に会って安心したい。
ぼそっと呟くように願望を漏らすと、お母さんは私に突飛な提案をした。
「ねえ小春、お姫様だからって待ってなきゃいけないわけじゃないのよ? 氷夜くんが迎えに来れないならあなたが氷夜くんを迎えに行けばいいのよ」
「私が?」
「そうよ。あなたが氷夜くんを迎えにいくの。あなただってもう五年生なんだから、ちょっと遠いけど一人で会いに行けるわよ」
「……そうだね。会いに来てくれないなら私から会いに行けばよかったんだ」
ずっと受け身で考えていた私にとってお母さんの言葉はまさに目から鱗。
絶望から一転、湧いてきた希望に思わず浮足立つが、私はすぐにあることに気付く。
「でも今のままだと駄目だよ」
「ど、どうして?」
「今のまま会いに行ってもきっと氷夜くんの役には立てない。氷夜くんが困ってるこなら助けられる人間にならないと」
「…………小春」
わかってる。
きっとお母さんの考えている通りだ。
言葉にするのは簡単だが実行するのは想像以上に難しい。
だって今まで私はずっと氷夜に助けられてばかりで何もしてこなかった。
ずっとずっと氷夜の背中に隠れていただけだ。
転校してからも人とあまり関わろうとはせず、すみっこで目立たないようにしていただけ。
「そんな私に…………できるかな?」
再び不安になって恐る恐ると尋ねた一世一代の問い。
それに対するお母さんの答えはシンプルなものだった。
「できるわ!」
お母さんは私を強く抱きしめながら、優しく私に語りかけてくる。
「だってあなたは私たちの自慢の子どもなんだから。大丈夫よ。あなたにならきっとできる!」
「うん! 私、頑張るね!」
これで私の運命は決まった。
この日から私は氷夜を妄信的に待たなくなった。
代わりに私は積極的に人と関わるようになる。
「いつか氷夜に会ったら、成長した私を見せてやるわ」
なんて恋心なのか反骨心なのかもわからない決意と共に。
*****
「ふぁああ。よく寝たわ」
朝日を浴びてベットから起き上がる。
思えば、随分と懐かしい夢を見ていた。
私と氷夜の出会い、それから今の私を形成するに至った大切な記憶。
「…………誓いを破ったって意味だと私も氷夜のことを悪くは言えないわね」
そうだ。
結局のところ、氷夜に自分から会いに行くと意気込んだのはいいものの、私から氷夜に会いに行くことはなかった。
……何か特別な理由があったわけじゃない。
強いて言うなら氷夜以外にも大切なものができたから。
人と積極的に関わるようになって友達が増えた私には「氷夜に会いに行く」ことよりもやりたいことや優先したいことができて、
そうやってかつての誓いを放置しているうちに高校生になっていたのである。
「それでも異世界で再会するっていうんだから人生何が起るかわからないものね」
なんの因果か私たちは遠く離れたこの世界で再び巡り合った。
私は運命なんてものを信じるようなロマンチストじゃないけど、それが幸運という言葉では片づけられないことくらいはよくわかっている。
こんなチャンスはもう二度とない。
「さて今日も氷夜の顔を見に行くわよ!」
決意を新たに気合を入れて立ち上がったその時、
「――突然申し訳ありません。少しお話できませんか?」
扉の向こうからアシュリンの声が聞こえてきた。
「アシュリン!? ちょっと待ってて!」
こんな時間に一体どうしたのかしら。
アシュリンがわざわざカトレアさんの宿を訪ねてきたことを不思議に思いながらも、私は急いで最低限の身だしなみを整える。
「さぁどうぞ。入ってきていいわよ」
「失礼します」
ドア越しに声をかけると、アシュリンは丁寧にもノックをしてからゆっくりと部屋に入って来た。
「小春様。昨日はご迷惑をおかけしました」
開口一番、アシュリンは深々と謝罪をした。
「別に気にしてないわよ。あんたこそ大丈夫なの?」
「はい。もう大丈夫です。すっかり元通りのアシュリンちゃんです」
棒読みに加えて機械のような笑みを作るアシュリン。
一々突っ込んでいたらきりがないので、私は気になったことを尋ねる。
「それより今日はどうしたの? 昨日の埋め合わせ?」
「いいえ。本日はアキト殿下からの依頼で参りました。差し支えなければ…………ベットをお借りしてもよろしいでしょうか?」
「いいけど……汚したりはしないでね」
「承知致しました」
返事代わりにアシュリンが仰々しくスカートを持ち上げると、彼女の体からムチャ様が這い出てくる。
出てきたムチャ様は私を一瞥することもなくベットに移動し、その上で何かを吐き出した。
「嘘っ!?」
吐き出されたものを見て私は絶句した。
「ど、どういうこと!? どうしてムチャ様から氷夜が出てくるのよ!?」
そこに横たわっていたのは紛れもない私の幼馴染の高白氷夜だった。
未だに意識を取り戻していない氷夜をなぜアシュリンは連れてきた?
「そうおっしゃられましても…………私はあくまで依頼されただけです。詳しいことはアキト殿下に聞いてください。そろそろ来るはずですよ」
アシュリンが開き直ったようにそっぽを向いて答えたその時、彼女の視線の先にある空間がねじ曲がった。
「――失礼する」
歪んだ空間の向こうから光を切り裂くよう現れたのはアキトとメロア。
二人はゆっくりと着地してから、私の前にやって来る。
「い、一体何がどうなってるの?」
突然の事態に狼狽える私にアキトは頭を下げながら言った。
「すまない小春。力を貸してほしい」
臆病になっていた私を氷夜は連れ回してくれた。
近所の公園、ショッピングモール。
そして水族館や夏祭りなどなど。
氷夜と過ごす毎日は驚きと発見に満ちていて、次第に私の臆病はどこかへと消えていった。
もちろん大きくもなれば私たちの関係を揶揄してくるような連中もいたけど、
「どう? 可愛いでしょ? 僕のお姫様はさ」
なんて風に氷夜は私を抱きしめて、連中に私たちの仲の良さを見せつけていた。
……今、考えればわかる。
氷夜はきっと何も考えずにそういう行動をしたのだろう。
おそらくはヒーローたる氷夜に必要なお姫様がたまたま私であったというだけ。
この世は希望で溢れていると信じてやまない我儘な子ども。
まだ穢れを知らないが故の全能感こそが高白氷夜という人間の本性だったけど、私はそんな氷夜の優しさと明るさが大好きだった。
それは引っ越した後でも変わらない。
だって氷夜は「必ず会いに行く」と約束してくれたんだから。
私は毎日のように氷夜が会いに来てくれるのを待ち続けた。
でも待つというのは大変でいつかは限界が来る。
「どうして氷夜くんは迎えに来てくれないのかな」
半年ほど経ったある日、私はお母さんの前で不安を口にした。
「氷夜くん、私のことを忘れちゃったのかな?」
「そんなことはないわよ。あの子があなたを忘れるわけないでしょ。きっと来れない事情があるのよ」
「で、でも…………」
私だって氷夜のことは信じたい。
でも万が一ということもある。
かつての私の友達と同様に氷夜も私のことを嫌いになっていたとしたら?
「……氷夜くんに会いたいな」
早く氷夜に会って安心したい。
ぼそっと呟くように願望を漏らすと、お母さんは私に突飛な提案をした。
「ねえ小春、お姫様だからって待ってなきゃいけないわけじゃないのよ? 氷夜くんが迎えに来れないならあなたが氷夜くんを迎えに行けばいいのよ」
「私が?」
「そうよ。あなたが氷夜くんを迎えにいくの。あなただってもう五年生なんだから、ちょっと遠いけど一人で会いに行けるわよ」
「……そうだね。会いに来てくれないなら私から会いに行けばよかったんだ」
ずっと受け身で考えていた私にとってお母さんの言葉はまさに目から鱗。
絶望から一転、湧いてきた希望に思わず浮足立つが、私はすぐにあることに気付く。
「でも今のままだと駄目だよ」
「ど、どうして?」
「今のまま会いに行ってもきっと氷夜くんの役には立てない。氷夜くんが困ってるこなら助けられる人間にならないと」
「…………小春」
わかってる。
きっとお母さんの考えている通りだ。
言葉にするのは簡単だが実行するのは想像以上に難しい。
だって今まで私はずっと氷夜に助けられてばかりで何もしてこなかった。
ずっとずっと氷夜の背中に隠れていただけだ。
転校してからも人とあまり関わろうとはせず、すみっこで目立たないようにしていただけ。
「そんな私に…………できるかな?」
再び不安になって恐る恐ると尋ねた一世一代の問い。
それに対するお母さんの答えはシンプルなものだった。
「できるわ!」
お母さんは私を強く抱きしめながら、優しく私に語りかけてくる。
「だってあなたは私たちの自慢の子どもなんだから。大丈夫よ。あなたにならきっとできる!」
「うん! 私、頑張るね!」
これで私の運命は決まった。
この日から私は氷夜を妄信的に待たなくなった。
代わりに私は積極的に人と関わるようになる。
「いつか氷夜に会ったら、成長した私を見せてやるわ」
なんて恋心なのか反骨心なのかもわからない決意と共に。
*****
「ふぁああ。よく寝たわ」
朝日を浴びてベットから起き上がる。
思えば、随分と懐かしい夢を見ていた。
私と氷夜の出会い、それから今の私を形成するに至った大切な記憶。
「…………誓いを破ったって意味だと私も氷夜のことを悪くは言えないわね」
そうだ。
結局のところ、氷夜に自分から会いに行くと意気込んだのはいいものの、私から氷夜に会いに行くことはなかった。
……何か特別な理由があったわけじゃない。
強いて言うなら氷夜以外にも大切なものができたから。
人と積極的に関わるようになって友達が増えた私には「氷夜に会いに行く」ことよりもやりたいことや優先したいことができて、
そうやってかつての誓いを放置しているうちに高校生になっていたのである。
「それでも異世界で再会するっていうんだから人生何が起るかわからないものね」
なんの因果か私たちは遠く離れたこの世界で再び巡り合った。
私は運命なんてものを信じるようなロマンチストじゃないけど、それが幸運という言葉では片づけられないことくらいはよくわかっている。
こんなチャンスはもう二度とない。
「さて今日も氷夜の顔を見に行くわよ!」
決意を新たに気合を入れて立ち上がったその時、
「――突然申し訳ありません。少しお話できませんか?」
扉の向こうからアシュリンの声が聞こえてきた。
「アシュリン!? ちょっと待ってて!」
こんな時間に一体どうしたのかしら。
アシュリンがわざわざカトレアさんの宿を訪ねてきたことを不思議に思いながらも、私は急いで最低限の身だしなみを整える。
「さぁどうぞ。入ってきていいわよ」
「失礼します」
ドア越しに声をかけると、アシュリンは丁寧にもノックをしてからゆっくりと部屋に入って来た。
「小春様。昨日はご迷惑をおかけしました」
開口一番、アシュリンは深々と謝罪をした。
「別に気にしてないわよ。あんたこそ大丈夫なの?」
「はい。もう大丈夫です。すっかり元通りのアシュリンちゃんです」
棒読みに加えて機械のような笑みを作るアシュリン。
一々突っ込んでいたらきりがないので、私は気になったことを尋ねる。
「それより今日はどうしたの? 昨日の埋め合わせ?」
「いいえ。本日はアキト殿下からの依頼で参りました。差し支えなければ…………ベットをお借りしてもよろしいでしょうか?」
「いいけど……汚したりはしないでね」
「承知致しました」
返事代わりにアシュリンが仰々しくスカートを持ち上げると、彼女の体からムチャ様が這い出てくる。
出てきたムチャ様は私を一瞥することもなくベットに移動し、その上で何かを吐き出した。
「嘘っ!?」
吐き出されたものを見て私は絶句した。
「ど、どういうこと!? どうしてムチャ様から氷夜が出てくるのよ!?」
そこに横たわっていたのは紛れもない私の幼馴染の高白氷夜だった。
未だに意識を取り戻していない氷夜をなぜアシュリンは連れてきた?
「そうおっしゃられましても…………私はあくまで依頼されただけです。詳しいことはアキト殿下に聞いてください。そろそろ来るはずですよ」
アシュリンが開き直ったようにそっぽを向いて答えたその時、彼女の視線の先にある空間がねじ曲がった。
「――失礼する」
歪んだ空間の向こうから光を切り裂くよう現れたのはアキトとメロア。
二人はゆっくりと着地してから、私の前にやって来る。
「い、一体何がどうなってるの?」
突然の事態に狼狽える私にアキトは頭を下げながら言った。
「すまない小春。力を貸してほしい」
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